平成26年度日本水産学会北海道支部大会の開催について

北海道支部支部長 嵯峨直恆

 本年度の北海道支部大会を下記のとおり開催しますので,多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

日 程  平成26年12月19日(金)・20日(土)
場 所  函館市国際水産・海洋総合研究センター(函館市弁天町20番5号)
(JR函館駅から市電&徒歩で約30分,函館どつく前行き「函館どつく前」電停下車(約15分)→徒歩約15分)
プログラム
12月19日(金)
13:30-18:00 一般研究発表(大会議室,中会議室)
18:30-20:00 交歓会(大会議室)
12月20日(土)
9:00-10:00 支部幹事会(中会議室)
10:00-10:45 支部総会(大会議室)
10:45-11:45 若手の会企画講演会(大会議室)
  「細胞から行動までーヤリイカの繁殖形質にみられる雄二型」 岩田容子(東京大学大気海洋研究所)
13:00-18:30 公開シンポジウム「道南の主要水産物(イカ・コンブ・ホタテガイ・ナマコ)の現状と今後のとりくみ」(大会議室)
[企画責任者] 川合祐史,浦 和寛(北大),佐藤 一(函館水試),吉岡武也(道工技セ)
[趣旨] 北海道渡島半島の各地域は,イカ,コンブ,ホタテガイ,ナマコなどの水産物で日本有数の生産量や品質を示し,多様な加工施設の集積もある。近年,気候変動が大きくなる傾向があり,そのため日本列島各地沿岸で漁業対象種の資源量やその内容が変わってきたと考えられている。現在,道南の主要水産物(イカ・コンブ・ホタテガイ・ナマコ)について,資源はどのように変化し将来どのようになると予想されるのか。その資源が減退するとしたらどのような栽培技術で対策が可能となるのか。新しい海洋情報に関するツール開発や水産物の鮮度保持・加工技術にはどのような展望があり,高付加価値化水産研究はどうすれば北海道の生き生きとした未来につながっていくだろうか。ここでは道南の主要水産物を挙げて課題の解決策と将来の方向性を論議したいと考えている。今年,函館港先端に生まれた函館市国際水産・海洋総合研究センターで多くの皆さまの参加をお待ちしています。

13:00〜13:05 開会挨拶 佐藤 一(函館水試)
13:05〜13:10 趣旨説明 吉岡武也(道工技セ)
1) イカ資源の現状・加工・流通  座長:山本 潤(北大)
13:10〜13:35 北海道におけるスルメイカ漁獲動向の変化について 澤村正幸 (函館水試)
13:35〜14:00 マリンITで描くイカ釣り漁業の展望 和田雅昭(はこだて未来大)
14:00〜14:25 スルメイカ鮮度保持技術の開発と応用 吉岡武也(道工技セ)
2) コンブの生産量・加工技術・付加価値化 座長:水田浩之(北大)
14:25〜14:50 北海道における近年のコンブ漁業生産と今後の取り組み 赤池章一(函館水試)
14:50〜15:15 促成コンブの生産利用に関わる新たな取り組み 木下康宣(道工技セ)
15:15〜15:40 コンブの新たな加工技術と製品化への取り組み 小西靖之(道工技セ)、川合祐史(北大)
15:40〜16:00 (休憩)
3)ホタテガイ・ナマコの生産状況,利活用等の今後の取り組み 座長:佐藤 一(函館水試)
16:00〜16:25 北海道のマナマコ栽培漁業の現状と道水試の取り組み 酒井勇一(函館水試)
16:25〜16:50 養殖ホタテガイの活力低下とその予測指標にについて 武田忠明(道総研中央水試)
16:50〜17:30 ホタテガイ低利用部位の高付加価値化に関する取り組み
①ホタテ貝殻から創製した健康補助食品及び医薬品用物理
−化学的識別物質
下野 功(道工技セ)
②ホタテガイ卵巣脂質の抗炎症機能評価 細川雅史(北大)
4)総合討論
17:30〜18:25 今後の研究動向と北海道水産業への貢献 座長:佐藤・川合・吉岡
18:25〜18:30 閉会の挨拶 川合祐史(北大)

申し込み方法
1. E-mail(推奨)または郵送にて,氏名,所属,連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス),一般研究発表の有無(有の場合は演題名,発表者名,各所属も記載),シンポジウム・若手の会講演会・交歓会等の出欠,講演賞選考希望の有無および受賞条件を満たしているかについて,申し込み先宛にお知らせ下さい。
2. 申し込み締め切り日 平成26年11月14日(金)
3. 参加費等 大会・交歓会参加費は,当日会場で徴収します。
大会   1,000円(講演要旨集代を含む。ただし,シンポジウムへの一般参加者は無料とします)
交歓会  3,000円程度(函館市国際水産・海洋総合研究センター大会議室)
4. 申し込み先
〒041-8611函館市港町3丁目1-1
北海道大学大学院水産科学研究院
平成26年度日本水産学会北海道支部大会事務担当 埜澤尚範
TEL: (0138) 40-5566, E-mail: nozawa@fish.hokudai.ac.jp
支部会委員には封書にて案内を送付します。また,プログラム・発表方法・要旨作成等の詳細については,日本水産学会北海道支部のホームページ(http://jsfs-h.fish.hokudai.ac.jp/wp)をご覧下さい。