魚や貝は、卵からかえったばかりのころは小さくて弱いので、 たくさん死んでしまう。 そこでその一番危険な時期を人間が育てて、 少し大きくなってから海や川に放流しているんだよ。
もくもくと吹き上がる緑の煙。 この煙の正体はなんだろう?
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この水槽では、たくさんのアワビとサザエを 卵から育てているんだ。 2Bくらいの大きさになったら、 漁師さんたちに買ってもらう。 そして漁師さんたちが海に放すんだ。
水槽の中には、波形の板が たくさんつり下げてあるのね。 この板についている茶色のぬるぬるしたものが、ケイ藻といって、 アワビやサザエの稚貝のえさになるんだって。
下の写真は、サザエが成長していく様子だよ。 売り物になる大きさになるまで、 およそ2年半かかるんだ。
アワビやサザエは、 海藻を食べて大きくなるんだ。 水槽の中にはいつも海藻が入れてある。 手にのせてあるのは、 アワビ・サザエ用のペレット。 これも一緒に水槽に入れてある。
アワビのいそうな、藻場にアワビの子どもを 集める仕掛けを設置してある。 透明な板には、稚貝が食べるケイ藻が ついている。これを板ごと持ち帰り、分析する。
これが天然アワビの子どもを探す道具。 この砂粒の混ざった中から、 アワビの稚貝を探す。
針でよりわけながら、根気よく探している。
肉眼では見えないので、顕微鏡でさがす。