平成29年度日本水産学会東北支部 第1回幹事会
議事録

期日:平成29年6月9〜15日
なお、本会議は電子メールを用いたメール会議方式による。
参加者:吾妻行雄(東北大学)、秋山秀樹(東北水研)、池田 実(東北大学)、
大越和加(東北大学)、尾定 誠(東北大学)、加賀新之助(岩手県)、
片山知史(東北大学)、神山孝史(支部長・東北水研)、木島明博(東北大学)、
後藤友明(岩手大学)、酒井敬一(宮城県)、巣山 哲(東北水研)、
永島 宏(宮城県)、服部 努(東北水研)  *敬称略

議事
1. 審議事項
1)平成29年度日本水産学会東北支部大会について
 ①慣例の輪番制により、福島県において開催する(平成29年10月28〜29日、福島大学)。
 ②東北支部長賞表彰は従来どおり35歳未満の研究者2名を選出することとして実施する。
 ③東北支部幹事・支部連絡調整員合同会議は合同支部大会中に開催する。
④東北支部大会予算として10万円が計上されており、全額を大会に係る費用として拠出する。
 
 上記4点について異議はなかった。
 
2)シンポジウム(案)について
 ①上記支部大会において開催する。
 ②福島大学、福島水試、事務局の協議により、次のテーマを提案する。前向きにご検討をお願いしたい(別紙1)。
  題目:「津波と原発事故による水産業への影響と復興への取り組み」
 
  上記2点について異議はなかった。
 
3)学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2017(第11回)後援の要請について
 7月16日に予定される標記行事につき、主催者である特定非営利活動法人natural science代表理事遠藤理平氏より、行事後援の要請を受けた。前年度と同様に要請に応えたい。本件について前向きにご検討をお願いしたい。
 
 本件について異議はなかった。
 
2. 報告事項
1)日本水産学会第1-3回理事会 報告(東北支部関連)
2)平成29年度事業計画について
3)平成29年度編集計画について
4)平成29年度予算計画について
5)公益法人化に伴う社会貢献の活動について
 (全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会東北地区大会への支部会員の出席と
その活動の奨励)
 ①上記大会に際し、日本水産学会東北支部が後援となる。
 ②支部代表者が上記大会に出席し、日本水産学会東北支部長奨励賞として賞状と記念品(楯)を授与することによって、今後の研究発表を奨励する。
第26回 全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会東北地区大会
期日:平成29年10月27日(木)
会場:岩手県立高田高等学校 〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字長砂78-12
 
 これらについて、特段の異議はなかった。
 
以上


(別紙1)

平成29年度日本水産学会東北支部大会の開催について

東北支部長 神山孝史

 本年度の東北支部大会を下記の通り開催いたしますので、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日  時 平成29年10月28日(土)午後〜29日(日)午後
会  場 福島市・福島大学環境放射能研究所(福島市金谷川1番地、tel:024-504-2114)
プログラム
(1)ミニシンポジウム 「津波と原発事故による水産業への影響と復興への取り組み」
(10月28日(土)13:00-17:00)
【コンビーナー】和田敏裕 (福島大) ・渡邉昌人 (福島水試) ・岩﨑俊秀 (水産機構東北水研)
【趣旨】福島県においては、津波によって起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故により、水産業の活動が一時的に停止した。海面漁業の活動としては、震災翌年に試験操業が開始され、全ての魚介類(出荷制限種を除く)がその対象となるに至った。海産魚に含まれる放射性物質についても、基準値とされる100Bq/kgを超えるものは、平成27年4月以降検出されていない。しかしながら、福島県の水産物が震災前のように流通するためには多くの課題が残されていると考えられる。本シンポジウムでは、事故から6年半を経過した福島海域と隣接海域の現状と水産業復興への取り組みについて意見交換し、研究者がなすべき復興への貢献方策を探る。
【プログラム】
13:00開会 
13:00-13:00主催者挨拶神山孝史(水産機構東北水研)
13:05-13:10開催地挨拶河合 孝(福島水試)
13:10-13:20趣旨説明和田敏裕(福島大)
13:20-14:20  
I.福島県の沿岸漁業の現状と課題座長:和田敏裕(福島大)
S-1.福島県における放射性物質モニタリング調査の概要根本芳春(福島水試)
S-2.原発事故後における福島県の水産資源の増大と変化鈴木 聡(福島水試)
S-3.福島県の沿岸漁業の復旧状況:震災前後での比較調整中
14:20-14:35休憩 
14:35-16:15
II.津波被害を受けた各県の漁業復興への取り組み座長:神山孝史(水産機構東北水研)
S-4.茨城県の漁業復興・資源の現状と課題松井俊幸(茨城水試)
S-5.宮城県の漁業復興・資源の現状と課題永島 宏(宮城水技セ)
S-6.岩手県の漁業復興・資源の現状と課題後藤友明(岩手大三陸水研セ)
S-7.青森県の漁業復興・資源の現状と課題野呂恭成(青森水総研)
S-8.東北海域における漁業復興の現状と課題片山知史(東北大院農)
16:15-16:30休憩 
16:30-17:00総合討論座長:藤田恒雄(福島水試)・岩﨑俊秀(水産機構東北水研)
17: 00 閉会秋山秀樹(支部担当理事)
(2) 一般研究発表(口頭) 10月29日(日) 8:30-15:00(演題数によって調整予定)
(3)その他
支部 幹事・連絡調整員合同会議(同会場)10月28日(土) 17:05-17:45
交歓会(学内を予定)10月28日(土) 18:00-

申し込み方法
 1)氏名、2)所属、3)連絡先(住所および電話番号)、4)e-mailアドレス、5)一般研究発表の有無、6)演題、7)ミニシンポジウム出欠、8)交歓会出欠、を下記の申込先(事務局)にお知らせ下さい(e-mail、FAX可)。一般研究発表者は、申込時に下記の様式に従って作成した要旨をe-mailに添付して下さい。なお、支部所属の学生会員及び若手研究者(35歳未満)による発表は、東北支部長賞選考の対象となります。
一般研究発表における発表方法
 一般研究発表は口頭発表のみで、一題15分(発表12分、質疑3分)です。基本的にはパワーポイントもしくはpdfでの発表とし、ソフトウエアのバージョンはパワーポイント2013で、PCのOSはWindows 10とします。この環境で動作するプレゼンテーションファイルを作成してください。プレゼンテーションファイルについてはUSBメモリーに記録して発表会場に持参し、発表前までにPCにダウンロードしてください。ダウンロードしたファイルについては、発表終了後速やかに削除いたします。発表者は、事前に各自で必ずUSBメモリーのウイルスチェックを実施してください。
発表要旨
 演題、氏名および所属機関を記載の上、【目的】【方法】【結果】の順で小見出しを付け、わかりやすく記述し、以下の要領で作成してください。事務局でレイアウトを編集して要旨集を作成します。ファイルは、Text形式またはMS-Word形式としてください。
・総字数は700字程度とする。
・著者が連名の場合は「・」で連ね、講演者の左側に○を付ける。
・一般研究発表の要旨は文字のみとし、図表は使わない。
東北支部長賞選考希望の場合は、要旨末尾に「選考希望」と記載のこと(字数外)。
申込・要旨提出締切日 平成29年10月6日(金)
参加費等  参加費 無料、交歓会費 3,000円程度(交歓会会場は学内を予定)
申込先・問い合わせ先(事務局)
 〒031-0841 八戸市鮫町下盲久保25-259 東北区水産研究所八戸庁舎
 日本水産学会東北支部事務局 岩﨑俊秀、服部 努
 TEL (0178) 33-1500  FAX (018)34-1357 e-mail: tohoku-FS@ml.affrc.go.jp