板鰓類資源の保全と管理における現状と課題



日時平成21年9月30日13:00〜16:00
企画責任者後藤 友明(岩手水技セ)・中野秀樹(水研セ遠水研)・
山口敦子(長大水)・田中彰(東海大海洋)
共催日本板鰓類研究会
プログラム
13:00〜13:05開会の挨拶
田中 彰(東海大海洋)
座長 中野 秀樹(水研セ遠水研)
13:05〜13:351.サメ資源学者のための保全生態学入門
高橋紀夫(水研セ遠水研)
13:35〜14:052.ワシントン条約と近年の動向
金子与止男(岩手県立大)
14:05〜14:15休憩
座長 後藤 友明(岩手水技セ)
14:15〜14:403.我が国における板鰓類資源の保全と管理:
沿岸性板鰓類資源の現状と管理
山口 敦子(長大水)
14:40〜15:054.我が国における板鰓類資源の保全と管理:
外洋性板鰓類資源の現状と管理
中野 秀樹(水研セ遠水研)
15:05〜15:305.我が国における板鰓類の保全と管理:
漁業被害の現状と駆除活動による板鰓類資源に与えるインパクト
堀井 善弘(都島しょ農水総セ八丈)・佐伯琢磨・
西村麻理生・神澤識大・田中 彰・大泉 宏(東海大海洋)
15:30〜15:55総合討論
後藤 友明(岩手水技セ)
中野 秀樹(水研セ遠水研)
山口 敦子(長大水)
田中 彰 (東海大海洋)
15:55〜16:00閉会の挨拶
後藤 友明(岩手水技セ)
企画の趣旨 板鰓類は900種以上のサメ・エイ類から構成される分類群で,海洋生態系の重要な構成員として,生態系保全の見地から近年保護の必要性が指摘されているほか,資源の持続的利用という側面からも,板鰓類資源に対する管理の重要性が指摘されている。一方,我が国では,古くから周辺海域に分布する様々な板鰓類を伝統的な食材として利用しており,近年では年間およそ3万トン近い板鰓類が漁獲もしくは輸入されている。しかしながら,板鰓類の多くは生態学的知見が乏しく,漁獲統計データも整備されていないことから,その資源状態は明らかとなっておらず,資源管理の具体的な取り組みもなされていない。そこで,本シンポジウムでは,生態系保全と資源の持続的利用という双方の立場から,板鰓類資源の保全と管理の現状を整理し,今後の方向性を考えることを目的とする。


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