2011.7.15 日韓国際シンポジウム |
趣旨:昨年12月の福岡高裁判決確定により,有明海では早ければ来年度にも,諫早湾潮受け堤排水門の中長期開門調査が開始されようとしています.しかし,開門調査の内容についてはまだ流動的な状況です.このような事業は国内初ですが,韓国では類似の環境で既に大規模複式干拓と調整池の開門がなされています.韓国の始華湖では,排水門開門に加えて,潮受け堤中央部に新たな水門を作り,潮流発電所が稼働するとともに長期のモニタリングプログラムが開始された所です.今回のシンポジウムでは,こうした韓国の大規模複式干拓と開門について,どのような環境変化が生じたのか? 事前・事後にどのような調査が行われているのか? 開門に至る過程でどのようにして合意形成されたのか等について研究者・市民・行政等広い範囲の方々が共に学び,その情報を諫早湾における開門調査の計画に生かしたいと思います. |
記
日時: | 2011年8月2日(火)13時〜17時半 |
場所: | ももちパレス・小ホール(福岡市早良区百道二丁目3番15号) |
主催: | 佐賀大学低平地沿岸海域研究センター |
後援: | 朝日新聞,沿岸環境関連学会連絡協議会(メンバー:日本水産学会・土木学会海岸工学委員会・土木学会水工学委員会・日本海洋学会海洋環境問題研究会・日本水産工学会・日本船舶海洋工学会海洋環境研究会・応用生態工学会・水産海洋学会・日本海洋学会沿岸海洋研究会・日本沿岸域学会・日本ベントス学会・日本プランクトン学会) 対象 一般市民・研究者・行政担当者等(無料,一般公開,事前申し込みは不要です) コンビーナー 速水祐一(佐賀大低平地沿岸海域研究センター)・李應 (佐賀大農学部) |
詳細: | http://www.ilt.saga-u.ac.jp/index.html |
【プログラム】 | ||
(司会:五十嵐勉(佐賀大学)) | ||
13:00-13:05 | あいさつ | |
13:05-13:45 | 背景と趣旨説明 | 速水祐一(佐賀大学) |
第1部 話題提供(座長:片野俊也(佐賀大学)) | ||
13:45-14:25 | 韓国における干潟域干拓と保全について | 金敬源(ソウル市立大) |
14:25-15:05 | 始華湖におけるモニタリングと環境変化について | 朴永哲(Ecocean) |
15:05-15:10 | 休憩 | |
15:10-15:50 | 締切・開門による生態系変化をどうモニタリングすべきか? | 佐藤慎一(東北大) |
15:50-16:30 | 韓国における環境アセスメント制度と漁業法について | 朴泰 (江原大学) |
第2部 パネルディスカッション | ||
16:35-17:30 | (諌早開門調査をどう見ていくか? −日韓の比較から見えてくるもの−) 座長:速水祐一 パネリスト:金敬源・朴永哲・佐藤慎一・朴泰 ・李應 | |
○写真展&パネル展示を同時に実施 会場:ももちパレス・3F展示ホール |
問い合わせ先 〒840-8502 佐賀県佐賀市本庄町1 佐賀大学低平地沿岸海域研究センター事務局 TEL&FAX:0952-28-8846 E-mail:ariakeinfo@ml.cc.saga-u.ac.jp |