会   報


公益社団法人 日本水産学会
平成 28 年度第 4 回理事会議事録

1 開催された日時   平成 28 年 6 月 11 日(土) 13 時 02 分〜16 時 06 分
2 開催された場所   国立大学法人東京海洋大学
品川キャンパス 2 号館 2 階 200A-2 会議室(東京都港区港南 4-5-7)
3 理事総数及び定足数   総数 17 名,定足数 9 名
4 出席理事数   13 名
 (本人出席)   秋山秀樹,荒井克俊,菅野信弘,黒倉 寿,古丸 明,佐藤秀一,青海忠久,塚本勝巳,中田英昭,
萩原篤志,山下 洋,良永知義,和田時夫
 (監事出席)   青木一郎,北田修一
 (幹事出席)   荒川久幸,鈴木直樹,二見邦彦,小林武志

 5 議   案
  決議事項   第 1 号議案  「平成 28 年度支部交付金の配分額」の件
第 2 号議案  「学会賞関連規程の一部改正」の件
第 3 号議案  「学会賞選考委員会委員交代」の件
第 4 号議案  「水産増殖懇話会委員交代」の件
第 5 号議案  「水産技術誌監修委員会委員交代」の件
第 6 号議案  「東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)委員選出」の件
第 7 号議案  「水産学若手の会(特別委員会)委員追加」の件
第 8 号議案  「名誉会員田中昌一氏の追悼文」の件
第 9 号議案  「短時間勤務有期雇用職員の賞与」の件
第 10 号議案  「平成 30 年度春季大会担当支部」の件
第 11 号議案  「平成 30 年度秋季大会担当支部」の件
第 12 号議案  「後援」の件
第 13 号議案  「入会承認」の件
  報告事項   ① 第 3 回理事会以降の職務執行の状況
② その他

6 議事の経過及びその結果
  (1)   定足数の確認等
塚本会長が定足数の充足を確認し,続いて本会議の議事進行について説明があった。
  (2)   議案の審議状況及び議決結果等
定款の規定に基づき,塚本会長が議長となり,本会議の成立を宣言し,議案の審議に移った。

  (決議事項)
  第 1 号議案  「平成 28 年度支部交付金の配分額」の件
佐藤総務担当理事から,平成 28 年度支部交付金の配分額の原案について説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
        北海道支部      ¥357,400
        東北支部      ¥329,100
        関東支部      ¥527,400
        中部支部      ¥387,300
        近畿支部      ¥341,700
        中国・四国支部      ¥371,400
        九州支部      ¥385,600
        合計      ¥2,700,000

 ただし,関東,中部支部については,平成 27 年度の正味財産期末残高が平成 27 年度支部補助金額を超過していたため,超過金額を差し引いて配分することとし,出席理事全員一致で原案の通り可決した。

  第 2 号議案  「学会賞関連規程の一部改正」の件(別紙 1)
荒井克俊学会賞担当理事から,学会賞選考委員会運営規程,学会賞受賞規程および学会賞選考委員会内規の改正案について説明があった。審議の結果,原案を一部修正の上,出席理事全員一致で別紙の通り可決した。
 この件について,以下の質疑応答があった。
   青木監事: 内規改正案の 3)の規程について,その他各種団体からの推薦依頼を受ける度に,理事会に諮ることにすると,作業が煩雑になるのではないか。
   荒井(克)理事: 今回の内規の改正は,手続きを定めるものである。もし,手続き等が煩雑になるようだったら,今後検討する。
  第 3 号議案  「学会賞選考委員会委員交代」の件
佐藤総務担当理事から,学会賞選考委員会委員の交代について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
[辞任]和田時夫 [選出]杉村治男
  第 4 号議案  「水産増殖懇話会委員交代」の件
佐藤総務担当理事から,水産増殖懇話会委員の交代について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
[辞任]白鳥 勝 [選出]小嶋智一
[辞任]滝井健二 [選出]澤田好史
[辞任]藤井大地 [選出]小野 淳
  第 5 号議案  「水産技術誌監修委員会委員交代」の件
佐藤総務担当理事から,水産技術誌監修委員会委員の交代について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
[辞任]田中 眞 [選出]増元英人
  第 6 号議案  「東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)委員選出」の件
佐藤総務担当理事から,「東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)委員について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
 委員長   河村知彦
 副委員長   八木信行,神山孝史
 委 員   秋山秀樹,浅川修一,石丸 隆,大越和加,木島明博,黒倉 壽,佐藤秀一,
塚本勝巳,萩原篤志,森田貴己,山下 洋,良永知義,和田敏裕,和田時夫
  第 7 号議案  「水産学若手の会(特別委員会)委員追加」の件
佐藤総務担当理事から,水産学若手の会(特別委員会)委員の追加について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
[選出]杉浦大介,中林信康,佐藤正人,澤井雅幸
  第 8 号議案  「名誉会員田中昌一氏の追悼文」の件
佐藤総務担当理事から,名誉会員田中昌一氏の追悼文について原案の説明があった。審議の結果,原案を一部修正の上,出席理事全員一致で可決した。
  第 9 号議案  「短時間勤務有期雇用職員の賞与」の件
佐藤総務担当理事から,短時間勤務有期雇用職員の賞与について説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で賞与の支給を可決した。
  第 10 号議案  「平成 30 年度春季大会担当支部」の件
佐藤総務担当理事から,平成 30 年度春季大会担当支部について資料に基づき説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で,平成 30 年度春季大会の担当は関東支部とすることを可決した。担当機関については,関東支部が今後検討する。
  第 11 号議案  「平成 30 年度秋季大会担当支部」の件
佐藤総務担当理事から,平成 30 年度秋季大会担当支部について資料に基づき説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で,平成 30 年度秋季大会の担当は中国・四国支部,平成 31 年度秋季大会の担当は中部支部とすることを可決した。なお,担当機関については,それぞれの支部が今後検討する。
  第 12 号議案  「後援」の件
佐藤総務担当理事より後援希望 1 件について説明があり,審議の結果,出席理事全員一致で以下の後援を可決した。
後 援:  ① 公開シンポジウム「東日本大震災に係る食料問題フォーラム 2016」
共 催   日本学術会議農学・食料科学・健康・生活科学委員会合同東日本大震災に係る食料問題分科会,
農学委員会・食料科学委員会合同農業情報システム学分科会,農芸化学分科会,農業委員会農業経済学分科会,
食料科学委員会水産学分科会,畜産学分科会,食の安全分科会,臨床医学委員会放射線防護・リスクマネジメント分科会
後 援   日本農学アカデミー 他 10 学会
日 程   平成 28 年 7 月 4 日(月)
場 所   日本学術会議会議室(東京都港区)
希 望   後援
負担金   なし
  第 13 号議案  「入会承認」の件
審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。
(報告事項)
 ①   第 3 回理事会以降の職務執行の状況
会長
塚本会長より,次の報告があった。
 1)   釜山で開催された第 7 回世界水産学会議への参加報告があった。
 2)   会長就任挨拶がホームページに掲載された。
庶務関係
佐藤総務担当理事より,次の報告があった。
 1)   会長指名理事候補者について
岡﨑惠美子(海洋大),山下神也(日本水産(株)),重 義行(大日本水産会)を会長指名理事候補者とする。今後,これらの候補者の諾否について支部幹事による投票が行われる。
 2)   学会賞選考委員会委員選出選挙について
支部幹事へ 7 月中に選挙依頼を発送し,8 月に開票予定である。
 3)   資格喪失者(会費未納)の会費納入による退会者への変更について
 伊熊公章(正会員,平成 27 年度資格喪失)
 岡野桂樹(正会員,平成 27 年度資格喪失)
 谷村健斗(正会員,平成 27 年度資格喪失)
 4)   平成 28・29 年度支部幹事の変更
中部支部 飯田貴次(近畿支部に移動) 吉岡 基[選出]
  奥澤公一(九州支部に移動)  淀 太我[選出]
  岡内正典(退会) 末武弘章[選出]
  日向野純也(中国・四国支部に移動) 森 広一郎[選出]
  山田浩且(辞退) 津本欣吾[選出](支部長指名)
 5)   平成 28 年度各種委員会委員長及び副委員長の決定
平成 28 年度各種委員会委員長及び副委員長が決定された旨報告があった。
この件について,以下の質疑応答があった。
塚本会長:副委員長が空欄になっている委員会がある。
  佐藤理事:副委員長を置いていない委員会か,副委員長が未決定となっている委員会である。
  菅野理事:水産利用懇話会委員会の副委員長は 2 名ではないのか。
  佐藤理事:確認する。
 6)   協賛及び後援について
共催,協賛,後援の取り扱い申し合わせ 3)を適用した。
   ①  2016 年度生態工学会年次大会
主 催 生態工学会
協 賛 照明学会 他 12 団体
日 程 平成 28 年 6 月 24 日(金)・25 日(土)
場 所 宮崎グリーンスフィア壱番館 KITEN(宮崎県県宮崎市)
希 望 協賛
負担金 なし
   ②  平成 28 年度 JABEE 農学系分野審査講習会
主 催 農業農村工学会,(公財)農学会,森林・自然環境技術者教育会,日本生物工学会
協 賛 日本造園学会 他 14 学会
日 程 平成 28 年 6 月 25 日(土)
場 所 東京大学弥生講堂(東京都文京区)
希 望 協賛
負担金 なし
   ③  2016 年度日本冷凍空調学会年次大会
主 催 日本冷凍空調学会
協 賛 エネルギー・資源学会 他 30 団体(予定)
日 程 平成 28 年 9 月 7 日(水)〜9 日(金)
場 所 神戸大学工学研究科・工学部学舎(兵庫県神戸市)
希 望 協賛
負担金 なし
   ④  第 57 回高圧討論会
主 催 日本高圧学会
共 催 筑波大学,高エネルギー加速器研究機構
協 賛 54 学協会
日 程 平成 28 年 10 月 26 日(水)〜29 日(土)
場 所 筑波大学大学会館(茨城県つくば市)
希 望 協賛
負担金 なし
   ⑤  平成 28 年度岩手県三陸海域論文知事表彰事業
主 催 岩手県
協 賛 東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター,他 3 団体(予定)
後 援 宮古市,他 38 団体(予定)
希 望 後援
負担金 なし
   ⑥  第 35 回『海とさかな』自由研究・作品コンクール
主 催 朝日新聞社,朝日学生新聞社
後 援 文部科学省 他 4 団体
協 力 日本動物園水族館協会
協 賛 日本水産株式会社
希 望 後援
負担金 なし
 7)   事務職員への期末手当および勤勉手当について
規定に従い加算額を決定し,事務職員への期末手当と勤勉手当を支給する。
 ・ 企画広報関係
 良永担当理事より,企画広報委員会が作成した日本水産学会誌記事の編集方針(案)について報告があった。
 ・ 財務関係
 山下担当理事より,次の報告があった。
 1)   シュプリンガーからの Fisheries Science 81 巻ロイヤリティの振込金額について
銀行振込金額 15,977,816 円(平成 28 年 5 月 16 日入金済み)
 2)  
寄附金の受取について
平成 28 年 4 月 4 日 正会員 北田修一会員より 100,000 円。
平成 28 年 4 月 27 日 正会員 有元貴文会員より 100,000 円。
平成 28 年 4 月 27 日 正会員 東海 正会員より 10,000 円。
この件について,以下の質疑応答があった。
荒井(克)理事:ロイヤリティ収入を増やすために,会員はどのようなことをすればよいのか。
山下理事:論文掲載数や論文のダウンロード数(オンラインでの購入)を増やすことが考えられる。
 ・ 編集関係
黒倉担当理事より,次の報告があった。
 1)   平成 28 年度の科研費による出版助成金は 340 万円である。平成 29 と 30 年度は,それぞれ 330 万円と 400 万円の予定である。
 2)   Fisheries Sciences.com への投稿等への勧誘について,紛らわしい雑誌名を使用しないよう,佐藤理事の名前で出版元へ抗議した。また,6 月 7 日付けで,会員へ注意喚起のメールを送信した。
 3)   Fisheries Science 誌の表紙を募集中である。
 4)   7 月に委員会を開催予定である。
 ・ 学会賞関係
荒井克俊担当理事より,次の報告があった。
 1)   農学進歩賞の候補者の選定作業中である。
 2)   日本水産学会の各賞への推薦を受付中である。
 ・ シンポジウム関係
古丸担当理事より,次の報告があった。
 1)   3 月 29 日に第 1 回と 6 月 2 日に第 2 回委員会(メール会議)を開催した。
 2)   平成 28 年度秋季大会において,シンポジウム 1 件とミニシンポジウム 4 件を開催する。
 3)   平成 29 年度春季大会における,シンポジウム 2 案を検討中である。
 ・出版関係 担当理事 欠席
 ・水産技術誌監修関係
  秋山担当理事より,次の報告があった。
 1)   アサリ垂下式養殖技術に関する特集号を 9 巻 1 号として刊行する予定である。本号の企画編集委員会は 6 月下旬から 7 月上旬に開催予定である。
 2)   査読済原稿は 3 報,査読中および査読前原稿は 14 報である。査読済原稿が 5 報となったら,受理審査委員会を経て 9 巻 2 号を刊行する。
 3)   平成 28 年度は 3 号まで刊行できる見込である。
 4)   第 1 回水産技術誌監修委員会を 7 月末に開催予定である。
 ・ 国際交流関係
和田担当理事より,釜山で開催された第 7 回世界水産学会議への参加報告があり,次回は,アデレード大学ギランダー教授を会長,前アメリカ水産学会会長パリッシュ教授と東京海洋大学佐藤秀一教授を副会長とし,オーストラリアで開催予定であるとの案内があった。
 ・ 水産教育関係
荒井克俊担当理事より,平成 28 年度秋季大会において,ミニシンポジウムを開催するとの報告があった。
 ・ 水産政策関係
黒倉担当理事より,次の報告があった。
 1)   3 月 27 日に第 1 回水産政策委員会を開催した。
 2)   平成 28 年度の活動予定について説明があった。追加すべき活動が他にないか,意見交換した。
 3)   「文化 13(1816)年江戸内湾漁業協定書 200 周年記念 再現!神奈川集会」と題するワークショップの開催案内があった。
 4)   「開発途上国の水産資源管理に係る国際協力」という題目で,平成 29 年度春季大会でシンポジウムを開催することを検討している。
 ・ 漁業・資源管理関係
和田担当理事 特になし。
 ・ 水産利用関係
菅野担当理事より,次の報告があった。
 1)   3 月 21 日に第 1 回水産利用懇話会を開催し,平成 28 年度の活動予定を決定した。
 2)   7 月 11 日に第 2 回委員会と第 1 回講演会を開催する。講演会の題目は「ハラール認証に係る諸問題」である。
 ・ 水産増殖関係
萩原担当理事 特になし。
 ・ 水圏環境関係
山下担当理事より,次の報告があった。
 1)   6 月 3 日に沿岸環境関連学会連絡協議会主催のジョイントシンポジウム「我が国沿岸域におけるアマモ場再生への道 これまでとこれから」を岡山県日生町で開催した。参加者数は 200 名超であった。
 2)   6 月 4 日に「全国アマモサミット 2016 in 備前」を開催した。参加者数や約 1000 名であった。
 ・ 男女共同参画関係
良永担当理事より,平成 28 年度春季大会期間中に意見交換を行ったとの報告があった。
 ・ 社会連携関係
古丸担当理事 特になし。
 ・ 将来計画関係
青海担当理事,特になし。
 ・ 北海道支部,地域連携関係
塚本会長より,東北・北海道合同支部大会の開催案と準備状況について報告があった。また荒井(克)理事より補足があった。
 ・ 東北支部,地域連携関係
秋山担当理事より,次の報告があった。
 1)   北海道支部との合同支部大会については上記の通り。
 2)   支部の運営体制が確定した。
 3)   支部幹事交代の申し出があった。
 4)   NPO 法人 natural science が主催するシンポジウム「学都「仙台・宮城」サイエンスデイ 2016」を支部が後援する。 7 月 17 日東北大学川内キャンパスで開催される。
 5)   6 月に会報を発行予定である。
 ・ 関東支部,地域連携関係
  菅野担当理事より,次の報告があった。
 1)   支部幹事の異動について確認中である。
 2)   7 月中に支部幹事会を開催予定である。支部幹事会では,運営規程の改定を審議する予定である。
 3)   平成 28 年度春季大会における水産学若手の会の活動に対し支援を行った。
 4)   平成 29 年度春季大会の準備状況について次の説明があった。
  a) 運営体制が確定した。
  b) 平成 23 年度春季大会をベースに準備を進める。
  c) 東京海洋大学との共催は困難である。
  d) ポスター発表会場を楽水会館ではなく体育館もしくは中部講堂とすることを検討している。
  e) 6 月中に企画会社と打ち合わせを行う。
 ・ 中部支部,地域連携関係
古丸担当理事より,次の報告があった。
 1)   支部の運営体制が確定した。
 2)   12 月 3 日に支部大会を福井県立大学小浜キャンパスで開催予定である。
 ・ 近畿支部,地域連携関係
塚本会長 特になし。
 ・ 中国・四国支部,地域連携関係
塚本会長より,次の報告があった。
 1)   支部例会を 10 月 22, 23 日に広島大学生物生産学部で開催する。
 2)   支部例会において「瀬戸内海の漁業資源の現状とこれから(仮)」という題目でシンポジウムを行う。
 ・ 九州支部,地域連携関係
中田担当理事より,次の報告があった。
 1)   支部の運営体制が確定した。
 2)   熊本地震への対応として,支部長が会員の安否,被害状況を確認した。
 ・ 英文書籍監修委員会(特別委員会)
佐藤担当理事より,3 冊が進行中であり,そのうち,1 冊は今年中に出版できる見込であるとの報告があった。
 ・ 東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)
山下担当理事より,次の報告があった。
 1)   6 月 11 日に委員会が開催され,委員長と委員長が選出された。
 2)   災害復興支援拠点の今後の役割等について意見交換を行った。今後,災害復興支援拠点は継続し,役割等については委員会で検討する。
 ・ 水産学若手の会(特別委員会)
塚本会長より,次の報告があった。
1)   平成 27 年度活動内容について説明があった。
  a) 新委員 4 名が委員会に加わった。
  b) 若手の情報交換を目的としたメーリングリストを運営した。
  c) Facebook ページを運営した。
  d) 勉強会・研究会を開催した。
  e) 月刊養殖ビジネスに記事を連載した。
2)   平成 28 年度事業計画について説明があった。
  a) 新委員 4 名が委員会に加わった。
  b) 平成 29 年度春季大会においても,企画を行う。
  c) 月刊養殖に記事を連載する。
  d) SNS による情報交換を行う。
  e) 日本学術会議若手アカデミー「若手科学者ネットワーク」に参加する。
日本水産学会創立 85 周年記念事業委員会(特別委員会)
青海担当理事より,次の報告があった。
 1)   国際シンポジウム委員会が作成したパンフレットを釜山で開催された第 7 回世界水産学会議で配布した。日本水産学会でも配布する。
 2)   国際シンポジウムの主要題目の日本語訳が示された。
この件について以下の質疑応答があった。
黒倉理事:  主要題目 13 にある Social Science の和文は社会科学ではないのか。もしくは,社会学とするならば英文を Sociology とすべきではないのか。
山下理事:  主要題目の和文は,委員には知らされていない。委員には知らせて欲しい。
青海理事:  これらについては,委員長に確認する。
 3)   募金について,各支部委員から選ばれた募金委員が募金依頼先リストを作成した。これに従って募金活動を進める。
 4)   まもなく,募金の趣意書が完成する。
 5)   記念事業を効率的に進めるために東京海洋大学において事務体制を整えるために,事務員を雇用する。
 ・ 財務検討委員会(特別委員会)
山下担当理事より,平成 28 年度は,9 月に理事会を開催しないことに伴い,旅費が増加する見込であるとの報告があった。
 ・ 水産・海洋科学研究連絡協議会関係
塚本会長より,次の報告があった。
 1)   5 月 31 日に水産・海洋科学研究連絡協議会が東京海洋大学で開催された。
この件について,黒倉理事,和田理事および青木監事より補足説明があった。
 ・ 学会間で情報交換が行われた
 ・ 日本学術会議と水産・海洋科学研究連絡協議会とで 11 月 18 日に開催予定のシンポジウム案を検討中である。
 ②  その他確認事項
 ・ 平成 28 年度理事会開催日程
佐藤総務担当理事より,平成 28 年度理事会の開催日予定の説明があり,一部変更の上,日程を確認した。
 ・ 平成 28 年熊本地震への対応
塚本会長より,平成 28 年熊本地震への対応について説明があった。
この件について,以下の質疑応答があった。
  塚本会長: 日本水産学会のホームページに九州支部がまとめた被害状況報告が掲載されている。会費免除等の被災者への配慮は必要か。
  黒倉理事: 東日本大震災への日本水産学会の対応について説明があった。
  和田理事: 被災状況から鑑みて,東日本大震災への対応ほどの対策は必要ないのではないか。水産庁や水産研究・教育機構では,被災地からの要求に応えられる体制は整えているが,現時点では特に要求はない。
  中田理事: 熊本大学と熊本県立大学の学生を近隣大学で受け入れているが,水産分野では特に対応はしていない。継続的な情報収集を行う。
  萩原理事: 日本農芸化学会等では被災学会員に対し,会費免除や大会参加費の免除を行っている。
  黒倉理事: 罹災学会員がいれば,何らかの免除をすべきである。被害記録を残すべきである。
  和田理事: 全国内水面漁業協同組合連合会と水産研究・教育機構を通じ,水産関連の被災状況を確認する。
  佐藤理事: 罹災学会員の会費免除については,次回の理事会で検討したい。
  塚本会長: 特別委員会やワーキンググループの立ち上げは必要か。
  和田理事: 今回は特別委員会等の設置は必要ないだろう。九州支部が中心となり,情報収集を行い,今後対応を検討してはどうか。
  塚本会長: 特別委員会等は設置せず,今後も九州支部が中心となり,情報収集を継続して欲しい。

 以上をもって議案の審議等を終了したので,16 時 06 分,議長は閉会を宣言し,解散した。

別紙 1

学会賞選考委員会運営規程の一部改正

現  行 改  正
(学会賞担当理事の職務)
第 4 条  理事会で選任された学会賞担当理事は,委員改選年次にまたがる事項を引継ぎ,次期委員会に申し送る。ただし,学会賞担当理事は選考には加わらない。
(全文追加)
(学会賞担当理事の職務)
第 4 条  理事会で選任された学会賞担当理事は,委員改選年次にまたがる事項を引継ぎ,次期委員会に申し送る
2   学会賞担当理事が学会賞選考委員である場合は選考に加わる。
附則 本規程は,平成 26 年 9 月 19 日から施行する。 附則 本規程は,平成 26 年 9 月 19 日から施行する。
(平成 28 年 6 月 11 日 一部改正)


学会賞授賞規程の一部改正

現  行 改  正
(目的)
第 3 条   受賞者は,日本水産学会会員に限らない。
 2 日本水産学会賞,日本水産学会功績賞,水産学進歩賞及び水産学奨励賞の受賞該当業績は,既印刷のもので,少なくともその一部が日本水産学会の学会誌もしくは学術刊行物に掲載されたものであることを要する。
(目的)
第 3 条   受賞者は,日本水産学会会員に限らない。
 2 日本水産学会賞,日本水産学会功績賞,水産学進歩賞及び水産学奨励賞の受賞該当業績は,既印刷のもの(受理済みを含む)で,少なくともその一部が日本水産学会の学会誌もしくは学術刊行物に掲載されたものであることを要する。
附則   本規程は,公益認定を受け移行の登記を行った日から施行する。
(平成 24 年 9 月 14 日 一部改正)
(平成 26 年 9 月 19 日 一部改正)
附則   本規程は,公益認定を受け移行の登記を行った日から施行する。
(平成 24 年 9 月 14 日 一部改正)
(平成 26 年 9 月 19 日 一部改正)
(平成 28 年 6 月 11 日 一部改正)

学会賞選考委員会内規の一部改正

現  行 改  正
(4) 日本農学賞その他の受賞候補者の推薦
1)  各種団体からの賞については,事前に申し込み締切日を設け,推薦されてきた者について,書面による可否投票を実施し,過半数の可が得られた場合推薦するものとする。推薦できる人数が限られる場合には,可の得票が多い者から順に推薦する。同数の可を得た者が複数名いた場合には,それらの者を対象にあらためて書面による決選投票を行い,得票が多い順に推薦する。なお,この決選投票には委員長は加わらず,決選投票の得票が同数であったときには,委員長の決するところとする。
(4) 日本農学賞その他の受賞候補者の推薦
1)  日本農学会「日本農学賞」については,事前に締切日を設け,会員から候補者の推薦を受け付けるとともに,過去 2 年間の日本水産学会賞,日本水産学会功績賞並びに水産学進歩賞の受賞者を候補者に加えて,学会賞選考委員の書面による投票を行い,最も得票が多かった者 1 名を候補者として推薦するものとする。なお,候補者本人から辞退があった場合には,辞退者を除いて,同じ手続きにより選考するものとする。最多得票候補者が複数の場合には,それらの者を対象に書面による決選投票を行い,得票が最も多い者を推薦する。なお,この決選投票には委員長は加わらず,決選投票の得票が同数であったときには,委員長の決するところとする。
2) 申込締め切り日までに(財)農学会「日本農学進歩賞」推薦の該当者がいない場合には,40 歳未満で過去に日本水産学会奨励賞を授与された者の中から,選考委員の書面による投票で最も得票が多かった者 1 名を,本人の同意を得た上で推薦するものとする。なお,本人から辞退があった場合には,辞退者を除いて,同じ手続きにより選考するものとする。 2) (公財)農学会「日本農学進歩賞」については,事前に締め切り日を設け,会員から候補者の推薦を受け付けるとともに,過去 2 年間の水産学奨励賞の受賞者のうち,当該年度末に 40 歳未満の者を加えて,学会賞選考委員の書面による投票を行い,最も得票が多かった者 1 名を候補者として推薦するものとする。なお,候補者本人から辞退があった場合には,辞退者を除いて,同じ手続きにより選考するものとする。最多得票候補者が複数の場合には,それらの者を対象に書面による決選投票を行い,得票が最も多い者を推薦する。なお,この決選投票には委員長は加わらず,決選投票の得票が同数であったときには,委員長の決するところとする。
3) 申込締め切り日までに日本農学会「日本農学賞」推薦の該当者がいない場合には,過去の日本水産学会賞,日本水産学会功績賞並びに水産学進歩賞受賞者の中から候補者 1 名を,本人の同意を得た上で推薦するものとする。なお,本人から辞退があった場合には,辞退者を除いて,同じ手続きにより選考するものとする。 3) その他の各種団体から推薦依頼を受けた賞については,理事会において応募の是非を判断の上,応募を是とした賞については,事前に締切日を設け,会員から候補者の推薦を受け付け,推薦された者について,学会賞選考委員の書面による可否投票を実施し,過半数の可が得られた場合に推薦するものとする。推薦できる人数が限られる場合には,可の得票が多い者から順に推薦する。同数の可を得た者が複数名いた場合には,それらの者を対象にあらためて書面による決選投票を行い,得票が多い順に推薦する。なお,この決選投票には委員長は加わらず,決選投票の得票が同数であったときには,委員長の決するところとする。
附則 本内規は,公益認定を受け移行の登記を行った日から施行する。 附則 本内規は,公益認定を受け移行の登記を行った日から施行する。
(平成 28 年 6 月 11 日 一部改正)

新 入 会(平成 28 年 6 月 11 日承認)
正 会 員   (16 名) 北海道 神矢圭一,坂口健司 東北 岡野桂樹,宮本洋臣 関東 北岡千佳,重 義行,
陳 虹諺,山口太一,山下伸也 中部 相澤光輝,佐久間 啓,藤村卓也 近畿 小西雅樹,細川大介
中国・四国 三宅健一 九州 山口忠則
賛助会員 (2)   (株)オキシーテック,(株)昌新
学生会員   (14 名) 北海道 五島 翔,高橋英佑 東北 平 拓也,村上絵理奈
関東 荒井考磨,恩田拓尭,谷渕(松本)衣里,Herath Sandamali Sakunthala 中部 佐々木史織
近畿 中島広人 中国・四国 石井慶太,甲斐和佳,櫻井康平 九州 大石隆一


公益社団法人 日本水産学会
平成 28 年度第 1 回臨時理事会議事録

1 開催された日時   平成 28 年 7 月 2 日(土) 15 時 02 分〜16 時 37 分
2 開催された場所   国立大学法人東京海洋大学
品川キャンパス 2 号館 2 階 200A-2 会議室(東京都港区港南 4-5-7)
3 理事総数及び定足数   総数 17 名,定足数 9 名
4 出席理事数   12 名
(本人出席)   秋山秀樹,荒井克俊,菅野信弘,木島明博,黒倉 寿,佐藤秀一,青海忠久,塚本勝巳,
萩原篤志,山下 洋,良永知義,和田時夫
(監事出席)   北田修一
(幹事出席)   荒川久幸,鈴木直樹,芳賀 穣,糸井史朗,二見邦彦,小林武志
5 議   案
  決議事項   第 1 号議案 「平成 28 年熊本地震への対応」の件
第 2 号議案 「特定個人情報の外部委託に関する合意書の締結」の件
第 3 号議案 「東日本大震災災害特別復興支援検討委員会(特別委員会)委員追加」の件
第 4 号議案 「名誉会員野村 稔氏の追悼文」の件
第 5 号議案 「第 15 回日本農学進歩賞受賞者候補者の推薦」の件
第 6 号議案 「科学技術系専門職員の男女共同参画実態調査の実施におけるアンケート設問」の件
第 7 号議案 「入会承認」の件
第 8 号議案 「正会員から学生会員への会員資格変更」の件
第 9 号議案 「日本水産学会創立 85 周年事業募金趣意書」の件

  報告事項   ① 第 4 回理事会以降の職務執行の状況
② その他

6 議事の経過及びその結果
  (1)   定足数の確認等
塚本会長が定足数の充足を確認し,続いて本会議の議事進行について説明があった。
  (2)   議案の審議状況及び議決結果等
定款の規定に基づき,塚本会長が議長となり,本会議の成立を宣言し,議案の審議に移った。

  (決議事項)
  第 1 号議案  「平成 28 年熊本地震への対応」の件
 和田理事から,平成 28 年熊本地震による水産業関連の被害状況の説明があった。さらに,塚本会長より,東日本大震災時における会費免除の取扱いに関する説明があった。
 この件について,以下の質疑応答があった。
荒井(克)理事:東日本大震災時に実施した会費免除は,学会から働きかけがあったのか。
佐藤理事:特に,学会から会費免除についての働きかけはなかった。
荒井(克)理事:平成 28 年熊本地震罹災者の会費免除も,申請ごとに対応すべきである。
黒倉理事:全会員ではなく九州支部に会費免除規定を伝えてはどうか。
 審議の結果,九州支部に学会の会費免除に関する規定を伝え,罹災会員からの会費免除の申請があれば,規定にしたがい,理事会で検討することを出席理事全員一致で可決した。
  第 2 号議案  「特定個人情報の外部委託に関する合意書の締結」の件
 佐藤総務担当理事から,特定個人情報の外部委託に関する合意書の原案について説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。
 この件について,以下の質疑応答があった。
北田監事:マイナンバーに係る業務内容を説明して欲しい。
佐藤理事:学会会計業務を顧問会計事務所に委託しており,学会が支払う給与や謝金等の支払に伴う税務処理にマイナンバーが必要となる。特定個人情報の外部委託に伴い,会計事務所に支払う顧問料が増額となる。
  第 3 号議案「東日本大震災災害特別復興支援検討委員会(特別委員会)委員追加」の件
 山下東日本大震災災害特別復興支援検討委員会(特別委員会)担当理事から,東日本大震災災害特別復興支援検討委員会(特別委員会)委員の追加について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
   [選出]片山知史
  第 4 号議案「名誉会員野村 稔氏の追悼文」の件
 佐藤総務担当理事から,名誉会員野村 稔氏の追悼文について原案の説明があった。審議の結果,原案を一部修正の上,出席理事全員一致で可決した。
  第 5 号議案「第 15 回日本農学進歩賞受賞者候補者の推薦」の件
 荒井(克)学会賞担当理事から,第 15 回日本農学進歩賞受賞者候補者の推薦について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。
  第 6 号議案「科学技術系専門職員の男女共同参画実態調査の実施におけるアンケート設問」の件
 良永男女共同参画担当理事から,科学技術系専門職員の男女共同参画実態調査の実施におけるアンケート設問について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で可決した。また,日本水産学会も本アンケートに参画することを確認した。
 本件について,以下の質疑応答があった。
塚本会長:アンケートの実施方法はどのようになるのか。
佐藤理事:前回は,会員宛の電子メールでアンケート実施を通知し,Web を通じて実施した。
良永理事:本アンケートも前回と同様に実施する予定である。
  第 7 号議案「入会承認」の件
  審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。
  第 8 号議案「正会員から学生会員への会員資格変更」の件
    審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。
  第 9 号議案「日本水産学会創立 85 周年記念事業募金趣意書等」の件
    ここで,塚本会長より「日本水産学会創立 95 周年記念事業募金趣意書等」について審議したいとの動議が出され,本動議の審議を行うことについて,出席理事全員一致で可決した。
 青海日本水産学会創立 85 周年記念事業委員会(特別委員会)担当理事より,日本水産学会創立 85 周年事業募金趣意書等について原案の説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。

(報告事項)
①第 4 回理事会以降の職務執行の状況
 ・会長
 塚本会長より,平成 28 年度秋季大会における会長の業務を青海副会長に委任する旨報告があった。
 ・庶務関係
 佐藤総務担当理事より,次の報告があった。
 1)   平成 28・29 年度支部幹事の変更について
関東支部 山下倫明[中国・四国支部に異動] 平松一彦[選出]
中国・四国支部 植松一眞[逝去] 今井千文[選出]
 2)   学会事務局の夏季休業期間は 8 月 15 日(月)と 16 日(火)である。
 3)   協賛について
共催,協賛,後援の取り扱い申し合わせ 3)を適用した。
① 第 14 回高付加価値食品開発のためのフォーラム
    主催 日本食品・機会研究会
    協賛 日本栄養・食糧学会 他 16 団体
    日程 平成 28 年 9 月 23 日(金)・24 日(土)
    場所 帝人アカデミー富士(静岡県裾野市)
    希望 協賛
    負担金 なし
 ・企画広報関係
 良永担当理事より,日本水産学会誌記事の編集方針(案)が修正中であり,次回委員会で確定する見込である旨報告があった。
 ・財務関係
  山下担当理事 特になし。
 ・編集関係
  黒倉担当理事より,7 月 26 日に委員会を開催し,主に Fisheries Science 誌のインパクトファクターの向上策を検討する予定である旨報告があった。
 この件について,佐藤理事より,昨年に Fisheries Science 誌に掲載された論文数が一昨年の論文数より多くなり,被引用回数がそれに追いつけず,インパクトファクターが下がった旨追加説明があった。
 ・学会賞関係
  荒井(克)担当理事 特になし。
 ・シンポジウム関係
  木島担当理事より,次の報告があった。
 1)   平成 28 年度秋季大会において,シンポジウム 1 件(新たな貝毒リスク管理措置の導入に向けた研究),ミニシンポジウム 4 件(水産分野におけるタンパク質研究の現状と展望;日本の野生メダカの保全と新たな課題―個体群減少と遺伝的撹乱―;水産教育現場から次世代育成を考える;ICT の水産業への導入:最前線と今後の課題)を開催する。
 2)   平成 29 年度春季大会におけるシンポジウム 2 件(森川里海のつながりを科学で説明できるか?;福島の淡水域における放射能汚染と魚類に及ぼす影響:これまでとこれから)の企画案を検討している。
 ・ 出版関係
木島担当理事より,次の報告があった。
 1)   第 1 回出版委員会を 7 月 12 日に開催する。
 2)   平成 28 年度秋季大会シンポジウム「新たな貝毒リスク管理措置の導入に向けた研究」の水産学シリーズでの出版について,審議を継続中である。
 ・ 水産技術誌監修関係
秋山担当理事より,次の報告があった。
 1)   本年度は「アサリの垂下養殖技術」に関する特集号を「9 巻 1 号」で印刷する予定である。
 2)   「アサリ垂下養殖技術」特集号の企画・編集委員会は 7 月上旬に開催する予定である。
 3)   平成 28 年度第 1 回委員会を 7 月末までに開催する予定である。
 ・ 国際交流関係
 和田担当理事より,8 月 21 日から開催されるアメリカ水産学会へ佐藤国際交流委員会委員長が出席する予定であり,アメリカ水産学会と同時に開催される世界水産学協議会において,規約や会費等の改定が協議される旨報告があった。
 この件について,佐藤理事より,次の補足説明があった。
 1)   昨年の同協議会において,会員一名あたりの会費の値上げが提案された。
 2)   この提案に対し,会計報告を求めたところ,その概要が同協議会より示された。継続して,詳細な会計報告を求めている。
 3)   他の学会の会費納入状況を鑑みると,日本水産学会は会費の改定には賛同できず,本年の同協議会において,会費改定について調整を図りたい。
 ・ 水産教育関係
  荒井(克)担当理事 特になし。
 ・ 水産政策関係
 黒倉担当理事より,6 月 18 日に開催された「文化 13(1816)年江戸内湾漁業協定書 200 周年記念 再現!神奈川集会」と題するワークショップを共催した旨報告があった。
 ・ 漁業・資源管理関係
  和田担当理事より,次の報告があった。
 1)   平成 28 年度春季大会において漁業懇話会講演会を開催した。
 2)   漁業懇話会委員会を 3 月 26 日に開催し,平成 28 年度事業計画と平成 28 年度秋季大会における講演会について審議した。
 ・ 水産利用関係
 菅野担当理事より,第 1 回講演会(テーマ:ハラールにおける水産物利用の展望)を 7 月 11 日に開催する旨報告があった。
 ・ 水産増殖関係
 木島担当理事より,次の報告があった。
 1)   第 2 回水産増殖懇話会委員会を 9 月 8 日に開催する。
 2)   委員の交代が行われ(第 4 回理事会で承認済み),副委員長に小嶋智一氏が就任した。
 3)   第 2 回講演会(テーマ:魚類養殖の新しいビジネスモデル)を 9 月 8 日に開催する。
 ・ 水圏環境関係
山下担当理事 特になし。
 ・ 男女共同参画関係
良永担当理事 特になし。
 ・ 社会連携関係 担当理事 欠席
 ・ 将来計画関係
青海担当理事 特になし。
 ・ 北海道支部,地域連携関係
塚本会長 特になし。
 ・ 東北支部,地域連携関係
秋山担当理事より,次の報告があった。
 1)   6 月 28 日に支部交付金を受領した。
 2)   北海道支部と合同で支部大会を 10 月 22, 23 日に函館市(北海道大学)で開催する。  3)   北海道・東北支部の若手会の講演会(テーマ:クロマグロの資源管理と漁業者,加工業者が生き残る道)を 10 月 22 日に開催する。  4)   NPO 法人ナチュラルサイエンスが主催するシンポジウム「学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2016」を東北支部が後援し,7 月 17 日に開催される。  5)   第 1 回連絡調整員会議を開催した(メール審議)。  6)   10 月 27 日に開催される全国水産・海洋系高等学校生徒研究発表大会の東北地区大会で支部長奨励賞を授与する。  7)   支部会報を 6 月 28 日に発行した。  8)   支部大会実行委員会を 7 月 19 日に開催する。
 ・ 関東支部,地域連携関係
菅野担当理事より,次の報告があった。
 1)   支部交付金を受領した。
 2)   支部幹事が交代した。
 ・ 中部支部,地域連携関係
塚本会長より,支部大会を福井県立大学小浜キャンパスで 12 月 3 日に開催する旨報告があった。
 ・ 近畿支部,地域連携関係
塚本会長より,秋季大会の申込状況について報告があった。
 ・ 中国・四国支部,地域連携関係
塚本会長より,次の報告があった。
 1)   支部幹事が交代した。
 2)   支部大会での発表者の推薦を 6 月末まで受け付けている。推薦が無ければ,事務局から発表者を指名し,依頼する。
 3)   平成 30 年度秋季大会の主担当機関について,個別に依頼・検討中である。
 ・ 九州支部,地域連携関係
塚本会長 特になし。
 ・ 英文書籍監修委員会(特別委員会)
佐藤担当理事 特になし。
 ・ 東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)
山下担当理事より,委員を追加した旨報告があった。
 ・ 水産学若手の会(特別委員会)
塚本会長より,職位と年齢を含めた会員名簿を作成した旨報告があった。
 ・ 日本水産学会創立 85 周年記念事業委員会(特別委員会)
青海担当理事 特になし。
 ・ 財務検討委員会(特別委員会)
山下担当理事 特になし。
 ・ 水産・海洋科学研究連絡協議会関係
塚本会長より,11 月 18 日に開催予定のシンポジウム案について報告があった。
 この件について,黒倉理事と和田理事から,当初案とは異なる内容となる見込である旨補足説明があった。
②  その他確認事項
 ・ 平成 28 年度事業計画・予算書及び事業報告・決算報告の提出日程について
佐藤総務担当理事より,平成 28 年度事業計画・予算書及び事業報告・決算報告の提出日程についての説明があり,日程を確認した。
 ・ 次回の理事会について
佐藤総務担当理事より,平成 28 年度理事会の開催日と開催場所の説明があり,開催場所を一部変更の上,開催日と開催場所を確認した。

 以上をもって議案の審議等を終了したので,16 時 37 分,議長は閉会を宣言し,解散した。


新 入 会(平成 28 年 7 月 2 日承認)

正 会 員 (11 名)    北海道 上野健一 関東 駒澤一朗,中本正俊,藤川康夫 中部 石川 輝,
榎本洸一郎,奥村順哉 近畿 安藤まやか 中国・四国 藤田光一 九州 小林孝幸,中条太郎
賛助会員 (1)  JFE アドバンテック(株)
外国会員  (3 名)  任 美珍,蕭 皓庭,李 正民
学生会員  (51 名)   北海道 角井秀輔,岸本育也,虎谷将希 東北 木谷 賛,工藤克之,陳 其然
関東 Alenton Rod Russel Reyes,江田美佳,大草 駿,大津山賢人,大沼史門,梶原優子,
片山佳実,岸 航平,Gonzales Maria Mojena Gallo,重岡 柚,渋谷 緑,下田悠介,白尾文香,成 泰敬,
鷹野翔太,髙橋良広,筒井 舞,Tinwongger Sasiwipa,長岡真太郎,中村梨夏,潘 創,坂野香穂,
Fauzi Ichsan Achmad,村田博明,尤 鑫星,米田彬史 中部 加藤奨大,中込啓介,日髙樹生,
古川 航 近畿 井口博紀,池田大起,金子健一,下村祐輝,須﨑 慶,長岡生真,本田 明,村山 昂
中国・四国 北林佳織,在間雅輝,品川純兵,趙 慧卿,藤濱朋哉,舩木 紘 九州 隅山友晶

会員の所属変更

(平成 28 年 7 月・8 月の会員からの異動連絡を元に作成していますので,実際の異動月とは異なる場合があります。)
会 員 名 異 動 前 異 動 後
泉   ひかり 北大院水 弘前大学食料科学研究所
伊 藤   明 水産機構北水研 水産機構北水研厚岸
伊 藤 史 郎 佐賀玄海水振セ 佐賀有明水振セ
大 貫   努 水産機構東北水研宮古 水産機構東北水研
荻 野 由貴子 自然科学研究機構基礎生物学研究所 九大農
川 幡 由希香 東大院農 東京医科大学
米 山 和 良 鹿大海洋研セ 北大院水
工 藤 飛雄馬 岩手県庁 県北広域振興局
田 中 千香也 北里大海洋 東京医科大学医学部
長 崎 慶 三 水産機構西海水研 高知大黒潮
夏 目 雅 史 稚内水試 道中央水試
野 呂 忠 秀 鹿大水 鹿児島県立短期大学
藤 井 一 則 水産機構本部 水産機構東北水研
松 本 欣 弘 長崎水試 長崎県県北振興局
米加田   徹 水産機構増養殖研上浦 水産機構増養殖研
八 神 鉄 彦 (一財)水源池環境センター (株)建設環境研究所札幌支店
谷 津 明 彦 水産機構北水研 漁業情報サービスセンター
渡 邊 国 広 国土技術政策総合研究所 国土交通省


訃   報

下記の会員がご逝去された旨,ご連絡をいただきました。
ここに謹んで哀悼の意を表し,ご通知申し上げます。

正会員 東北支部 武藤清一郎 氏

このページのトップ