会   報

公益社団法人 日本水産学会
平成 25 年度第 5 回理事会議事録

1 開催された日時   平成 25 年 9 月 19 日(金) 10 時 30 分〜14 時 48 分
2 開催された場所   国立大学法人三重大学
  三翠会館多目的ホール(三重県津市栗真町屋町 1577)
3 理事総数及び定足数   総数 20 名,定足数 10 名
4 出席理事数   18 名
(本人出席) 金子豊二,河原栄二郎,黒倉 壽,小谷祐一,嵯峨直恆,桜井泰憲,佐竹幹雄,佐藤秀一,佐藤 實,
鈴木伸洋,東海 正,松山倫也,皆川 惠,鷲尾圭司,和田時夫,渡邊良朗,渡部終五
(途中出席) 大越和加(平成 25 年度秋季大会委員長の挨拶終了後の 10 時 37 分に出席),
(監事出席) 阿部宏喜,瀬川 進
(幹事出席) 遠藤英明,宮本佳則,田代有里,高井則之,大迫一史,塩出大輔
(途中退席) 高井則之(報告事項⑮第 4 回理事会以降の職務執行の状況中の 14 時 33 分に退席)
(オブザーバー) 加納 哲(平成 25 年度秋季大会委員長,10 時 37 分に退席)
5 議   案
  決議事項  第 1 号議案  「北里大学の会員の所属支部について」の件
 第 2 号議案  「日本水産学会論文賞選考についての申合せ事項の一部改正」の件
 第 3 号議案  「寄附金の使途」の件
 第 4 号議案  「選挙管理委員選出」の件
 第 5 号議案  「名誉会員 平野禮次郎氏の追悼文」の件
 第 6 号議案  「平成 26 年度春季大会委託運営業者」の件
 第 7 号議案  「平成 26 年度春季大会募金目論見書」の件
 第 8 号議案  「平成 26 年度秋季大会」の件
 第 9 号議案  「平成 27 年度春季大会担当機関」の件
 第 10 号議案  「平成 27 年度秋季大会担当支部」の件
 第 11 号議案  「創立 85 周年記念事業検討委員会(特別委員会)の設置」の件
 第 12 号議案  「調査委員会の設置」の件
 第 13 号議案  「日本学術会議主催学術フォーラム共催」の件
 第 14 号議案  「日本学術会議主催学術フォーラム実行委員会の設置及び委員長・委員選出」の件
 第 15 号議案  「日本学術会議主催学術フォーラム寄附金目論見書」の件
 第 16 号議案  「水産学若手の会」の件
 第 17 号議案  「第 12 回日本農学進歩賞受賞候補者推薦」の件
 第 18 号議案  「共催,協賛及び後援」の件
 第 19 号議案  「入会承認」の件
 第 20 号議案  「正会員から学生会員へ会員資格変更の承認」の件
  報告事項  ① 農学研究に係る要望書提出について
 ② アメリカ水産学会との学術交流協定書および覚書締結について
 ③ 除名者(会費未納)の会費納入による退会者への変更について
 ④ 平成 24・25 年度支部幹事の変更について
 ⑤ 寄附金について
 ⑥ 2014 年度 Fisheries Science 誌(80 巻)のカバーページの写真とデザインについて
 ⑦ Fisheries Science 誌カバーページ写真の著作物利用契約について
 ⑧ 平成 25 年度科学研究費助成事業研究成果公開促進費(国際情報発信強化)の取り組みについて
 ⑨ Fisheries Science 誌における日本海の英語表記について
 ⑩ 2012 年の Fisheries Science 誌のインパクトファクターについて
 ⑪ 東日本大震災への対応および復興支援の関連活動記録の配布について
 ⑫ シュプリンガージャパンとの英文書籍 Fisheries Science Series の刊行に関する契約について
 ⑬ 英文書籍 Fisheries Science Series として進行中の企画について
 ⑭ 第 4 回理事会以降の職務執行の状況
 ⑮ その他

6 議事の経過及びその結果
 (1)  平成 25 年度秋季大会委員長の挨拶
 渡部会長の挨拶の後,三重大学 加納 哲 大会実行委員長より挨拶があった。本大会では,口頭発表 263 題とポスター発表 149 題で発表総数 412 題,シンポジウム 2 件,ミニシンポジウム 3 件,研究会主催の講演会 3 件及び高校生のワークショップ(パネルディスカッション)1 件であるとの報告がされた。
 (2)  定足数の確認等
 東海総務担当理事が定足数の充足を確認し,続いて渡部会長から本会議の議事進行について説明があった。
 (3)  議案の審議状況及び議決結果等
 定款の規定に基づき,渡部会長が議長となり,本会議の成立を宣言し,議案の審議に移った。

(決議事項)

第 1 号議案 「北里大学の会員の所属支部について」の件

 東海総務担当理事より,東日本大震災により北里大学海洋生命科学部が相模原キャンパスに移転したことに伴い,同学部所属会員の所属支部を東北支部に置く特例措置,及びその特例措置を解除した場合の支部交付金と支部幹事定数のシミュレーション等に関する説明があった。また,小谷東北支部担当理事より,当該会員への意向確認,支部幹事へのアンケート結果,及び支部事務局内での検討結果等に関する説明があった。
 本議案について以下の質疑応答があった。
渡部会長 「東北支部の支部交付金及び支部幹事定数がこれまで以上に少なくなる。所属支部の規定はどうなっているのか。」
東海理事 「所属支部の定義は,学会誌の発送先住所である。」
黒倉理事 「関東支部としては,北里大学の会員が関東支部へ所属変更しても問題ない。」
東海理事 「本年,支部幹事選挙および理事候補者等選出があり,また次年度の支部交付金の予算計画のためにも,支部会員が確定している必要がある。」
嵯峨理事 「震災復興支援や東北支部を積極的に支援することを付帯決議として理事会で提案できないか。」
鷲尾理事 「今回の選挙は,現在の会員所属で実施するのか。」
東海理事 「現時点では,次回の選挙から所属支部が変更されることになる。このままでは,今年度の選挙で,北里大学の会員はいずれの支部幹事あるいは支部理事にもなれない。なお,今年度は 9 月末に支部幹事に支部幹事選挙の依頼をお願いする予定である。」
阿部監事 「選挙人名簿の修正だけなので,関東支部と東北支部に対して修正名簿を送付することで対応できないか。会員の権利を守る必要がある。」
事務局 「今年度の選挙でもそうした修正の対応は可能である。」
 審議の結果,北里大学の会員所属の特例措置は平成 25 年度末で解除することを出席理事全員一致で可決した。なお,9 月の学会誌で通知済みの支部幹事選挙及び理事候補者選出のための関東支部と東北支部の選挙人名簿を修正,通知して,選挙,選出を実施する。また,付帯決議を行うこととし,その素案については,小谷理事と学会本部で作成して会長に一任することが了承された。

第 2 号議案 「日本水産学会論文賞選考についての申合せ事項の一部改正」の件(別紙 1)
 佐藤(秀)編集担当理事から,申し合わせ事項の改正案について説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で別紙の通り可決した。

第 3 号議案 「寄附金の使途」の件(別紙 2)
 金子財務担当理事から,寄附金の使途について説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で別紙の通り可決した。

第 4 号議案 「選挙管理委員選出」の件
 東海総務担当理事から,選挙管理委員会運営規程について説明があり,平成 25 年度の選挙管理委員候補者の提案が示され,審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
    [選出] 菅野信弘,舞田正志,高田健太郎

第 5 号議案 「名誉会員 平野禮次郎氏の追悼文」の件
 東海総務担当理事から追悼文の著者についての説明があった。
 本議案について以下の質疑応答があった。

東海理事 「追悼文は,和文と英文で同一著者 1 名で作成することが慣例とされている。今回は,和文と英文で著者が異なり,かつ複数著者が当初希望された。今後もこの様な追悼文の著者が希望される可能性がある。」
黒倉理事 「英文の著者となっていたが,日野会員が代表で問題ない。」
渡部会長: 和文と英文で著者が異なっても問題ないのではないか。
 審議の結果,日野明徳会員を代表著者 1 名とすることで追悼文を掲載することが出席理事全員一致で可決した。また複数著者については,今後審議することを出席理事全員一致で可決した。

第 6 号議案 「平成 26 年度春季大会委託運営業者」の件
 嵯峨北海道支部担当理事から,平成 26 年度春季大会委託運営業者について,数社の見積もりを検討した結果,トーヨー企画(株)に決定したいとの説明があり,審議の結果,出席理事全員一致でこれを可決した。

第 7 号議案 「平成 26 年度春季大会募金目論見書」の件
 嵯峨北海道担当理事から,同議案について,平成 26 年度日本水産学会春季大会実行委員会において平成 25 年 10 月 3 日(木)から平成 26 年 2 月 28 日(金)までの間,寄附(協賛)金の募集を行う旨説明があった。
 本議案について以下の質疑応答があった。
渡部会長 「募金目論見書には“高校生による研究発表会”の記述はあるのか。」
東海理事 「寄附金の使途に必要なため,事務局より大会実行委員会へ記載をお願いしている。」
 審議の結果,平成 26 年度春季大会募金目論見書について出席理事全員一致で可決した。

第 8 号議案 「平成 26 年度秋季大会」の件
 松山九州支部担当理事から,平成 26 年度秋季大会について説明があり,審議の結果,出席理事全員一致で次の通り可決した。
     日程  平成 26 年 9 月 19 日(金)〜22 日(月)
     会場  九州大学箱崎文系キャンパス
 大会委員長 松山倫也

第 9 号議案 「平成 27 年度春季大会担当機関」の件
 東海総務担当理事から,平成 27 年度春季大会担当機関は東京海洋大学としたい旨提案があり,審議の結果,同機関が担当することを出席理事全員一致で可決した。

第 10 号議案 「平成 27 年度秋季大会担当支部」の件
 東海総務担当理事から,平成 27 年度秋季大会担当支部は東北支部を候補する旨の提案があり,審議の結果,同支部で検討することを出席理事全員一致で可決した。

第 11 号議案 「創立 85 周年記念事業検討委員会(特別委員会)の設置」の件
 渡部会長から,創立 85 周年記念事業案について説明があり,東海総務担当理事からその詳細についての補足説明および記念事業実行委員会(特別委員会)設置についての提案があった。審議の結果,記念事業検討委員会(特別委員会)の設置について出席理事全員一致で可決した。

第 12 号議案 「調査委員会の設置」の件
 渡部会長から“本会に対する申し立て”があり,調査委員会の設置が妥当であると説明があった。審議の結果,出席理事全員一致で調査委員会の設置を可決し,今後は弁護士と相談しながら対応することとした。

第 13 号議案 「日本学術会議主催学術フォーラム共催」の件
 渡部会長から同議案について説明があり,佐藤(秀)総務担当理事からその詳細についての補足説明があった。審議の結果,本フォーラムへの共催を出席理事全員一致で可決した。

第 14 号議案 「日本学術会議主催学術フォーラム実行委員会の設置及び委員長・委員選出」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から同議案について説明があり,審議の結果,本会内に標記委員会を設け,その委員長・委員を出席理事全員一致で次の通り可決した。
     委 員 長  竹内俊郎
     副委員長  佐野元彦
     委  員  工藤貴史,西部裕一郎,横田賢史

第 15 号議案 「日本学術会議主催学術フォーラム寄附金目論見書」の件
 金子財務担当理事及び東海総務担当理事から,日本学術会議主催学術フォーラム寄附金募集についての説明があった。本議案について以下の質疑応答があった。
鷲尾理事 「寄附が運営資金の全てとなるのか?主催者(日本学術会議)は応分の負担をするのか。名義貸しとならないか。」
東海理事 「学会は負担金なしで共催としている。学会内の実行委員会が寄附金の募集を行う。」
渡部会長 「日本学術会議は,当該学術フォーラム開催のための自己財源を有さず,会場を提供し事務手続き等を行なう。日本学術会議は,募金等は受け付けられない。本会内に設置した実行委員会が寄附金の使用を執行することは,監事より問題ない事を確認している。」
佐藤(實)理事 「募金が集まらなかった場合に,負担金が発生するのか?」
東海理事 「負担金なしで共催としているので学会としては負担しない。」
 審議の結果,日本学術会議主催学術フォーラムの募金目論見書を出席理事全員一致で可決した。

第 16 号議案 「水産学若手の会」の件
 渡部会長より,これまでの経緯と趣旨について説明があり,本議案について以下の質疑応答があった。
佐藤(實)理事 「学会内での「水産学若手の会」の位置は?」
渡部会長 「出来るだけ理事会として制約を設けたくない。」
佐藤(實)理事 「予算については,どう考えるのか。」
渡部会長 「研究会等費用についてはある程度の制限がかかる。準備会がスタートして,その中で要求を検討する。」
 審議の結果,「水産学若手の会」の発足を出席理事全員一致で可決した。

第 17 号議案 「第 12 回日本農学進歩賞受賞候補者推薦」の件
 佐藤(實)学会賞担当理事から説明があり,審議の結果,出席理事全員一致で次の会員の推薦を可決した。
     大久保範聡かたあき(東大院農) 「魚類の脳の性成熟機構に関する研究」

第 18 号議案 「後援と協賛」の件
 東海総務担当理事より共催希望 1 件,協賛希望 3 件,及び後援希望 4 件について説明があり,審議の結果,出席理事全員一致で以下の共催,協賛,及び後援を可決した。

共催: ① 日本学術会議主催学術フォーラム
「東日本大震災からの水産業および関連沿岸社会・自然環境の復興・再生に向けて」
主催  日本学術会議
共催  食料科学委員会水産学分科会,水産・海洋科学研究連絡協議会
後援  水産庁 他 17 団体(予定)
日程  平成 25 年 11 月 29 日(金)
場所  日本学術会議講堂(東京都港区)
希望  共催
負担金  なし
協賛: ① 第 10 回アジア・太平洋キチン&キトサンシンポジウム
第 27 回キチン・キトサンシンポジウム
主 催  日本キチン・キトサン学会
共 催  日本化学会,日本生物工学会
協 賛  日本農芸化学会 他 11 学協会
日 程  平成 25 年 10 月 4 日(金)〜8 日(火)
場 所  米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)
希 望  協賛
負担金  なし
② 第 13 回基準油脂分析試験法セミナー
主 催  日本油化学会
協 賛  日本農芸化学会 他 4 学会
日 程  平成 25 年 11 月 25 日(月)・26 日(火)
場 所  油脂工業会館(東京都中央区)
希 望  協賛
負担金  なし
③ 第 52 回海中海底工学フォーラム in 東北
主 催  海中海底工学フォーラム運営委員会,東北大学災害科学国際研究所
共 催  東京大学生産技術研究所
協 賛  日本船舶海洋工学会 他 6 団体
日 程  平成 25 年 10 月 11 日(金)
場 所  東北大学青葉キャンパス工学部中央棟(宮城県仙台市)
希 望  協賛
負担金  なし
後援: ① 平成 25 年度「やまぐちグリーン部材クラスター」研究成果発表会 in Tokyo
主 催  やまぐちグリーン部材クラスター本部
共 催  山口大学,水産大学校 他 5 団体
後 援  文部科学省(予定)
日 程  平成 25 年 11 月 8 日(金)
場 所  第一ホテル東京シーフォート(東京都品川区)
希 望  後援
負担金  なし
② 公開コロキアム
「減る水産物,増える海獣―絶滅危惧の水産生物と持続可能な漁業―」
主 催  横浜国立大学統合的海洋教育・研究センター
後 援  海洋研究開発機構 他 3 団体
日 程  平成 25 年 9 月 28 日(土)
場 所  横浜国立大学教育文化ホール大集会室(神奈川県横浜市)
希 望  後援
負担金  なし
③ 平成 25 年度日本農学会シンポジウム
「農学イノベーション―新しいビジネスモデルと食・農・環境における技術革新―」
主 催  日本農学会
後 援  日本農学アカデミー 他 7 団体
日 程  平成 25 年 10 月 5 日(土)
場 所  東京大学農学部弥生講堂(東京都文京区)
希 望  後援
負担金  なし
④ 国際水圏メタゲノムシンポジウム
―水圏メタゲノミクスの展開と水圏生物多様性研究の展望―
主 催  水産総合研究センター,北里大学
後 援  文部科学省 他 12 団体
日 程  平成 25 年 11 月 23 日(土)・24 日 (日)
場 所  北里大学薬学部コンベンションホール(東京都港区)
希 望  後援
負担金  なし

第 19 号議案 「入会承認」の件
 審議の結果,出席理事全員一致で原案どおり可決した。

第 20 号議案「正会員から学生会員へ会員資格変更の承認」の件
 審議の結果,出席理事全員一致で原案どおり可決した。

(報告事項)
農学研究に係る要望書提出について
東海総務担当理事より,本件について書面決議(平成 25 年 7 月 10 日)を行ったことが報告された。
アメリカ水産学会との学術交流協定書および覚書締結について
東海総務担当理事より,本件について書面決議(平成 25 年 7 月 30 日)を行ったことが報告された。
除名者(会費未納)の会費納入による退会者への変更について
東海総務担当理事より岡村和麿氏(正会員,平成 12 年度除名)が会費納入により退会者に変更されたことが報告された。
平成 24・25 年度支部幹事の変更について
東海総務担当理事より次の支部幹事の変更が報告された。
中部支部    鈴木 譲(関東支部へ異動) 片野 修(選出)
中国・四国支部 井関和夫(九州支部へ移動) 板倉 茂(選出)
寄附金について
金子財務担当理事より,岡本信明会員より 50,000 円(平成 25 年 7 月 16 日付),
(一財)東和食品研究所より使途特定寄附金(協賛金)600,000 円(平成 25 年 7 月 25 日付)の寄附金を受け入れたことが報告された。
2014 年度 Fisheries Science 誌(80 巻)のカバーページの写真とデザインについて
佐藤(秀)編集担当理事より次のように報告された。
  「戸切地川に生息するイワナ」 小林由紀(北大院水)
  「日本海のガラモ場」 五島幸太郎(日本ミクニヤ(株))
  「東日本大震災後 6 ヶ月で操業を再開した重茂半島のサバ漁」 黒倉 壽(東大院農)
  「長崎県五島列島奈良尾地区の伝統食品の“紀寿司”」 桑原浩一,川口和宏(長崎水試)
  「ニベの胚体形成卵」 吉崎悟朗(海洋大)
Fisheries Science 誌カバーページ写真の著作物利用契約について
佐藤(秀)編集担当理事より,Fisheries Science 誌のカバーページ写真の著作権について,提供者が著作権を保持し,学会は写真をカバーページおよび関連する広報活動に利用できるものとする契約書を用いることとなったことが報告された。
平成 25 年度科学研究費助成事業研究成果公開促進費「国際情報発信強化」の取り組みについて
佐藤(秀)編集担当理事より本件の取組みについて次の報告がされた。
 1)  アメリカ水産学会 143 回年次大会における日本水産学会ブースでの Fisheries Science 誌の展示
 2)  Fisheries Science 誌総説執筆者の決定
    竹内俊郎(学会賞受賞者)「海産魚貝類種苗の健全性向上に関する研究」
    田中秀樹(学会賞受賞者)「ウナギの人口種苗生産に関する研究」
    青木 宙(学会賞受賞者)「魚介類の生態防御に関する研究」
    帰山雅秀(国際交流委員会推薦,2011 年第 3 回日米水産学会合同シンポジウム)
  「気候変動と太平洋サケ科魚類」
Fisheries Science 誌における日本海の英語表記について
佐藤(秀)編集担当理事より,Fisheries Science 誌では日本海は,“Sea of Japan”及び“Japan Sea”と表記する旨の再確認が行われたことが報告された。
2012 年の Fisheries Science 誌インパクトファクターについて
佐藤(秀)編集担当理事よりインパクトファクターの一層の向上を目指して行くことが報告された。
東日本大震災への対応および復興支援の関連活動記録の配布について
渡部会長より,7 月上旬に活動記録冊子(500 部)を県市町村の関係箇所,大学機関,水産試験場等に全て配布したことが報告された。
シュプリンガージャパンとの英文書籍 Fisheries Science Series の刊行に関する契約について
東海総務理事より,英文書籍の契約について最終調整していることが報告された。
英文書籍 Fisheries Science Series として進行中の企画について
東海総務理事より,英文書籍監修委員会で次の内容の企画を進めていることが報告された。
 1)  Title: Eternal ocean: Finding sustainability in dynamics of fisheries resources and marine ecosystems
 Edited by Ichiro Aoki, Takashi Yamakawa and Akinori Takasuka
 2)  Title: Closed Recirculating Aquaculture Systems in Japan
 Edited by Toshio Takeuchi
 3)  Title: Rotifers as Initial Live Food Organism: Basics and Applications
 Edited by Atsushi Hagiwara

第 4 回理事会以降の職務執行の状況
企画広報関係
佐藤(秀)担当理事より,東日本震災に関する情報を発表する場の提供を求めているとの報告がされた。また,平成 26 年春季大会において,“震災からの復興―水産研究に求められる視点―”(仮題)の勉強会を開催予定であることが報告された。
学会賞関係
佐藤(實)担当理事より,本理事会終了後第 2 回学会賞選考委員会を開催する。農学賞から推薦依頼があったが学会内からの推薦がなかったので,日本水産学会賞もしくは功績賞の受賞者から推薦することが報告された。
シンポジウム関係
渡邊担当理事より,平成 25 年 9 月 20 日(土)にシンポジウム企画委員会を開催し,来年度秋季大会以降のシンポジウムについて検討することが報告された。
水産技術誌関係
和田担当理事より,平成 25 年 8 月 2 日(金)に監修委員会を開催し,電子投稿に対応した論文書き方の修正を検討している。第 6 巻(1)の刊行が遅れているが,原著論文 6,総説 1,技術小誌 1 他都合 12 論文を掲載し 10 月の刊行の予定である。第 6 巻(2)については,平成 26 年 2 月に刊行予定であることが報告された。
ベルソーブックス関係
東海担当理事より,平成 25 年 7 月 5 日(金)に委員会を開催し,従来の企画の中で進捗が遅れているものの対応について検討したことが報告された。
国際交流関係
 和田担当理事より以下が報告された。
 1)  平成 25 年 8 月 29 日(木)付けで,アメリカ水産学会との学術交流協定書及び覚え書きを調印した。
 2)  アメリカ水産学会 143 回年次大会に佐藤秀一国際交流委員長が出席し総会での挨拶及びアメリカ水産学会の国際交流委員会に参加した。
 3)  平成 25 年 11 月 22 日(金)に開催される韓国水産科学会の国際シンポジウムへの参加発表の招聘されている。
 4)  平成 26 年 8 月 11 日(木)カナダ・ケベックで開催されるアメリカ水産学会 144 回年次大会において,アメリカ水産学会とイギリス諸島水産学会との第 2 回合同シンポジウムが“日米英及びカナダに生息するサケ科魚類などの水産資源及びその利用”をテーマとして開催予定である。
 5)  平成 26 年に中国で“水産食品生産・加工”のテーマで第 2 回日中韓合同シンポジウムが開催予定である。
 6)  イギリス諸島水産学会との学術交流協定書の調印に向けて準備中である。
水産教育関係
黒倉担当理事より,“海と魚のコンクール”へ審査委員の派遣と 5 件の小学校への出前授業を実施していることの報告がされた。また,各支部において出前授業の講師候補を検討していただきたいとの依頼があった。
水産政策会関係
桜井担当理事より,東日本大震災災害復興検討委員会との情報交換を行なっているとの報告がされた。
漁業・資源管理関係
渡邊担当理事より,平成 25 年 9 月 19 日(金)に漁業懇話会委員会が開催され今年度前半の報告と後半の計画について討議した。漁業懇話会奨励賞の候補者を 10 月中に決定することが報告された。平成 26 年春季大会において“北海道周辺の海獣被害”をテーマとした第 63 回講演会を開催予定であることが報告された。
水産増殖関係
佐藤(秀)担当理事より次の報告がされた。
 1)  平成 25 年 9 月 19 日(金)に水産増殖懇話会委員会を開催した。
 2)  “カワハギ類の養殖現状と展望”のテーマで第 1 回水産増殖懇話会を実施。
 3)  平成 26 年 2 月 8 日(土)に“最新の技術を利用した水産育種”のテーマで第 2 回水産増殖懇話会を東京海洋大学品川キャンパスで開催予定。
水圏環境関係
鷲尾担当理事より,水圏環境保全委員会とシンポジウムを平成 25 年 9 月 22 日(日)に開催予定であることが報告された。
将来計画関係
和田担当理事より,次期の将来計画検討へ向けた論点整理を今年度検討していることと,その素案が報告された。本報告について以下の質疑応答があった。
東海理事 「素案は,このままであると理事会での資料に留まる。」
和田理事 「これは素案であるので,会長及び関連担当理事と検討して次回の理事会に提案できる案を作成したい。」
渡部会長 「その案をパブリックコメントのような形にして会員に意見を求めたい。」
嵯峨理事 「日本語で記載できる用語は,できる限り日本語で記載をお願いしたい。」
黒倉理事 「あえてカタカナ用語の説明が必要な場合もある。」
和田理事 「日本語で説明できない用語もあるが,カタカナ用語では十分に意図が伝わらない場合もあるので,検討する。」
鈴木理事 「支部と学会本部のあり方や,行政と学会との繋がりについて検討が必要なので,たたき台の段階でも支部への回覧などを検討してもらいたい。」
男女共同参画推進関係
大越担当理事より,平成 25 年 9 月 19 日(金)に第 2 回委員会を開催した。また,平成 25 年 6 月と 8 月には男女共同参画学協会連絡会運営委員会に参加した。平成 25 年 10 月 7 日(月)には,男女共同参画学協会連絡会主催で開催されるシンポジウムに参加予定である。昨年度実施した大型アンケートを水産学会用に解析ならびに報告書を発行することについて東京海洋大学女性研究者支援機構に協力を依頼したことが報告された。
科学研究費補助金分科細目等検討担当
桜井副会長から,今年度中に整理することが報告された。
支部関連
嵯峨理事(北海道支部担当)から平成 25 年 12 月 20 日(金)・21 日(土)に北海道支部大会を札幌で開催,平成 26 年 3 月 27 日(木)から 31 日(月)に平成 26 年度春季大会を北海道大学水産学部(北海道函館市)で開催することが報告された。
小谷理事(東北支部担当)から平成 25 年 11 月 8 日(金)・9 日(土)に支部大会を盛岡市内で開催予定であることが報告された。初日は,“沿岸漁業に於ける東日本大震災からの復興と展望”がテーマのミニシンポジウムを開催する。この期間中に幹事会を開催予定。
黒倉理事(関東支部担当)から平成 25 年 8 月に幹事会を開催し,北里大学の会員の異動について検討を始めている。また,関東支部で開催する大会の担当機関へ北里大学をどの様に組込むかを検討していることが報告された。関東支部は例会を行なっていないので若手の会への支援も検討しているとの報告がされた。
鈴木理事(中部支部担当)から平成 25 年 9 月 21 日(土)に三重大学で支部大会,総会,幹事会を開催,及び三重大学と共催で水産系高校生のキャリアアップ・ワークショップを開催することが報告された。
河原理事(中国・四国支部担当)から,例会(研究発表とミニシンポジウム)を平成 25 年 11 月 16 日(土)・17 日(日)に愛媛県宇和島市で開催することを決定したことが報告された。
松山理事(九州支部担当)から平成 25 年 7 月 20 日(土)に支部幹事会を開催。平成 25 年 12 月 6 日(金)に“大分県の水産業に貢献する試験研究”をテーマにシンポジウムを大分県で開催することが報告された。
その他
平成 26 年度科学研究費助成事業(科研費)の申請について
佐藤(秀)理事より,平成 26 年度科研費の基盤研究(B・C)の審査区分に「特設分野研究」が設けられ,その中の「食料循環研究」の分野が設けられている。この審査区分は,重複応募が可能なので周知をお願いしたとの案内があった。
書面決議について
東海総務担当理事から,書面決議については理事会議事録に記載することで会員に周知したいとの報告があった。
次回理事会の開催について
渡部会長より,次回第 5 回理事会は平成 25 年 12 月 7 日(土)13 時から,国立大学法人東京海洋大学品川キャンパスで開催する予定である旨確認があった。

以上をもって議案の審議等を終了したので,14 時 48 分,議長は閉会を宣言し,解散した。

別紙 1

現  行

日本水産学会論文賞選考についての申合せ事項

  1. 編集委員は総説および短報を除き 5 編程度の推薦論文をできるだけ広い分野から選び順位をつけないで編集委員長(事務局)宛,1 月上旬までに提出する。
  2. 編集委員長と副委員長は編集委員から推薦された論文の中から総説および短報を除く全論文数の 3%程度の授賞候補論文を取りまとめるための協議を行うことができる。
  3. 委員長は取りまとめた授賞候補論文を全被推薦論文とともに編集委員会に提出して審議した上,その選考結果を会長に報告する。
  4. 被推薦論文については分野別に割り当てる考慮は当分行わない。
  5. 全被推薦論文には少なくとも 1 件の和文誌論文を含む。
  6. 以上の選考作業とは別に,過去 5 年間の被引用回数を調査し,掲載年度にかかわらず被引用回数のとくに多い論文(総説と短報を含む)について,調査年度に論文賞として推薦することができる。
    その際の手続きについては,以下の手順による。
     1)  各年の 12 月 31 日において,その前年までの 5 年間の各論文の引用回数を調査し,上位ランク論文の一覧表を作成する。
     2)  過去の受賞論文を除いたのち,5 年前の巻号に掲載された論文を 1 編推薦することができる。
     3)  極めて高い被引用回数の論文があれば,巻号に関係なく 1-2 編推薦できるものとする。
     4)  同時に,過去 5 年間の受賞論文の引用回数について一覧表を作成し,受賞論文がどれだけ水産学に貢献しているかを評価し,今後の選考方法の在り方について検討する。
  7. 日本水産学会非会員でも論文賞の受賞を可能とする。
  8. 海外の著者の論文でも論文賞の受賞を可能とするが,総会における代表受賞者への旅費の補助は行わない。
    この場合,英文の賞状および賞金 2 万円は代表者に郵送する。

  附則 本件については,公益認定を受け移行登記を行った日から施行する。

改  正

日本水産学会論文賞選考についての申合せ事項

  1. 1 月に開催する編集委員会において,日本水産学会論文賞の選考を行う。
  2. 編集委員は,編集委員会に先立ち,FS 誌および日水誌それぞれについて,前年中に掲載された論文(総説と短報を含まない)から,それぞれの分野の選考委員の推薦により選考対象論文を選出する(第 1 段選考)。
     1)  この選考対象論文を選出するために,FS 誌の掲載に用いる分野(以下,分野)ごとに掲載論文数の 20%程度,あるいは 20%が 1 報に満たない場合には 1 報を,(12 月中ごろまでに)その分野の編集委員から編集委員長(事務局)に推薦する。第 1 段階選考を行う際に,自薦は避けることとする。ただし,この選考の結果として,選考を担当した委員が著者に入った論文が推薦されることは認めるものとする。
     2)  編集委員長は,FS 誌および日水誌それぞれについて推薦結果を集計して,分野ごとに掲載論文数の上位 20%程度あるいは少なくとも 1 報を選出し,それらを選考対象論文とする。
  3. 編集委員は,編集委員長より提示された選考対象論文から,5 編以内を選び,編集委員長(事務局)に順位を付けずに推薦する(第 2 段選考)。ただし,その際には,次の 2 点に留意する。
     1)  できるだけ広い分野から選ぶこととし,自薦は認めない。
     2)  少なくとも 1 編は,日本水産学会誌の掲載論文から選出する。
  4. 推薦結果をもとにして編集委員会で審議し,掲載論文総数のおよそ 3%の件数を目途として,授賞候補論文を決定する。
    授賞候補論文を決定する際に,分野の偏りを補正することはしない。
    授賞候補論文のうち少なくとも 1 編は,日本水産学会誌の掲載論文から選出する。
    なお,編集委員長と副委員長は,授賞候補論文を絞り込むために,編集委員会に先立って協議を行うことができる。
  5. 前年の掲載論文からの選出に加え,被引用件数の特に多い報文(論文に加え総説,短報を含む)を対象に,以下の手順で選考を行う。
     1)  前年末に,過去 6 年間の全掲載報文の被引用件数を調査し,被引用件数の特に多い報文 1 編を授賞候補論文とすることができる。
     2)  前項に記した期間以前の掲載報文であっても,被引用件数が極めて高い報文 2 編以内を授賞候補論文として推薦できることとする。
     3)  1 つの報文に論文賞を授賞できるのは 1 回までとする。
  6. 日本水産学会の非会員にも授賞できることとする。
  7. 海外の著者による論文が候補となった場合であっても,授賞式出席のための旅費の補助は行わない。
    授賞式に欠席する場合,賞状および賞金 2 万円は代表者に郵送する。
  8. 過去 5 年間の授賞論文の被引用回数について一覧表を作成し,授賞論文がどれだけ水産学に貢献しているかを評価することで,今後の選考方法の在り方について検討することとする。

  附則 本件については,公益認定を受け移行登記を行った日から施行する。
    (平成 25 年 9 月 19 日一部改正)

  * Fisheries Science 誌では,論文と総説を fisheries(漁業),biology(生物),aquaculture(増養殖),environment(環境),chemistry and biochemistry(化学・生化学),food science and technology(食品加工・技術),social science(社会科学)の 7 分野に分類して掲載している。


別紙 2

寄附金の使途

寄附金使用内容 会計区分 金 額 備   考
国際交流費用(主に旅費) 公 1 280,000  
災害復興(報告書印刷費など) 公 1 319,672 (印刷費 292,556 円,送料 27,116 円)
日本水産学会誌印刷費 公 2 500,000 共通から振替て充当
管理費費用(システム保守,印刷) 法人 497,974 共通から振替て充当(保守 263,200 円)

日 付 摘   要 寄  附  金 合 計
公 1 公 2 共 通 法 人
 H25.9.18 寄附金残高 640,000 0 997,974 0 1,637,974
 H25.9.19 振替   500,000 0 497,974 1,637,974
 H25.9.19 国際交流費 △280,000       1,357,974
 H25.9.19 災害復興報告書印刷費など △319,672       1,038,302
 H25.9.19 日本水産学会誌印刷費   △500,000     538,302
 H25.9.19 システム保守,印刷費       △497,974 40,328
 H25.9.19 寄附金残高 40,328 0 0 0 40,328


新 入 会(平成 25 年 9 月 19 日承認)

正 会 員  (37 名) 北海道 平間政文 東北 山中智之,山本直生 関東 飯島純一,小川智久,熊谷安希子,
佐伯公康,張 虹,関 信輔,西田祐也,Honein Karim Saad,松本 陽,Leila Basti 中部 北野倫生,久保村大樹,
田所大二,谷村健斗,逵原幸奈,服部武史,原田 誠,福﨑智司,水野知巳,山崎 剛,山田二久次 近畿 緒方悠香,
中口義次,西谷 愛 中国・四国 笠貫ゆりあ,園山貴之,辻倉正和 九州 伊藤毅史,緒方由美,岡部晴菜,栗原 暁,
多治見誠亮,長峯隆介,吉野 敦
賛助会員  (1) 東海シープロ(株)
外国会員  (5 名) Carl V. Burger, Chen Chen, Felipe Amezcua, Huang Chi-Long, Lin Chung-Hung
学生会員  (107 名) 北海道 石田太朗,入江雄一朗,木澤有希,楠元彩香,佐藤友香,高輪めぐみ,夏池真史,晴山美奈子,藤澤佳乃子,
道辰麻生,山本 空,呂 振 東北 浅川崇典,井川孝治,宇部仁美,大内仁志,大越葉月,片寄 剛,齊藤信裕,佐藤大仁,
関 亜希,田口 将,原 将樹,三宅隆人,渡辺弘晃 関東 Anuraku Khieokhajonkhet,伊藤智子,尹 顕哲,上杉 綾,川島康太,
Khrueniam Udom,小祝敬一郎,小松亮佑,塩見玲菜,Jagoda Swarna Subhani Samanthika De Silva,鈴木 聡,鈴木崇史,
Chaninya Wongwarangkana,田 闊,陶 格斯,戸倉健太,長屋浩介,Nofrizal,濱 裕次郎,平野 雪,Bhuiyan Sharmin Siddique,
Putsa Santiphong,牧田 萌,安居 桂,楊 暁霞,吉岡千陽 中部 岩田晋太朗,金 紫菊,佐藤晴彦,佐藤寛之,鈴木康平,
中野哲規,中村佳貴,中山友哉,西尾まどか,西野弘嵩,水本寛基 近畿 青木隆一郎,和泉智保,大塚 錬,進藤有章,
高尾郷介,竹口佳孝,中森 翔,本田貴史,増田真帆,宮田俊輔,森本真人 中国・四国 上野香菜子,小林崇晃,田中拓希,
田村元帥,津行篤士,苫野哲史,中辻伸嘉,秦 正樹,山口晋作,山本雅樹 九州 石井琢哉,川嶋誠也,上薗翔平,北村祥明,
桑原智史,國分翔伍,Singgih Harjanto,竹内清治,畳谷伊織,鹿田創空,東谷福太郎,戸田 萌,Nasuchon Nopparat,野中翔平,
林田宜之,藤本みどり,松本北斗,松本昌弘,三浦ひとみ,溝口直洋,柳 綾佳,山口智史,山元啓資,渡邉裕基


平成 25 年度日本水産学会中部支部大会ワークショップ

日 時  平成 25 年 9 月 21 日(土) 13:00〜17:30
場 所  三重大学 環境・情報科学館 3F PBL 演習室
 (平成 25 年度日本水産学会秋季大会第 9 会場)
共 催  三重大学大学院生物資源学研究科
テーマ  水産系高等学校と大学の連携による,水産に貢献する人材のキャリアパス形成を目指して
 企画責任者 淀 太我,吉松隆夫(三重大学大学院生物資源学研究科)

プログラム
 13:00〜13:10  開会挨拶・趣旨説明 (三重大学 吉松隆夫)
 13:10〜13:45  第一部:水産・海洋系高校と三重大学の現状報告 (司会:三重大学 淀 太我)
  1) 三重県立水産高等学校  
2) 愛知県立三谷水産高等学校
3) 静岡県立焼津水産高等学校
4) 京都府立海洋高等学校
5) 三重大学生物資源学部
 13:45〜13:50  休憩  
 13:50〜15:00  第二部:グループディスカッション“私の考えるキャリアパス”  
    (進行:三重大学 松井 純,吉松隆夫)
 15:00〜15:30  第三部:休憩&ポスターセッション (進行:三重大学 淀 太我)
 15:30〜16:45  第四部:パネルディスカッション (司会:三重大学 淀 太我)
 パネリスト: 三重県立水産高等学校,愛知県立三谷水産高等学校,静岡県立焼津水産高等学校,京都府立京都海洋高校,
福井県立若狭高校,三重県農林水産部(藤吉利彦),三重県漁業協同組合連合会(小野里伸),
尾鷲物産株式会社(北野倫生),三重大学生物資源学部(吉松隆夫),三重大学社会連携センター(松井 純)
 16:45〜17:00  ワークショップ総括,閉会の挨拶 (三重大学 吉松隆夫)
 17:00〜17:20  日本水産学会中部支部総会,最優秀ポスター賞表彰式,
 中部支部長賞表彰式
 
 17:20〜17:30  日本水産学会中部支部長賞記念講演  
    (受賞者 福井県立若狭高校教諭 小坂康之)
 17:30  閉会の挨拶 日本水産学会中部支部長 (中部支部長 東海大学 鈴木伸洋)

平成 25 年度日本水産学会中国・四国支部例会

日 程  平成 26 年 11 月 16 日(土)・17 日(日)
場 所  宇和島市総合福祉センター 4F ホール
 (〒798-0003 宇和島市住吉町 1-6-16)

プログラム
 11 月 16 日(土)
 口頭発表
 101  13:00〜13:12  ブリ上湾症と性成熟の関係
    °林 大地・岩井俊治・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 102  13:12〜13:24  エドワジエラ治療薬ホスミシンのマダイ養殖現場での投薬事例
    °原川翔伍・山下亜純・武智昭彦(愛媛水研セ)・
浦崎慎太郎(愛南町水産課)・佐藤彩乃(安全研)
 103  13:24〜13:36  Edwardsiella tarda 溶菌ファージの出現動向とその溶菌特性
    °服部純也(宇和島水産高等学校)・梶原永裕(梶原水産)・
山木 勝(宇和島水産高等学校)
 104  13:36〜13:48  アユ表皮粘液における抗菌ペプチドの網羅的解析
    °坂口祐紀・山口 翔(広大院生物圏科)・網本智子(広大技セ)・
内田直行(日大生物資源)・飯島憲章(広大院生物圏科)
 105  13:48〜14:00  マダイ及びアユ抗菌ペプチド遺伝子のクローニングと発現
    °濵野太肇・乗富修平・国吉久人・藤川諭吉・飯島憲章(広大院生物圏科)
 106  14:00〜14:12  オニヒトデ粘液中に含まれる免疫賦活化物質の解析
    °三宅 開・太田 史・草野希枝・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 107  14:12〜14:24  ウリミバエサナギ由来免疫賦活化物質の魚類養殖飼料への応用
    °草野希枝・太田 史・岩井俊治・井戸篤史・三浦智恵美・
 108  14:24〜14:36  クロマグロの餌料消化と成長に関する研究
    °近藤史崇・岩井俊治・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 109  14:36〜14:48  ヒラメの成長に伴う生殖腺での成長ホルモンの発現解析
    °北村 脩・岩井俊治・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 110  14:48〜15:00  マダイにおける Prolyl 4-Hydroxylase 遺伝子の cDNA 部分配列,組織分布および季節変動
    °石川英利佳・足立亨介・森岡克司(高知大農)
 111  15:48〜16:00  広島湾におけるクロダイ卵の遺伝的多様性
    °赤木拓峰・海野徹也(広大院生物圏科)
 112  16:00〜16:12  芸予諸島海域におけるメバル類の遺伝的分化
    °戸田慎平・阪本憲司・南 卓志(福山大生命工)
 113  16:12〜16:24  2012 年及び 2013 年に豊後水道愛媛県海域で発生した Karenia mikimotoi 赤潮について
    °西川 智・山﨑和久・橋田大輔(愛媛水研セ)・青山 龍(北灘漁協)・
宮村和良(大分水研セ)・鬼塚 剛(水研セ瀬水研)
 114  16:24〜16:36  携帯型通信機器を利用したアサリ稚貝情報収集の試み
    °梶原直人・手塚尚明・濱口昌巳(水研セ瀬水研)
 115  16:36〜16:48  漁獲統計・聞き取り調査から推定された高知県沿岸におけるサワラの漁業生態
    °森岡泰三・石田 実(水研セ瀬水研)・田ノ本明彦(高知水試)・
山下慶太郎・谷口正雄・山下樹徹・大山隼人・長岩理央・
宮沢英将(高知漁業指導所)・山本義久(水研セ瀬水研)
 116  16:48〜17:00  瀬戸内海燧灘におけるマナガツオの近年の漁況(予報)
    °久米 洋(愛媛水研セ東予)

 ポスター発表
 討論時間 15:00〜15:48
 1  広島湾におけるアルカリフォスファターゼの季節変動とその要因
°橋本奈民子(県広大生命環境)・増山悦子(県広大人間文化)・
坂本節子(水研セ瀬水研)・山口峰生(水研セ瀬水研)・
中村健一(県広大生命環境)・内藤佳奈子(県広大生命環境)
 2  マガキ養殖筏周辺におけるクロダイの移動と利用深度
°津行篤士・海野徹也(広大院生物圏科)・渡辺伸一(福山大生命工)
 3  天蚕由来免疫賦活化物質:Silkrose の同定及び機能解析
°太田 史・井戸篤史・草野希枝・岩井俊治・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 4  アコヤガイ母貝の性が真珠の質に与える影響
°岩井俊治(愛媛大南水研)・高橋雅治(下灘漁協真珠貝研究所)・
 5  キメラアコヤガイを用いた異種間移植真珠生産技術の開発
°福島 瑛・岩井俊治・井戸篤史(愛媛大南水研)・浦崎慎太郎(愛南町)・
若木 瑞(若木真珠)・三浦智恵美・三浦 猛(愛媛大南水研)
 6  養殖マダイで観察された高水温による代謝障害
°山下亜純(愛媛水研セ)・浦崎慎太郎(愛南町水産課)・
三輪 理(水研セ増養殖研)
 7  オニヒトデ体腔液の赤血球凝集素の特性
°水上雅晴,安藤宗一朗,中村真健,河原栄二郎(福山大生命工)
 8  八幡浜漁協管内における平成 17 年度から平成 24 年度の魚病発生状況
°福岡利広・水野芳嗣(八幡浜漁協)
 9  養殖ヒラメ病魚由来細菌の性状および病原性
河原栄二郎・°山口晋作・菅谷恵美(福山大生命工)・福岡利広・
水野芳嗣(八幡浜漁協)
 10  ノカルジア症原因菌 Nocardia seriolae の superoxide dismutase 活病原性
河原栄二郎・°加藤 典(福山大生命工)
 11  ニシキゴイの非特異免疫能に及ぼす過酸化水素浸漬の影響
河原栄二郎・°中澤なつ子(福山大生命工)
 12  魚の餌を考える〜ハタハタ廃棄部中コンドロイチン硫酸の有効活用
°森澄 実・周川 命・吉見佳宏(香住高校)
 13  臼杵タチウオの新製品開発,消費拡大について
°中村晋太郎・平嶋将和・前田倫良(津久見高校海洋科学校)

 11 月 17 日(日)
 ミニシンポジウム
  テーマ 養殖業の再興に向けて
  企画責任者 河原栄二郎(福山大生命工)
   9:00〜 9:05  開会の挨拶 河原栄二郎(福山大生命工)
  I.研究機関の成果と課題 座長 高木修作(愛媛水研セ)
   9:05〜 9:30  1. 「養魚用飼料の改善」 山本剛史(水研セ増養殖研)
   9:30〜 9:55  2. 「新規機能性飼料原料の開発」 三浦 猛(愛媛大南予水研セ)
   9:55〜10:20  3. 「愛媛県の魚類養殖業が直面する経営・流通問題」 金尾聡志(愛媛水研セ)
  10:20〜10:35   休憩
  II.生産者の取り組みと要望 座長 水野芳嗣(八幡浜漁協)
  10:35〜10:55  1. 「養殖の現状と問題点」 松本嘉晃(松本水産)
  10:55〜11:15  2. 「零細養殖業者が生き残るために」 岩見 剛(個人事業主)
  11:15〜11:35  3. 「安高水産の取り組み」 安岡高身(安高水産)
  11:35〜11:55  総合討論
河原栄二郎(福山大生命工)・高木修作(愛媛水研セ))・水野芳嗣(八幡浜漁協)
  11:55〜12:00  閉会の挨拶 高木修作(愛媛水研セ)


平成 25 年度日本水産学会九州支部例会

日 時  平成 25 年 12 月 6 日(金) 13:15〜17:15
場 所  大分県庁新館 14 階大会議室
共 催  大分県農林水産部
内 容  シンポジウム「地域水産業に貢献する試験研究 〜大分県の事例を通して考える〜」
企画責任者  壽 久文・景平真明(大分水研)・望岡典隆・松山倫也(九大院農)

プログラム
 はじめに 松山倫也(九大院農)・日隈邦夫(大分県農林水産部)  13:15〜13:25
 趣旨説明 景平真明(大分水研)  13:25〜13:30
 第一部:大分県の漁船漁業を支える研究   座長:井本有治(大分水研)
  1. 豊予海峡周辺海域に生息するマアジの資源生態 西山雅人(大分水研)  13:35〜14:00
  2. タチウオひきなわ漁業に係る機器開発と社会連携 広瀬太郎(水研セ開発セ)  14:00〜14:25
 第二部:大分県の養殖業を支える研究   座長:福田 穣(大分水研)
  3. 赤潮発生予察による漁業被害軽減への取り組み 宮村和良(大分水研)  14:30〜14:55
  4. 高水温耐性ヒラメの作出と今後の展開 名古屋博之(水研セ増養殖研)  14:55〜15:20
     休 憩    15:20〜15:40
 第三部:大分県のブランドを支える研究・取り組み 座長:横松芳治(大分水研)
  5. ブランド魚のおいしさの科学的根拠―「関さば」の特徴について
  望月 聡(大分大教育福祉)  15:40〜16:05
  6. 「The・おおいた」ブランドの水産物流通について 平澤敬一(大分県漁業管理課)  16:05〜16:30
 第四部:総合討論   座長:壽 久文(大分水研)
  これからの大分県の水産業の発展に求められる試験研究とは  16:35〜17:10
 〜漁業者・水産関係団体を交えての意見交換〜
 閉会あいさつ 金塚秀夫(大分農林水研セ)  17:10-17:15


平成 25 年度日本水産学会近畿支部後期例会

日 時  平成 25 年 12 月 7 日(土) 13:15〜17:00
会 場  大阪駅前第 2 ビル 4 階 キャンパスポート大阪 ルーム D+E
 (〒530-0001 大阪市北区梅田 1-2-2-400)

プログラム
 13:15〜14:00  「カニ・エビの栽培漁業における問題点」 °有山啓之(大阪環農水総研)
 14:00〜14:10  休憩
 14:10〜14:25  「タイ国ケンクラチャン湖におけるメコンオオナマズの追跡」 °山根央之(近大院農)・吉田奈緒・三田村啓理・野田琢嗣(京大院情)・
光永 靖(近大農)・荒井修亮(京大フィールド研)(M 区分)
 14:25〜14:40  「クロマグロ養殖いけすに群棲するサンゴの食物源の推定」 °西村翔太(近大院農)・畔柳裕樹(近大農)・吉田隆志・青木隆一郎(近大院農)・
谷口亮人・江口 充(近大農)(M 区分)
 14:40〜14:55  「閉鎖性海域における藻類の増殖過程の解明とその利用」 °鈴木千賀(神戸大自然科学)
 14:55〜15:10  「大阪南港野鳥園北池塩生湿地の CO2 吸排出特性に関する研究」 °田中俊行・矢持 進(大阪市大院工)(M 区分)
 15:10〜15:25  「大阪湾で 8〜10 月に出現したウシノシタ科着底稚魚の形態」 °大美博昭・佐野雅基・日下部敬之(大阪環農水総研)
 15:25〜15:35  休憩
 15:35〜15:50  「大阪湾 1991 年〜2012 年におけるマクロベントスと底質の経年変化」 °鍋島靖信(大阪環農水総研)
 15:50〜16:05  「スズキ仔稚魚の成長に関する海域間比較―耳石日周輪解析によるアプローチ―」 °青木貴志・高林長将・冨士泰期・舟橋達宏(京大院農)・栗田 豊(水研セ東北水研)・
和田敏裕(福島水試)・日比野学(愛知水試)・
笠井亮秀・山下 洋(京大フィールド研)(M 区分)
 16:05〜16:20  「海底泥への微細藻類バイオマス添加に伴うメタン生成について」 °今井理人・石井健一郎(京大院農)・上野正博(京大フィールド研)・
澤山茂樹(京大院農)(M 区分)
 16:20〜16:35  「新規沿岸海洋性糸状菌の探索と分離株の性状・系統解析」 °壽谷尭俊・澤山茂樹(京大院農)(M 区分)
 16:35〜16:45  休憩
 16:45〜17:00  優秀発表賞表彰


会員の所属変更

 (平成 25 年 11 月・12 月の会員からの異動連絡を元に作成していますので,実際の異動月とは異なる場合があります。)
会 員 名 異 動 前 異 動 後
阿 部 博 和 東北大院農 水研セ東北水研
飯 塚 泰 助 日大生物資源 近大水産養殖種苗センター浦神
上 野 康 弘 水研セ中央水研 水研セ水工研
岡 本 純一郎 北大院水 (一社)日本トロール底魚協会
北 村 章 二 水研セ本部 水研セ瀬水研
黒 柳 美 和 東大水実 水研セ瀬水研
鈴 木 健 吾 水研セ西海水研 水研セ北水研
中 澤 奈 穂 水大校 海洋大
永 尾 次 郎 水研セ増養殖研 水研セ東北水研八戸
棗 田 孝 晴 千葉科学大学 茨城大学教育学部
馬 場 真 哉 北大院水 キャノン IT ソリューションズ(株)
福 田 美 亮 北大院水 水研セ水工研
松 浦 裕 志 筑波大学 旭川工業高等専門学校
松 本   建 三菱化学メディエンス(株) 日本曹達(株)
松 本 有記雄 長大水 水研セ東北水研
三 好 達 夫 水研セ瀬水研 水研セ瀬水研百島
森 阪 匡 通 京大野生動物研究センター 東海大海洋研究所
森 山   充 福井県食品加工研究所 福井内水総セ
吉 浦 康 寿 水研セ増養殖研 水研セ瀬水研
若 林 信 一 富山水研 富山県庁

機関の名称変更

変 更 前 変 更 後
  沖縄県水産海洋研究センター   沖縄県水産海洋技術センター

機関の住所変更

機 関 名 旧 住 所 新 住 所
 エグジビション・テクノロジーズ(株)  東京都港区赤坂 8-5-26
 赤坂 DS ビル 1 階
 東京都港区南青山 1-1-1
 新青山ビル西館 8 階
 沖縄県水産海洋技術センター  沖縄県糸満市西崎 1-3-1  沖縄県糸満市喜屋武 1528


訃   報

下記の会員がご逝去された旨,ご連絡をいただきました。
ここに謹んで哀悼の意を表し,ご通知申し上げます。

 
正会員 関東支部 中村 宏 氏
正会員 中部支部 柴田正人 氏

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