趣旨: |
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震とそれが引き起こした津波は三陸地域の多くの街と産業、そしてそこに暮らす人々に壊滅的な打撃を与えたが、同時に、周辺の海域にも甚大な影響を及ぼしたと推定される。では地震と津波は三陸周辺海域にどのような影響を与えたのだろうか、約5年の間に海はどのように変化し、 それが漁業資源の維持や回復にどのような形で結びついたのか?東北マリンサイエンス拠点形成事業は学際的、継続的な研究を通じてこうした疑問に答えるとともに、得られた知見を漁業復興に活かしていくことを目的として、2012年1月に開始された事業である。本シンポジウムは、本事業を通じてこれまで得られた知見を整理し、地震と津波の海洋生態系への影響を総合的に明らかにすること、同様の研究を行ってきた海外の研究例から東北地方太平洋沖地震の特性を理解すること、そして、最終的にこのような大規模の災害に対して科学者はどのように対応し、どのような知見を得て、それを社会に対してどのように役立てていくべきかを明らかにすることを目的としている。 |
主催: |
東北マリンサイエンス拠点形成事業・文部科学省 |
後援: |
大槌町、女川町、岩手県、宮城県他 |
日時: |
2016年3月2(水), 3(木),4(金)日
なお、4日の午前中は海外からの参加者と一部の本事業関係者らによるセッション、午後4時から日本語による一般市民向け講演会を開催予定です。市民向け講演会については追って連絡差し上げます。 |
場所: |
東京大学農学部弥生講堂、アネックス (URL: http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/index.html) |