平成18年度日本水産学会近畿支部前期例会シンポジウムの開催について

近畿支部 支部長 左子芳彦

本年度前期の近畿支部例会を下記の通り開催します.多数ご参加下さいますようご案内申し上げます.

日 時平成18年7月1日(土) 12:45〜17:00
場 所和歌山県農林水産総合技術センター 水産試験場
〒649-3503 和歌山県西牟婁郡串本町串本1557-20
       Tel:07356-2-0940 Fax:07356-2-3515
(JR新大阪駅7:35発の特急利用で串本駅11:02着 串本駅から車で約10分)
テーマ「持続的養殖生産確保法施行後における養殖漁業の管理と将来展望」
主 旨平成11年6月に持続的養殖生産確保法が施行され、従来までの環境消費型養殖から環境保全型養殖に転換することが重要であると位置付けられている。清浄な環境で健康な魚を生産することが環境保全型養殖であると考えられ、消費者の要求する“安全・安心な養殖魚”を満たすものであるが、必ずしも定義が明確にされたものでない。ここでは(1) 漁場環境の現状と漁業者が行うことのできる漁場監視、(2) 養殖技術としての餌、飼育密度、魚病対策 (3) これからの養殖業と言うことで品質管理と消費者対策、新品種の開発、ポリカルチャ−について発表の中から、安全・安心を満たす環境保全型養殖を考えるとともにこれからの養殖業について展望する.
企画者熊井英水(近大水産研究所)・小川 健(和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場)・竹内照文(和歌山県農林水産総合技術センター水産試験場)

プログラム
1.開会の挨拶熊井英水(近大水研)
2.漁場環境の現状と漁場監視【座長 竹内照文(和歌山県水試)】
 1)和歌山県の事例上出貴士(和歌山県水試)
 2)三重県の事例横山 寿(養殖研)
3.養殖技術の開発【座長 小川 健(和歌山県水試)】
 1)給餌回数と給餌量竹内照文(和歌山県水試)
 2)餌の開発滝井健二(近大水研)
 3)ワクチンの開発真鍋貞夫(阪大微研)
4.これからの養殖【座長   村田 修(近大水研)】
 1)新品種の開発家戸敬太郎(近大水研)
 2)ポリカルチャー木村 創(和歌山県水試)
 3)品質管理と消費者対策坂井善晴(大阪魚市)
5.総合討論【座長 熊井英水(近大水研)・竹内照文(和歌山県水試)】

参加費無料
問い合わせ先〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学大学院
農学研究科応用生物科学専攻海洋生物生産利用学分野内
日本水産学会近畿支部事務局(担当:菅原達也)
TEL/FAX: 075-753-6212 e-mail : sugawara@kais.kyoto-u.ac.jp