平成20年度日本水産学会近畿支部前期例会シンポジウムの開催について

近畿支部支部長 左子芳彦

本年度前期の近畿支部例会を下記の通り開催します。多数ご参加くださいますようにご案内申し上げます。

日 時: 平成20年7月5日(土) 13:00〜18:00
場 所: 大阪駅前第2ビル4F キャノンポート大阪
参加費: 無料
題 目: 「浅海域の順応的環境保全と再生−学際的視点を取り入れて−」
主 旨: 地球環境問題の顕在化や沿岸域の環境保全と総合的管理に対する社会的ニーズの高まりに伴い「浅場」の価値が見直され、近年、都市周辺の臨海域において環境再生を目標に人工磯、人工干潟、人工藻場などの創出が行われるようになってきた。これを受け、本シンポジウムでは、栄養負荷の低減に伴い生物生産が低下したと言われる瀬戸内海東部浅海域の生態系の現状と課題を栄養段階別に検討するとともに、人工水域における環境の保全と再生のあり方を市民ならびに水産学と海洋工学の学際的視点から考える。
企画者: 矢持 進・江口 充
プログラム:
 13:00〜13:05開会の挨拶
左子芳彦(京大院農)
1. 「近畿における浅海域生態圏の現状と課題」
座長 矢持 進(阪市大院工)
 13:05〜13:30大阪湾の貧酸素化とその対策
藤原建紀(京大院農)
 13:30〜13:55内湾域の水質形成に果たす微生物・プランクトンの役割
江口 充(近畿大農)
 13:55〜14:20海藻・稚魚にとっての人工護岸
日下部敬之(大阪環農水総研)
 14:20〜14:45兵庫県瀬戸内海における漁業生産の現状と課題
反田 実(兵庫水技セ)
 休憩(14:45〜15:00)
2.「環境修復に向けてのアプローチ」
座長 反田 実(兵庫水技セ)
 15:00〜15:25人工塩性湿地の生態機能と順応的管理
矢持 進(阪市大院工)
 15:25〜15:50エコシステム式海岸構造物を利用した浅場創出
上月康則(徳大院工)
 15:50〜16:15鉛直循環流促進堤による貧酸素化の抑制
重松孝昌(阪市大院工)
 16:15〜16:40大阪南港野鳥園でのシギ・チドリ類を指標とした NGO 主体の湿地づくりと保全          
高田 博(NPO法人南港ウェットランドグループ)
3.「総合討論」16:40〜17:40
座長 江口 充(近畿大農)
 閉会の挨拶
問い合わせ先: 〒606-8502
京都府京都市左京区北白川追分町 京都大学大学院農学研究科応用生物化学専攻内
日本水産学会近畿支部事務局(担当:吉田天士)
TEL・FAX: (075)753-6226 EMAIL: yoshiten@kais.kyoto-u.ac.jp