教員(助教)の公募について(依頼)

 このたび長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センターでは、下記要領により教員を公募することになりました。
 つきましては、関係各位にご周知いただきたく、宜しくお取り計らい願います。
1.職名および人員:助教 1名
2.所属:採用後に決定します。
3.機関の説明(募集の背景)
 環東シナ海海洋環境資源研究センターでは、21世紀の最重点課題である食料供給の持続性の確保にむけ、海洋環境保全・修復とともに、多様な海洋生物資源の有効利用と安定的生物生産に資する基礎および応用研究を、国内外の研究機関との連携により推進することを基本理念として、学際融合フィールド研究を推進しています。
 また、長崎大学では平成23年度から大学院生産科学研究科の改組が実施され、水産・環境科学総合研究科を設置して、水産・海洋科学と環境科学を融合させた新たな学問領域の人材育成を進めます。新規に設置される研究科には国際的に活躍できる海洋フィールド科学者の養成を目的として5年一貫制博士課程(海洋フィールド生命科学専攻)が設置されます。本専攻では、気候変動と人間活動の影響を受けやすく地球環境問題の縮図といえる東シナ海を主たるモデル海域として、海洋生物生態・行動、海洋生物の繁殖・再生産、海洋の物質循環、海洋環境と大気・陸域との相互作用、海洋生物の環境応答等の広範な学問領域を俯瞰しつつ、海洋環境・生態系の保全と海洋生物資源の持続的生産に関する研究を推進する研究実践の技術と能力を備えた人材養成を目的としています。すなわち、陸域・大気との相互作用も包含しながら海洋の環境・生態系・資源再生産を総合的に理解するための学際融合フィールド科学教育の東アジア唯一の拠点を構築しようとするものです。
 着任以降は、これまでの自らの専門研究分野を生かし、様々な基礎科学を包含した環境学に立脚しながら新しい海洋・水産研究分野を開拓し、加えて、水産学部附属練習船の積極的な活用を含め、外洋から沿岸域を調査フィールドとして広い視野で意欲的に研究を進める方が望まれます。
4.担当予定授業科目
 水産学部、環境科学部、水産・環境科学総合研究科海洋フィールド生命科学専攻(平成23年4月設置)で関連分野の講義科目及び実験・実習・演習を担当して頂きます。また、全学教育科目の担当もお願いします。英語による講義を担当いただくことがあります。
5.応募資格
(1)採用時において博士の学位を有する方
(2)関連分野に関する優れた業績を有すること。
(3)海洋フィールド生命科学専攻の設置趣旨を理解し、教育に熱意をもって取り組める方。
(4)当センター内外との共同研究プロジェクト、乗船調査等を積極的に行っていただける方。国際共同研究(特に中国・韓国・台湾)を推進する熱意を有する方。
6.採用予定期間:2010年12月1日から2015年10月31日まで
(外国在住の方の場合には、長期にわたる審査や種々の手続きのために、12月1日に開始できない場合があります)
上記期間本学の有期雇用職員の助教(常勤)として採用します。
当該期間終了後、教育研究業績が優秀と認められれば、テニュア審査を経た上で本学准教授に採用されることとなります。
7.待遇
以下の長崎大学職員就業規則等をご覧下さい。
http://www.nagasaki-u.ac.jp/guidance/reiki_int/reiki_honbun/ax89301041.html
8.提出書類 
 (1)履歴書(様式任意)
学歴、職歴、所属学会、学位の種類、学会の受賞歴、資格などを
記載するとともに、6ヵ月以内に撮影した写真を添付のこと。
1通
 (2)業績目録
 a. 審査付学術論文
 b. その他の学術論文、総説、著書、報告書等
 に分けること
1通
 (3)研究業績別刷集(審査付学術論文についてはすべて提出すること。コピー可)1部
 (4)現在までの研究内容の要約(2,000字程度、研究業績リスト番号を引用のこと)1通
 (5)着任後の研究に対する抱負(1,000字程度)1通
 (6)学部・大学院における教育についての抱負(1,000字程度)1通
 (7)これまでの科学研究費補助金、その他の研究助成金等(代表、分担)の研究費導入実績1通
 (8)人物について照会できる方(2名)の氏名、所属、連絡先1通
 ※上記(8)は必須要件ではありません。 
9.提出期限:平成22年10月1日(金)当日必着
10.その他
(1)応募書類は原則として返却しません。
(2)書類審査を通過した方には、着任後の研究・教育に関するセミナーを行っていただきます。その際の旅費等は各自ご負担願います。また、セミナー開催日にヒアリング審査も実施します。ただし、外国に在住する方にあっては、日程を調整する場合があります。
11.書類送付先:長崎大学 環東シナ海海洋環境資源研究センター
〒851-2213 長崎市多以良町1551-7
※封筒に「教員(助教)応募書類在中」と朱書きし、簡易書留で送付すること。
12.問い合わせ先:長崎大学環東シナ海海洋環境資源研究センター 松岡 數充
TEL & FAX:095-819-2812、E-mail:kazu-mtk@nagasaki-u.ac.jp
13.付記
 (1)環東シナ海海洋環境資源研究センター所属の構成員と専門分野は次の通りです。
    閉鎖系海域環境生態系部門
    教 授 松岡 數充(古海洋環境学・浮遊生物学)
    開放系海域環境資源部門
    教 授 征矢野 清(生殖生理学・魚類内分泌学)
    生物計測・モニタリング部門
    准教授 河邊 玲(魚類行動生態学)
    助 教 Gregory N. Nishihara(藻類生理生態学・生物力学)
    国際共同研究部門
    教 授 石松 惇(環境生理学)
    所属していただく部門は採用後に決定いたします。
 (2)ホームページのアドレスは以下の通りです。
    環東シナ海海洋環境資源研究センター http://www-mri.fish.nagasaki-u.ac.jp/index.php
    大学院水産環境科学総合研究科 http://www.seisan.nagasaki-u.ac.jp/
 (3)長崎大学は、「男女共同参画社会基本法」の趣旨に則り,男女共同参画を推進しています。
 (4)長崎大学教員の定年は満65才です。