平成17年5月30日

関 係 各 位

海  洋  政  策  研  究  財  団
(財団法人シップ・アンド・オーシャン財団)

「北極海航路関係国際会議の開催について」
記事掲載のお願い

 拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 当財団の業務につきましては、日頃より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、当財団では、競艇交付金による日本財団の助成金により「北極海航路の利用促進と寒冷海域安全航行体制に関する調査研究」事業を展開しております。

本事業は、ロシア、ノルウェー、カナダの研究機関をはじめ国内の多くの研究者の協力を得て、北極海航路を利用してロシア極東のエネルギー資源を我が国の経済社会に結びつけるための輸送システムを検討すると共に、サハリンプロジェクトで資源開発が進むオホーツク海の海洋環境保護と海上安全輸送を考慮した海洋レジーム構想を取りまとめることを目的としており、今般、極東ロシア域の豊かなエネルギー、鉱物、森林、水産の諸資源並びに地勢データを数値化し地理情報システム(JANSROP-GIS)に取りまとめることが出来ました。このような情報を詳細に網羅したWebsiteは今までに公開されておらず、本GISが世界で初めての試みとなると確信しております。

また、海洋環境保護規定に関する最新国際情勢を調査・分析し、寒冷海域であるオホーツク海海洋環境保護規定の骨子となるべき事項を整理しました。MARPOL73/78(海洋汚染防止国際条約)等を勘案し、Particularly Sensitive Sea Areas(PSSA:特別脆弱海域)を基礎として考えられるオホーツク海海洋レジームにおいて、規定すべき事項をまとめることが出来、初期の目的を達成することが出来ました。

これらの成果を造船・舶用工業界をはじめ、エネルギー・資源開発、物流・海運、経済界など多くの関係者の皆様に紹介させていただきたく、この度、下記のとおり国際会議を開催する運びとなりました。

 つきましては、皆様に同国際会議に奮って参加いただきたく、ご案内申し上げます。また、関係者の方々にも周知いただきたく、貴発行の情報誌・学会誌などの会議開催情報欄などに記事を掲載していただきたく、併せてよろしくお願い申し上げます。

敬具

1.会 議 名:「時代を拓く北の海・・・その資源・輸送・環境保全」
"New Era in Far East Russia & Asia"
2.開 催 日:平成17年
6月30日(木)国際専門家会議  10:00〜17:10
定員:約50名 (原則英語による討議)

7月 1日(金)国際シンポジウム(一般向け) 13:30〜18:15
定員:約250名 (同時通訳付)
(レセプション/意見交換会 18:30〜20:00)

3.開 催 場 所:ホテル海洋
東京都新宿区百人町2-27-7(JR大久保駅前) 電話03-3368-1121
4.プログラム:別紙(PDF)を参照願います。
(内容は変更される場合があります。)
5.後援:(予定)外務省、国土交通省、環境省、海上保安庁、資源エネルギー庁、日本財団
在日ロシア連邦大使館、在日ノルウェー王国大使館、在日カナダ大使館
6.申込み方法:お申込みは、先着順で受付いたします。
別紙申込書(Word)によりFAXでお申込みをお願いします。
7.参 加 費:無料
8.問合せ先:海 洋 政 策 研 究 財 団
((財)シップ・アンド・オーシャン財団)
  〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-15-16 海洋船舶ビル
  業務部(北極海プロジェクトチーム)田上、玉眞、小林
  電話:03-3502-1882 FAX:03-3502-2033
  E-mail:h-tagami@sof.or.jp

以上

(財)シップ・アンド・オーシャン財団は、「海洋政策研究財団」の通称で活動しています。