平成23年6月22日

公益社団法人 日本水産学会会員の皆様

公益社団法人 日本水産学会
会長 竹 内 俊 郎

東日本大震災の義援金御礼の件

 このたび,日本水産学会では,東日本大震災において被災された皆様の支援,水産業界,水産・海洋分野の教育・研究機関の復興に役立てることを目的に義援金の募集を行いました。その結果,国内外から過分なご厚情を賜り,心より厚く御礼申し上げます。

 お蔭様をもちまして,6月10日現在で,7,402,939 円となりました。6月4日開催の第3回理事会において,義援金の取り扱いについて協議し,以下の通り決定いたしましたので,ご報告いたします。

 義援金を2等分し,半分は被災児童・生徒育英支援に充て,残りの半分は水産業界,水産・海洋分野の教育・研究機関の復興支援に充てることとしました。

1) 被災児童・生徒育英支援につきましては,次の団体に寄附することを決定いたしました。「桃・柿育英資金」(発起人:建築家,安藤忠雄氏,ノーベル賞の小柴昌俊氏ほか)
桃・柿育英会東日本大震災遺児育英資金(http://www.tadao-ando.com/momokaki01.html)
2) 復興支援につきましては,東北大学に設置いたしました「日本水産学会災害復興支援拠点」(佐藤 實東北支部担当理事)において,義援金の“配分基準”を作り,その配分基準に則って,配分先の決定をお願いすることとしました。
 今回,イギリス島嶼水産学会から多額の義援金〈1,303,076円〉を頂きました。さらに,アメリカ水産学会からも義援金が届いております。そこで,イギリス島嶼水産学会およびアメリカ水産学会には別途,御礼のお手紙を書いたところです。さらに,秋の日本水産学会の総会の折に御礼を述べようと思っております。

 今後の予定ですが,被災児童・生徒育英支援につきましては,継続性が重要です。この件につきましては,理事会で対応を審議してまいります。今後ともなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。