国際漁業管理機関
北太平洋溯河性魚類委員会NPAFCにおける
インターンシップ募集について


国際交流委員会委員長 渡部終五

 我が国が加盟する北太平洋溯河性魚類委員会(NPAFC:North Pacific Anadromous Fish Commission、事務局カナダ・バンクーバー)が新たにインターンシップ・プログラム(毎年1名、2011年1月1日から最大6ヶ月)を始めることになりました。
 期待される主な活動は、1)委員会の科学的な活動のための情報整理や事務局の支援、2)委員会の出版物編集等の手伝い、3)委員会の国際協力活動の調整、4)事務局活動の手伝いなどです。
 インターンへの応募の手続きと条件は次のようになっていますので、関心と意欲のある方の応募をお勧めいたします。なお、詳細はNPAFC委員会のホームページ(http://www.npafc.org/new/about_internship.html)を参照下さい。

1.手続き(2011年のインターン)
(1)履歴書の提出(2010年9月1日までにNPAFC事務局)
 履歴書には、学歴、職歴、自己の関心、資格を記入するとともに推薦を得ることが出来る人3名の名前を記入する。
(2)事務局長による審査と各国への通知
(3)NPAFC年次会合で採用インターンの決定
(4)NPAFC事務局より採用インターンへの連絡
2.インターンの待遇
 採用インターンには、月額2000カナダドルが支給されます。但し、カナダへの赴任往復旅費は自己負担となるとともに保険等についても自己負担となります。
(参考)
 同NPAFC委員会は、1952年に発効した北太平洋漁業委員会(通称、日米加漁業委員会)を引き継いだ形で1993年に新たに発効した「北太平洋の溯河性魚類の系群の保存のための条約」に基づき設置された地域漁業管理機関で,同海域の溯河性魚類,主にさけ・ます類資源の保全のための活動を行い,現在のところ日本、米国、カナダ、ロシア、韓国の5カ国が加盟しています。公用語は、英語、日本語、ロシア語で、現在、事務局長はロシア人、事務局次長は日本人が勤めており、事務局補佐も日系カナダ人の方です。