平成28年度日本水産学会北海道・東北支部合同大会若手の会講演会
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1. | 日時: 平成28年10月22日(土)15:45〜16:45 |
2. | 場所: 北海道大学水産学部大講義室 |
3. | 企画責任者: 高橋 潤(東京農大生物産業),竹谷裕平(青森水総研 / 北大院水) |
4. | 内容 (1)開会の挨拶・趣旨説明 竹谷裕平(青森水総研)16:45〜16:48 (2)講演 座長: 竹谷裕平(青森水総研)16:48〜17:43 「クロマグロの資源管理と漁業者・加工業者が生き残る道」 野呂英樹((株)ホリエイ・(株)あおもり海山) 講演50分,質疑5分 (3)閉会の挨拶 座長: 高橋 潤(東京農大生物産業)17:43〜17:45 |
5. | 参集範囲: クロマグロをはじめとする水産資源の管理や利用・加工,流通・販売, 地域振興等に興味がある者(日本水産学会員以外の一般の方も歓迎します) |
【企画の趣旨】 講師は,2009年3月に東京海洋大学大学院を修了,同年4月に青森県庁に入庁。2014年3月に青森県庁を退職し,同年4月に現職へ転身した。 あおもり海山では,県内トップの漁獲量を誇る深浦町産のクロマグロを対象に,母体会社(株)ホリエイが操業する定置網において血抜きや内臓除去,神経抜き等の船上処理や冷凍試験,未利用部位の加工品開発,販路開拓をはじめ,ご当地グルメ「深浦マグステ丼」の原料供給支援等の地域振興に取り組んでいる。 一方,太平洋クロマグロは親魚資源が歴史的最低水準にあることから,我が国では中西部太平洋まぐろ類委員会の国際合意に基づき,体重30kg未満の小型魚の漁獲量を従来の約半分に制限する措置が2015年から導入された。 しかし,深浦町におけるクロマグロ漁業の主たる漁法は定置網であり,来遊する魚群の入網を待って漁獲する典型的な受動漁具であるため,種やサイズを選択することが困難であり,本種小型魚の漁獲量が先の規制上限に達すれば操業そのものを停止せざるを得ない。 講師は,クロマグロ資源の保全はもとより,定置網漁業の操業を維持するために,海洋大や青森水総研,水産機構水工研と連携して,定置網に入網したクロマグロ小型魚を健全な状態で網外へ放流する技術の開発に取り組んでいる。 本講演では,講師によるクロマグロ資源保全や販路拡大の取り組み,漁業者・加工業者として漁獲規制等の社会情勢を受けた今後のビジョン,さらには水産学研究に期待すること等について御講演いただく。 |
連絡先: |
地方独立行政法人青森県産業技術センター水産総合研究所 資源管理部 主任研究員 竹谷 裕平 所在地: 〒039-3381 東津軽郡平内町大字茂浦字月泊10 TEL: 017-755-2155 / FAX: 017-755-2156 e-mail: yuuhei_takeya@aomori-itc.or.jp |