平成19年度日本水産学会近畿支部前期例会シンポジウムの開催について

近畿支部支部長  左子芳彦

本年度前期の近畿支部例会を下記の通り開催します。多数ご参加下さいますようにご案内申し上げます。

日 時平成19年7月7日(土) 13:00〜17:15
場 所神戸女学院大学 ジュリア・ダッドレー記念館1F大会議室
〒662-8505 西宮市岡田山4-1
阪急電鉄今津線 門戸厄神駅下車 徒歩10分
*詳細なアクセスにつきましては神戸女学院大学のホームページ(http://www.kobe-c.ac.jp/)をご覧下さい。
テーマ近畿の水環境の現状とその制御に向けて
主 旨有毒アオコや内分泌活性物質(内分泌撹乱物質)が、世界中で深刻な水環境問題となって久しい。近年高感度な検出・分析法の開発に加えて、殺藻ファージ・分解菌の発見や環境浄化法の開発によりそれらの制御に向けて新たな展開が期待されている。そこで、近畿とりわけ京阪神に極めて重要な飲料水や水産資源を供給している琵琶湖や河川並びに沿岸域において、アオコや内分泌活性物質がいかなる状況かを把握し、これらの高感度検出法、制御および浄化法の可能性を考えたい。
企画者左子芳彦(京大院農)・川合真一郎(神戸女学院大 環境・バイオ)・山本義和(神戸女学院大 環境・バイオ)
プログラム
1.開会の挨拶
川合真一郎(神戸女学院大 環境・バイオ)
2.有毒アオコと毒の研究動向
座長 川合真一郎(神戸女学院大 環境・バイオ)
 1)有毒微生物の遺伝子診断法の開発
左子芳彦(京大院農)
 2)分子生物学的手法による有毒アオコの動態解析
田辺祥子(神戸大内海セ)
 3)アオコ毒素ミクロシスチンの動態と生体蓄積
朴 虎東(信州大理)
 4)有毒アオコのファージによる防除技術の開発
吉田天士(福井県立大)
 休憩 14:35〜14:50
3.内分泌活性物質研究、最近の動向
座長: 左子芳彦(京大院農)
 1)礫間接触法によるエストロゲン様物質の除去
松岡須美子・川合真一郎(神戸女学院大 環境・バイオ)
 2)メダカのビテロゲニンを利用した下水中エストロゲン様物質処理の評価
江口さやか・山本義和(神戸女学院大 環境・バイオ)
 3)トリブチルスズが魚類の精子形成におよぼす影響
持田和彦(瀬戸内水研)
 4)トリブチルスズ代替防汚剤による沿岸域の汚染とバイオアッセイを用いた毒性評価      
岡村秀雄(神戸大海事科学)
4.総合討論
座長: 山本義和(神戸女学院大 環境・バイオ)
5.閉会の挨拶
参加費無料
問い合わせ先〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻海洋生物生産利用学分野
日本水産学会近畿支部事務局 (担当:菅原達也)
TEL/FAX (075)753-6212 e-mail sugawara@kais.kyoto-u.ac.jp