出版物のご案内

 本学会では,定款第4条にある公益目的事業のひとつ「(2)学会誌及び学術図書の刊行による水産学研究の普及事業」として,下記の学術図書の刊行を行っています。
 会員に関する規則の第6条(2)により, これら水産学シリーズ及びベルソーブックス等学術図書については,会員には出版社から一定の購読特典を受けることができます。
 水産学シリーズの編集やその他の学術図書の企画刊行に関しては,本学会の出版委員会がその業務を担当しています。また,ベルソーブックスの企画・編集ほか一般向け図書の企画刊行に関しては,ベルソーブックス委員会が業務を担当しています。(委員会等設置規程第9条および第10条)

水産学シリーズ
ベルソーブックス


水産学シリーズ

日本水産学会 編/監修 ,恒星社厚生閣 出版
内容紹介など詳しくは,恒星社厚生閣のホームページ http://www.kouseisha.comをご覧下さい。

No.書名価格(税抜き)ISBNコード
1水圏の富栄養化と水産増養殖<オンデマンド版>3,0007699-0131-3
2のりの病気<オンデマンド版>3,0007699-0132-1
3食品の水―水分活性と水の挙動<オンデマンド版>3,0007699-0133-X
4魚の品質<オンデマンド版>3,0007699-0134-8
5対馬暖流―海洋構造と漁業<オンデマンド版>3,0007699-0135-6
6魚類の成熟と産卵−その基礎と応用<オンデマンド版>3,0007699-0136-4
7魚類とアニサキス<オンデマンド版>3,0007699-0137-2
8稚魚の摂餌と発育<オンデマンド版>3,0007699-0138-0
9魚類種族の生化学的判別<オンデマンド版>3,0007699-0139-9
10海洋の生態系と微生物<オンデマンド版>3,0007699-0140-2
11南方カツオ漁業―その資源と技術<オンデマンド版>3,0007699-0141-0
12種苗の放流効果―アワビ・クルマエビ・マダイ<オンデマンド版>3,0007699-0142-9
13白身の魚と赤身の魚−肉の特性<オンデマンド版>3,0007699-0143-7
14水産資源の有効利用―資源管理から利用加工<オンデマンド版>3,0007699-0144-5
15水産動物のホルモン<オンデマンド版>3,0007699-0145-3
16石油汚染と水産生物<オンデマンド版>3,0007699-0146-1
17海の生態学と測定<オンデマンド版>3,0007699-0147-X
18海洋生物のPCB汚染<オンデマンド版>3,0007699-0148-8
19イワシ・アジ・サバまき網漁業<オンデマンド版>3,0007699-0149-6
20魚肉タンパク質<オンデマンド版>3,0007699-0150-X
21浅海養殖と自家汚染<オンデマンド版>3,0007699-0151-8
22養魚と飼料脂質<オンデマンド版>3,0007699-0152-6
23増殖技術の基礎と理論<オンデマンド版>3,0007699-0153-4
24魚の呼吸と循環<オンデマンド版>3,0007699-0154-2
25水産動物のカロテノイド<オンデマンド版>3,0007699-0155-0
26水産生物の遺伝と育種<オンデマンド版>3,0007699-0156-9
27海洋の生化学資源<オンデマンド版>3,0007699-0157-7
28漁具の漁獲選択性<オンデマンド版>3,0007699-0158-5
29水産食品の鑑定<オンデマンド版>3,0007699-0159-3
30水域の自浄作用と浄化<オンデマンド版>3,0007699-0160-7
31ホタテガイの増養殖と利用<オンデマンド版>3,0007699-0161-5
32淡水養魚と用水<オンデマンド版>3,0007699-0286-9
33水産加工食品の保全<オンデマンド版>3,0007699-0287-5
34赤潮−発生機構と対策<オンデマンド版>3,0007699-0288-3
35多獲性赤身魚の有効利用<オンデマンド版>3,0007699-0294-8
36かご漁業<オンデマンド版>3,0007699-0301-4
37魚類の化学感覚と摂餌促進物質<オンデマンド版>3,0007699-0302-2
38藻場・海中林<オンデマンド版>3,0007699-0303-0
39活魚輸送<オンデマンド版>3,0007699-0312-X
40海洋動物の非グリセリド脂質<オンデマンド版>3,0007699-0313-8
41魚介類の成熟・産卵の制御<オンデマンド版>3,0007699-0321-9
42有毒プランクトン―発生・作用機構・毒成分<オンデマンド版>3,0007699-0322-7
43沿岸海域の富栄養化と生物指標<オンデマンド版>3,0007699-0323-5
44シオミズツボワムシ―生物学と大量培養<オンデマンド版>3,0007699-0331-6
45海藻の生化学と利用<オンデマンド版>3,0007699-0332-4
46水産資源の解析と評価<オンデマンド版>3,0007699-0340-5
47魚類の物質代謝<オンデマンド版>3,0007699-0341-3
48漁業環境アセスメント<オンデマンド版>3,0007699-0342-1
49資源生物としてのサメ・エイ類<オンデマンド版>3,0007699-0501-7
50魚肉ねり製品―研究と技術<オンデマンド版>3,0007699-0502-5
51人工魚礁<オンデマンド版>3,0007699-0518-1
52水産食品と栄養<オンデマンド版>3,0007699-0519-X
53漁業と環境―水域別の現状と問題点<オンデマンド版>3,0007699-0520-3
54養魚飼料―基礎と応用<オンデマンド版>3,0007699-0532-7
55秋サケの資源と利用<オンデマンド版>3,0007699-0533-5
56貝毒プランクトン―生物学と生態学<オンデマンド版>3,0007699-0550-5
57水産動物の筋肉脂質<オンデマンド版>3,0007699-0551-3
58環境化学物質と沿岸生態系<オンデマンド版>3,0007699-0559-9
59マダイの資源培養技術<オンデマンド版>3,0007699-0562-9
60魚の低温貯蔵と品質評価法<オンデマンド版>3,0007699-0563-7
61水産増養殖と微生物<オンデマンド版>3,0007699-0580-7
62漁業からみた閉鎖性海域の窒素・リン規制<オンデマンド版>3,0007699-0581-5
63魚のスーパーチリング<オンデマンド版>3,0007699-0582-3
64海産付着生物と水産増養殖<オンデマンド版>3,0007699-0589-0
65海産有用生理活性物質<オンデマンド版>3,0007699-0590-4
66資源評価のための数値解析<オンデマンド版>3,0007699-0601-3
67水産食品のテクスチュアー<オンデマンド版>3,0007699-0602-3
68下水処理水と漁場環境<オンデマンド版>3,0007699-0603-X
69水産動物の日周活動<オンデマンド版>3,0007699-0616-1
70フグ毒研究の最近の進歩<オンデマンド版>3,0007699-0617-X
71エビ・カニ類の種苗生産<オンデマンド版>3,0007699-0627-7
72魚介類のエキス成分<オンデマンド版>3,0007699-0628-5
73漁具に対する魚群行動の研究方法<オンデマンド版>3,0007699-0647-1
74水産物のにおい<オンデマンド版>3,0007699-0648-X
75水産増養殖と染色体操作<オンデマンド版>3,0007699-0655-2
76水産動物筋肉タンパク質の比較生化学<オンデマンド版>3,0007699-0656-0
77魚貝類の生息環境と着臭<オンデマンド版>3,0007699-0657-9
78養殖魚の価格と品質<オンデマンド版>3,0007699-0672-2
79海洋微生物の生物活性物質<オンデマンド版>3,0007699-0673-0
80テレメトリーによる水生動物の行動解析<オンデマンド版>3,0007699-0689-7
81魚肉の栄養成分とその利用<オンデマンド版>3,0007699-0690-0
82海面養殖と養魚場環境<オンデマンド版>3,0007699-0691-9
83魚類の初期発育<オンデマンド版>3,0007699-0704-4
84水産加工とタンパク質の変性制御<オンデマンド版>3,0007699-0705-2
85海産魚の産卵・成熟リズム<オンデマンド版>3,0007699-0715-X
86魚類の死後硬直<オンデマンド版>3,0007699-0716-8
87漁場環境容量<オンデマンド版>3,0007699-0726-5
88食用藻類の栽培<オンデマンド版>3,0007699-0727-3
89海洋生理活性物質研究法<オンデマンド版>3,0007699-0728-1
90東南アジアの水産養殖<オンデマンド版>3,0007699-0737-0
91微細藻類の利用<オンデマンド版>3,0007699-0738-9
92有機スズ汚染と水生生物影響<オンデマンド版>3,0007699-0739-7
93放流魚の健苗性と育成技術<オンデマンド版>3,0007699-0747-8
94海洋生物のカロテノイド―代謝と生物活性<オンデマンド版>3,0007699-0748-6
95水域の窒素:リン比と水産生物<オンデマンド版>3,0007699-0761-3
96水産脂質―その特性と生理活性<オンデマンド版>3,0007699-0760-5
97水産資源解析と統計モデル<オンデマンド版>3,0007699-0759-1
98魚類の初期減耗研究<オンデマンド版>3,0007699-0773-7
99赤潮と微生物―環境にやさしい微生物農薬を求めて<オンデマンド版>3,0007699-0774-5
100現代の水産学5,6307699-0784-2
101魚介類の摂餌刺激物質2,4307699-0785-0
102新しい養魚飼料―代替タンパク質の利用2,4307699-0786-9
103水産と環境2,1407699-0787-7
104水産動物の生体防御2,4307699-0798-2
105漁業の混獲問題2,1407699-0806-7
106魚介類の鮮度判定と品質保持2,4307699-0807-5
107ウナギの初期生活史と種苗生産の展望2,4307699-0820-2
108魚の行動生理学と漁法2,4307699-0821-0
109イルカ類の感覚と行動2,2007699-0830-X
110生物機能による環境修復2,5007699-0831-8
111トラフグの漁業と資源管理2,5007699-0843-1
112ヒラメの生物学と資源培養2,6007699-0844-X
113有用海藻のバイオテクノロジー2,5007699-0853-9
114魚介類の細胞外マトリックス2,2007699-0854-7
115水産動物の成長解析2,3007699-0855-5
116砂浜海岸における仔稚魚の生物学2,5007699-0869-5
117水産育種に関わる形質の発現と評価2,2007699-0877-6
118水産資源・漁業の管理技術2,5007699-0878-4
119マイワシの資源変動と生態変化2,2007699-0879-2
120磯焼けの機構と藻場修復2,5007699-0894-6
121漁業と資源の情報学2,5007699-0900-4
122魚貝類筋肉タンパク質−その構造と機能2,2007699-0901-2
123水産養殖とゼロエミッション2,5007699-0902-0
124TAC管理下における直接推定法 ―その意義と課題2,2007699-0913-6
125HACCPと水産食品2,2007699-0923-3
126水産環境における内分泌攪乱物質2,5007699-0924-1
127漁具の選択特性の評価と資源管理2,2007699-0940-3
128魚類の自発摂餌─その基礎と応用2,5007699-0941-1
129オゴノリの利用と展望2,3007699-0955-1
130かまぼこの足形成−魚介肉構成タンパク質と酵素の役割2,6007699-0956-X
131スズキと生物多様性−水産資源生物学の新展開2,6007699-0963-2
132水産業における水圏環境保全と修復機能2,5007699-0971-3
133海藻食品の品質保持と加工・流通2,5007699-0972-1
134有害・有毒藻類ブルームの予防と駆除2,8007699-0973-X
135魚類の免疫系2,8007699-0980-2
136水産動物の性と行動生態2,6007699-0981-0
137養殖魚の健全性に及ぼす微量栄養素2,5007699-0987-X
138エビ・カニ類資源の多様性2,6007699-0988-8
139マアジの産卵と加入構造−東シナ海から日本沿岸へ2,3007699-0997-7
140微量人工化学物質の生物モニタリング2,8007699-1005-3
141水産物の品質・鮮度とその高度保持技術2,8007699-1006-1
142水産機能性脂質−給源・機能・利用2,9007699-1007-X
143水産食品の安全・安心対策−現状と課題2,8007699-1008-8
144ベントスと漁業2,8007699-1012-6
145流出油の海洋生態系への影響−ナホトカ号の事例を中心に2,6007699-1014-2
146かまぼこの足形成II  水の挙動とゲル物性の変化2,5007699-1027-4
147レジームシフトと水産資源管理2,6007699-1028-2
148ブリの資源培養と養殖業の展望2,6004-7699-1037-1
149水産物の原料・産地判別2,8007699-1038-X
150養殖海域の環境収容力2,6007699-1039-8
151海洋深層水の多面的利用−養殖・環境修復・食品利用2,8007699-1047-9
152テレメトリー−水生動物の行動と漁具の運動解析2,5007699-1048-7
153貝毒研究の最先端−現状と展望2,700978-4-7699-1062-6
154音響資源調査の新技術−計量ソナー研究の現状と展望2,800978-4-7699-1065-7
155微生物の利用と制御−食の安全から環境保全まで2,600978-4-7699-1067-1
156閉鎖性海域の環境再生2,800978-4-7699-1068-8
157森川海のつながりと河口・沿岸域の生物生産2,900978-4-7699-1075-6
158水産物の色素−嗜好性と機能性2,700978-4-7699-1076-3
159安定同位体スコープで覗く海洋生物の生態2,900978-4-7699-1083-1
160磯焼けの科学と修復技術2,600978-4-7699-1084-8
161アサリの流域圏環境−伊勢湾・三河湾での事例を中心として2,900978-4-7699-1096-1
162市民参加による浅場の順応的管理2,900978-4-7699-1204-0
163新しい漁業のデザイン3,600978-4-7699-1212-5
164魚介類アレルゲンの科学3,600978-4-7699-1214-9
165生鮮マグロ類の高品質管理−漁獲から流通まで3,600978-4-7699-1215-6
166漁灯を活かす技術・制度の再構築へ3,600978-4-7699-1216-3
167「里海」としての沿岸域の新たな利用3,600978-4-7699-1237-8
168クロマグロ養殖業−技術開発と事業展開3,600978-4-7699-1243-9
169浅海域の生態系サービス−海の恵みと持続的利用3,600978-4-7699-1244-6
170日本産水産物のグローバル商品化−その戦略と技術3,600978-4-7699-1258-3
171アンチエイジングをめざした水産物の利用3,600978-4-7699-1259-0
172沿岸漁獲物の高品質化−短期蓄養と流通システム3,600978-4-7699-1276-3
173豊穣の海・有明海の現状と課題3,600978-4-7699-1284-2
174フグ研究とトラフグ生産技術の最前線3,600978-4-7699-1285-9
175漁業資源の繁殖特性研究3,600978-4-7699-1298-9
176魚類の行動研究と水産資源管理3,600978-4-7699-1299-6
177沿岸魚介類資源の増殖とリスク管理3,600978-4-7699-1460-0
178通電加熱による水産食品の加熱と殺菌3,600978-4-7699-1461-7
179魚食と健康3,600978-4-7699-1471-6
180真珠研究の最前線3,600978-4-7699-1486-0

ここでの価格は、消費税を含んでおりません。


ベルソーブックス

日本水産学会 監修,成山堂書店 出版
内容紹介など詳しくは,成山堂書店のホームページの水産図書 http://www.seizando.co.jp/suisan/のベルソーブックスをご覧ください。

刊行の趣旨
既 刊

刊行の趣旨

このシリーズは、高校生や大学生、一般の方々に、水産に関するさまざまな知識や情報をわかりやすく、提供することをめざしています。

本シリーズによって、ひとりでも多くの人が、水産のことに理解を深めてくだされば幸いです。

既 刊
001
魚をとりながら増やす 松宮義晴
減少の一途をたどる魚資源はどうすれば増やすことができるのか。
永続的に、効率よく、多くの漁獲をあげるための資源管理型漁業の入門書。

002
あわび文化と日本人 大場俊雄
熨斗袋や結納品などの縁起物には、なぜかアワビがついてくる。
食べ方や信仰・海女漁業など日本人とアワビとの古くからの結びつきを紹介。

003
魚の発酵食品 藤井建夫
発酵食品にするとなぜ美味しく、保存がきくようになるのだろうか。
その秘密と伝統的な手作りの面白さを紹介する。

004
魚との知恵比べ─魚の感覚と行動の科学─ 川村軍蔵
魚はどんな色や味・音・匂いを好み、嫌うのか。釣りに対する学習能力は?
プロの漁師や釣り人も知りたい魚の感覚や習性を解明する。

005
世界の湖と水環境 倉田 亮
古の時代はオアシス、現在はゴミ捨て場?人と湖は共存できるのだろうか。
国連職員として16年間調査をしてきた世界中の湖から、興味深い90余りを厳選して解説する。

006
熱帯アジアの海を歩く 北窓時男
東南アジア多島海の漁村を旅し、そこで用いられている漁具・漁法・人々の息づかいや生活を紹介する。
日本にはない自然や社会との出会い、感動が伝わってくる。

007
音で海を見る 古澤昌彦
海中は光や電波が陸上のようには伝わらない。そんな未知の世界を見るために、音が用いられる。
漁船や水産資源調査などで使われているソナーや魚群探知機などの音響計測技術を解説する。

008
貝殻・貝の歯・ゴカイの歯 大越健嗣
貝殻は身を守るため、歯は餌を食べるためにある...ホントにそれだけ?
貝殻や歯といった硬組織の知られざる役割や薬・抗菌剤・CO2 固定などへの有効利用法を紹介する。

009
魚介類に寄生する生物 長澤和也
サナダ虫やアニサキスなど、とかく悪役と思われている寄生生物。
しかし、その実態はあまり知られていない。真の姿を知ればダーティなイメージが変わるかも。

010
うなぎを増やす 廣瀬慶二
日本種のウナギは絶滅の危機!? ポピュラーになった蒲焼も多くは外国産だ。
いまだ多くの謎に包まれているウナギの生態から資源管理、人工種苗研究の最先端がわかる。

011
最新のサケ学 帰山雅秀
サケが高齢化、小型化している!? サケの分類・生態から環境問題等を紹介。

012
海苔という生き物 能登谷正浩
あなたは食べている海苔の正体を知らない。色・生態・形・進化の不思議。

013
魚貝類とアレルギー 塩見一雄
魚や貝を中心とした食物アレルギーの正しい知識を知って健康な食生活を。

014
海藻の食文化 今田節子
健康食で再発見!古代から現代へ続く日本人と海藻とのかかわりを探究。

015
マグロは絶滅危惧種か 魚住雄二
ワシントン条約の精神と水産資源の持続的利用の問題点をわかりやすく紹介。

016
さかなの寄生虫を調べる 長澤和也
実体験をもとに「生き物」としての寄生虫の魅力を紹介するサイエンス・エッセイ。

017
魚の卵のはなし 平井明夫
形も性質も異なる魚卵たち。生き残りをかけた卵たちの興味深い生態を紹介。

018
カツオの産業と文化 若林良和
生態、漁労、消費、民俗、地域振興まで、カツオに関するすべてを紹介。

019
環境ホルモンと水生生物 川合真一郎
雌の貝にペニス、雄になれないワニ...すべての生き物の未来が危ない!

020
エビ・カニはなぜ赤い─機能性色素カロテノイド─ 松野隆男
話題の赤い色素カロテノイドの有用性と魚介類との不思議な関係を探る。

021
水生動物の音の世界 竹村 暘
海は本当に静寂か?耳を澄ませば、生物たちの息吹が聴こえてくる。

022
よくわかるクジラ論争─捕鯨の未来をひらく─ 小松正之
クジラ資源の科学的解析と、クジラと人とのかかわりから、今後の捕鯨のあり方を考える。

023
さしみの科学─おいしさのひみつ─ 畑江敬子
なぜさしみはおいしい?よりおいしく食べる方法は?新鮮魚介類の知識が満載。

024
江戸の俳諧にみる魚食文化 磯 直道
時は江戸。後世に名を残した芭蕉や一茶、蕪村など、魚介類を味わいつつ、句に庶民の生活や時の流れを綴っていた。
その多くの俳諧から、魚食にまつわる文化を眺めてみよう。

025
魚の変態の謎を解く 乾 靖夫
いもむしが蝶に、おたまじゃくしが蛙になるように、成長とともに大きく様変わりする生き物たちがいる。
なぜ姿を変えるのか?ヒラメ?ウナギ?サケなど、魚の世界における変態の謎を解明する。

026
魚の心をさぐる─魚の心理と行動─ 益田玲爾
魚は何を思い、何を感じて行動しているのか?群れをつくるしくみは?
学習能力は?さまざまな疑問の解明に新たなアプローチで挑む!

027
魚のウロコのはなし 吉冨友恭
ウロコを調べる!食べる!利用する! 薄いウロコだって、奥が深い。
一読すれば思わず目から鱗の、今までにない「ウロコの専門書」がついに完成!

028
海のギャング サメの真実を追う 中野秀樹
凶暴なものや温和なもの。大きいものや小さいもの。資源豊かなものや絶滅に瀕するもの。
“サメ”とはいったい、どんな生き物なのだろうか? それぞれが持つ魅力と、人とサメの共存への道を探る。

029
沿岸漁業の歴史 山口 徹
房総、三浦、瀬戸内など、沿岸で暮らす人々はどのような漁業を営んできたのだろうか。
自然の中で様々な技術をあみ出してきた漁民たち。彼らの生活を振り返り、漁業の変遷を辿る。

030
エチゼンクラゲとミズクラゲ─その正体と対策─ 安田 徹
ふぅわり ゆらゆら優雅に海中を漂う美しいクラゲたち。心を癒すものもいれば、人々に大きな被害をあたえるものもいる。
不思議に満ちたクラゲたちの生態、被害対策、利用法を探る。

031
海洋微生物と共生─サンゴ礁?海底熱水孔の生き物たち─ 石田 祐三郎
葉緑体やミトコンドリアは別の生き物だった!
きらめくサンゴ礁を支えているのは何か?
光も酸素もない深海底に生物がひしめいていた!!
生命活動、進化、地球環境の維持から健康維持まで、驚異と不思議に満ちたミクロの共生の世界。

032
藻場とさかな─魚類生産学入門─ 小路 淳
なぜ稚魚たちは藻場という存在を知り,頼るのか?藻場は稚魚の成長にどのような影響を与えるのか?
藻場に見られる魚たちの生態をさぐり、その生産性を量り、守るべき藻場の姿を明らかにする。

033
クロダイの生物学とチヌの釣魚学 海野 徹也
クロダイには色が分かるのか?  釣り糸は見えているのか?
あなたは本当にクロダイのことが分かっていますか?
クロダイを“彼女”と呼ぶほどにチヌ釣りを愛し,クロダイの研究を続けてきた著者が最新の研究成果と釣りの経験を融合してまとめた,待望の「チヌ学」入門書。

034
海のトワイライトゾーン─知られざる中深層生態系─ 斉藤 宏明
水深150メートルを超えると,太陽の光がわずかに届く薄暗い世界が広がっている。
この世界に潜む生物たちは,どのような生存競争を繰り広げているのだろうか?
最新科学のサーチライトを当ててみよう。

035
イセエビをつくる 松田 浩一
生まれた時のクモのような姿から,ガラス細工のように繊細な稚エビとなり,最後は威風堂々とした姿に成長するイセエビ。
初めて幼生の人工飼育に成功した著者が,その不思議な生物を,最新の研究成果とともに紹介する。

036
フグはフグ毒をつくらない 野口 玉雄
陸上養殖のトラフグは無毒になり,海にも陸にもフグ毒をもつ生き物がいることが分かった!
―フグはなぜフグ毒をもつのか,またもち得るのか―
フグ毒研究とフグ利用法の最新成果がここに。

037
減ったマイワシ、増えるマサバ─わかりやすい資源変動のしくみ─    谷津明彦・渡邊千夏子
かつて大衆魚と呼ばれた魚たちは,なぜ激減したのか!
資源変動のしくみや資源管理を一から学ぶには,最良の参考書。

038
真珠をつくる 和田克彦
「すてきな真珠」をつくるにはどうすれば良いのか!
貝の品種改良にスポットを当て,真珠の全容を紹介する。

039
水族館をつくる─うおのぞきから環境展示へ─    安部義孝
マグロの回遊水槽の実現や世界初のバショウカジキの飼育など,味のある水族館を手掛けた館長が,水族館を語る!
※安部氏が館長を務める「アクアマリンふくしま」は,東日本大震災の影響で大きな被害を受けました。その再建・復興支援のため,本書の売上の一部を寄付いたします。

040
どんな魚がうまいか    坂口守彦
魚によっては旬や鮮度などによって、うまさが大きくかかわる。本書では「どの魚がうまいか」(どの種類の魚がうまいか)ではなく「どんな魚がうまいか」であることに注目して、そのうまさを解説している。
また、今後、魚とうまくつきあうための「未利用資源の有効利用」についても簡単に触れている。

041
アオリイカの秘密にせまる―研究期間25年、観察した数3万杯―    上田幸男・海野徹也
日本初!「アオリイカ徹底研究本」誕生
見てよし、食べてよし、釣ってよし。「イカの王様」と呼ばれるアオリイカ。
昨今のエギング・ブームもあり、アオリイカに関する情報を集めた書籍も出版されるようになっているが、「アオリイカの本当の生態:にせまったものは見当たらない。本書は、25年の研究をベースにした「日本で最初のアオリイカ徹底研究本」である。

042
空飛ぶ漁師カワウとヒトとの上手な付き合い方―被害の真相とその解決策を探る―    坪井潤一
カワウを悪者にする水産資源管理はもうやめよう!
元来、カワウは“水に潜って魚を食べる鳥”。魚や鳥の暮らす水辺環境をヒトの都合だけで管理してはならない。カワウの生態や取り巻く環境を理解すれば、やるべきことは見えてくる。
著者が試行錯誤を重ねてきた対策方法やカワウから教わったことが満載の本書を読んで、できることから始めよう!

043
二つの顔をもつ魚 サクラマスー川に残る‘山女魚’か海に降る‘鱒’か。その謎にせまる!    木曾克裕
どうして山女魚になり、どうして鱒になるのか?
本書は、サクラマスの特徴的な分布域である三陸地方南部にスポットを当て、サクラマスという魚の生き方の多様性を解説しながら生活史研究のおもしろさを紹介。その謎に満ちた生態からサクラマスの生活を見直し、著者がフィールドワークで得た生きた情報に基づいて彼らの種の持つ本質を浮かび上がらせる。
学術的な解説をベースにしながら、教養的に読める10本の「コラム」や、専門知識を確認できる「Study」を随所に配置しバランスよい知識が得られる。

044
和食の魚料理のおいしさを探る―科学で見る伝統的調理法―     下村道子
和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。
それには伝統的な魚食文化が大きく寄与している。魚の食べ方,それは生活の文化である。
日本の食卓に伝えられてきた古人の知恵に潜む科学的根拠を明らかにする。


各巻 四六判・税込定価1,680・1,890円・約160〜180頁
詳しくは,成山堂書店ホームページ http://www.seizando.co.jp/index.php?main_page=index&cPath=11をご覧下さい。


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