会   報

公益社団法人 日本水産学会
平成 24 年度第 5 回理事会議事録

1 開催された日時   平成 24 年 9 月 14 日(金) 10 時〜15 時
2 開催された場所   独立行政法人水産大学校 国際交流会館 2 階大研修室
(山口県下関市永田本町 2-7-1)
3 理事総数及び定足数 総数 17 名,定足数 9 名
4 出席理事数   16 名
(本人出席) 江口 充,金子豊二,黒倉 壽,小谷祐一,桜井泰憲,嵯峨直恆,佐藤秀一,佐藤 實,
東海 正,松山倫也,鷲尾圭司,和田時夫,渡邊良朗,渡部終五
(途中退席) 河原栄二郎(第 14 号議案審議終了後の 11 時 50 分退出),
鈴木伸洋(第 14 号議案審議終了後の 11 時 50 分退出)
(監事出席) 瀬川 進
(幹事出席) 舞田正志,石崎松一郎,宮本佳則,高井則之,内田圭一,大迫一史
(オブザーバー) 大越和加(理事候補者),佐竹幹雄(理事候補者),皆川 恵(理事候補者)
5 議   案
  決議事項   第 1 号議案   「平成 24 年度編集委員会委員及び幹事の交代」の件
第 2 号議案   「平成 24 年度水産利用懇話会委員会委員の交代」の件
第 3 号議案 「平成 24 年度水産教育推進委員会委員の交代」の件
第 4 号議案 「平成 24 年度水産政策委員会委員の選出」の件
第 5 号議案 「学会賞選考委員選出のための研究分野及び委員構成等の見直し」の件
第 6 号議案 「平成 25 年度春季大会委託運営業者」の件
第 7 号議案 「平成 25 年度春季大会募金目論見書」の件
第 8 号議案 「平成 25 年度春季大会高校生ポスター発表にスポンサーを付ける」の件
第 9 号議案 「平成 26 年度春季大会担当支部」の件
第 10 号議案 「平成 26 年度秋季大会担当支部」の件
第 11 号議案 「ベルソーブックスシリーズの出版契約の見直し」の件
第 12 号議案 「日本水産学会 80 周年」の件
第 13 号議案 「男女共同参画学協会連絡会第 3 回大規模アンケートの協力」の件
第 14 号議案 「平成 25 年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)『学術定期刊行物』の申請に向けての対応」の件
第 15 号議案 「来年度以降の『海とさかな』コンクールへの対応」の件
第 16 号議案 「協賛及び後援」の件
第 17 号議案 「入会承認」の件
第 18 号議案 「正会員から学生会員へ会員資格変更の承認」の件
  報告事項   ①平成 24 年度日本水産学会秋季大会の開催
②平成 24・25 年度会長指名理事候補者の諾否結果
③資格喪失者(会費未納)の会費納入による退会者への変更について
④平成 24・25 年度支部幹事の変更
⑤寄附金について
⑥平成 23 年度科学研究補助金(研究成果公開促進費)「学術定期刊行物」確定額の通知について
⑦2013 年度 Fisheries Science (79 巻)のカバーページの候補写真 6 枚を選定について
⑧科研費細目変更に伴う掲載分野の見直しについて
⑨Fisheries Science における特集記事 Special feature 掲載手続について
⑩2011 年の Fisheries Science インパクトファクター
⑪Fisheries Science における剽窃検知ツールの導入
⑫同等寄与の表示
⑬J-Stage 上における日水誌の電子付録の導入
⑭各種委員会及び支部報告
⑮平成 24 年度東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)
⑯水産科学連合(仮称)の設立準備について
⑰その他

6 議事の経過及びその結果
 (1)  定足数の確認等
 冒頭で佐藤(秀)総務担当理事が定足数の充足を確認し,続いて,同理事から本会議の議事進行について説明があった。
 (2)  議案の審議状況及び議決結果等
 定款の規定に基づき,渡部会長が議長となり,本会議の成立を宣言し,議案の審議に移った。
 なお,審議に先立ち,理事候補者である大越和加会員,佐竹幹雄会員及び皆川 恵会員の紹介があった。

(決議事項)
第 1 号議案  「平成 24 年度編集委員会委員及び幹事の交代」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,平成 24 年度編集委員会委員及び幹事の交代について原案の説明があった。
    審議の結果,出席理事全員一致で以下の原案通り可決した。
 委員  [辞退] 多田 稔     [選出] 有路昌彦
 幹事  [辞退] 近藤秀裕     [選出] 二見邦彦

第 2 号議案 「平成 24 年度水産利用懇話会委員会委員の交代」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から同議案について原案の説明があった。
    審議の結果,出席理事全員一致で以下の原案通り可決した。
 [辞退] 野沢隆志   [選出] 瓜生 登
 [辞退] 岡田 茂   [選出] 潮 秀樹

第 3 号議案 「平成 24 年度水産教育推進委員会委員の交代」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,同議案について原案の説明があった。
    審議の結果,出席理事全員一致で以下の原案通り可決した。
 [辞退] 神原 淳   [選出] 古丸 明

第 4 号議案 「平成 24 年度水産政策委員会委員の選出」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,同議案について木村郁夫会員を選出したい旨説明があった。
    審議の結果,出席理事全員一致で原案通り可決した。

第 5 号議案 「学会賞選考委員選出のための研究分野及び委員構成等の見直し」の件
 佐藤(實)学会賞担当理事から同議案について,学会賞選考委員会で検討された研究分野の見直し案について,科研費細目の変更に対応した 4 分野(「水圏生産科学 A」(環境・生物・生態系など),「水圏生産科学 B」(漁業・資源・増養殖・経済など),「水圏生命科学」(水産化学・生化学・生理・食品など)及び「その他(分野横断)」)とし,各分野に配分する委員数は,「水圏生産科学 A」4 名,「水圏生産科学 B」4 名,「水圏生命科学」4 名及び「その他(分野横断)」3 名とする原案が説明された。
 本議案について以下の質疑があった。
佐藤(秀)理事 「最近 2 年間に学会誌に掲載されたすべての論文の内容を科研費細目の 3 分野に振り分けてその比率を算出したとあるが,2 年間のみのデータでは分野の比率を正確に判断できないのではないか。」
佐藤(實)理事 「今回は調査した 2 年間のデータで,科研費細目 4 分野が均等になるよう振り分けた。今後のさらなる改正に向けてはデータ数を増やしてより正確に比率を算出していく必要がある。」
渡部会長 「分野によっては必ずしも学会誌(Fisheries Science,日本水産学会誌)に発表せず他のジャーナルに発表するものもあるので,今回の議論の基礎となった 2 年間における学会誌(Fisheries Science,日本水産学会誌)への発表内容だけでは分野の比率を適切に反映しているとはいえないと考えられる。しかしながら,暫定的には本案で 2 年間試行し,その間データを蓄積して必要ならば改正することにしてはどうか。」
渡部会長 「2 年後の改正に向けて研究分野及び委員構成を検討する作業部会を設置してはどうか。その場合,構成員は佐藤(實)学会賞担当理事,渡邊学会賞担当理事,桜井理事,佐藤(秀)総務担当理事及び東海総務担当理事とし,桜井理事が部会長を務めるのが適切ではないかと考える。」
 審議の結果,出席理事全員一致で原案どおり可決した。併せて,学会賞選考委員選出にかかる作業部会を設置することが可決された。
 これを受けて,学会賞授賞規程を一部改正する案が示され,一部修正の上,出席理事全員一致で可決した(別紙 1)。
第 6 号議案 「平成 25 年度春季大会委託運営業者」の件
 黒倉関東支部担当理事から,平成 25 年度春季大会委託運営業者について,数社の見積もりを検討した結果,トーヨー企画(株)に決定したいとの説明があり,審議の結果,出席理事全員一致でこれを可決した。
第 7 号議案 「平成 25 年度春季大会募金目論見書」の件
 黒倉関東支部担当理事から,平成 25 年度春季大会募金目論見書案について説明があり,審議の結果,出席理事全員一致でこれを可決した。
第 8 号議案 「平成 25 年度春季大会高校生ポスター発表にスポンサーを付ける」の件
 黒倉関東支部担当理事から,平成 25 年度春季大会開催時における高校生ポスター発表にスポンサーを付けることについて提案があり,審議の結果,出席理事全員一致でこれを可決した。
第 9 号議案 「平成 26 年度春季大会担当支部」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,平成 24 年度第 4 回理事会において継続審議事項とされた平成 26 年度春季大会担当支部は,北海道支部としたい旨提案があり,審議の結果,同支部が担当することを出席理事全員一致で可決した。
第 10 号議案 「平成 26 年度秋季大会担当支部」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,平成 24 年度第 4 回理事会において継続審議事項とされた平成 26 年度秋季大会担当支部は,九州支部としたい旨提案があり,審議の結果,出席理事全員一致でこれを可決した。
第 11 号議案 「ベルソーブックスシリーズの出版契約の見直し」の件
 東海ベルソーブックス担当理事から,ベルソーブックスシリーズ 1〜31 巻の著者への割引率を現行の 20% から 10% に変更したいとの提案が(株)成山堂書店から申し入れがあり,ベルソーブックス委員会としては(株)成山堂書店が該当する著者から了解を得るならば,学会との契約の変更を行うことを認めると判断した旨説明があった。
 同議案に関して,次の意見及び質疑があった。
渡部会長 「全著者の了解はすべて(株)成山堂書店が行うのか。著者が拒否した場合はどうするのか。」
東海理事 「(株)成山堂書店がすべて行う予定であり,著者が拒否した場合でも学会が仲裁に乗り出すことはない。
なお,これに関連して,最近ベルソーブックスの企画が停滞しており,今後企画の提案の仕方についても検討する必要がある。」
    審議の結果,出席理事全員一致で原案を可決した。
第 12 号議案 「日本水産学会 80 周年」の件
 渡部会長から同議案について,日本水産学会 80 周年の記念事業として水産学用語集のデジタル化を検討している旨説明があった。さらに,金子出版担当理事から,出版委員会で検討した結果,水産学用語集の再編集及びデジタル化には最低でも 2 年を要するため,80 周年ではなく 85 周年の記念事業として行う方が良いとの結論に達したとの補足説明があった。
 同議案に関して,次の意見及び質疑があった。
渡部会長 「85 周年の記念事業としてはアジア水産学会の開催を検討している。」
黒倉理事 「現在 2017 年秋の開催を目指してアジア水産学会事務局に打診している。」
渡部会長 「80 周年事業に関しては,25 年度春季大会においてアメリカ水産学会の関係者に記念講演をお願いしてはどうか。さらに,過去 10 年間の学会活動の資料集を作成し,日本水産学会誌の巻末に掲載することも考えられる。」
黒倉理事 「記念講演のみであれば対応は可能である。」
和田理事 「太平洋沿岸における震災ゴミの状況なども一つのテーマになるのではないか。」
 審議の結果,80 周年記念事業として,学会誌に掲載するか,別冊子にして過去 10 年間の学会年史を作成すること及び 25 年度春季大会時に日米合同記念シンポジウムを開催することを出席理事全員一致で可決した。
第 13 号議案 「男女共同参画学協会連絡会第 3 回大規模アンケートの協力」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から同議案について,男女共同参画学協会連絡会第 3 回大規模アンケートへの協力依頼があった旨説明があった。
 同議案に関して,次の意見及び質疑があった。
小谷理事 「データの提供は行わないとあるが,学会としてデータを受け取れないのか」
佐藤(秀)理事 「アンケートの集計結果は送られてくることと,当該学協会所属の回答者については詳細なデータを受け取ることができる」
 審議の結果,学会としてアンケートに参加協力することを出席理事全員一致で可決した。
第 14 号議案 「平成 25 年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)『学術定期刊行物』の申請に向けての対応」の件
 佐藤(秀)編集担当理事から本議案について,平成 25 年度科学研究費補助金国際情報発信強化(B)(応募総額 100 万円以上 2,000 万円未満)に年間 300 万円程度の予算申請を行なう予定であり,取組内容としては FS 誌における特集記事の掲載及び英文原稿の校閲,国際共同シンポジウム開催時における学会誌のプロモーション活動及び FS 誌のオープンアクセス化を検討している旨説明があった。
 同議案に関して,次の意見及び質疑があった。
渡部会長 「現在水研連の再立ち上げを検討しているところであるが,その場合水研連として申請することはできるのか。」
東海理事 「基本的には申請は可能であると思われるが,申請はいずれかの学会が代表して行わなければならない。」
黒倉理事 「オープンアクセス化によるメリットは何か。」
東海理事 「インパクトファクターの増加が考えられる。」
 審議の結果,出席理事全員一致で平成 25 年度科学研究費補助金(研究成果公開促進費)『学術定期刊行物』の申請行うことを可決した。
第 15 号議案 「来年度以降の『海とさかな』コンクールへの対応」の件
 東海総務担当理事から,平成 24 年度『海とさかな』のコンクルールへの学会の協力事業について,昨年度と今年度の依頼内容が異なっており,特に今年度は学会への経費を含めた負担が増加していること,依頼元である朝日学生新聞社と学会の間には本件に関する正式な取り決めが交わされていないことから,次年度の協力については朝日学生新聞社と事前に議論する方針であるとの説明があった。
 本議案に関して,次の意見及び質疑応答があった。
和田理事 「水産総合研究センターでも体験学習ツアーを行なっているが,学会としては朝日学生新聞社とよく調整して会員の負担が増大しない方向で協力していく方がよい。」
東海理事 「学会は施設を有していないので,体験学習ツアーを行う場合は学会員の所属機関にあらためてお願いする必要があり,若干負担が大きくなる。しかし,出張講義は学会へのメリットが大きいと考えられるので,できることとできないことを明確にして対応したい。」
佐竹理事候補者 「日本水産株式会社がスポンサーになっているが,子供たちのユニークな発想があり,企画としては大変結構なことであると考えられる。したがって,学会としても支援することは有意義であると思われる。」
桜井理事 「出張講義については支部との係わりが大きくなると思われるので,支部との調整も必要である。」
東海理事 「現状ではまだ次年度の協力体制を協議していないので,ある程度協議が進行したのち,しかるべき委員会で対応するべきであると考えている。」
渡部会長 「学会の公益事業の一環として,本事業への協力は必要であると考えるので,引き続き前向きに検討していただきたい。」
 以上の質疑応答を踏まえ,総務担当理事と庶務幹事が朝日学生新聞社との間で次年度の協力体制について協議することとした。
第 16 号議案 「協賛及び後援」の件
 佐藤(秀)総務担当理事から,協賛希望 6 件及び後援希望 1 件について説明があり,審議の結果,出席理事全員一致で以下の協賛及び後援を可決した。
 協賛: ① 第 26 回キチン・キトサンシンポジウム
 主催 日本キチン・キトサン学会
 共催 日本化学会,日本生化学会,協賛 日本農芸化学会 他 11 学研究会
 日程 平成 24 年 7 月 12 日(木)・13 日(金)
 場所 北海道大学学術交流会館(北海道札幌市)
 負担金 なし
② 特別セミナー「地震と掘削科学」
 主催 東京海洋大学産学地域連携推進機構
 共催 IODP-MI(統合国際深海掘削計画)
 協賛 日本船舶海洋工学会 他 1 学会
 日程 平成 24 年 9 月 6 日(木)
 場所 東京海洋大学品川キャンパス白鷹館(東京都港区)
 負担金 なし
③ 2012 年度日本冷凍空調学会年次大会
 主催 日本冷凍空調学会
 日程 平成 24 年 9 月 12 日(水)〜14 日(金)
 場所 北海道工業大(北海道札幌市)
 負担金 なし
④ 第 50 回海中海底工学フォーラム
 主催 海中海底工学フォーラム運営委員会
 共催 生産技術研究奨励会
 協賛 日本船舶海洋工学会 他 6 団体
 日程 平成 24 年 10 月 5 日(金)
 場所 東京大学大気海洋研究所講堂(千葉県柏市)
 負担金 なし
⑤ 第 12 回基準油脂分析試験法セミナー
 主催 日本油化学会
 協賛 日本農芸化学会 他 4 学会
 日程 平成 24 年 11 月 26 日(月)・27 日(火)
 場所 油脂工業会館(東京都中央区)
 負担金 なし
⑥ Symposium on Underwater Technology 2013
 主催 東京大学生産技術研究所,東京大学地震研究所,IEEE/OES Japan Chapter,海洋研究開発機構
 協賛 土木学会 他 9 団体(予定)
 日程 平成 25 年 3 月 5 日(火)〜8 日(金)
 場所 東京大学生産技術研究所駒場リサーチキャンパス会議棟(東京都目黒区)
 負担金 なし
 後援: ① 学術フォーラム「東日本大震災がもたらした食料問題を考える」
 主催 日本学術会議・東日本大震災に係る食料問題分科会
 共催 日本学術会議水産学分科会,農業経済学分科会,農業情報システム学分科会,農芸化学分科会
 後援 日本農学アカデミー 他 4 団体
 日程 平成 24 年 11 月 21 日(水)
 場所 日本学術会議講堂(東京都中央区)
 負担金 なし
第 17 号議案   「入会承認」の件
 審議の結果,出席理事全員一致で原案どおり可決した。
第 18 号議案   「正会員から学生会員へ会員資格変更の承認」の件
 審議の結果,出席理事全員一致で原案どおり可決した。

(報告事項)
①  平成 24 年度日本水産学会秋季大会の開催
平成 24 年度日本水産学会秋季大会実行委員長である山元憲一会員から,秋季大会の参加者は約 700 名,演題数は 525 題であるとの報告があった。
②  平成 24・25 年度会長指名理事候補者の諾否結果
 佐藤(秀)総務担当理事から,平成 24・25 年度会長指名理事候補者の諾否結果が以下のとおり報告された。
 [支部幹事 164 名のうち 131 名から回答]
  理事候補者  諾  否  無効
 大越 和加   127   2   2
 皆川 恵   128   1   2
 佐竹 幹雄   127   2   2
③  資格喪失者(会費未納)の会費納入による退会者への変更について
 佐藤(秀)総務担当理事から,広瀬美由紀氏(正会員,平成 23 年度資格喪失)及び KIM, WAN-SOO 氏(外国会員,平成 20 年度除名)の 2 名が会費納入により退会者に変更されたことが報告された。
④  平成 24・25 年度支部幹事の変更
 佐藤(秀)総務担当理事から,所属支部の変更にともない北海道支部の支部幹事を谷津明彦会員から渡邉研一会員に変更することが報告された。
⑤  寄附金について
 佐藤(實)財務担当理事から,竹内俊郎会員及び岡本信明会員より各 50,000 円の寄附金をそれぞれ平成 24 年 7 月 2 日付および平成 24 年 8 月 10 日付で受け入れたことが報告された。
⑥  平成 23 年度科学研究補助金(研究成果公開促進費)「学術定期刊行物」確定額の通知について
 佐藤(實)財務担当理事から,平成 23 年度科学研究補助金(研究成果公開促進費)「学術定期刊行物」確定額が 4,100,000 円であったことが報告された。
⑦  2013 年度 Fisheries Science (79 巻)のカバーページの候補写真 6 枚を選定について
 佐藤(秀)編集担当理事から 2013 年度 Fisheries Science (79 巻)のカバーページの候補写真 6 枚の選定結果について以下のとおり報告があった。
 「九州西方海域を漁場とする 19 トン近海かつお 1 本釣り漁船があげたカツオ」
黒坂浩平(水研セ開発調査セ)
 「信楽焼の器に盛り付けられたふなずし」 菅原和宏(滋賀県立琵琶湖博物館)
 「遊泳するウナギ葉形仔魚」 山田祥朗((株)いらご研)
 「ニジマスの孵化仔魚」 吉崎悟朗(海洋大)
 「ヤマメ幼魚」 吉崎悟朗(海洋大)
 「クロダイ 21 歳魚(全長 440 mm)の耳石」 片山知史(東北大)
⑧  科研費細目変更に伴う掲載分野の見直しについて
 佐藤(秀)編集担当理事から,現在継続して科研費細目変更に伴う掲載分野の見直し作業を行なっていることが報告された。
⑨  Fisheries Science における特集記事 Special feature 掲載手続について
 佐藤(秀)編集担当理事から,Fisheries Science における特集記事 Special feature の掲載手続を行なっている旨報告された。
⑩  2011 年の Fisheries Science インパクトファクター
 佐藤(秀)編集担当理事から 2011 年の Fisheries Science インパクトファクターは 0.937 であることが報告された。
⑪  Fisheries Science における剽窃検知ツールの導入
 佐藤(秀)編集担当理事から Fisheries Science において剽窃検知ツールを導入した旨報告があった。
⑫  同等寄与の表示
 佐藤(秀)編集担当理事から,Fisheries Science 誌において,これまで認めていなかった著者の同等寄与の表示を行う旨報告があった。
 同報告に関して,次の質疑応答があった。
渡部会長 「Corresponding author が複数名存在する場合はどうするのか。」
東海理事 「Corresponding author に関しては現在継続審議中である。」
⑬  J-Stage 上における日水誌の電子付録の導入
 佐藤(秀)編集担当理事から,J-Stage 上において日水誌の電子付録のシステムを導入し,動画等も掲載できるようにすることが報告された。
⑭  第 4 回理事会以降の職務執行の状況
・  企画広報関連
 東海企画広報担当理事から日本水産学会誌における巻頭言の取扱いについて説明があり,次年度 1 号から掲載を行ない,渡部会長を始め各理事にもお願いすることになるとのことである。
・  ベルソーブックス関連
 東海ベルソーブックス担当理事から,ベルソーブックス 040 として「どんな魚がうまいか」(坂口守彦 著)が平成 24 年 9 月 8 日に刊行されたことが報告された。
・  水産技術誌関連
 和田水産技術誌担当理事から水産技術誌についての報告があった。報告によると,水産技術誌第 5 巻 1 巻の刊行は 9 月になるとのことである。第 5 巻 2 号については現在 14 報を受付済みであり,うち 5 報が査読終了,残り 9 報が査読中とのことで,最終的には平成 25 年 1 月に刊行される予定である。なお,監修委員会では和文誌との差別化を含め水産技術誌の内容を目下検討中とのことである。
・  学会賞関連
 佐藤(實)学会賞担当理事から第 11 回農学進歩賞に岩田容子会員(東京大学大気海洋研究所)を推薦した旨報告があった。
・  シンポジウム企画委員会関連
 渡邊シンポジム担当理事から来春の大会におけるシンポジウムについては本大会中に開催される委員会で決定されることが報告された。
・  出版関連
 金子出版担当理事から水産学シリーズ 173 および 174 が 9 月下旬に刊行予定であることが報告された。
 なお,水産学シリーズの企画に関して,シンポジウムの開催後に可否を判断してはどうかとの意見があり,現在検討中である旨合わせて報告があった。
・  国際交流関連
 佐藤(秀)理事から 8 月 19 日から開催された第 132 回アメリカ水産学会に佐藤(秀)理事が国際交流委員長として学会を代表して出席し,総会において日本水産学会の震災・復興への対応状況を報告したこと,11 月 16 日に開催される第 2 回日韓合同シンポジウムの演者が決定されたこと,及び第 1 回日中韓合同シンポジウムが来年 4 月 30 日に開催される旨の報告があった。
・  水産教育関連
 黒倉水産教育担当理事から,水産学教育推進委員会のあり方について新たに検討する時期にきているとの認識があり,今後議論することになっていることが報告された。
・  水産政策関連
 黒倉水産政策担当理事から水産政策委員会として今後行われる海洋基本計画に対するパブリックコメントを求められた場合の対応について検討中であることが報告された。
・  漁業懇話会関連
 渡邊漁業・資源管理担当理事から第 60 回漁業懇話会が本日開催中であることが報告された。
・  水産利用懇話会関連
 佐藤(實)水産利用担当理事から報告があり,今年度第 1 回委員会が 6 月 27 日に開催され,今年度の懇話会のテーマと方針について決定し,11 月 21 日に第 1 回講演会を開催するとのことである。
・  水産増殖懇話会関連
 佐藤(秀)水産増殖担当理事から,同懇話会の第 1 回講演会が 9 月 14 日に秋季大会の関連行事として開催されており,来年 2 月 9 日に第 2 回講演会が開催されることとが報告された。
・  水圏環境関連
 鷲尾水圏環境担当理事から,水産環境保全委員会のシンポジウムが現在開催中であることが報告された。
・  将来計画関連
 和田将来計画担当理事から,震災対応を中心に学会のあり方について議論を重ねていくことにしているとの報告があった。
・  支部関連
 嵯峨理事(北海道支部担当)から,平成 24 年度支部大会を平成 24 年 12 月 14 日・15 日に東京農業大学網走キャンパスで行う旨の報告があった。
   小谷理事(東北支部担当)から,支部大会を 11 月 2 日・3 日に青森県で開催することが報告された。
   黒倉理事(関東支部担当)から,来春の平成 25 年度春季大会実行委員会で準備を行なっている旨報告があった。
   江口理事(近畿支部担当)から,前期の例会をチリメンモンスターを題材にした講演・実習(255 名参加)として 7 月 28 日・29 日に近畿大学で実施したこと,後期の例会は学会形式の発表会を 12 月 1 日に開催する予定であるとの報告があった。
   松山理事(九州支部担当)から,9 月 29 日に支部例会をシンポジウム形式で開催することが報告された。
⑮  平成 24 年度東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)について
 渡部会長から,新たに設置した平成 24 年度東日本大震災災害復興支援検討委員会(特別委員会)の検討状況が報告された。
⑯  水産科学連合(仮称)の設立準備について
 渡部会長から,水産科学連合(仮称)の設立準備を行なっており,竹内俊郎前会長,東海理事及び石井学会事務局員にその協力を依頼していることが報告された。
⑰  その他
 渡部会長より,韓国水産学会会長である南澤正 釜慶大学校教授が秋季大会に参加しているとの紹介があり,本理事会で同会長の挨拶が行われた。
   渡部会長より,次回理事会は平成 24 年 12 月 15 日(土) 13 時から,国立大学法人東京海洋大学で開催する予定である旨確認があった。

以上をもって議案の審議等を終了したので,15 時,議長は閉会を宣言し,解散した。

別紙 1

学会賞授賞規程一部改正

現  行 改  正
(学会賞選考委員会)
第 5 条  学会賞選考委員会(以下,「選考委員会」という。)は,学会賞選考委員(以下,「選考委員」という。)15名をもって構成する。
(学会賞選考委員会)
第 5 条  学会賞選考委員会(以下,「選考委員会」という。)は,学会賞選考委員(以下,「選考委員」という。)15 名をもって構成する。
2   選考委員は支部幹事の投票により決定する。支部幹事は指定された 4 分野(A, B, C, D)及び分野にとらわれず推薦したい人の枠(E)について各 2 名以内を全国的視野に立ち投票する。ただし,A〜E を重複して同一人名を記載することはできない。
2   選考委員は支部幹事の投票により決定する。支部幹事は指定された 3 分野(A, B, C)について各 4 名以内を,また,分野にとらわれず推薦したい人の枠(D)について 3 名以内を,全国的視野に立ち投票する。ただし,A〜D を重複して同一人名を記載することはできない。
3   前項の分野は,A:漁業・資源(漁業,資源生態),B:水産生物・増養殖(生物,種苗生産,養成,魚病,遺伝子,免疫),C:環境(水圏環境),D:水産化学(化学,生化学,食品,利用・加工)とする。
3   前項の分野は,科研費細目の 3 分野に対応させて,A:水圏生産科学 A(環境,物質循環,生物,生態系),B:水圏生産科学 B(漁業,資源,増養殖,経済),C:水圏生命科学(水産化学,生化学,生理,食品)とする。
4   選考委員の選出は次の手続きにより行う。
 (全文挿入)
 (1)  A〜D の 4 分野については分野ごとに高得票数順に 2 名を選出する。
 (2)  次に総得票数順に 7 名を選出する。同一人が A〜E の分野・枠にまたがって得票した場合は,その総数をもって得票数とする。ただし,同一機関からの選出者は委員総数の 2 分の 1 未満とし,これを越える場合は総得票順に別機関から選出する。
 (3)  すべての選出において得票数が同数の場合は,年長者順とする。
(全文挿入)
4   選考委員の選出は次の手続きにより行う。
 (1)  同一機関からの選出者は委員総数の 3 分の1未満とし,これを越える場合は総得票順に別機関から選出するものとする。
 (2)  A〜C の 3 分野については分野ごとに高得票数順に 4 名を選出する。ただし,複数分野での選出は認めず,高得票を得た分野での選出とする。
 (3)  次に総得票数順に 3 名を選出する。同一人が A〜D の分野・枠にまたがって得票した場合は,その総数をもって得票数とする。
 (4)  すべての選出において得票数が同数の場合は,年長者順とする。
 (5)  各号の定めのない事項については,選挙管理委員会の決定によるものとする。
附則 本規程は,公益認定を受け移行の登記をした日から施行する。 附則 本規程は,公益認定を受け移行の登記をした日から施行する。

(平成 24 年 9 月 14 日 一部改正)

新 入 会 (平成 24 年 9 月 14 日承認)

正 会 員 (26 名)   北海道 髙橋 悟,髙橋 潤 東北 庄子充広,早乙女忠弘,中根幸則,山内晶子
関東 飯島 朗,菅原史侑,谷口善仁,中島 亨,中道礼一郎
中部 今道力敬,大池辰也,勝又博子,紀平征希,仙北谷 圭,松本将史,水野直樹,宮脇 大,村内嘉樹
中国・四国 川崎潤二,河東康彦,栩野元秀 九州 井口 亮,井上徹志,安田仁奈
外国会員 (3 名)   安 永一,Sunwoo Chan,Jung Seul A
学生会員 (124 名)   北海道 内田佳孝,榎本洸一郎,大原麻友美,川内陽平,木澤有希,金 銀好,久原悠生,紺野玲未,
澤枝垂水人,澤田有希,邵 花梅,園木詩織,武田朋之,張 佳琪,中村一尚,中屋雅博,長谷川純一,
堀 加奈永 東北 阿部史隆,安藤大樹,飯塚真生,井上良夢,石川宣永,烏 暁明,上田一貴,乙木百合香,
國谷奈美,佐々木隼哉,佐藤駿一,髙津戸敬祐,新沼 周,畑中和成,林 聡司,村田 龍,渡辺裕勝
関東 内野 翼,翁 歆之,河原俊雄,榮田 愛,清水景子,朱 夢瑶,相馬智史,染谷和江,髙橋希元,
高部宗一郎,竹茂愛吾,田畑裕貴,陳 虹諺,中島光瑠,中村彬良,水澤智子,望月博文,山本 仁,呂 鋒,Luo Xin,
渡邉隼人 中部 飯田雅士,和泉裕紀,刑部侑樹,小野田雄基,加藤千明,Huang Weiwei,鈴木麻妃,中村隼人,水落裕貴,
宮田啓央,増田知也,眞武明生,水永健一,村上紫織,村山慎哉,柳 大介 近畿 石野亮太,板倉壮太,今川貴之,高橋春菜,
土田晃寛,野村尚平,古川 亮,山本大貴,湯川法子,吉田由唯,鷲谷寧子 中国・四国 岡崎翔太,荻野裕平,尾野裕基,
加藤 瑞,清原祐司,桑原卓哉,津行篤士,三浦和希,藤岡博哉,藤田雅紀,許 兼,松木康祐,山科美帆,湯谷 篤
九州 池田武広,今永由惟,岩﨑圭祐,上野幹憲,Ulhag Syambani Zulvikar,岡 優成,北村祥明,倉堀宇弘,
児玉諒子,鮫島翔太,鹿田創空,杉本礼央,下野友未,外山義典,竹下一輝,竹田侑里,堂免康人,豊田晋司,Vasquez Hebert Ely,
韓 雨哲,舟橋亞希,堀内怜生,堀江ひかり,前川継徳,松吉 亮,Mustika Dewi,山﨑雅俊

平成 24 年度日本水産学会東北支部大会

日  程   平成 24 年 11 月 2 日(金)・3 日(土)
場  所   青森県青森市ウエディングプラザアラスカ B1F サファイア
(青森県青森市新町 1 丁目 11-22)
プログラム

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ミニシンポジウム「東北沿岸域の海洋環境と水産資源の変化」(11 月 2 日(金) 13:00〜17:00)
コンビナー:野呂恭成(青森産技セ水総研)・山田陽巳(水研セ東北水研)
   主催者挨拶 小谷祐一(東北支部長)
   開催地挨拶 天野勝三(青森産技セ水総研)
   趣旨説明 野呂恭成(青森産技セ水総研)
  1. 東北海域における海洋環境と資源
  座長:山田陽巳(水研セ東北水研)
   近年の東北海域の海洋環境 伊藤進一(水研セ東北水研)
   マイワシ資源の変動機構およびその予測可能性 齊藤宏明(水研セ東北水研)
  2. 各県の海洋環境と水産資源
  座長:山田陽巳(水研セ東北水研)
   宮城県の海洋環境と定置網漁獲物の変動 佐伯光広(宮城県水技セ)
   岩手県における沿岸漁業対象資源の長期変動特性 後藤友明・永井愛梨(岩手県水技セ)
  座長:野呂恭成(青森産技セ水総研)
   山形県の海洋環境と主要魚種の長期的な変化 石向修一(山形県水試)
   海洋環境が秋田県のハタハタ漁業に及ぼす影響 甲本亮太(秋田県水振セ)
   青森県沿岸海域の海洋環境と漁獲物の年変化 伊藤欣吾(青森産技セ水総研)
  総合討論 座長:野呂恭成(青森産技セ水総研)・山田陽巳(水研セ東北水研)
  閉会 山田陽巳(水研セ東北水研)

一般研究発表(11 月 3 日 9:00-14:15)
  座長 黒川忠英(水研セ東北水研)
  01 天然海域でのヒラメ放流種苗のトレースを可能にする DNA マーカーの整備
°安藤大樹・池田 実(東北大院農)・關野正志(水研セ・中央水研)・
菅谷琢磨・片町太輔・藤井徹生(水研セ・瀬戸水研)・
與世田兼三(水研セ・西海区水研)・木島明博(東北大院農)
  02 次世代シークエンサーを用いた東北沿岸生物の遺伝的多様性の評価;東北マリンサイエンス拠点形成事業の一環として
°峰岸有紀・池田 実・原 素之・木島明博(東北大院農)
  03 海洋細菌における界面活性剤耐性機構の解析
°石井進太郎・小檜山篤志・山田雄一郎・緒方武比古(北里大海洋)
  座長 山崎 誠(水研セ東北水研)
  04 渦鞭毛藻 Alexandrium tamarense のシステインリッチタンパク質 AtCRP に関する研究
°金澤理絵・西澤孝太郎・小檜山篤志・山田雄一郎・緒方武比古(北里大海洋)
  05 キアンコウ筋肉において冷凍前脱水が解凍後の品質に与える影響
°竹谷裕平・白川慎一・中村靖人(青森産技セ)
  座長 山田陽巳(水研セ東北水研)
  06 岩手県沿岸域におけるスルメイカ北上期の定置網漁獲特性と変動要因の推定
°永井 愛梨・後藤 友明(岩手水技セ)
  07 米代川水系から標識放流されたサクラマスの移動状況と成長速度
°佐藤正人・渋谷和治・鷲尾 達・古仲 博・白幡義広(秋水振セ)・伊勢谷修弘(秋田県庁)
  08 アカメバル,クロメバル,シロメバル(Sebastes inermis, Sebastes ventricosus, Sebastes cheni)の成長および生化学的特性の海域間・種間の比較
°松本奈々子(東北大院農)・山本昌幸(香川水試)・高橋計介・片山知史(東北大院農)
  09 広瀬川におけるアユ成魚の体サイズ変異形成機構について
°静一徳・伊藤絹子・佐々木浩一・片山知史・遊佐和洋(東北大院農)
  座長 片山知史(東北大院農)
  10 仙台湾におけるアカガイ資源の分布特性と現存量
°渡邊一仁(宮城水技セ)
  11 ホタテガイの鰓機能と分泌粘液に対する栄養状態・高水温の影響
°乾元気(東北大農)・吉田 達・小谷健二・東野敏及(青森県水総研)・
伊藤直樹・高橋計介・尾定誠(東北大院農)
  12 東日本大震災から 1 年後の女川湾におけるキタムラサキウニとエゾアワビの分布と環境要因の関係
°堀越彩香・遠藤 光・青木優和・吾妻行雄(東北大院農)
  座長 村岡大祐(水研セ東北水研)
  13 バフンウニとキタムラサキウニにおける消化管の形態および消化酵素活性の季節変化
°伊藤知洋・猪股英里・木下順二・青木智也・遠藤 光・高橋計介・青木優和・吾妻行雄(東北大院農)
  14 無節サンゴモ群落におけるバフンウニの成長と成熟
°石岡剛宗(東北大院農)・村田裕子(水研セ中央水研)・木下順二・遠藤 光・
青木優和・吾妻行雄(東北大院農)
  15 宮城県志津川湾の褐藻アラメ群落に対する津波の影響
°遠藤 光・青木優和・青木智也・木下順二(東北大院農)・川瀬 摂(獨協医科大)・
堀越彩香・吾妻行雄(東北大院農)
  16 褐藻ヤツマタモクの成長・生残に及ぼす水温の影響
°末廣健太郎・遠藤 光・木下順二・青木優和・吾妻行雄(東北大院農)

平成 24 年度日本水産学会中国・四国支部例会

日  程   平成 24 年 12 月 1 日 (土)・2 日 (日)
場  所   福山大学(〒729-0292 広島県福山市学園町 1 番地三蔵)

プログラム

支部幹事会(12 月 1 日(土)
研究発表会(12 月 1 日(土)
 101 日本海西部における底魚類の加入量変動と水温変動の関係 今井千文(水大校)
 102 チリメンモンスターを活用したシラス漁獲物へのサワラ仔稚魚混入数の推定 森岡泰三(水研セ瀬水研)
 103 九州豊前海のアオギスの遺伝的多様性 上野香菜子(広大生物圏科)
 104 広島湾におけるクロダイ卵の発生段階について 西村 翼(広大生物圏科)
 105 加速度・深度ピンガーをもちいたマガキ養殖筏におけるクロダイの行動解析 津行篤士(福山大生命工)
 106 岡山県笠岡湾周辺におけるカブトガニ(Tachypleus tridentatus)の生息地利用と越冬行動
渡辺伸一(福山大生命工)
 107 キジハタの人工催熟 谷田部誉史(鳥取栽協)
 108 TILLING 法を用いたトラフグ優良品種作出における選抜期間中の飼育方法の確立 片山貴士(水研セ瀬水研)
 109 新たなアサリ増養殖装置に関する研究 大形拓路(福岡水海技セ豊前研)
 110 梅雨末期の八代海における微小生物プランクトンの短期動態 北辻さほ(水研セ瀬水研)
 111 微細藻類のアレロパシーが餌料用微細藻 Pavlova lutheri の増殖に与える影響 疋田拓也(水大校)
 112 紅藻スサビノリのリンゴ酸脱水素酵素遺伝子の解析 吉田拓音(福山大生命工)
 113 クルマエビ(Marsupenaeus japonicus)カロテノプリテインの部分精製と深色移動条件の検討 中塚和樹(高知大農)
 114 日本海で漁獲されたマダラ(Gadus macrocephalus)皮由来の酸可溶性コラーゲンの精製 秋田もなみ(高知大農)
 115 マダイ鰓及び腸管における抗菌ペプチドの網羅的解析 乗富修平(広大院生物圏科)
 116 アユ脾臓組織における抗菌ペプチドの網羅的解析 藤本実希(広大院生物圏科)
 117 殺虫剤イミダクロプリドのニシキゴイに対する致死毒性 川上悠子(福山大生命工)
 118 ヒラメ病魚由来 Steotococus parauberis の菌体外産生物質の細胞毒素 貴島ゆう希(福山大生命工)

ミニシンポジウム(12 月 2 日(日)
 テーマ「魚介類の低塩分飼育法の有用性」
 開会の挨拶 河原栄二郎(福山大生命工)
 座長 南 卓志(福山大生命工)
 1. 低塩分飼育によるイワガキ浮遊幼生の減耗防止効果 中村優太・中川浩一・°石谷 誠(福岡水海技セ豊前)
 2. 閉鎖循環飼育システムを用いたキジハタ,トラフグにおける低塩分飼育の試み 森田哲男(水研セ瀬水研)
 3. 広島県における『低塩分飼育法』の展開〜カサゴの種苗生産から蓄養まで〜 御堂岡あにせ(広島水海技セ)
 4. 好適環境水利用による閉鎖循環式養殖について 山本俊政(岡山理大工)
 総合討論
 閉会の挨拶 南 卓志(福山大生命工)

平成 24 年度日本水産学会中部支部大会

日  時   平成 24 年 12 月 8 日(土) 10:00〜17:30
場  所   アスト津:アストプラザ(〒514-0009 三重県津市羽所町 700)

プログラム

I.一般研究発表(10:00〜15:00)
(1) 口頭発表(4F アストホール:10:00〜12:00)
座長 吉川 尚(東海大海洋)
01. 新潟沿岸に生育する海産大型植物の機能評価の試み °坂西芳彦(水研セ日水研)
02. ヒトエグサの天然採苗における高水温化の影響 °井上美佐(三重水研)・森田和英(三重県伊勢水産室)
座長 古丸 明(三重大院生資)
03. 水産分野における分子シミュレーションの有用性 °落合芳博(東海大海洋)
04. 養殖魚における TILLING 法の実用化―ダブルマッスルトラフグの作出
黒柳美和(東大水実)・岡本裕之・苣田慎一・°吉浦康寿(水研セ増養殖研)・
片山貴士・今井 正・山本義久(水研セ瀬水研)・菊池 潔(東大水実)
05. オイカワ移入集団の遺伝的特徴
°中野哲規・磯村順樹・酒見幹太・河村功一(三重大院生資)・片野 修(水研セ増養殖研)
座長 岩本明雄(水研セ増養殖研)
06. マダラ 2006 年当歳放流魚の回収率の推定
°手塚信弘・榮 健次(水研セ日水研)・小磯雅彦(水研セ西水研)・友田努(水研セ増養殖研)
07. L 型ワムシの閉鎖循環式連続培養の可能性 °手塚信弘・榮 健次(水研セ日水研)・小磯雅彦(水研セ西水研)・
森田哲男・今井 正・山本義久(水研セ瀬戸水研)
08. アコヤガイ挿核施術後の真珠の成長と母貝の生理状態の関係 °青木秀夫・田中真二・渥美貴史(三重水研)・古丸 明(三重大院生資)
(2) ポスター発表 (5F ギャラリー 1:11:00-15:00 質疑応答:12:30〜13:30)
P1. 水中灯の LED 化研究 °浦山智樹(静岡県立焼津水高)
P2. サバの灰干し開発 〜小川港産サバの付加価値向上〜 °大野友美(静岡県立焼津水高)
P3. アルテミア脱殻処理に関する考察 °玉山和樹(静岡県立焼津水高)
P4. マガキで新たに発見した二種類のインスリン関連ペプチドの構造,産生組織と遺伝子発現変化
°淡路雅彦(水研セ増養殖研)・大野 薫(基生研)・松本才絵(水研セ増養殖研)・吉国通康(九大院農)
P5. 魚類筋肉タンパク質水溶性画分の可視部吸収スペクトル °坂田政士・岩下彰太・落合芳博(東海大海洋)
P6 モズクの生活史・体細胞培養に関する研究 °三重県水産高等学校(生物部)
P7 モイストペレット(MP)給餌によるマダイ養殖飼料コスト削減の可能性 °宮本敦史・土橋靖史(三重水研)
P8 2012 年のカキヘルペスウイルス(OsHV-1)検出状況 °嶋原佳子・西岡豊弘・桐生郁也・湯浅 啓・大迫典久(水研セ増養研)
II. 中部支部幹事会(4F 会議室 2:12:00〜12:40)
III. 支部総会,支部長賞・優秀発表賞表彰,支部長賞受賞者講演
(4F アストホール:13:30〜14:15)
IV. ミニシンポジウム:第 4 回みえ水産フォーラム
「震災被害からの復興に向けて〜三重県カキ養殖における新たな挑戦〜」
(4F アストホール:14:30〜17:30)
企画:三重県地域産学官連携水産研究連絡会議
1. 開催挨拶 紀平正人(三重水研所長)
2. 三重県のカキ養殖の現状と震災被害への対応について 奥村宏征(三重水研)
3. 伊勢湾口域でのマガキ天然採苗を目指して 松本才絵(水研セ増養殖研)
4. 三重県で採苗されたマガキの成育に関する特性調査 青木秀夫(三重水研)
5. 中立分子マーカーを用いた三重県産マガキの遺伝的特徴
°三宅琢也・小俣麻友・河村功一・古丸 明(三重大院生資)・青木秀夫(三重水研)
6. 総合討論
座長 伊藤文成(水研セ増養殖研)
7. 閉会挨拶 吉岡 基(三重大院生資研究科長)

会員の所属変更

(平成 24 年 11 月・12 月の会員からの異動連絡を元に作成していますので,実際の異動月とは異なる場合があります。)

会 員 名 異 動 前 異 動 後
阿 部 光 敏 京大経済研究所 (株)ゼロワン
市野川  桃子 水研セ国際水研 水研セ中央水研
岩 下 恭 朗 水研セ増養殖研 東海大院海洋
岩 永 俊 介 対馬水産普及指導センター 長崎水試
岩 本 有 司 広大院生物圏科 広島水海技セ
上 田 美加代 沖縄県庁 沖縄栽漁セ
大 城 直 雅 沖縄県衛生環境研究所 国立医薬品食品衛生研究所
岡 村 武 志 パシフィックコンサルタンツ(株)大阪本社 パシフィックコンサルタンツ(株)環境・地盤技術部
荻 村   亨 海洋大 (株)アクアテックインターナショナル
奥 村 裕 弥 道総研水産研究本部 函館水試
河 原 正 人 広大院生物圏科 近大水産養殖種苗センター大島事業場
桐 原 慎 二 青森産技セ 青森県庁
玄   浩一郎 水研セ増養殖研玉城 水研セ西海水研
小 磯 雅 彦 水研セ日水研 水研セ西海水研
相 良 剛 史 四国大学短期大学部 尚絅大学短期大学部
篠 崎 貴 史 熊本水研セ 熊本県八代地域振興局
嶋 田 幸 典 Univ. of Helsinki 海洋大館山ステーション
白 藤 徳 夫 水研セ北水研厚岸 水研セ東北水研
曽 根 敏 邦 弓削商船高等学校 東京国際交流館管理センター
髙 橋   聡 日本配合飼料(株) 中央研究所 日本配合飼料(株) 飼料事業本部
谷 村   篤 三重大生物資源 国立極地研究所
中 家   浩 気仙沼水試 宮城県庁
秦   和 彦 日本水産(株) 鹿島工場 日本水産(株) つくば工場
林 田 寿 文 北大院環境 (独)寒地土木研究所
本 城 美 穂 宮城県庁 宮城県東部地方振興事務所
松 裏 和 彦 海洋大 水研セ水工研
皆 川   恵 水研セ西海水研 水研セ本部
南 健   吏 京大フィールド科セ舞鶴水産実験所 北大院水
南 誓   子 (株) 山本海苔店 (株) 白子
森阪(酒井)麻衣 東大生命科学ネットワーク 京大野生動物研究センター
山 本 正 之 (公財) 海洋生物環境研究所中央研究所 (公財) 海洋生物環境研究所事務局
Rizalita R. Edpalina 国際連合大学高等研究所 金沢大学大学院自然科学研究科


機関の名称変更

旧 名 称 新 名 称
財団法人広島市農林水産振興センター 公益財団法人広島市農林水産振興センター


機関の住所変更

機 関 名 旧 住 所 新 住 所
一般社団法人マリノフォーラム 21 東京都台東区台東 4-8-7
友泉御徒町ビル 8 階
東京都中央区八丁堀 1-5-2
はごろもビル 5F

訃   報

下記の会員がご逝去された旨,ご連絡をいただきました。
ここに謹んで哀悼の意を表し,ご通知申し上げます。
正会員  関東支部  西澤一俊 氏
正会員  近畿支部  山内幸児 氏

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