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 平成 18 年度日本水産学会関東支部「奥日光・淡水魚シンポジウム」

 Fisheries Science 2005 年発行実績について

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平成 18 年度日本水産学会関東支部「奥日光・淡水魚シンポジウム」

日  時 平成 18 年 8 月 25 日(金) 11:00〜16:00
場  所 独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所 日光庁舎  栃木県日光市中宮祠 2482-3
日光プリンスホテル                     栃木県日光市中宮祠菖蒲ヶ浜
プログラム シンポジウム「淡水魚の生物学研究および内水面漁業研究のフロントからの報告について」
1)開会挨拶(関東支部長)11:00〜11:10
2)中央水研内水面研究部の紹介11:10〜11:30
3)展示施設および観覧施設案内11:30〜12:00
4)シンポジウム(発表 15 分以内,質疑を合わせ 1 課題 20 分以内)13:00〜16:00
 (1) サケ科魚類関係
  ①サクラマスの性フェロモンにおけるプライマー効果の検証
金野昭平(海洋大)・山家秀信(琉球大)・北村章二(JIRCAS)・鹿間俊夫・中村英史・鈴木満平(水研セ中央水研)
  ②松果体からのメラトニン分泌の体内時計による制御のサケ科魚類における欠落
飯郷雅之・及川 馨・藤田志保(宇都宮大)・阿部朋孝(東京農工大)
・北村章二(JIRCAS)・東 照雄(水研セ中央水研)・柳沢 忠(宇都宮大)
  ③魚類生殖細胞を用いた発生工学;シャ-レの中の細胞から個体をつくる
吉崎悟朗(海洋大)
 (2) アユ関係
  ④アユ地域個体群間の生活史変異と初期生残
井口恵一朗(水研セ中央水研)
  ⑤アユの分子遺伝育種学研究
坂本 崇(海洋大)
  ⑥マイクロサテライトマーカーによる釣獲されたアユの由来判別
久保田仁志・手塚 清・沢田守伸(栃木水試)
 (3) その他淡水魚関係
  ⑦魚類の胚発生におけるアポトーシスの役割
山下倫明(水研セ中央水研)
  ⑧体の左右非対称性(左右性)が捕食行動に及ぼす影響を調べたオオクチバスの行動実験
中嶋美冬(国立環境研)・淀 太我(三重大院生資)・片野 修(水研セ中央水研)

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Fisheries Science 2005 年発行実績について

編集委員会委員長 古谷 研 

  同  委員  大島敏明 

 Fisheries Science 誌の出版業務を委託している Blackwell Publishingh 社より,23 ページにわたる英文の 2005 年発行実績報告書が提出されました。編集員会では既に内容の精査を済ませ,今後の編集,出版に反映させる所存です。つきましては,同報告書の概要を会員の皆様にお知らせするとともに,同誌の一層の発展に皆様のご協力をお願いします。

発行実績
 2005 年に発行した Fisheries Science(71 巻)は 1 号から 6 号で,総頁数 1402 頁,掲載論分数 184 編(短報 20 編を含む)でした。このうち,約 20% は中国,韓国,台湾,オーストラリアなど海外からの投稿でした(表 1)。

 Fisheries Science(冊子体,オンラインを含む)を購読している大学や研究所の図書館は 66 で前年より 10% 増加しました。この他に,認証データベースをとおしての Fisheries Science 掲載論文へのアクセスを行っている図書館は 777 を数え,その 99% 以上が外国の図書館でした。2005 年には Blackwell のシナジー経由での掲載論文へのアクセス数は前年より 6 % 増加し,72,041 件に達しました。2002 年のアクセス数の約 3.5 倍に増加しています(図 1)。

表 1

Licensed database
access in 2005
Customers accessing
through EBSCO Publishing
United Kingdom    1
Europe65
USA446
Canada36
Aus/NZ6
Japan2
Rest of World221
Total777


図 1

インパクトファクター
 Fisheries Science の 2004 年のインパクトファクターは前年より 7.4% 低下しました。最新の暫定情報では 2005 年のインパクトファクターは 0.661 でほぼ横ばいです(図 2)。


図 2

 発行実績は過去数年間は順調に推移していますが,残念ながら,インパクトファクターは分野が競合する他誌よりも見劣りする感が否めません。2004 年に引用された論文のうち引用回数の多い上位 10 編に見られるように,最も掲載回数の多い論文でも僅か 5 回でした(表 2)。Fisheries Science の国際的な認知度をさらに広げるためには優れた内容の論文を掲載していくことはもちろんですが,同誌の既掲載論文を引用する機会を増やすなどによりインパクトファクターを引き上げるような地道な努力が求められています。

表 2

Top 10 articles cited in 2004
Kim, YS; Park, JW; Choi, YJ (2003) New approaches for the effective recovery of fish proteins and their physicochemical characteristics. FISHERIES SCIENCE, 69(6): 1231-1239.
Times Cited: 5
Haga, Y; Takeuchi, T; Murayama, Y; Ohta, K; Fukunaga, T (2004) Vitamin D-3 compounds induce hypermelanosis on the blind side and vertebral deformity in juvenile Japanese flounder Paralichthys olivaceus. FISHERIES SCIENCE, 70(1): 59-67.
Times Cited: 5
Yokoyama, H; Kawakami, H; Yasuda, H; Tanaka, S (2003) Henneguya lateolabracis sp n. (Myxozoa: Myxosporea), the causative agent of cardiac henneguyosis in Chinese sea bass Lateolabrax sp. FISHERIES SCIENCE, 69(6): 1116-1120.
Times Cited: 4
Richards, MP; Hultin, HO (2003) Effects of added hemolysate from mackerel, herring and rainbow trout on lipid oxidation of washed cod muscle. FISHERIES SCIENCE, 69(6): 1298-1300.
Times Cited: 3
Takagi, M; Sato, J; Monbayashi, C; Aoki, K; Tsuji, T; Hatanaka, H; Takahashi, H; Sakai, H (2003) Evaluation of microsatellites identified in the tiger puffer Takifugu rubripes DNA database. FISHERIES SCIENCE, 69(6): 1085-1095.
Times Cited: 3
Sano, M (2004) Short<0173>term effects of a mass coral bleaching event on a reef fish assemblage at Iriomote Island, Japan. FISHERIES SCIENCE, 70(1): 41-46.
Times Cited: 3
Kasai, A; Horie, H; Sakamoto, W (2004) Selection of food sources by Ruditapes philippinarum and Mactra veneriformis (Bivalva: Mollusca) determined from stable isotope analysis. FISHERIES SCIENCE, 70(1): 11-20.
Times Cited: 3
Kanou, K; Sano, M; Kohno, H (2004) A net design for estimating the vertical distribution of larval and juvenile fishes on a tidal mudflat. FISHERIES SCIENCE, 70(4): 713-715.
Times Cited: 3
Ueki, N; Ochiai, Y (2004) Primary structure and thermostability of bigeye tuna myoglobin in relation to those of other scombridae fish. FISHERIES SCIENCE, 70(5): 875-884.
Times Cited: 3
Tanaka, S; Utoh, T; Yamada, Y; Horie, N; Okamura, A; Akazawa, A; Mikawa, N; Oka, HP; Kurokura, H (2004) Role of sodium bicarbonate on the initiation of sperm motility in the Japanese eel. FISHERIES SCIENCE, 70(5): 780-787.
Times Cited: 2

会員の所属変更

 (平成 18 年 7 月・8 月の会員からの異動連絡を元に作成していますので,実際の異動月とは異なる場合があります。)

会 員 名異 動 前異 動 後
阿 部 真比古三重大院生資水研セ中央水研
井 谷 匡 志京都海洋セ京都府立水産事務所
岩 谷 芳 自福井内水総セ福井県庁
尾 崎 雄 一愛媛大農国立遺伝学研究所
柏 井   誠水産海洋研究工房親潮屋東京農大
河 邊   玲長大水長大海セ
清 瀬 千佳子女子栄養大神奈川工科大
工 藤 飛雄馬岩手内水技セ岩手県大船渡地方振興局
小 西 光 一水研セ養殖研水研セ中央水研
坂 井 勝 信道孵化場東京農大生物産業
貞 安 一 廣北大フィールド科セ水研セ水工研
鈴 木 平 光食総研女子栄養大学
時 村 宗 春水研セ瀬戸内水研水研セ西海水研
戸 嶋   孝京都海洋セ京都府立水産事務所
浪 越 通 夫海洋大東北薬科大
成 田 公 義愛媛栽漁セ愛媛県庁
沼 田 茂 仁東北大院農水産庁
藤 本 泰 文北里大水(財)宮城県伊豆沼・沼内サンクチュアリセンター
村 下 幸 司高知大農水研セ養殖研
吉 川   尚近大農東大院農

機関名の変更

変 更 前変 更 後
岐阜県製品技術研究所
岐阜県産業技術センター
岐阜県淡水魚研究所
岐阜県河川環境研究所

住 所 変 更

機 関 名旧 住 所新 住 所
(社)日本養魚飼料協会神奈川県横浜市神奈川区守屋町 3-9-13
TVP ビルディング日本配合飼料(株)内
東京都中央区日本橋室町 4-5
さくら室町ビル 4F 
日清丸紅飼料(株)内
マリン・インパクト 21海洋圏研究所
静岡県焼津市中港 8-11-7
焼津漁業協同組合内
静岡県焼津市東小川 8-11-7

 会員の会誌発送先・勤務先など本学会に登録してある情報に変更が生じた場合は、異動届により至急ご連絡下さい。異動・退会届は日本水産学会誌3号(5月号)に綴じ込んであります。また本学会ホームページからも入手できます。ご利用下さい。
 退会の申し出は退会を希望する年度の12月までにお願いいたします。翌年1月以降の申し出は次年度扱いとなりますのでご注意ください。
 異動・退会に関するお問合わせは、(社)日本水産学会事務局(Tel:03-3471-2165、E-mail:fishsci@d1.dion.ne.jp)までお願いします。

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訃   報

下記の会員がご逝去された旨,ご連絡をいただきました。
ここに慎んで哀悼の意を表し,ご通知申し上げます。
正会員 中部支部 中村佳史 氏

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