平成28年度日本水産学会九州支部 支部大会・総会・例会の開催について

九州支部支部長 征矢野 清

 表記総会・大会・例会を下記のとおり開催しますので、多数ご参加くださいますようご案内申し上げます。
 なお、本年度も昨年度と同様に支部総会・大会および支部例会を同時開催いたします。初めての試みもありますので、何かとご不便をおかけするかもしれませんが、皆様のご協力ならびにご参加をよろしくお願いいたします。

日 程:平成28年12月10日(土)・11日(日)
場 所:長崎大学水産学部 講義室・会議室(長崎市文教町1 - 14)
プログラム
12月10日(土)
  1) 支部幹事会(12:00-12:45)
  2) 支部総会(13:00-13:30)
  3) 一般研究発表(口頭発表, 13:30-16:30)
  4) 高校生による研究発表(ポスター発表, 16:30-17:45)
  5) 表彰式(17:45-18:15)
  6) 会員交歓会(18:30-20:30)
  会場:長崎大学生活協同組合 学生食堂ホール
  会費:4,000円
12月11日(日)
 支部例会(シンポジウム) (9:00-12:30)
 「水産物、水産加工品の高付加価値化のための品質測定・評価手法の開発」
 *シンポジウムは一般公開のため参加無料です。会員外の方にもご案内いただき、積極的なご参加をお願いいたします。
一般研究発表の申し込み(口頭発表のみ。今大会ではポスター発表は行いません)
 申 込 先:長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
海洋生物化学研究室(水産学部内)  長富 潔(osatomi@nagasaki-u.ac.jp
 申込期限:平成28年11月21日(月)
 申込資格:申込者は、日本水産学会九州支部正会員または学生会員に限ります。ただし、会員以外の方が会員との連名で講演を行うことは可能です。
 申込方法:E-mailでの申し込みをお願いします。メールの件名・標題は「日本水産学会九州支部総会一般研究発表の申し込み」と記載してください。メール本文には、題名、氏名、所属機関、連絡先(電話番号)、会員交歓会の参加の有無を記載し、以下の要領で作成した発表要旨を添付し、申込先アドレスに送付してください。
 なお、学生会員は申し込みの際、学生会員である旨を明記してください。
会員交歓会の参加申し込み
    一般研究発表者以外で会員交歓会に参加される方は、メールにてご連絡ください。
    事前に参加者数を把握する必要がございますので、ご協力お願いいたします。
    申込先:長富 潔(osatomi@nagasaki-u.ac.jp
一般研究発表要旨 作成要領
   1) Microsoft Word(Win or Mac)で作成してください。バージョンは問いません。
   2) 用紙はA4版を縦に使用してください。
   3) 左右それぞれ2.5 cm、上2.5 cm、下16 cmの余白を設定してください。(A4版の上半分に相当します)
   4) 題名と氏名は中央に揃え、氏名の後に所属の略記を( )で囲んで入れてください。連名の場合は・印で連ね、講演者の左肩に゜印をつけてください。題名と演者氏名の後はそれぞれ1行ずつあけてください。
   5) 題名はゴシック体(14 pt)、その他は明朝体(11 pt)で記してください。
   6) 本文は【目的】、【方法】、【結果】に分けて書式内に収まる様に記述してください。
   7) 本文は、図・写真などは入れず、文字のみで作成してください。
   8) 講演要旨集作成のためレイアウトを調整することがあります。ご了承ください。
一般研究発表要領
 口頭発表の資料提示は、Microsoft PowerPointで作成したファイルをPC用液晶プロジェクターにより投影して行います。こちらで準備するソフトのバージョンはPowerPoint 2010で、PCのOSはWindows 7です (予定)。動画は使用できません。発表当日は総会終了後、PCにデータを入れる時間を設けますので、ファイルを入れたUSBメモリーをご持参ください。なお、PCに入れさせていただいたファイルは、講演終了後に速やかに廃棄します。発表時のスライドの進行は各自においてPCを操作してください。発表時間は15分(講演12分+討論3分)です。
その他
 学生会員による一般研究発表では優秀な発表に対して優秀発表賞を授与します。学生会員の発表申し込みは自動的にノミネートされますが、希望しない場合はメールでお知らせください。
問い合わせ先
 〒852-8521 長崎市文教町1-14 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
        日本水産学会九州支部 庶務幹事 長富 潔
        TEL:095-819-2835 E-mail:osatomi@nagasaki-u.ac.jp


支部例会(シンポジウム)プログラム

「水産物、水産加工品の高付加価値化のための品質測定・評価手法の開発」

 生産者の所得向上による水産一次産業の振興を目標に6次産業化への取り組みが推進されている。このためには生産する水産物、水産加工品を安全で高品質に高付加価値化し、さらにこれら品質を数値化することが重要であると考える。しかし、現在の水産物、水産加工品の品質測定法は煩雑で専門技術・設備が必要とされ、生産、加工、流通現場での測定は困難であり、品質は各現場で経験値にて主観的に評価され、生産から小売まで一貫した客観的数値で評価されていないのが現状である。消費者へ安全で高品質な水産物の安定的提供のため、また、マーケットを国外にも広げるためにも水産生産、加工、流通現場で評価可能な品質測定と新しい評価技術の開発が必要だと考える。本シンポジウムではこれらの取り組みを行う専門家を交え、その可能性を討議する。


はじめに
 水産物、水産加工品の高付加価値化のための必要条件9:00 - 9:15
長崎大学水産学部       村田 昌一
1.簡易測定器による非破壊での魚の脂質含量測定について9:15 - 9:55
長崎県総合水産試験場加工科   久保 久美子
2.水産生産及び加工現場における鮮度測定の可能性9:55 - 10:35
長崎大学水産学部       谷山 茂人
3.簡便、迅速な現場対応型品質測定機器の開発10:35 - 10:55
フジデノロ株式会社技術開発部 野間 慶一
4.高速液体クロマトグラフィーを利用した水産物の品質評価10:55 - 11: 35
宮崎大学農学部        田中 竜介
5.消費者、バイヤーが求める水産加工品とは11:35 - 11:55
前長崎漁港水産加工団地協同組合 谷川 昭夫
総合討論11:55 - 12:30