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海洋生物資源学部門 テニュアトラック助教1名 応募締切 2013.9.9

 東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科研究院海洋科学系では,テニュアトラック制度に基づき,将来にわたって活躍できる優れた教員を育成するためテニュアトラックポストの助教を公募します。
 本制度は,助教(テニュアトラック)を任期付きで雇用し,整備された環境のもと研究と教育を推進し,教員としての適性について公正・厳格な審査を行い,本学助教または准教授のテニュア(任期の定めのない常時勤務の教員)を取得させることを目的とするものです。
 採用された助教(テニュアトラック)は,原則として独立した研究室の使用が認められ,研究立ち上げのスタートアップ資金やメンターの配置等の援助が受けられます。また,学部授業および会議などの業務が常勤教員に比べ一部軽減されます。なお,大学院担当については,別途資格判定を行い認定します。

1  募集人員:  助教(テニュアトラック) 1名 (常勤)
2  テニュアトラック期間:  採用から2018年3月31日まで
3  所属:  大学院海洋科学技術研究科研究院
海洋科学系海洋生物資源学部門
4  担当する教育研究内容:
   海洋生物資源学部門は,学際的な教育研究を行っており,水圏生物に関する生物科学,生命科学,生物工学,生化学,資源・解析学が緊密な関係を保ちながら教育研究を進めることを基本理念としています。
 当該教員は,水圏生物の,特に魚群行動学,集団生物学,水族病理学,ゲノム科学,あるいは水族栄養学のいずれかに関する教育研究を遂行します。
   担当を予定している授業科目は,エフォート率70%の研究時間を保障した上で,おおむね以下のとおりです。
(学部)魚群行動学,集団生物学,水族病理学,ゲノム科学,あるいは水族栄養学のいずれかに関する講義およびフレッシュマンセミナーの一部を分担
(大学院博士前期課程)魚群行動学,集団生物学,水族病理学,ゲノム科学,あるいは水族栄養学のいずれかに関する講義の一部を分担
(大学院博士後期課程)魚群行動学,集団生物学,水族病理学,ゲノム科学,あるいは水族栄養学のいずれかに関する講義の一部を分担
5  待遇
  給与,福利厚生等は一般の常勤教員と同等になります。
6  テニュア中間評価及びテニュア審査
  テニュア中間評価を3年目以内,テニュア審査を5年目以内に実施します。
7  研究環境
  採用者には独立した研究スペースと文部科学省「テニュアトラック普及・定着事業」による研究費として2013年度(1年目)に1,000万円,2014年度(2年目)に500万円の研究費が提供されます。さらに,学内支援研究費として,2013年度(1年目)に320万円のスタートアップ研究費が提供され,2014年度以降はテニュアトラック教員以外の助教の倍額の学内研究費が提供されます。研究活動のエフォート率は,70%以上がテニュアトラック期間にわたり保障されます。
※1年目及び2年目の研究費は,文部科学省の予算をもとに配分するものであり,場合によっては変動する可能性があります。
8  応募条件:
(1) 博士の学位を有すること
(2) 上記4の教育研究内容に係わる研究業績を有すること
(3) 上記4の授業科目を担当,分担できること
(4) 大学院博士前期課程での研究指導を担当できることが望ましい
(5) 学部の授業は日本語又は英語で,大学院の授業および研究指導は英語で行えること
(6) エフォート率70%の研究時間を確保した上で,学内業務にも積極的に取り組むことができること
(7) 応募締切時に博士号取得後10年以内の研究者であること
(8) 40歳未満であること(2013年4月1日現在)
(9) 旧科学技術振興調整費「若手研究者の自立的研究環境整備促進」に採択され,当該補助金により人件費又は研究費を補助されているテニュアトラック教員ではないこと
9  採用予定日:2013年10月中旬以降できるだけ早い時期
10  提出書類(各原本1部,(1)〜(6)はコピー6部をあわせて添付):
(1) 履歴書(A4版様式自由,写真貼付)
学歴,職歴,賞罰,学位論文題目(学位取得機関・学位取得年月・学位記番号),所属学会,その他特記すべきことを項目別に列記してください。
(2) 研究業績目録(A4版様式自由)
著書,学術論文[査読付き],参考論文に分け,それぞれ現在から順に過去に遡り列記してください。
*応募時に公刊されているものに限ります。学術論文については,審査が終了し受理証明書のあるものを含めることができます。
*学術論文で,応募者が第一著者(単著を含む)または責任著者になっている論文では名前に下線を引いて,判別できるようにしてください。
(3) 学術論文の別刷またはコピー(代表的な論文を5編)
*最終選考に際して,学術論文すべての提出をお願いすることになります。
(4) 競争的研究資金の獲得状況(A4版様式自由)
獲得した研究資金があれば,代表・分担の別,申請課題,助成機関,期間,金額を列記してください。
(5) 現在までの教育および研究内容の要約(A4版 2,000字程度)
(6) 着任後の教育および研究に対する抱負(A4版 2,000字程度)
(7) 提出書類受理通知のための返信用封筒(定形封筒に宛先を記入し,80円切手を貼付すること)
(8) 選考結果通知のための返信用封筒(定形封筒に宛先を記入し,80円切手を貼付すること)
注意事項:
1) 選考に当たって,面接等をお願いすることがあります。その場合の交通費等は自己負担とします。
2) 健康診断書の提出をお願いすることがあります。
3) 応募の秘密は厳守し,応募書類は本選考の目的以外には使用しません。応募書類は原則として返却せず,選考終了後に当方で処分します。
11. 応募期限:2013年9 月9日(月)(郵送のみ。午後5時必着)
12. 書類提出先:
  〒108-8477 東京都港区港南4−5−7
  東京海洋大学 大学院海洋科学技術研究科 海洋科学系海洋生物資源学部門
  教員(テニュアトラック助教)選考委員会委員長 佐藤 秀一
  (「海洋生物資源学部門教員応募書類」と朱書きし,書留郵便とすること)
13. 選考結果の通知:2013年10月中旬までに,応募者本人に通知します。
14. 当該部門教員:
   教 授: 有元貴文,今田千秋,延東 真,北田修一,佐藤秀一,佐野元彦,
  ストルスマン カルロス,竹内俊郎,田中栄次,東海 正,濱田奈保子,
  廣野育生,吉崎悟朗,舞田正志
   准教授: 秋山清二,稲田博史,尾城 隆,北門利英,胡 夫祥,小林武志,
  近藤秀裕,坂本 崇,芳賀 穣,羽曾部正豪,浜崎活幸,藤田大介,
  横田賢史
   助 教: 石井晴人,岩田繁栄,遠藤雅人,片桐孝之,小林征洋,塩出大輔,
  寺原 猛,二見邦彦,矢澤良輔,(本公募)
15. 照会先:
  教員(助教:海洋生物資源学部門)選考委員会委員長 佐藤秀一
  TEL/FAX: 03-5463-0557/03-5463-0553,E-mail:ssatoh@kaiyodai.ac.jp
16. 参考:
  海洋生物資源学部門の詳細は,東京海洋大学のホームページの海洋科学部海洋生物資源学科(http://www.s.kaiyodai.ac.jp/shigen/index.html),および大学院の海洋生命科学専攻(http://www.g.kaiyodai.ac.jp/main/zenki/index.html)と応用生命科学専攻(http://www.g.kaiyodai.ac.jp/main/kouki/index.html)をご覧ください。
付記
1) この募集は「文部科学省平成24年度テニュアトラック普及・定着事業に基づくものです。http://www.jst.go.jp/tenure/
2) 東京海洋大学のテニュアトラック制度の概要については下記HPをご覧ください。
http://www.kaiyodai.ac.jp/research/tenure/tenuretrack/index.html
3) 2012年4月1日からの大学院重点化に伴い,海洋科学部海洋生物資源学科の教員は大学院組織の海洋科学系海洋生物資源学部門に所属することになりました。
4) 東京海洋大学は,「男女共同参画宣言」を定め,女性研究者支援を含めた男女共同参画を推進しています。本公募においても女性研究者の応募を歓迎いたします。