公益社団法人 日本水産学会 学会誌報文著作権ポリシー

 公益社団法人日本水産学会(以下,学会)は,学会誌(和文誌「日本水産学会誌」,英文誌「Fisheries Science」)掲載報文(総説,論文,短報)の複写,複製,転載,公共送受信等の二次利用について,以下のように定める。
1. (著作権の帰属)公益社団法人日本水産学会 投稿規程第5項に拠り,日本水産学会誌及びFisheries Scienceの掲載報文の著作権は,原則として公益社団法人日本水産学会に帰属するものとする。ただし,Fisheries Scienceのオープンアクセス報文と86巻以降の掲載報文については、その著作権は著者に帰属するのに対して,学会は掲載報文の出版に付随する著作権を独占的ライセンスとして著者から供与されるものとする。
2. (二次利用の基本条件)学会は,本ポリシーに定める著作物の利用について,利用者に対し,原則として以下の条件を義務づける。これらの条件以外での利用を希望する場合には,必ず学会に許諾を得なければならない。
i) 査読(受理)後原稿のみの使用
ii) 学術目的の利用
iii) 出典の明記,出版社版へのリンク表示
iv) 猶予期間(出版後1年未満の利用禁止)の遵守
v) 著作物の曲解に基づく改変,特定の利益誘導を目的とした利用の禁止
vi) 不特定多数への頒布,公衆送信の禁止
vii) 著者の同意
3. (著作物の二次利用)著作物の二次利用に関する手続を,以下のとおり定め,具体的詳細を別表に示す。ここで,非営利目的の利用とは,教育や研究に資する,対価報酬のない学術的な情報の共有を目的とした利用を指すものとする。
i) 著者による非営利目的利用:学会への申請を免除する。
ii) 著者による営利目的利用:学会または学会が管理を委託した機関の許諾を得る。使用料が課金された場合には、利用者は支払いに応じるものとする。
iii) 第三者による非営利目的利用:学会または学会が管理を委託した機関の許諾を得る。ただし,抄録の利用については申請を免除する。原則として使用料は徴収しない。
iv) 第三者による営利目的利用:学会または学会が管理を委託した機関の許諾を得る。使用料が課金された場合には、利用者は支払いに応じるものとする。
v) Fisheries Scienceのオープンアクセス報文の利用:Creative Commons Attribution 4.0 International License (CC-BY) (http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/) の定める条件に基づき,利用者にはオリジナルの著作物に対するクレジット表示を義務づけた上で,営利・非営利目的を問わず,編集や改変を含めた自由な利用を認める。著者及び学会もしくは学会が管理を委託した機関への申請は必要としない。なお,利用者は,二次利用による著作物に対して,法的および技術的な制限をかけるなど,オリジナルの著作物に認められている自由な利用を妨げてはいけない。
4. (申請・問合せ先)
 公益社団法人日本水産学会 事務局
 〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学内
 Email: fsjpubl@d1.dion.ne.jp (「@d」の後は数字の「1」)
 Tel. 03-3471-2165
 なお,Fisheries Science掲載報文に関する申請,または出典明記の例や利用上の注意事項の確認に際しては,Springer Link (https://link.springer.com/journal/12562) に収録されている各報文の電子版抄録ページにある「Reprints and Permissions」のリンクから,Copyright Clearance CenterのRightsLink(R) システムを利用することができる。
 また,営利目的での日本水産学会誌の掲載報文の利用については,学術著作権協会(https://www.jaacc.org/)に問い合わせるものとする。
(平成30年12月1日 理事会承認)
(令和元年11月30日 理事会承認)


別表:公益社団法人日本水産学会 学会誌報文著作物の二次利用の手続

■アナログ複写複製
利用者 利用方法 利用目的 日本水産学会誌 Fisheries Science
著者,
または
第三者
光学的複製
(コピー印刷)
非営利 図書館経由で規定の利用料を支払い,学術著作権協会の許諾を得る。不特定多数への頒布や有償提供は禁止する
営利

■デジタル複写複製(出版社版の利用)
利用者 利用方法 利用目的 日本水産学会誌 Fisheries Science
著者,
または
第三者
【抄録】の
・転載
・公衆送信
非営利 申請不要。無償。
営利 学会の許諾を得る。使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
【全文電子ファイル】の
・ダウンロード
・保存
非営利 申請不要。無償。
ただし,個人利用目的に限る。
60-70巻は,J-STAGEの無償公開版を利用できる。
71巻以降は,Springer Link経由で利用料を支払う。(日本水産学会会員は,会員専用ページから無償ダウンロードすることができる。)
ただし,個人利用目的に限る。
営利 ファイルのダウンロード・保存後の利用内容に関して,学術著作権協会の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
ファイルのダウンロード・保存後の利用内容に関して,60-70巻は学会の許諾を,71巻以降はSpringer Link経由で Copyright Clearance Center (CCC)の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
【オープンアクセス報文】の利用 非営利,
営利
該当報文なし CC-BYの使用許諾を遵守する。
・出典の明記
・必要に応じてクレジット(作者名,著作権保有者名,コピーライト,ライセンス,免責事項の記載,オリジナルへのリンクなど)を付ける。
・改変した場合は,変更内容を示す。
・利用著作物に対して,法的及び技術的な制限をかけて,オリジナル著作物に認められている自由な利用を妨げない。
著者,
または
著者に代わる第三者
【全文電子ファイル】の
リポジトリ/
アーカイブ/
ウェブサイト収載
非営利 学会または Springer Link経由で Copyright Clearance Center (CCC)に申請する。
全ての著者の確認を得る。
著者は申請手続をアーカイブ担当者に委託してもよい。
公開日までは,オンライン出版日から12か月のエンバーゴ期間(猶予期間)を設ける。
日本水産学会誌の場合は,出版社版の使用を認める。Fisheries Scienceは著者版原稿ファイルを使用する。
出典として原著の書誌情報の他に,学会誌電子版抄録ページへのリンクかURL,またはdoiを明記する。
リポジトリ/アーカイブ利用者には,引用の際は原著を引用するよう注意喚起する。
営利 学会の許諾を得る。 60-70巻は学会の許諾を,71巻以降はSpringer Link経由で Copyright Clearance Center (CCC) に申請し,出版社の許諾を得る。
著者 【全文】または【図】
 あるいは【表】の
・転載
・改変,改訂
・テキストまたは
 データの改編,再編集
・翻訳
・翻案
・頒布
・公衆送信
・学位論文への転載
非営利 著作権ポリシー第2項(二次利用の基本条件)に沿った利用については,改変やテキストまたはデータの再編成を目的とした利用も含めて,学会への申請を免除する。原稿ファイルは,学会が出版社版の使用を認めない限りは,著者版を使用する。
それ以外の条件を伴う利用については,学会または学会が管理を委託した機関へ申請して許諾を得る。
原則として,使用料は徴収しない。
営利 学会または学術著作権協会の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
60-70巻は学会の許諾を, 71巻以降はSpringer Link経由でCopyright Clearance Center (CCC)の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
第三者 非営利 学会の許諾を得る。
原則として,使用料は徴収しないが,使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
60-70巻は学会の許諾を, 71巻以降はSpringer Link経由でCopyright Clearance Center (CCC)の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。
営利 学会または学術著作権協会の許諾を得る。
使用料が課金された場合には,利用者は支払いに応じるものとする。