平成27年度日本水産学会中部支部大会の開催について

中部支部支部長 皆川 惠

 本年度の中部支部大会を下記の通り開催いたしますので,多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。一般研究発表とミニシンポジウムへの参加は非会員および高校生の参加が自由ですので,多数のご来場お待ちしております。なお,中部支部管内に関わる研究・技術・教育等において優秀な業績を挙げた者に支部長賞を授与する予定です。自薦他薦を問いませんので,沢山の推薦をお待ちしております。また,本支部大会において優れた研究発表を行った40歳以下の支部会員または高校生以下には優秀発表賞を授与する予定です。

日 程 平成27年11月21日(土)
会 場 東海大学海洋学部
(静岡県静岡市清水区折戸3-20-1)

プログラム
 10:00〜13:00 一般研究発表(ポスター発表のみ)3号館3階 3301教室,3316教室
 12:00〜13:00 支部幹事会 3号館3階 3322ゼミ室
 13:05〜13:45 支部総会、表彰式・受賞講演 3号館4階 3401教室
 13:50〜17:05 ミニシンポジウム 3号館4階 3401教室

ミニシンポジウム「まぐろ・かつお類の研究最前線と未利用水産資源の利活用」
企画責任者 鈴木伸洋(東海大海洋)・八吹圭三(水産総合セ・国際水産資源研)・増元英人(静岡県水技研)
趣旨 まぐろ・かつお類の資源動向が懸念されている。特に太平洋クロマグロの資源管理に関連して2015年からの未成魚(30キロ未満)の漁獲が国際漁業管理機関で決定され,水産庁でも未成魚漁獲量の早期把握や,遊漁船やプレジャーボートなどでの釣りの漁獲量の実態調査が進められ,国内規制の強化も本格化している。また,カツオの巻き網や延縄の遠洋漁業においては魚価の低迷,海外の大型船との競争,燃油コストの上昇に加えて島嶼国,EEZ内での入漁料の負担増など遠洋漁業を取り巻く環境は一層厳しく,沿岸漁業においても魚価の低迷や燃油高騰等の継続が経営体を圧迫している。これらの背景を踏まえて,本シンポジウムでは,太平洋クロマグロの資源管理の科学的なベースとなる産卵場や年齢成長の研究,カツオやビンナガの効率的操業に資する漁場予測などの研究の最前線,沿岸漁業については未利用水産資源の利活用を中心とした静岡県での取り組みについてそれぞれ分かり易く紹介して頂くこととした。本シンポジウムにより最近の漁業実態や漁業経営が抱える問題と将来展望への議論のきっかけとなることを期待したい。

13:50−13:55 趣旨説明      鈴木伸洋(東海大海洋)
1)まぐろ・かつお類の研究最前線
14:00−14:30 太平洋クロマグロはどこで生まれたのか
平岡優子(水産総合研究セ・国際水産資源研)
14:30−15:00 太平洋クロマグロの耳石から年齢と成長をみる
石原大樹(水産総合研究セ・国際水産資源研)
 座長: 増元英人(静岡水技研)
15:00−15:30 遠洋竿釣り漁業におけるカツオ・ビンナガ漁場予測          
石田孝行(静岡県水技研)
 座長: 八吹圭三(水産総合セ・国際水産資源研)
2)未利用水産資源の利活用
15:30−16:00 駿河湾の底曳網の未利用混獲物の活用
山崎資之 (静岡県水技研)
16:30−17:00 ハダカイワシ漁業の創出を目指して
小林憲一・小泉鏡子 (静岡県水技研)
 座長: 鈴木伸洋(東海大海洋)
17:00−17:05 閉会の辞

一般研究発表の申込および要旨提出
一般発表は発表時間の都合上ポスターセッションのみで募集させていただきます。
1)展示用パネルとして縦180cm×横90cm程度の大きさを用意いたします。ポスター会場に画画鋲等を用意いたします。
2)ポスターには講演題目,発表者,所属名等を明示してください。
3)展示物は発表者自身が貼り付け,展示終了後は直ちに撤去してください。
4)高校生のポスター発表も募集します。(優秀なポスター発表は優秀発表賞の対象の予定です)発表方法や要旨作成等は一般発表と同様ですので参照してください。
要旨は以下の方法で作成してください。
1)講題,氏名および所属機関名を記載の上,目的,方法,結果の順で小見出しを付けて,分かり易く記述してください。
2)総字数は700字程度で文章のみとし,図表は使わない。
3)著者が連名の場合には「・」で連ねる。
参加申込・発表申込・要旨の提出締切 平成27年10月23日(金)
参加費等 無料(学会会員以外の参加自由)
支部長賞推薦 支部長賞推薦をご予定の方は下記の日本水産学会中部支部事務局までご連絡下さい。推薦書式を電子メールにて送付いたします。推薦締切は平成27年9月30日(水)です。
申込先・問い合わせ先(日本水産学会中部支部事務局)
〒516-0193 三重県度会郡南伊勢町中津浦422-1
国立研究開発法人 水産総合研究センター増養殖研究所
日本水産学会中部支部事務局 乙竹 充
TEL0599-66-1831 e-mail: ototake@affrc.go.jp
高校生ポスター発表申し込み等の問い合わせも事務局までお願いします。


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