日本水産学会 公開ミニシンポジウム
アユ釣りの科学−研究者と釣り人がアユを語る



日時・場所平成21年10月3日(土)
企画責任者山森邦夫(北里大海洋)・大竹二雄(東大海洋研)
13:30〜13:35開会の挨拶山森邦夫(北里大海洋)
座長  鈴木康友(つり人社)
13:35〜14:001.天然アユを増やす河川整備高橋勇夫(たかはし河川生物調査)
14:00〜14:252.アユ資源の増殖と管理内田和男(水研セ中央水研)
14:25〜14:503.天然魚を目指したアユ種苗生産余語 滋(山形県水産振興協会)
14:50〜15:00質疑座長 大竹二雄(東大海洋研)
15:00〜15:254.アユ釣りの文化と歴史鈴木康友(つり人社)
15:25〜15:505.アユの友釣り技術鈴子陽一(アユ釣り名人)
15:50〜16:00質疑
16:00〜16:25総合討論座長 山森邦夫(北里大海洋)
・鈴木康友(つり人社)
・大竹二雄(東大海洋研)
16:25〜16:30閉会の挨拶大竹二雄(東大海洋研)
企画の趣旨 アユは我が国を代表する淡水魚であり、内水面漁業の最重要魚種として、また遊漁の対象魚として人気が高い。アユを対象とした漁法は多様であり、特に「友釣り」はアユの習性や行動を利用した日本独自の釣り技法である。東北地方の「友釣り」を始めとするアユ遊漁人口は増加傾向にあり、内水面漁業の振興のためにもさらなる発展が望まれている。アユの生理・生態に関する研究は多く、その知見の集積は膨大なものがある。一方、釣り人により独自に蓄積されてきた知見も枚挙の暇がない。本ミニシンポジウムは普段交流する機会の少ない研究者と釣り人とが一堂に会して日頃の疑問や意見を互いにぶつけ合う新しい試みであり、議論を通じて研究者と釣り人の両者にとってのブレークスルーが見出されること、あるいは両者の新たな交流が生れることを期待して企画された。近年、アユ資源は減少傾向にあり、適切な資源保全と増殖対策の立案が急務となっている。そのためにも、研究者と漁業者・釣り人との協同は必要不可欠であり、本ミニシンポジウム開催の意義は大きいものと考える。


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