主 旨: | ふなずしは、滋賀県琵琶湖を代表する伝統食品であり、寿司の原型とも言われている。ふなずしを含むなれ寿司は、日本人に馴染み深い水産加工食品であり、地域により各家庭で自慢の味が存在したが、徐々にその文化が失われつつある。今回は、「琵琶湖の魚とその利用 ふなずしを自分で作ろう!」と題して、琵琶湖の魚とその利用法に焦点を絞ってシンポジウムを開催する。さらに、ふなずしを実際に自分たちで作成し、今後の水産加工食品との付き合い方やそれをはぐくんできた琵琶湖の姿について知識を深めたい。折から、日本水産学会も公益法人化を目指しており、産官学が一体となった取り組みの緒となることを願う。 |