会   告

 平成 28 年度日本水産学会春季大会の開催について(予告)

 学会誌出版に関連した詐欺,不正勧誘行為等につきまして

 第 66 回漁業懇話会講演会「東日本大震災からの漁船漁業の復興―現状と課題」の開催について

 日本水産学会中国・四国支部大会ならびに支部総会の開催について

 平成 27 年度日本水産学会九州支部 支部大会・総会・例会の開催について

 平成 27 年度日本水産学会中部支部大会の開催について

 平成 27 年度日本水産学会北海道支部大会の開催について

 2015 年度日本冷凍空調学会年次大会の開催について

 平成 27 年度日本農学会シンポジウムの開催について

 第 17 回公開講演会「生理活性物質としての DHA・EPA の機能と動態」の開催について

 瀬戸内海文化研究・活動支援の募集について

 多摩川およびその流域の環境浄化に関する基礎研究,応用研究,環境改善計画のための研究・活動助成の募集について

 北海道大学大学院水産科学研究院の教員公募について

会   報


平成 28 年度日本水産学会春季大会の開催について(予告)

日  程   平成 28 年 3 月 26 日(土)〜30 日(水)
会  場   東京海洋大学品川キャンパス
〒108-8477 東京都港区港南 4-5-7
大会委員長   中山一郎(国立研究開発法人水産総合研究センター中央水産研究所)
大会の日程,参加および講演申し込みなどの詳細は,日本水産学会誌 81 巻 6 号(11 月号)でお知らせいたします。

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学会誌出版に関連した詐欺,不正勧誘行為等につきまして

編集委員会委員長 佐藤秀一

 平素は購読ならびに論文投稿など,学会誌をご活用いただき誠にありがとうございます。
 近年,インターネットの普及,オンラインジャーナルやオープンアクセスジャーナル出版の増加に伴い,既存のジャーナルや国際会議等を騙った,あるいは類似の名称で,投稿や編集,会議参加を促すなどのメールによるフィッシング行為や詐欺,実体もしくは実績のない出版社の営業活動に利用されるなどのトラブルが増えているようです。
 論文投稿や編集活動への勧誘を受けた際には,学協会もしくは出版社のバックグラウンド,ジャーナルの実績,金銭トラブル発生の可能性のないことなどをご確認の上,慎重にご対応下さい。
 日本水産学会が出版している学会誌(日本水産学会誌,Fisheries Science)については,メールによって広く一般に投稿をお願いすることはありません。また,査読依頼やエディター就任依頼も,関連分野の編集委員もしくは学会事務局(fsjpubl@d1.dion.ne.jp)よりご連絡を差し上げておりますので,お心当たりのないメールアドレスからの連絡については,直接返信されないようお薦めします。
 オープンアクセス出版も,現在のところは著者からの受注によって適用するシステムになっておりますので,編集委員会から依頼状を送付して執筆を依頼する場合でない限りは,投稿前からオープンアクセス出版を確約することはございません。
 以下に,一般的な出版に関連したトラブル例をご紹介しますので,参考になさって下さい。
● ジャーナル出版詐欺:
既存のジャーナルに類似もしくは同一の名称で,投稿から出版まで迅速に対応すること,オープンアクセスにすることなどを売りにして勧誘してきます。手の込んだケースでは,メール受信者の過去の論文タイトルや関連キーワードなどを文面に盛り込んでいる場合もあります。査読はせずに,どんな内容の投稿でも受け付けてもらえる特典を付けてくる場合もありますが,いずれにしても出版後に高額の掲載料を請求されます。ジャーナルタイトルが正しい物であるか,既存のジャーナルにはない副題あるいは正式名称がついていないか,出版社は信頼の置ける会社か,インパクトファクターは Thomson Reuter が公開している正規の数値か,など十分に調べてから対応されるのが良いでしょう。

● 国際会議詐欺:
国際会議での講演発表を依頼,あるいは参加を促すものです。謝礼として旅費が支給される場合もありますが,代わりに法外な大会参加料を請求されたりします。会議のテーマが抽象的で如何様にも解釈できるケースがほとんどです。

● 上記の疑わしいジャーナルの編集作業あるいは国際会議のオーガナイザー等への加入依頼:
エディターやオーガナイザーとして名を連ねて欲しいと依頼されるケースです。金銭の請求などのトラブルはないかもしれませんが,連名することで上記のような詐称行為,詐欺行為を働く個人や会社に信頼性を与え,第三者の被害を招いてしまう可能性があります。上述のジャーナル出版詐欺のケースと同様に,対応前に正確な情報を把握することが重要です。

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第 66 回漁業懇話会講演会「東日本大震災からの漁船漁業の復興―現状と課題」の開催について

漁業懇話会委員会委員長 山川 卓

 漁業懇話会では,標記懇話会を下記の通り開催します。奮ってご参加下さい。

日   時   平成 27 年 9 月 22 日(火) 13 : 00〜17 : 00
場   所   東北大学川内北キャンパス(〒980-8576 宮城県仙台市青葉区川内 41)
企画責任者   山川 卓(東大院農)・藤田 薫(水研セ水工研)・片山知史(東北大院農)・山下秀幸(水研セ開発調査セ)

プログラム
13 : 00〜13 : 02   開会の挨拶 山川 卓(東大院農)
13 : 02〜13 : 10   趣旨説明 山川 卓(東大院農)
I.全体の概要および地域別の復興の現状と課題 座長 片山知史(東北大院農)
13 : 10〜13 : 35  全体の概要―水産業復興に向けた現状― 桑原 智(水産庁漁業調整課)
13 : 35〜14 : 00  岩手県における復興の現状と課題 後藤友明(岩手水技セ)
14 : 00〜14 : 25  宮城県における復興の現状と課題 小林徳光(宮城県農林水産部)
14 : 25〜14 : 50  福島県における復興の現状と課題 江部健一(福島水試)
14 : 50〜15 : 00   休  憩
II.セクター別の復興の現状と課題 座長 山下秀幸(水研セ開発調査セ)
15 : 00〜15 : 15  さんま棒受網漁業の復興の現状と課題
大石浩平(全国さんま棒受網漁業協同組合)
15 : 15〜15 : 30  いか釣り漁業の復興の現状と課題 武下太郎(全国いか釣り漁業協会)
15 : 30〜15 : 55  流通販売の拠点―産地魚市場の復興の現状と課題― 須能邦雄(石巻魚市場(株),宮城県産地魚市場協会)
15 : 55〜16 : 05   休  憩
16 : 05〜16 : 55  総合討論 座長 藤田 薫(水研セ水工研)
16 : 55〜17 : 00  閉会の挨拶 藤田 薫(水研セ水工研)

企画の趣旨
2011 年 3 月 11 日の東日本大震災から 4 年半が経過した。本講演会では,東日本大震災の被害から沿岸および沖合の漁船漁業がどのように復旧・復興してきたか,その現状と課題について,それぞれの立場で尽力してきた方々から話題提供をいただき,漁業関係者および日本水産学会員の間で情報の共有化を図ることを目的とする。地域別,セクター別の漁船漁業の復旧・復興の過程と現状はどうか,復興過程において「がんばる漁業復興支援事業」や「共同利用漁船等復旧支援対策事業」などの各種支援事業が実際,現場でどのように活用され機能してきたか,また,復興における今後の課題は何かなどについて議論する。
問い合わせ先
〒113-8657 東京都文京区弥生 1-1-1
 東京大学大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻
 山川 卓
 e-mail ayamakw@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

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日本水産学会中国・四国支部大会ならびに支部総会の開催について

中国・四国支部支部長 関 伸吾

 平成 27 年度日本水産学会中国・四国支部大会一般研究発表,およびシンポジウム「瀬戸内海の環境を考える(仮題)」を平成 27 年 10 月 24 日(土),25 日(日)に,下記のとおり開催いたしますので,多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。また,初日の一般研究発表終了後に支部総会を開催いたします。

 シンポジウムは一般公開シンポジウムとし,学会員でなくても無料で参加できます。お心当たりの団体等(漁業協同組合など)がございましたら,恐れ入りますがご周知のほどよろしくお願いいたします。

日  程   平成 27 年 10 月 24 日(土)13:00 から 10 月 25 日(日)12:00 まで
(受付開始 11:30)
場  所   香川大学農学部 DS304 教室
〒761-0795 香川県木田郡三木町池戸 2393

大会スケジュール一覧
月  日 時  間 行   事 会場
10 月 24 日(土) 11:30〜 受付  
12:00〜13:00 支部幹事会  
13:00〜17:00 一般研究発表 DS304
13:00〜17:00 ポスター発表(高校生) A304
17:10〜18:00 総会・優秀発表賞表彰式  
19:30〜 懇親会  
10 月 25 日(日) 8:30〜 受付  
9:00〜12:00 シンポジウム DS304
 注)   一般研究発表のスケジュールは演題数により変更の可能性があります。
ポスターは 24 日(土)の 11:30 から A304 教室に掲示可能です。

プログラム(予定)

10 月 24 日(土)
1) 一般研究発表(13:00〜17:00)
 ポスター発表:高校生対象(13:00〜17:00)
 一般研究発表は口頭発表のみとし,35 歳以下の演者から優れた発表者を表彰します。口頭発表の資料提示はパワーポイントを PC 用液晶プロジェクターにより投影して行います。その他の方式で発表をご希望の方は事務局までお問い合わせください。
 1 題の講演時間は 10 分で,討論を含めて 12 分で終了とします。研究発表を希望される方は下記をお読みの上,10 月 9 日(金)までに,要旨を庶務の足立亨介 kohsukeadachi@kochi-u.ac.jp まで送付願います。
一般研究発表の要旨は演題・氏名・所属機関を記載の上,目的,方法,結果に分けて 700 字程度で具体的にまとめた講演要旨を PDF 形式で添付ファイルにて送付してください。原稿をそのまま要旨集に印刷いたしますので,全体の記入枠は,縦 15 cm×横 10 cm に設定してください。刷り上がりは原稿の約 4/5 になります(A4 版 1 頁に 4 題を掲載します)。
基本的には,発表用のスライドはパワーポイントでの作成をお願いいたします。当会場でのソフトのバージョンは Microsoft PowerPoint 2010, PC の OS は Windows 7 です。予め Windows 7, Microsoft PowerPoint 2010 での動作確認をお願いいたします。ファイルは USB メモリーあるいは CD-R で保存の上,当日,各自ご持参ください。USB メモリーについては,各自で必ずウイルスチェックを行ってからご持参ください。スライドのファイル名は第一演者名として下さい(例えば第一演者が高知太郎の場合,ファイル名は Kochi とする)。
ポスター発表は高校生のみが対象となっております。参加を希望する高校生は,事前に学校あるいは顧問の先生を通じて,発表の意志表明のご連絡および発表課題の題目を 10 月 9 日(金)までに支部事務局(e-mail:kohsukeadachi@kochi-u.ac.jp)宛てにお願いいたします。ポスターは縦 120 cm,横 90 cm に収まる大きさとします。会場に画鋲等は準備いたします。なお,展示物は発表者自身が貼り付け,掲示終了後は速やかに撤去してください。

2) その他
  支部幹事会(12:00〜12:40)
  支部総会(17:10〜18:00)
  懇親会(19:30〜)会場(未定)

10 月 25 日(日)
1) シンポジウム「瀬戸内海の環境を考える(仮題)」
 瀬戸内海は 2014 年に国立公園制定 80 周年を迎えました。閉鎖性海域としては日本最大規模の瀬戸内海は,漁業,観光両面で非常に重要な海域として,これまで以上に重要視されてきております。そこで,今回,瀬戸内海の環境について,赤潮やごみ問題,水産資源の動態,里海としての利用など,いろいろな課題について考えてみたいと思います。
(演者については未定。おってご連絡差し上げます)

参加申し込み方法   発表の有無に関わらず,氏名,所属機関,発表の有無,シンポジウムおよび懇親会への参加の有無を 10 月 9 日(金)までに電子メールにてご連絡ください。
なお 35 歳以下の演者はその旨明記ください。

参 加 費  大会参加は無料です。懇親会費は 6,000 円程度を予定しております(当日受付にて徴収いたします)。

申し込み・問い合わせ先
 〒783-8502 高知県南国市物部乙 高知大学農学部
 日本水産学会中国・四国支部事務局  足立亨介(庶務担当)
 TEL:088-864-8155
 e-mail kohsukeadachi@kochi-u.ac.jp

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平成 27 年度日本水産学会九州支部 支部大会・総会・例会の開催について

九州支部支部長 香川浩彦

 表記総会・大会・例会を下記のとおり開催しますので,多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。

 なお,本年度は支部総会・大会及び支部例会を同時開催し,一般研究発表はポスター発表のみといたします。
 初めての試みですので,何かとご不便をおかけするかもしれませんが,皆様のご協力ならびにご参加をよろしくお願いいたします。

日  程: 平成 27 年 11 月 7 日(土)・8 日(日)
場  所: 宮崎大学農学部講義棟(宮崎市学園木花台西 1 丁目 1 番地)

プログラム
11 月 7 日(土)
 1)   支部幹事会(12:00-12:30)
 2)   支部総会(13:00-13:30)
 3)   若手の会(13:30-15:00)
 4)   一般研究発表(ポスター発表,15:00-17:00)
 5)   高校生による研究発表(ポスター発表,一般研究発表と同時開催)
 6)   表彰式(17:00-17:30)
 7)   会員交歓会(17:30-19:30)
会場:宮崎大学生活協同組合食堂
会費:3,000 円

11 月 8 日(日)
 支部例会(シンポジウム) (9:00-12:00)
 「九州の水産業における水産物の高付加価値化の取り組みと販売戦略」
 九州は我が国における様々な水産物の生産地が多く,その消費先は九州圏内に限定されず関西・関東地区をはじめとして全国に展開している。しかし,水産物の消費は近年低下しており,消費拡大や経済的な価値の上昇を目指すためには高付加価値化が必要とされ,九州ではそれぞれの地域性に基づき様々な観点から高付加価値化の取り組みが行われている。
 本シンポジウムでは,九州で行われている様々な水産物の高付加価値化の取り組みを紹介し,これからの地域水産業の戦略的展開のあり方について,高付加価値化された水産物の紹介に留まらず効果的な販売戦略についても専門家を交え討議する。
演者:地域活性化伝道師(道の駅/萩しーまーと)中澤さかな 氏 他
(他の演者につきましては決まり次第お知らせいたします)

一般研究発表の申し込み
申 込 先:   宮崎大学農学部海洋生物環境学科 田中竜介(rtanaka@cc.miyazaki-u.ac.jp)
申込期限:   平成 27 年 10 月 23 日(金)
申込資格:   申込者は,日本水産学会九州支部正会員または学生会員に限ります。ただし,会員以外の方が会員との連名で講演を行うことは可能です。
申込方法: E-mail での申し込みをお願いします。メールの件名・標題は「日本水産学会九州支部総会一般研究発表の申し込み」と記載して下さい。メール本文には,題名,氏名,所属機関,連絡先(電話番号),会員交歓会の参加の有無を記載し,以下の要領で作成した発表要旨を添付し,申込先アドレスに送付して下さい。なお,学生会員は申し込みの際,学生会員である旨を明記してください。
会員交歓会の参加申し込み
 一般研究発表者以外で会員交歓会に参加される方は,メールにてご連絡下さい。
 申込先:田中竜介(rtanaka@cc.miyazaki-u.ac.jp)

一般研究発表要旨 作成要領
 1)   Microsoft Word(Win or Mac)で作成して下さい。バージョンは問いません。
 2)   用紙は A4 版を縦に使用してください。
 3)   左右それぞれ 2.5 cm,上 2.5 cm,下 16 cm の余白を設定して下さい。(A4 版の上半分に相当します)
 4)   題名と氏名は中央に揃え,氏名の後に所属の略記を( )で囲んで入れてください。連名の場合は・印で連ね,講演者の左肩に°印をつけてください。題名と演者氏名の後はそれぞれ 1 行ずつあけてください。
 5)   題名はゴシック体(14 pt),その他は明朝体(11 pt)で記してください。
 6)   本文は【目的】,【方法】,【結果】に分けて書式内に収まる様に記述してください。
 7)   本文は,図・写真などは入れず,文字のみで作成してください。
 8)   講演要旨集作成のためレイアウトを調整することがありますのでご了承下さい。ポスター作成・掲示要領
 1)   掲示用パネルとして,縦 180 cm×横 90 cm 程度の大きさのものを用意します。
 2)   パネル左上隅に,大会で用意したプログラム番号票を貼りますので,そのパネル全面をご使用下さい。
 3)   ポスターには,講演題目,発表者名,所属名を明示願います。
 4)   ポスター会場には,画鋲などを用意しますのでご利用下さい。展示物は発表者自身で貼り付け,展示時間終了後,直ちに撤去して下さい。
そ の 他
 一般研究発表(ポスター発表)では優秀な発表をした学生会員に優秀発表賞を授与します。学生会員の発表申し込みは自動的にノミネートされますが,希望しない場合はメールでお知らせください。
問い合わせ先   〒889-2192 宮崎市学園木花台西 1 丁目 1 番地 宮崎大学農学部海洋生物環境学科
 日本水産学会九州支部 庶務幹事 田中竜介
 TEL & FAX:0985-58-7228 E-mail rtanaka@cc.miyazaki-u.ac.jp

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平成 27 年度日本水産学会中部支部大会の開催について

中部支部支部長 皆川 惠

 本年度の中部支部大会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。一般研究発表とミニシンポジウムへの参加は非会員および高校生の参加が自由ですので,多数のご来場お待ちしております。なお,中部支部管内に関わる研究・技術・教育等において優秀な業績を挙げた者に支部長賞を授与する予定です。自薦他薦を問いませんので,沢山の推薦をお待ちしております。また,本支部大会において優れた研究発表を行った 40 歳以下の支部会員または高校生以下には優秀発表賞を授与する予定です。

日  程   平成 27 年 11 月 21 日(土)
一般研究発表(ポスター発表のみ)10:00―13:00(終了時間は演題数により変更あり)
支部幹事会 12:00―13:00
支部総会  13:05―13:45 支部報告等,表彰式:支部長賞と優秀発表賞,支部長賞受賞者講演
ミニシンポジウム 13:50―17:05
会  場   東海大学海洋学部
(静岡県静岡市清水区折戸 3-20-1)
ミニシンポジウム「まぐろ・かつお類の研究最前線と未利用水産資源の利活用」
企画責任者  鈴木伸洋(東海大海洋)・八吹圭三(水産総合セ・国際水産資源研)・増元英人(静岡県水技研)
趣  旨   まぐろ・かつお類の資源動向が懸念されている。特に太平洋クロマグロの資源管理に関連して 2015 年からの未成魚(30 キロ未満)の漁獲が国際漁業管理機関で決定され,水産庁でも未成魚漁獲量の早期把握や,遊漁船やプレジャーボートなどでの釣りの漁獲量の実態調査が進められ,国内規制の強化も本格化している。また,カツオの巻き網や延縄の遠洋漁業においては魚価の低迷,海外の大型船との競争,燃油コストの上昇に加えて島嶼国,EEZ 内での入漁料の負担増など遠洋漁業を取り巻く環境は一層厳しく,沿岸漁業においても魚価の低迷や燃油高騰等の継続が経営体を圧迫している。これらの背景を踏まえて,本シンポジウムでは,太平洋クロマグロの資源管理の科学的なベースとなる産卵場や年齢成長の研究,カツオやビンナガの効率的操業に資する漁場予測などの研究の最前線,沿岸漁業については未利用水産資源の利活用を中心とした静岡県での取り組みについてそれぞれ分かり易く紹介して頂くこととした。本シンポジウムにより最近の漁業実態や漁業経営が抱える問題と将来展望への議論のきっかけとなることを期待したい。

プログラム
13:50―13:55   趣旨説明 鈴木伸洋(東海大海洋)
1) まぐろ・かつお類の研究最前線
14:00―14:30   太平洋クロマグロはどこで生まれたのか 平岡優子(水産総合研究セ・国際水産資源研)
14:30―15:00   太平洋クロマグロの耳石から年齢と成長をみる 石原大樹(水産総合研究セ・国際水産資源研)
座長:増元英人(静岡水技研)
15:00―15:30   遠洋竿釣り漁業におけるカツオ・ビンナガ漁場予測 石田孝行(静岡県水技研)
座長:八吹圭三(水産総合セ・国際水産資源研)
2) 未利用水産資源の利活用
15:30―16:00   駿河湾の底曳網の未利用混獲物の活用 山崎資之(静岡県水技研)
16:30―17:00   ハダカイワシ漁業の創出を目指して 小林憲一・小泉鏡子(静岡県水技研)
座長:鈴木伸洋(東海大海洋)
17:00―17:05   閉会の辞

一般研究発表の申込および要旨提出

一般発表は発表時間の都合上ポスターセッションのみで募集させていただきます。
1)   展示用パネルとして縦 180 cm×横 90 cm 程度の大きさを用意いたします。ポスター会場に画画鋲等を用意いたします。
2)   ポスターには講演題目,発表者,所属名等を明示してください。
3)   展示物は発表者自身が貼り付け,展示終了後は直ちに撤去してください。
4)   高校生のポスター発表も募集します。(優秀なポスター発表は優秀発表賞の対象の予定です)発表方法や要旨作成等は一般発表と同様ですので参照してください。
要旨は以下の方法で作成してください。
1)   講題,氏名および所属機関名を記載の上,目的,方法,結果の順で小見出しを付けて,分かり易く記述してください。
2)   総字数は 700 字程度で文章のみとし,図表は使わない。
3)   著者が連名の場合には「・」で連ねる。

参加申込・発表申込・要旨の提出締切 平成 27 年 10 月 23 日(金)
参加費等 無料(学会会員以外の参加自由)
支部長賞推薦   支部長賞推薦をご予定の方は下記の日本水産学会中部支部事務局までご連絡下さい。推薦書式を電子メールにて送付いたします。
推薦締切は平成 27 年 9 月 30 日(水)です。
申込先・問い合わせ先(日本水産学会中部支部事務局)
 〒516-0193 三重県度会郡南伊勢町中津浦 422-1
 国立研究開発法人 水産総合研究センター増養殖研究所
 日本水産学会中部支部事務局 乙竹 充
 TEL 0599-66-1831 e-mail: ototake@affrc.go.jp
  高校生ポスター発表申し込み等の問い合わせも中部支部事務局までお願いします。
  支部大会の詳細については,日本水産学会中部支部ホームページも併せてご覧ください。

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平成 27 年度日本水産学会北海道支部大会の開催について

北海道支部支部長 嵯峨直恆

 本年度の北海道支部大会を下記のとおり開催しますので,多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

日  程   平成 27 年 12 月 18 日(金)午前・午後,19 日(土)午前・午後
場  所   東京農業大学 生物産業学部(網走市八坂 196 TEL 0152-48-3811)
JR 網走駅からバス 30 分

プログラム
12 月 18 日(金)
午前〜午後  公開シンポジウム
 「オホーツク圏におけるアクアバイオロジーのフロンテイア:東京農業大学アクアバイオ学科 10 年を迎えて」
 企画責任者 塩本明弘(東京農大),松原創(東京農大)
1.   オホーツクにおける水圏生態のフロンテイア:水圏資源の現状(進行:東京農大・千葉晋)
提言者:川尻敏文(西網走漁協),渡部智彦(標津漁協)
応答者(東京農大):千葉晋,園田武,高橋潤,白井滋,山家秀信,金岩稔,中村隆俊
2.   ランチョンセミナー(進行:東京農大・松原創):大空町に特異的に生息するクローンドジョウについて
3.   オホーツクにおける水産利用のフロンテイア:水産養殖と未利用資源の活用(進行:東京農大・松原創)
提言者:渡部貴聴(網走市),今井新二(マリン北海道)
応答者(東京農大):渡邉研一,松原創,瀬川進,山崎雅夫,佐藤広顕,菅原優
4.   コーヒーブレイクセミナー(進行:東京農大・松原創):オホーツク海のサケ・マスについて
5.   オホーツクにおける水圏環境のフロンテイア:環境変化の影響(進行:東京農大・塩本明弘)
提言者:阪口耕一(サロマ湖養殖組合),片倉靖次(紋別市)
応答者(東京農大):塩本明弘,朝隈康二,西野康人,中川至純,小林万里
6.   総合討論(進行:塩本明弘,松原創)
 これからのアクアバイオ学科はどのように研究,教育を進めていくべきか,などを議論する。

企画の趣旨
オホーツク圏に位置する東京農業大学生物学部にアクアバイオ学科が誕生して 10 年が経過した。オホーツク海は豊かな海と言われ,ここでの水産業は道東の経済基盤のひとつとなっている。当学科は地元との連携などを行い,これまでオホーツク海の水産業の振興に尽力してきた。その課題は多岐にわたっている。オホーツク海は,これからも我が国の水産業を支えるうえで重要な海域である。また,水産業の持続発展には,水産生物や環境に関する様々な試験・研究が不可欠であり,次世代の研究者を養成することも重要であることを考えると,当学科の果たす役割はこれからも大きいと言える。アクアバイオ学科は 10 年という年を迎えたことを機に,これまでに取り組んできた研究を紹介し,様々な方々と議論を重ねることによって,これからの道東海域ひいては我が国の水産業の持続発展に寄与したいと考えている。そこで,本シンポジウムでは,道東において第一線で水産業に携わっておられる方々から,水圏環境,水圏生態,水産利用に関する現状や要望を述べて頂き,それらに応えるように当学科の教員が中心となって成果を紹介する。また,ランチョンセミナーなどを催し,活発な情報交換を行う。
夕 刻 会員交歓会(東京農業大学 生物産業学部)

12 月 19 日(土)
 午 前   支部評議会
一般研究発表
 午 後   支部総会
若手の会企画講演会
「精子になるか,卵になるか? 〜生殖細胞の性が決まる仕組み〜」
     西村俊哉(基礎生物学研究所 生殖遺伝学研究室・研究員 NIBB リサーチフェロー)

一般研究発表

申し込み方法
 1.   郵便,FAX または e-mail にて,氏名,所属,連絡先(住所・電話番号・FAX 番号・e-mail アドレス),一般研究発表の有無(有りの場合は演題名も),シンポジウム・若手の会講演会・交換会等の出欠を下記の申込先宛にお知らせ下さい。
 2.   申し込み・要旨締め切り日 平成 27 年 11 月 13 日(金)
 3.   参加費等 大会・交換会参加費は,当日会場で徴収します。
講演要旨集代 1,000 円 ただし,シンポジウムへの一般参加者は無料とします。
交換会    3,000 円 東京農業大学 生物産業学部 網走市八坂 196 TEL 0152-48-3811
 4.   申し込み先(問い合わせ先)
〒099-2493 北海道網走市八坂 196
東京農業大学 生物産業学部
平成 27 年度日本水産学会北海道支部大会事務局 塩本明弘
TEL(0152)48-3913 FAX(0152)48-3922 a3shiomo@bioindustry.nodai.ac.jp
*支部会委員には封書にて案内を送付します。また,プログラム・発表方法・要旨作成等の詳細については,日本水産学会北海道支部のホームページ(http://jsfs-h.fish.hokudai.ac.jp/wp/)をご覧下さい。

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2015 年度日本冷凍空調学会年次大会の開催について

 標記大会が日本水産学会協賛のもと下記のとおり開催されますのでお知らせします。

主  催   (公社)日本冷凍空調学会
日  程   平成 27 年 10 月 20 日(火)〜23 日(金)
場  所   早稲田大学西早稲田キャンパス
(東京都新宿区大久保 3-4-1)
参 加 費   協賛学会所属の個人正会員は会員価格にて参加が可能
参加登録   平成 27 年 9 月 25 日(金)までに事前登録すると参加費が割引
当日参加も可能
問い合わせ先   年次大会実行委員長 齋藤 潔
e-mail jsrae15@jsrae.or.jp
プログラムなど詳細は,大会 HP(https://nenji.jsrae.or.jp/nenji2015/index.html)をご覧ください。

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平成 27 年度日本農学会シンポジウムの開催について

 標記シンポジウムが下記のとおり開催されますのでお知らせします。

主 催   日本農学会
日 時   平成 27 年 10 月 3 日(土)
場 所   東京大学弥生講堂
テーマ   国際土壌 2015 と農学研究―社会と命と環境をつなぐ―
参加費   無料
問い合わせ先  
 〒113-8657 東京都文京区弥生 1-1-1
 日本農学会事務局
 TEL(03) 5842-2287
プログラムなど詳細は,主催学会 HP(http://www.ajass.jp)をご覧ください。

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第 17 回公開講演会「生理活性物質としての DHA・EPA の機能と動態」の開催について

 標記講演会が下記のとおり開催されますのでお知らせします。

主 催   DHA・EPA 協議会,一般財団法人日本水産油脂協会
日 時   平成 27 年 10 月 23 日(金) 開場 13 : 00
場 所   アイビーホール青学会館
(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 4-4-25)
参加費   講演会 DHA・EPA 協議会会員無料,非会員 3,000 円
申込締切   平成 27 年 10 月 9 日(金) 定員 120 名,先着順
問い合わせ先   〒151-0062 東京都渋谷区元代々木町 32-7
 (一財)日本水産油脂協会内
 DHA・EPA 協議会 事務局
 TEL & FAX(03)-3469-6931 e-mail dha_epa@par.odn.ne.jp
プログラムなど詳細は,主催団体 HP(http://www.dhaepa.org/)をご確認ください。

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瀬戸内海文化研究・活動支援の募集について

 (公財)福武財団では,世界的にも優れた景観を持ち,地域の固有性と多様性をもって持続的な発展をとげてきた瀬戸内海地域に焦点を当て,その「文化力」の向上と地域づくりに後援する調査・研究や活動を助成しています。

助成対象
 1)   調査・研究助成
瀬戸内海地域の「文化力」を持続的・発展的に高めるための,人文・社会等に関する調査・研究,およびそれらの融合された分野に対する調査・研究
 2)   活動助成
瀬戸内海地域の「文化力」向上のための活動

応募期間 平成 27 年 9 月 1 日(火)〜10 月 16 日(金)

問い合わせ先
 〒761-3110 香川県香川郡直島町 850
 (公財)福武財団事務局 助成担当
 TEL(087)892-4455 FAX(087)892-4466
 e-mail uketsukesenyo@fukutake.or.jp
応募方法など詳細は,財団 HP(http://www.fukutake.or.jp/)をご覧ください。

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多摩川およびその流域の環境浄化に関する基礎研究,応用研究,環境改善計画のための研究・活動助成の募集について

 (公財)とうきゅう環境財団では,多摩川およびその流域の環境浄化の促進や自然環境の保全などに必要な調査や試験研究を毎年公募しております。

研究助成対象テーマ
①   産業活動または住生活と多摩川およびその流域との関係に関する調査および試験研究
②   排水・廃棄物等による多摩川の汚染の防除に関する調査および試験研究
③   多摩川およびその流域における水の利用に関する調査および試験研究
④   シンポジウム,音楽会あるいは出版等による環境啓蒙活動や,歴史的な遺産あるいは社会システムの維持保全・回復運動等,多摩川及びその流域における環境保全や文化の創造に広く寄与するもの。

応募締切 平成 28 年 1 月 15 日(金) 消印有効
問い合わせ先
 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 1-16-14
 (公財)とうきゅう環境財団
 TEL(03) 3400-9142 FAX(03) 3400-9141
 e-mail kanya.suzuki@tokyuenv.or.jp
応募方法など詳細は,財団 HP(http://www.tokyuenv.or.jp/)をご覧ください。

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北海道大学大学院水産科学研究院の教員公募について

 標記の公募案内を下記のとおりお知らせします。

公募人員   教授 1 名
所  属   北海道大学大学院水産科学研究院海洋生物資源科学部門海洋生物学分野
専門分野   海洋生物学
特に魚類を対象とした比較形態学に基づく系統分類学に関する教育研究
資格条件
 1)  博士の学位を有すること
 2)  専門分野について顕著な研究業績を有すること
締 切   平成 27 年 10 月 26 日(月)17 時必着
問い合わせ先
 〒041-8611 北海道函館市港町 3-1-1
 北海道大学大学院水産科学研究院
 海洋生物学分野教員選考委員会
 委員長 笠井亮秀
 TEL(0138)40-8807
 e-mail akihide@fish.hokudai.ac.jp
応募方法など詳細は,北海道大学 HP(http://www2.fish.hokudai.ac.jp)をご覧ください。

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