ISSN 0021-5392
NSUGAF 78(5) 859-1100 (2012)

日本水産学会誌

平成 23 年度水産学技術賞
 高濃度に魚油を含む乳化すり身の開発と利用に関する研究
岡﨑惠美子 859
 ドコサヘキサエン酸(DHA)要求に着目したマガレイの健苗性向上に関する研究
佐藤敦一 863
 海産魚介類の親魚養成と疾病防除に関する技術開発
虫明敬一 867
報文
  垣網への水中灯装着による定置網の漁獲の変化
舛田大作,熊沢泰生,武内要人,甲斐修也,松下吉樹 870
  中型まき網漁業における集群量に基づく投網の意思決定
松下吉樹,東野 透 878
  琵琶湖におけるアユ仔稚魚の成長速度の変動と環境要因
酒井明久,矢田 崇,井口恵一朗 885
  カイヤドリウミグモ Nymphonella tapetis 地域集団の遺伝的分化と分類学的位置
張 成年,丹羽健太郎,
岡本俊治,村内嘉樹,平井 玲,日比野 学,涌井邦浩,冨山 毅,小林 豊,鳥羽光晴,狩野泰則
895
  レーザー式プランクトンカウンター(Laser Optical Plankton Counter, LOPC)による動物プランクトン群集に対する種別計測に関する検討
山下由起子,藤森康澄,向井 徹,清水 晋 903
  標識放流からみた瀬戸内海東部海域におけるハモの分布と移動
岡﨑孝博,上田幸男,浜野龍夫 913
  屋外池における野生メダカ Oryzias latipes の繁殖行動
小林牧人,頼経知尚,鈴木翔平,清水彩美,
小井土美香,川口優太郎,早川洋一,江口さやか,横田弘文,山本義和
922
  mtDNA-COT領域のシーケンス分析によるヤマトシジミの地域集団構造
飯田雅絵,菅野愛美,木島明博 934
  異なる餌料で養殖したアワビ F1 交雑種の肉質の比較
原田恭行,熊谷敬之,小善圭一,横井健二 945
  クロアワビの消化酵素活性と消化管内容液細菌叢モニタリングのための消化管内容液採取法
丹羽健太郎,青野英明,澤辺智雄 951
  輸送および放流過程の異なるニシン稚魚が受けるダメージ:行動の変化,体成分の変化および耳石障害輪形成
瀧谷明朗,福士暁彦 958
  水晒し工程におけるトランスグルタミナーゼの挙動に関する免疫学的研究
酒井清悟,久保田光俊,石田貴之,前川真吾,豊原治彦 966
  ミトコンドリア DNA 分析によるカラフトマス Oncorhynchus gorbuscha 集団構造の年級群間比較(短報)
山田 綾,越野陽介,工藤秀明,阿部周一,荒井克俊,帰山雅秀 973
  日本海の中深層底棲魚に捕食されたズワイガニ属幼生と稚ガニの水深分布について(短報)
小西光一,養松郁子,廣瀬太郎,南 卓志 976
特集
 外来生物の現状と課題 Part II
  外来巻貝サキグロタマツメタのアサリに対する捕食
大越健嗣 979
  北海道における外来魚問題(特定外来種オオクチバス,コクチバス,ブルーギル)
工藤 智 983
  外来魚による捕食を軽減する植生の効果
坂野博之 988
  ブルーギルが生態系に与える影響
谷口義則 991
  侵略的外来魚の分布をこれ以上拡大させないためになすべきこと
片野 修 997
シンポジウム記録
 水産物由来健康機能成分の機能解析と利用技術開発―有効利用と次なる展開―
  はじめに
潮 秀樹,後藤直宏,長阪玲子,細川雅史 1002
  I.健康機能成分の探索,生産と分子機構解析
   1. マリンビタミンの探索とその有効性
後藤直宏 1003
   2. 海藻資源からの糖鎖を標的とした医薬・健康食品素材の探索
堀 貫治 1004
   3. 微生物による機能性脂肪酸生産のための遺伝子利用技術
秋 庸裕 1005
   4. γ-オリザノールの生理調節作用とその分子機構
潮 秀樹 1006
   5. フコキサンチンの抗肥満作用とその分子機構
細川雅史 1007
  II.健康機能成分の利用技術開発
   1. 肉質向上を目的としたステロール類の魚への強化
長阪玲子 1008
   2. 酵素作用を利用した健康機能成分の作出
尾島孝男 1009
   3. 水分散型アスタキサンチン製剤の開発と食品への利用
石川 誠 1010
   4. 水産機能性ペプチドの食品素材としての利用
髙橋義宣 1011
   5. 水産由来の機能性調味料
山田 潤 1012
 21世紀の Smart Fishery を目指して
  はじめに
不破 茂,胡 夫祥,高木 力,山根 猛 1013
  I.Smart Fishery を目指して
   1. 日本の事例
長谷川誠三 1014
   2. 欧米の事例
Daniel Priour,Jean-Yves Cognard 1015
   3. 中国の事例
万  栄 1016
   4. 韓国の事例
李 春雨,李 知勳 1017
  II.コンピューターシミュレーションと漁業
   1. 網地の計算モデル
高木 力 1018
   2. コンピューターシミュレーションの応用事例―I
清水孝士 1019
   3. コンピューターシミュレーションの応用事例―II
鈴木勝也 1020
   4. 漁船と漁具の運動連成
木村暢夫 1021
  III.魚の行動情報と漁具漁法
   1. 漁具に対する魚群の行動と漁獲
秋山清二 1022
   2. 魚群行動情報と漁具設計
木下弘実 1023
   3. 選別漁具の選択性と魚の逃避,生残
松下吉樹 1024
   4. 漁業現場からの要望
鉛  進 1025
 日本水産学会水産教育推進委員会・(財)農学会共催勉強会
 水産学・農学分野におけるエンジニアリング・デザイン教育
  はじめに
良永知義 1026
  1. エンジニアリング・デザインとその教育
大中逸郎 1027
  2. 技術士の仕事―海外企業への技術支援事例
杉本昌明 1028
  3. 土木系プログラムにおける事例紹介―東京工業大学土木・環境工学科における創造性育成のための取組
福田大輔 1029
  4. 造園系プログラムにおける事例紹介
高橋新平 1030
  5. 応用生命科学系プログラムにおける事例紹介―宮崎大学農学応用生命科学科
     JABEE プログラムでのデザイン教育
酒井正博 1031
  6. 水産系プログラムにおける事例紹介
天野勝文 1032
  7. 技術者倫理教育における PRL(problem-based learning)の試行
久下善生 1033
ミニシンポジウム記録
 水産資源管理に向けた魚類の行動研究
  はじめに
棟方有宗 1034
  1. サケ科魚類の回遊行動とホルモン
棟方有宗 1035
  2. 魚類の行動とフェロモン
山家秀信 1036
  3. 魚類の行動と漁業
有元貴文 1037
  4. 魚類の行動と増養殖
益田玲爾 1038
  5. 魚類の生殖行動と保全
小林牧人 1039
東日本大震災による水産業の被災実態と復興の足がかり
 東日本大震災からの岩手県さけ増殖事業の復興と資源回復の課題
小川 元,清水勇一 1040
懇話会ニュース
 水産環境保全委員会
1044
水産研究のフロントから
 新生・増養殖研究所
伊藤文成 1048
 第 8 回国際アワビシンポジウムに参加して
丹羽健太郎 1049
新刊書紹介
1050
話題
 漁海況モニタリングの重要性について
  水産総合研究センターにおけるモニタリングの現状と課題
中田 薫,谷津明彦 1053
 第 6 回世界水産学会議参加報告
黒倉 壽,佐藤秀一 1057
 海の恵みの持続的な利用にむけて
古谷 研 1059
 「水産学」の格段の発展を期して―平成 25 年度科研費公募「系・分野・分科・細目表」の改正について―
堀 貫治 1062
 水産科学の分野で活躍する女性たち 12
  海外武者修行の旅
大谷真紀 1069
 企業だより
  〜社内の技術を震災復興に生かす〜
いであ株式会社 1070
日本水産学会誌 第 78 巻 第 5 号掲載報文要旨
1072
Fisheries Science Vol. 78, No. 4 掲載報文要旨
1075
会告・会報
1079


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