支部例会(シンポジウム)プログラム

「南九州の河川環境を巡る内水面漁業の課題」

企画の趣旨
 南九州地域は、海洋生物資源に恵まれているが、一方で、島嶼部を含めアユやウナギなどの内水面資源も豊富であることが知られている。これらの内水面資源は海洋環境とは密接な関係にあり、地球温暖化に伴う海水温上昇や海洋酸性化などの影響を直接あるいは間接的に受けることが考えられる。また、近年、洪水対策などの治水事業による人為的な河川環境の変化による生息生物への影響も考慮に入れなければならない。特に、アユ、ウナギなど有用資源として重要な生物種の漁業生産への影響を十分に考慮するためにも、これらの影響を知る必要がある。本シンポジウムでは、南九州を中心とした河川環境の変化が内水面資源へ及ぼす影響を中心として生理、生態などの観点から知見を提供し、現状の認識とこれからの課題について議論する。

企画責任者:小谷 知也(鹿大水)・久米 元(鹿大水)
9:30-9:40
はじめに(趣旨説明)

河川環境の変化と生物への影響
 9:40-10:05
 井口 恵一郎(長大環境)南九州の河川環境とその変化について
 10:05-10:30
 久米 元(鹿大水)温暖化あるいは海水温上昇が内水面生物資源に及ぼす影響-リュウキュウアユをモデルとして
 10:55-11:20
 四宮 昭彦(鹿大水(元)) 河川改修と有用内水面生物資源保全の関係

有用魚種への影響
 10:55-11:20
 米沢 俊彦(鹿児島県環境技術協会)米之津川水系のアユの現状
 11:20-11:45
 望岡 典隆(九大農) ウナギの河川での資源保護と下りウナギ保護の現状

11:45-12:10
総合討論
閉会挨拶


平成30年度日本水産学会九州支部 支部大会・総会・例会の開催について

九州支部支部長 大富 潤

 表記総会・大会・例会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
 なお、本年度も昨年度と同様に支部総会・大会および支部例会を同時開催いたします。
皆様のご協力ならびに積極的なご参加をよろしくお願い申し上げます。

日 程:平成30年12月8日(土)・9日(日)
場 所:鹿児島大学水産学部 講義室・会議室(鹿児島市下荒田4丁目50-20)
プログラム
12月8日(土)
    1)支部幹事会(12:00-12:45)
    2)支部総会(13:00-13:30)
    3)一般研究発表(口頭発表, 13:30-16:30)
    4)高校生による研究発表(ポスター発表, 16:30-17:45)
    5)表彰式(17:45-18:15)
    6)会員交歓会(18:30-20:30)
会場:鹿児島大学水産学部生協食堂ホール
会費:4,000円
12月9日(日)
 支部例会(シンポジウム) (9:00-12:30)
 「南九州の河川環境を巡る内水面漁業の課題」(仮題)
 *シンポジウムは一般公開のため参加無料です。会員外の方にもご案内いただき、積極的なご参加をお願いいたします。
一般研究発表の申し込み鹿児島大学水産学部 小谷 知也(kotani@fish.kagoshima-u.ac.jp
 申 込 先:鹿児島大学水産学部 小谷 知也(kotani@fish.kagoshima-u.ac.jp
 申込期限:平成30年11月12日(月)
 申込資格:申込者は、日本水産学会九州支部正会員または学生会員に限ります。ただし、会員以外の方が会員との連名で講演を行うことは可能です。
 申込方法:E-mailでの申し込みをお願いします。メールの件名・標題は「日本水産学会九州支部総会一般研究発表の申し込み」と記載してください。メール本文には、題名、氏名、所属機関、連絡先(電話番号)、会員交歓会の参加の有無を記載し、以下の要領で作成した発表要旨を添付し、申込先アドレスに送付してください。
 なお、学生会員は申し込みの際、学生会員である旨を明記してください。
会員交歓会の参加申し込み
      一般研究発表者以外で会員交歓会に参加される方は、メールにてご連絡ください。
      事前に参加者数を把握する必要がございますので、ご協力お願いいたします。
      申込先:小谷 知也(kotani@fish.kagoshima-u.ac.jp
一般研究発表要旨 作成要領
      1)   Microsoft Word(Win or Mac)で作成してください。バージョンは問いません。
      2)   用紙はA4版を縦に使用してください。
      3)   左右それぞれ2.5 cm、上2.5 cm、下16 cmの余白を設定してください。(A4版の上半分に相当します)
      4)   題名と氏名は中央に揃え、氏名の後に所属の略記を( )で囲んで入れてください。連名の場合は・印で連ね、講演者の左肩に゜印をつけてください。題名と演者氏名の後はそれぞれ1行ずつあけてください。
      5)   題名はゴシック体(14 pt)、その他は明朝体(11 pt)で記してください。
      6)   本文は【目的】、【方法】、【結果】に分けて書式内に収まる様に記述してください。
      7)   本文は、図・写真などは入れず、文字のみで作成してください。
      8)   講演要旨集作成のためレイアウトを調整することがあります。ご了承ください。

一般研究発表要領
 口頭発表の資料提示は、Microsoft PowerPointで作成したファイルをPC用液晶プロジェクターにより投影して行います。こちらで準備するソフトのバージョンはPowerPoint 2010で、PCのOSはWindows 7です (予定)。動画は使用できません。発表当日は、PCにデータを入れる時間を設けますので、ファイルを入れたUSBメモリーをご持参ください。なお、PCに入れさせていただいたファイルは、講演終了後に速やかに廃棄します。発表時のスライドの進行は各自においてPCを操作してください。発表時間は15分(講演12分+討論3分)です。

その他
 学生会員による一般研究発表では優秀な発表に対して優秀発表賞を授与します。学生会員の発表申し込みは自動的にノミネートされますが、希望しない場合はメールでお知らせください。

問い合わせ先
〒890-0056 鹿児島市下荒田4丁目50-20 鹿児島大学水産学部
       日本水産学会九州支部 庶務幹事 小谷 知也
       TEL:099-286-4192 E-mail:kotani@fish.kagoshima-u.ac.jp