サイトマップは
こちら
 
 

せりでは、金額を表す数字を全部片手で示すんだ。
1から9まで、ぱっと出しやすくて見やすいように
なっているんだよ。

でも、10や100や1000はどうするの?

10も100も1000も、みんな「1」で表すんだ。
値段は全部1キロあたりで決められる。
例えばアジならキロ1000円、マグロならキロ10000円等々、
大体相場が決まっているから、同じ1でもわかるんだって。

でもたとえば2500円とか、3800円なんて数字はどうするの?

それも大体相場の値段から始めるから、
2400円のあとに「5」を出せば、2500円の意味になる。
前後の流れでわかるらしいよ。
でもやっぱり、長年の経験が必要だよね。

せりに参加できるのは、この3種類の人たちなんだって。

こんな人を市場で見かけたら、
それはマグロの仲卸の人に
違いない!

懐中電灯は、うす暗い市場の中で
切り口の色をきちんと見るため。
カマはマグロを運んだり、
お腹を見たりするときに使うのね。
直接指でさわって感触も確かめるから、
タオルで手やカマをふくってわけ。
どのくらいいいマグロか見極めるために、
必要な道具なのね。

あっ、せりが始まったよ!

買う人たちは、ひな段に上る。
せり人は向かい合って立つ。
鐘が鳴ると、せりの始まり

 「はい3番!
  はい22、22,22,はい23、23、23,
  はい24、24、24!4番、22…」
 3〜4回数字をいう間に、一番高い価格を
 示した人に販売される。

市場では、全部の魚が
せりで売られるわけじゃないんだ。
マグロや活魚などはせりで売買されるけれど、
他のものは「相対(あいたい)売り」といって、
卸業者と仲卸業者・売買参加者が
1対1で直接交渉して値段を決めるものが多い。

これがせり売り

こちらは相対売り。

成立したら、伝票を置いて
「売約ずみ」となる。