| 主 催 |
日本水産学会 漁業懇話会委員会 |
| 日 時 |
平成21年3月27日(金) 13:00〜17:20 |
| 場 所 |
東京海洋大学品川キャンパス 1号館13講義室
(http://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.html)
平成21年度日本水産学会春季大会ホームページ
(http://secure1.gakkai-web.net/gakkai/jsfs/kaikoku/index.html) |
| プログラム |
| 13:00 | 開会の挨拶 | 漁業懇話会委員長 |
| 13:05 | 水産・漁業現場における携帯電話の利用状況 | 酒井久治(海洋大) |
| 13:30 | 携帯電話技術の概要と将来像 | 佐藤一夫(NTTドコモ) |
| 14:00 | 漁海況情報 | 清水顕太郎(神奈川水技セ) |
| 14:30 | 携帯電話を活用した浜の情報化 | 鈴木寛人(岩手県庁) |
| 15:00 | 休憩 | |
| 15:10 | 生産・流通・消費過程を対象としたトレーサビリティシステム | 三上貞芳(はこだて未来大) |
| 15:40 | 3G携帯電話を用いた水中映像遠隔監視システム | 秋山清二(海洋大) |
| 16:10 | 一人乗り漁船における海中転落時の非常通報 | 酒井久治(海洋大) |
| 16:40 | 総合討論 | |
| 17:10 | 閉会の挨拶 | 漁業懇話会副委員長 |
| 企画の趣旨 |
| 携帯電話は日常生活に欠かせない情報伝達ツールとなり、その世帯普及率は90%にも達している(内閣府調査)。また、海上における通信可能エリアも着実に拡大しており、多くの沿岸漁業者が携帯電話を手に出漁している。一方、携帯電話の目覚ましい技術発展は、音声による通話だけでなく、文字や画像、制御信号等の手軽なやりとりを可能にした。このことは、携帯電話が漁業現場における双方向情報端末として大きな可能性を秘めていることを示している。これらの背景を基に、本懇話会では水産や漁業に関連した携帯電話の利用状況や活用事例、新たな技術開発の取り組み等について情報を共有し、近未来の漁業現場における携帯電話の利活用に関する可能性を探る。 |
| 問い合わせ先 |
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学
漁業懇話会委員会 幹事 甘糟和男
TEL & FAX:03-5463-0485 |
第54回 漁業懇話会講演会
「アジア太平洋島嶼域の国際開発協力における持続的な漁業への提言」
| 主催 |
日本水産学会漁業懇話会 |
| 日時 |
平成20年3月27日(木) 13:00〜17:00 |
| 場所 |
東海大学清水キャンパス |
| プログラム |
| 13:00 |
開会の挨拶 |
漁業懇話会委員長 |
| 13:05 |
趣旨説明 |
座長 馬場 治(東京海洋大学) |
| 13:10 |
アジア太平洋島嶼域における国際開発協力の現状と問題点 |
| |
松岡達郎(鹿児島大学) |
| 13:40 |
沿岸水産資源・生態系管理のための問題解決型アプローチ
―共同管理・順応的管理に向けて |
| |
鹿熊信一郎(沖縄県水産課) |
| 14:10 |
太平洋島嶼における漁業管理手法―マーシャル諸島の沿岸漁業における取組み |
| |
越後 学(国際水産技術開発) |
| 14:40 |
質疑応答 |
| |
座長 松岡達郎(鹿児島大学) |
| 15:00 |
持続的な漁業のための漁業訓練センターと教育機関の役割 |
| |
川本太郎(キョクヨー) |
| 15:30 |
日本式村張り定置網の技術移転による漁村コミュニティ振興 |
| |
有元貴文(東京海洋大学) |
| 16:00 |
総合討論 |
| 16:55 |
閉会の挨拶 |
| |
漁業懇話会副委員長 |
企画趣旨
アジア太平洋島嶼域における日本の国際開発協力には長い歴史があり,当初の生産性向上のための漁業技術指導から資源管理型漁業のための技術移転に内容的に移行しつつある。国際開発協力の上位目標は漁村振興であり,そのための持続的な漁業の体制作りであるが,特に離島振興という面では,インフラ整備から人材育成,さらに沿岸域管理のコンセプト作りまで幅広い内容が包含され,単なる技術支援では完了しえない難しさがある。ここでは,国際開発協力の現状と問題点,そして沿岸域管理のための方法論を整理するとともに,これまでに実施されてきた技術協力の現場での経験をもとに,これからの技術プロジェクトの方向性を議論し,アジア太平洋島嶼域における持続的な漁業のあり方について提言を行うものである。
第53回漁業懇話会講演会「東アジアにおける持続的漁業への提言」の開催について
漁業懇話会委員会委員長 渡部俊広
標記講演会を開催しますので、多数ご参加くださいますようお願いいたします。
記
| 日 時 |
平成19年9月28日(金) 9:00〜17:00 |
| 場 所 |
北海道大学水産学部(日本水産学会秋季大会会場) |
| プログラム |
| 開会の挨拶 | 漁業懇話会委員長 |
| I. 東アジアにおける漁業の特徴と問題点 |
| 1.世界の漁業動向と将来予測 | 横山光弘(FAO日本事務所) |
| 2.中国の漁業動向と将来予測 | 包特力根白乙(中国・大連水産学院) |
| 3.韓国の漁業動向と将来予測 | 李珠煕(韓国・釜慶大学校) |
| 4.日本の漁業動向と将来予測 | 坂井真樹(水産庁) |
| II. 東アジアにおける持続的漁業への取り組み | |
| 1.定置網漁業における取り組み | 有元貴文(海洋大) |
| 2.底引き網漁業における取り組み | 松下吉樹(長大水) |
| 3.刺網漁業における取り組み | 藤森康澄(北大院水) |
| 4.かご漁業における取り組み | 辛鐘根(韓国・国立水産科学院) |
| 5.まき網漁業における取り組み | 鉛 進(古野電気) |
| III. 東アジアにおける持続的漁業へ向けた提言 | |
| 1.省エネルギー型漁業への提言 | 稲田博史(海洋大学) |
| 2.混獲・投棄回避への提言 | 松岡達郎(鹿大水) |
| 3.低利用水産資源の有効利用 | 舩津保浩(酪農学園大) |
| 総合討論 |
| 閉会の挨拶 | 漁業懇話会副委員長 |
| 問い合わせ先 | 〒314-0408 茨城県神栖市波崎7620-7 |
| | 独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所 |
| | 漁業懇話会委員会幹事 藤田 薫 |
| | TEL(0479)44-5952 FAX( 0479)44-6221 |
<第52回 漁業懇話会講演会>
大型クラゲNemopilema nomuraiに関する研究の現状と方向性
| 主 催 |
日本水産学会 漁業懇話会 |
| 日時・場所 |
平成19年3月27日(火) 9:00〜17:00 |
| 09:00〜09:05 | 開会の拶 |
| 漁業懇話会委員長 |
| | I.大型クラゲの生態と日本周辺海域への出現機構 |
| 座長 飯泉 仁(水研セ日本水研) |
| 09:05〜09:25 | 1.大型クラゲの幼生期の生理・生態学的特性 |
| 上 真一(広大院生物圏科) |
| 09:25〜09:45 | 2.大型クラゲの成体の生理・生態学的特性 |
| 井口直樹(水研セ日本水研) |
| 09:45〜10:05 | 3.東シナ海における大型クラゲの分布と回遊 |
| 西内 耕(水研セ西海水研) |
| 10:05〜10:25 | 4.日本海における大型クラゲの分布と回遊 |
| 加藤 修(水研セ日本水研) |
| 10:25〜10:45 | 5.東シナ海における大型クラゲの回遊予測 |
| 小松幸生(水研セ中央水研) |
| 10:45〜11:05 | 6.日本海における大型クラゲの回遊予測 |
| 渡邊達郎(水研セ日本水研) |
| 11:05〜11:20 | 質 疑 |
| | II.大型クラゲ漁業被害軽減対策技術の開発 |
| 座長 松下吉樹(長大水) |
| 11:20〜11:40 | 1.大型クラゲの行動特性 |
| 本多直人(水研セ水工研) |
| 11:40〜12:00 | 2.駆け廻し式底びき網(カニ網)の大型クラゲ混獲防除網の開発 |
| 山崎 淳(京都海洋セ) |
| | 昼休み |
| 13:10〜13:30 | 3.小型底びき網(板びき網)漁業における大型クラゲ混獲防除漁具の開発 |
| 河村智志(新潟水海研) |
| 13:30〜13:50 | 4.定置網の垣網大目化による大型クラゲ対策技術の開発 |
| 上野陽一郎(京都海洋セ) |
| 13:50〜14:10 | 5.定置網の箱網内における大型クラゲ対策技術の開発 |
| 鯉野 宏(ホクモウ) |
| 14:10〜14:30 | 6.大型クラゲの洋上駆除技術の開発 |
| 渡部俊広(水研セ水工研) |
| 14:30〜14:45 | 質 疑 |
| | III.大型クラゲの利用加工技術の開発 |
| 座長 岡崎恵美子(水研セ中央水研) |
| 14:45〜15:05 | 1.大型クラゲの機能性 |
| 金庭正樹(水研セ中央水研) |
| 15:05〜15:25 | 2.大型クラゲの塩蔵品加工法の開発 |
| 成田秀彦(福井食加研) |
| 15:25〜15:45 | 3.大型クラゲからの粉末化製品の開発 |
| 富田秀弘(青森ふる食研下北) |
| 15:45〜16:05 | 4.大型クラゲからの調味料の開発 |
| 小谷幸敏(鳥取産技セ) |
| 16:05〜16:20 | 質 疑 |
| 16:20〜16:55 | 総合討論 |
座長 飯泉 仁(水研セ日本水研)・渡部俊広(水研セ水工研)
加藤 修(水研セ日本水研)・岡崎恵美子(水研セ中央水研) |
| 16:55〜17:00 | 閉会の挨拶 |
| 漁業懇話会副委員長 |
企 画 の 趣 旨
エチゼンクラゲ Nemopilema nomurai(以下,大型クラゲと呼ぶ)は,近年頻繁に我が国へ大量来遊するようになり,そのたびに深刻な漁業被害を与えている。大型クラゲによる漁業被害を防ぐために,先端技術を活用した農林水産研究高度化事業では,「大型クラゲの大量出現予測,漁業被害防除技術及び有効利用技術の開発」に関するプロジェクト研究が行われた。また,水産庁による定置網と底びき網を対象に対策技術の開発事業も行われた。これらの研究により,大型クラゲによる漁業被害を軽減させるための対策技術が確立されつつある。
そこで,高度化事業の研究を中心に,これまでの研究成果を総括し,今後我が国で行うべき研究の方向性を総合的に討論し,被害対策技術の研究を効率的に推進するために講演会を企画した。
平成 18 年度日本水産学会漁業懇話会第 51 回講演会
「21 世紀における国際学術交流」の開催について
漁業懇話会委員長 柿原利治
下記により,日本水産学会漁業懇話会第 51 回講演会を開催します。
会員以外の方々にも,お誘い合わせの上,ご来聴いただけますようご案内申し上げます。
記
| 日 時 |
平成 18 年 3 月 29 日 (水) 13:30〜17:00 |
| 場 所 |
高知大学 朝倉キャンパス 大会会場 |
プログラム(演題は仮題)
| 開会の挨拶 |
漁業懇話会委員長 |
13:30〜13:35 |
| |
座長松岡達郎(鹿大水) |
|
1. 大学からみた国際学術交流 |
|
|
| 大学における国際学術交流―過去・現在・未来― |
有元貴文(海洋大) |
13:35〜14:00 |
| 大学の国際化と学術交流の意義 |
飯田浩二(北大水) |
14:00〜14:25 |
| 拠点大学方式における学術交流 |
石崎宗周(鹿大水) |
14:25〜14:45 |
| COE 方式における学術交流 |
山根 猛(近大農) |
14:45〜15:05 |
| 練習船を活用した国際学術交流 |
濱野 明(水大校) |
15:05〜15:25 |
| |
座長 有元貴文(海洋大) |
|
| 2. 行政・国際機関の立場からみた国際学術交流 |
|
|
| 国際学術交流における国際機関の役割 |
岡本純一郎(北大院水) |
15:25〜15:55 |
| 3. 民間団体の立場からみた国際学術交流 |
|
|
| 国際学術交流と国際貢献 |
未定(海外漁業協力財団) |
15:55〜16:25 |
| 総合討論 |
座長 松岡達郎・有元貴文 |
16:25〜16:55 |
| 閉会の挨拶 |
漁業懇話会副委員長 |
16:55〜17:00 |
| 参 加 費 |
無料
なお,講演会終了後に「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)があります。 |
平成17年度日本水産学会漁業懇話会第50回講演会
「日本の漁業における混獲投棄量の推定のための全国標準手法による調査」
の開催について
漁業懇話会委員長 柿原利治
下記により、平成17年度日本水産学会漁業懇話会第50回講演会を開催します。会員以外の方々にも、お誘いあわせの上、御来聴頂きますようご案内申し上げます。
| 日 時 |
平成17年11月11日(金)13:00〜17:00
平成17年11月12日(土) 9:00〜16:00 |
| 場 所 |
鹿児島大学水産学部 講義棟23号教室 |
| 参加費 |
無料 |
| 内 容 |
11月11日13:00〜17:00
松岡達郎(鹿大水): 混獲投棄問題と標準調査手法の提案
国内外参加者講演:現場調査から得た各種漁業における混獲投棄の特徴
11月12日9:00〜12:00
Bundit Chokesanguan (SEAFDEC): 東南アジアにおける混獲投棄とSEAFDECによる調査・研究
国内外参加者講演:現場調査から得た各種漁業における混獲投棄の特徴
11月12日13:30〜16:00
オープン・フォーラム: 研究の総括と今後の方向性 |
| 問い合わせ先 |
〒890-0056 鹿児島市下荒田4-50-20 鹿児島大学水産学部
日本水産学会漁業懇話会委員 不破 茂
TEL(099)286-4230 FAX(099)286-4015 |
平成 17 年度日本水産学会漁業懇話会第 49 回講演会
「水産における情報の収集とその活用」の開催について
漁業懇話会委員長 不破 茂
下記により,日本水産学会漁業懇話会第 49 回講演会を開催します。会員以外の方々にも,お誘い合わせの上,ご来聴頂けますようご案内申し上げます。
記
| 日 時 |
平成 17 年 3 月 31 日(木) 13:30〜17:00 |
| 場 所 |
東京海洋大学品川キャンパス 講義棟 4 階(42 番教室) |
| プログラム |
|
| 開会の挨拶 |
漁業懇話会委員長 不破 茂 |
| 13:30〜13:35 |
| |
座長 古澤昌彦(海洋大) |
| 水産における情報活用と今後の展望 |
松本憲二(水産庁) |
| 13:35〜13:55 |
| 海洋生物情報学の現状と課題 |
坂本 亘(近畿大農) |
| 13:55〜14:15 |
| バイオテレメトリーの最前線 |
荒井修亮(京大院情報) |
| 14:15〜14:35 |
| |
座長 東海 正(海洋大) |
| IC タグの活用 |
|
| 14:45〜15:15 |
| (1)漁業調査自動化への応用 |
内田圭一(海洋大) |
| (2)マグロ延縄の漁獲管理 |
宮本佳則(海洋大) |
| 水産物流通と情報 |
田中達也(アイフィッシュ(株)) |
| 15:15〜15:30 |
| QR コードの水産への応用 |
桑原伸司(北日本港湾コンサルタント(株)) |
| 15:30〜15:45 |
| 総合討論 |
座長 古澤昌彦 東海 正 |
| 15:55〜16:55 |
| 閉会の挨拶 |
漁業懇話会副委員長 柿原利治 |
| 16:55〜17:00 |
| 参 加 費 |
無料 なお,講演会終了後に,「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)があります。 |
| 問い合せ先 |
〒108-8477 東京都港区港南 4-5-7 東京海洋大学品川キャンパス
海洋科学部海洋環境学科 環境テクノロジー学講座 日本水産学会漁業懇話会幹事 内田圭一
TEL(03)5463-0480 FAX(03)5463-0678 email uchida@s.kaiyodai.ac.jp |
第48回 漁業懇話会講演会「鹿児島の沿岸漁業」
| 主 催: |
日本水産学会 漁業懇話会 |
| 日 時: |
平成16年4月1日(木)13:30〜17:00 |
| 場 所: |
鹿児島大学共通教育棟(水産学会大会会場) |
| 企画の趣旨 |
| |
沿岸漁業は小規模で多様な漁業種目があり,漁業生産では重要な地位を占める一方で,地域社会とも密接な関係を持っている。西南日本の漁業は大きさや体型の異なる多数の魚種が同時に漁獲される,いわゆる多魚種少量漁獲の漁業である。なかでも沿岸漁業は季節により対象魚種と漁獲方法を変えて,これらを漁獲・利用してきた。しかし,現在では漁業就業者,漁業資源,漁場環境や地域社会との連携などで様々な問題を抱えている。この典型的事例として鹿児島での沿岸漁業をとりあげ,漁業技術,漁業管理,資源管理,漁業経営,地域連携等の観点からその現状と問題点および,取り組みの事例を報告するとともに,地域に根ざした漁業の今後の展望を考える機会とする。 |
| プログラム |
|
|
| 開会挨拶 |
漁業懇話会委員長 |
|
| 話題提供 |
|
|
| |
佐野 悦郎(鹿児島県林務水産課) |
「鹿児島県の海面漁業の動向」 |
| |
西田 良一(江口漁業協同組合) |
「これからの沿岸漁業と地域の活性化」 |
| |
吉武 新吾(有限会社吉武水産) |
「環境の変化に対応したまき網漁を目指して」 |
| |
奥原 誠(鹿児島県水産試験場) |
「南西諸島におけるメバチ・キハダの標識放流について」 |
| |
厚地 伸(鹿児島県水産試験場) |
「南九州産キビナゴの漁獲特性と資源管理」 |
| |
松岡 達郎(鹿児島大学水産学部) |
「逸失漁具とゴーストフィッシング研究の進展状況」 |
| 総合討論 |
|
|
| 閉会挨拶 |
漁業懇話会副委員長 |
|
漁業懇話会における研究グループの募集について
漁業懇話会委員長 東海 正
漁業懇話会では,漁業の研究と会の活性化を計るために,情報交換や集会を行う研究グループを作り,その活動を支援していくことになりました.そこで,漁業に関連して,こうした活動を行うグループを募集いたします.グループ名と主な活動内容,その世話人氏名を添えて,下記に提出願います.グループ活動の採択および支援内容については,漁業懇話会委員会に諮り,決定させていただきます.詳細については,漁業懇話会委員会幹事 胡 夫祥 までお問い合わせください.
第47回 漁業懇話会講演会
「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」について
漁業懇話会委員長 東海 正
表記の講演会は,2題の講演と42編の映像上映を行い,160名以上の参加者を持って盛会に開催することができました.
会に参加いただきました皆様,また映像を提供いただきました皆様に,深く感謝いたします.
また,運営側の期待を遥かに超える参加者があったために,会場の収容席数が不足して一部の参加者が会場内に入れなかったことにつきましては,まことに申し訳ありませんでした.
| 講演会内容 |
| 1.水中映像撮影技術に関するレビュー | 松下吉樹(水工研) |
2.水中映像の上映
(漁業懇話会報No.47に掲載されたものから以下の映像を上映しました.) | |
水中映像の上映
| | 講演題目 | 発表者 |
| 1 | 釣漁具に対する魚の行動と針がかり過程の計測手法 | 清水 晋(北大院水)ら |
| 2 | あなご筒水抜き孔からのマアナゴ脱出行動と餌の動き | 東海 正(東水大)ら |
| 3 | 籠に対するイシガニの行動観察 | 秋山清二(東水大)ら |
| 4 | 定置網の底層袋網に対する魚群の行動観察 | 秋山清二(東水大)ら |
| 5 | 定置網のキンコに入網するサケの行動観察 | 秋山清二(東水大)ら |
| 6 | 水中映像無線伝送システム「まりんTV」による定置網の観察 | 秋山清二(東水大)ら |
| 7 | 曳縄に対する魚群の行動観察 | 秋山清二(東水大)ら |
| 8 | 定置網の箱網に入網する魚類の行動観察 | 川口幸生(ニチモウ) |
| 9 | 定置網の金庫網に入網する魚類の行動観察 | 川口幸生(ニチモウ) |
| 10 | 水中カメラ画像伝送装置を用いた定置網内魚群観察 | 石黒雄一(神奈川水総研)ら |
| 11 | 小型底びき網(シャコ網)におけるシャコの網目逃避行動観察 | 石黒雄一(神奈川水総研)ら |
| 12 | 揚網時に大型定置網の魚捕部の網目から逃避する小型魚 | 上野陽一郎(京都海洋セ)ら |
| 13 | 大量に出現したエチゼンクラゲの大型定置網への入網 | 上野陽一郎(京都海洋セ)ら |
| 14 | 樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動 | 深田耕一(水大校) |
| 15 | 小型底曳網のコッドエンド内に集約された生物の行動 | 松下吉樹(水工研)ら |
| 16 | ドレッジ型底生生物採集具の曳航状態の観察 | 松下吉樹(水工研)ら |
| 17 | トロール魚捕りからの小型魚逸出状況の観察 | 藤川裕司(島根内水試) |
| 18 | トロール入網時の魚類行動の観察 | 藤川裕司(島根内水試) |
| 19 | ズワイガニ・カレイ類分離漁獲網の選別部分の観察 | 森山 充(福井水試) |
| 20 | ダイバーによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察 | 森 啓介(徳島水研)ら |
| 21 | 固定式カメラによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察 | 斎浦耕二 (徳島県農林水産部) |
| 22 | 小型底曳網の網の状態と入網する魚介類の観察 | 竹森弘征(香川水試)ら |
| 23 | 石桁網曳網状況の観察 | 有山啓之(大阪水試)ら |
| 24 | 調査研究用小型桁網の挙動観察 | 木元克則(西海水研)ら |
| 25 | 桁網に対する小型底生魚類の行動 | 藤田 薫(水工研)ら |
| 26 | 観察用フレームを用いた小型底生魚類の逃避行動撮影 | 藤田 薫(水工研)ら |
| 27 | 底曳網に対するタラ類の行動 | 藤田 薫(水工研)ら |
| 28 | 曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察 | 永松公明(水大校)ら |
| 29 | 2階式トロール網内における魚の行動観察 | 永松公明(水大校) |
| 30 | フレームトロール網口における小型生物の入網行動観察 | 板谷和彦(道中央水試)ら |
| 31 | デジタル・スチール・ロガーによるスケトウダラの遊泳行動観察 | 鳥澤眞介(北大院水)ら |
| 32 | 底曳網(かけまわし)が海底に与える影響について | 渡部俊広(水工研) |
| 33 | 曳航式深海用ビデオカメラを用いたケガニの分布観察 | 渡部俊広(水工研) |
| 34 | 大陸棚斜面の底生動物 | 渡辺一俊(水工研)ら |
| 35 | 曳航式深海ビデオカメラを用いて推定した富山湾におけるベニズワイガニの生息密度 | 前田経雄(富山水試)ら |
| 36 | スケトウダラの遊泳行動と分布特性 | 柳本 卓(北水研)ら |
| 37 | イトヒキダラの分布特性 | 柳本 卓(北水研)ら |
| 38 | ROVを用いたスルメイカ産出卵塊探査と音響散乱層の観察 | 山本 潤 (北大北方生物圏フィールド科学セ)ら |
| 39 | 野外におけるコウイカ類の摂餌行動の観察 | 名波 敦(水工研)ら |
| 40 | 集魚灯下に蝟集した魚群の行動の水中テレビカメラによる観察 | 長谷川英一 (さけ・ます資管セ) |
| 41 | アイナメ科魚類の産卵生態の解明 | 金本自由生 (愛媛大沿岸環境科学研究セ) |
| 42 | 蓄養生簀内でのクロマグロの遊泳行動の観察 | 有元貴文(東水大)ら |
| 3.水中映像の利用に関する諸問題 | 清野聡子(東大総合文化) |
4.総合討論
水中映像の撮影技術に関する研究グループの立ち上げと映像の
ライブラリー化について,活発な議論が行われた. | |
以上です.
第47回 講演会「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」の開催について
漁業懇話会報No.47特集号「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」目 次
この特集号への多数の原稿投稿を有難うございました.
第47回 漁業懇話会講演会
「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」の開催について
漁業懇話会委員長 山根 猛
下記により,漁業懇話会の講演会を開催いたします.多数の水中映像を上映いたしますので,会員以外の方々にもお誘い合わせの上,ご参加いただきますようご案内申し上げます。
記
| 日 時: |
平成15年4月1日(火) 13:00〜17:00 |
| 場 所: |
東京水産大学 海洋生産棟 13番教室
〒108-8477東京都港区港南4-5-7,最寄り駅JR品川駅または天王洲アイル駅 |
プログラム
テーマ 「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」
企画責任者 東海 正,秋山清二,清野聡子,渡部俊広,山根 猛
| 13:00〜13:05 |
開会の挨拶 |
漁業懇話会委員長 |
| 座長 渡部俊広(水工研) |
| 13:05〜13:35 |
水中映像撮影技術に関するレビュー |
松下吉樹(水工研) |
| 座長 秋山清二(東水大) |
| 13:35〜15:35 |
水中映像の上映 |
|
| (漁業懇話会報No.47に掲載されたものの中から選りすぐった映像を上映します.) |
| 座長 東海 正(東水大) |
| 15:35〜16:05 |
水中映像の利用に関する諸問題 |
清野聡子(東大総合文化) |
| 16:05〜16:55 |
総合討論 |
|
| 座長 東海 正・秋山清二・渡部俊広 |
| 16:55〜17:00 |
閉会の挨拶 |
漁業懇話会副委員長 |
| 参加費: |
無料
なお,講演会終了後,「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)を開催します. |
企画の趣旨
漁具の改良やその効果を漁業者に伝えるために,その水中映像が有効であることは言うまでもない。特に,最近では,管理型漁業の一環として選択漁具など漁具の改良が県試験研究機関や漁業者自身で行われるなど,こうした現場で水中映像を撮影する技術が要求されている。
しかし,近年の撮影機材の発展にもかかわらず,漁具や漁業に関連する水中映像の映像やその撮影技術について,これまで残念ながらまとめられたものがない。また,水中映像の撮影には,思ったよりも多くの技術的な障害がある。
そこでこうした水中映像の事例を集めて漁業懇話会報No.47に印刷するとともに,講演会の開催を考えた。この講演会では,水中撮影の技術に関するレビューと,その利用に関連する諸問題について話題提供してもらう。また,懇話会報に掲載された事例から,できるだけ多くの水中映像を上映することで,互いの水中映像の撮影技術や利用方法について情報交換の材料を提供する。さらに,総合討論では,これら映像からの定量化,価値評価や,さらにはライブラリー化や著作権など幅広く論議を行い,今後の研究発展の一助としたい。
日本水産学会漁業懇話会報 No.47 目 次
特集号「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」
平成15年4月1日(刊行予定)
| I. | 固定漁具に関する水中映像 |
| | 釣漁具に対する魚の行動と針がかり過程の計測手法 |
| 清水 晋,藤森康澄,三浦汀介(北大院水) |
| | あなご筒水抜き孔からのマアナゴ脱出行動と餌の動き |
| 東海 正,中川 崇,横田耕介(東水大) |
| | 籠に対するイシガニの行動観察 |
| 秋山清二(東水大),五十風 純(静岡漁連),有元貴文(東水大) |
| | 定置網の底層袋網に対する魚群の行動観察 |
| 秋山清二(東水大),Mulyono S. Baskoro(ボゴール農科大),有元貴文(東水大) |
| | 定置網のキンコに入網するサケの行動観察 |
| 秋山清二(東水大),後藤友明(岩手水技セ) |
| | 水中映像無線伝送システム「まりんTV」による定置網の観察 |
| 秋山清二,深澤昭雄,有元貴文(東水大) |
| | 定置網の箱網に入網する魚類の行動観察 |
| 川口幸生(ニチモウ) |
| | 定置網の金庫網に入網する魚類の行動観察 |
| 川口幸生(ニチモウ) |
| | 水中カメラ画像伝送装置を用いた定置網内魚群観察 |
| 石黒雄一(神奈川水総研),五島正_(後藤アクアティックス) |
| | 揚網時に大型定置網の魚捕部の網目から逃避する小型魚 |
| 上野陽一郎,和田洋蔵(京都海洋セ) |
| | 大量に出現したエチゼンクラゲの大型定置網への入網 |
| 上野陽一郎(京都海洋セ) |
| II. | 運用漁具に関する水中映像 |
| | 曳縄に対する魚群の行動観察 |
| 秋山清二,有元貴文(東水大),田原陽三(元・水工研) |
| | 樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動 |
| 深田耕一(水大校) |
| | 小型底曳網のコッドエンド内に集約された生物の行動 |
松下吉樹,井上喜洋(水工研),野島幸治,信太雅博(千葉県農林水産部), 後藤道夫(後藤アクアティックス) |
| | トロール魚捕りからの小型魚逸出状況の観察 |
| 藤川裕司(島根内水試) |
| | トロール入網時の魚類行動の観察 |
| 藤川裕司(島根内水試) |
| | ズワイガニ・カレイ類分離漁獲網の選別部分の観察 |
| 森山 充(福井水試) |
| | 小型底びき網(シャコ網)におけるシャコの網目逃避行動観察 |
| 石黒雄一(神奈川水総研),石井 洋(横須賀三浦地区農政事務所) |
| | ダイバーによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察 |
| 森 啓介(徳島水研),三橋公夫(ニタコンサルタント) |
| | 固定式カメラによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察 |
| 斎藤耕二(徳島県農林水産部) |
| | 小型底曳網の網の状態と入網する魚介類の観察 |
| 竹森弘征,山本昌幸,牧野弘靖(香川水試) |
| | 石桁網曳網状況の観察 |
| 有山敬之,日下部敬之,大美博昭,辻村浩隆(大阪水試) |
| | 貝桁網へのチョウセンハマグリと砂の入網観察 |
| 山崎慎太郎(水工研) |
| | 調査研究用小型桁網の挙動観察 |
| 木元克則(西海水研),藤田 薫(水工研) |
| | 桁網に対する小型底生魚類の行動 |
| 藤田 薫(水工研),木元克則(西海水研) |
| | 観察用フレームを用いた小型底生魚類の逃避行動撮影 |
| 藤田 薫(水工研),木元克則(西海水研) |
| | 底曳網に対するタラ類の行動 |
| 藤田 薫,松下吉樹(水工研),後藤友明(岩手水技セ) |
| | ドレッジ型底生生物採集具の曳航状態の観察 |
| 松下吉樹,山崎慎太郎(水工研),後藤道夫,五島正_(後藤アクアティックス) |
| | 曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察 |
| 永松公明(水大校),手島和之(東北水研) |
| | 2階式トロール網内における魚の行動観察 |
| 永松公明(水大校) |
| | フレームトロール網口における小型生物の入網行動観察 |
米澤 崇(北大院水),板谷和彦(道中央水試), 藤森康澄,清水 晋,三浦汀介(北大院水) |
| | デジタル・スチール・ロガーによるスケトウダラの遊泳行動観察 |
鳥澤眞介(北大院水),宮下和士,河邊 玲(北大北生フィールド科学セ),
藤森康澄(北大院水),大島達樹(海洋水産資源開発セ),
本田 聡(北水研),佐藤克文(極地研) |
| III. | 資源・生態・行動研究のための水中映像の利用 |
| | 底曳網(かけまわし)が海底に与える影響について |
| 渡部俊広(水工研) |
| | 曳航式深海用ビデオカメラを用いたキチジの分布観察 |
| 渡部俊広,渡辺一俊(水工研) |
| | 曳航式深海用ビデオカメラを用いたケガニの分布観察 |
| 渡部俊広(水工研) |
| | 大陸棚斜面の底生動物 |
| 渡辺一俊,渡部俊広(水工研) |
| | 曳航式深海ビデオカメラを用いて推定した富山湾におけるベニズワイの生息密度 |
| 前田経雄,辻本 良(富山水試) |
| | スケトウダラの遊泳行動と分布特性 |
| 柳本 卓,濱津友紀(北水研) |
| | イトヒキダラの分布特性 |
| 柳本 卓,濱津友紀(北水研) |
| | ROVを用いたスルメイカ産出卵塊探査と音響散乱層の観察 |
| 山本 潤(北大北方生物圏フィールド科学セ),桜井秦憲,向井 徹(北大院水) |
| | カニ篭を用いたアカアマダイ人工種苗の海底での行動観察 |
| 竹野功璽,宮嶋俊明,戸嶋 孝(京都海洋セ) |
| | 野外におけるコウイカ類の摂餌行動の観察 |
| 名波 敦,高尾芳三,渡辺一俊(水工研) |
| | 集魚灯下に蝟集した魚群の行動の水中テレビカメラによる観察 |
| 長谷川英一(さけ・ます資管セ) |
| | アイナメ科魚類の産卵生態の解明 |
| 金本自由生(愛媛大沿岸環境科学研究セ) |
| | 蓄養生簀内でのクロマグロの遊泳行動の観察 |
有元貴文(東水大),C. S. Wardle(アバディーン海洋研),
J. J. Videler(グローニンゲン大),J. M. Franco(バスク漁業研),
P. He(青島海洋大) |
| | 魚類蝟集モニタリングシステムによる定量的な魚群観測 |
| 高橋秀行,赤松友成,松田秋彦(水工研) |
| | 漁獲過程・ゴーストフィッシング研究と水中観察 |
| 松岡達郎(鹿大水) |
| | 水生生物の生態内視鏡映像の可能性 |
| 清野聡子(東大院総合文化),土屋康文(総合ビデオサウンド) |
| | 水中映像の漁業学における利用の展望 |
| 清野聡子(東大院総合文化) |
はじめに
漁業懇話会でこの企画「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」を始めるにいたってきっかけは,いくつかのことによる.以前から,漁業者に対する漁具の選択性を資源管理に普及するために開かれていた講演会で,ビデオの映像を映すことでその効果をうまく伝えられ,選択漁具の普及に水中映像が欠かせないと感じていた.また,水産工学研究所では,漁具の改良を迅速に進めるために水中映像を多用して,成果をあげていた.その具体例は,千葉県銚子における小型底曳網の混獲防止漁具の開発と普及の成功である.このことは,選択漁具を実用的に仕上げるためにもこの水中映像が必要不可欠であることを,証明していた.漁業現場で漁業者と直接に接する県水産研究機関の研究者は,そうした効果を敏感に察知し,独自にこうした水中映像の撮影に取組み始めた.その中には普通ならば思いもつかない方法を用いて,非常に珍しい映像の撮影に成功した例もある.こうした映像の撮影成功の陰には,実に多くの失敗の例があったはずである.一方で,大学における漁業研究者も水中撮影の技術を多岐に研究に利用していたが,その技術は必ずしもうまく社会や産業界に伝わっていたとは限らない.
講演会企画責任者である清野や秋山は,こうした水中映像が業績としてなぜ評価されないのか大きな疑問を持っていた.水産の世界では水中映像だけでは業績にならない.撮影された映像をもとに数量化して,映像の姿がなくなった数字やグラフを論文にまとめて始めて業績となる.何かが奇妙に思える.有名な科学誌Natureなどは「百聞は一見に如かず」の如く写真によって科学的な問題を証明するような記事を好むところがある.可視化の分野では,見えるようにできたことで評価されている.また,水産の研究者が撮影した多くの水中映像の中に,撮影者本人が気づかない大発見が隠されているかもしれない.どのようにしてこの貴重な水中映像を記録,保存して行けばよいのか,またその時に著作権はどうなるのか,水中映像の利用に関する疑問はつきない.
そこで,まず漁業懇話会として,漁業研究のために撮影されたこれまでの水中映像にどのようなものがあるか,またそれにはどのような技術が用いられたか,またそこにはどのような利用がなされていたの事例を集め,会報として編集,印刷することにした.原稿を集めてひとつの特集号を印刷したことは,漁業懇話会では初めての試みでもある.そしてここに50以上の事例が原稿として寄せられ,印刷された.この特集号を編集するにあたり,投稿された原稿をいくつかの項目に分ける作業を行った.まず大きく二つ水中映像の撮影技術の面と,利用の面に分けた.さらに水中映像の撮影技術として,対象となる漁具によって固定漁具と運用漁具に分けた.この漁具の違いは,そのまま必要な撮影技術の違いに反映されると考えたからである.すでに,この特集号として印刷されたことで,これらの貴重な映像の存在が記録が残されたことになる.しかし,実際に動く映像をどのようにして評価して,残していくべきか,この分野にどのような形で役に立てて行けばよいのか,これをきっかけに話し合われ,水中映像の利用がさらに展開されることを期待していきたい.
2003年4月
編 者 東海 正
秋山清二
漁業懇話会「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」
原稿募集の案内
漁業懇話会では,上記表題による特集号を懇話会報として刊行し,合わせて平成15年度日本水産学会春季大会開催時の平成15年4月1日に講演会を企画しています.
近年,漁具の改良やその普及に水中映像が大いに活用されています.特に,最近では,管理型漁業の一環として選択漁具など漁具の改良が県試験研究機関や漁業者自身で行われ,こうした現場での水中映像を撮影する技術が要求されています.その一方で,水中映像を撮影するには乗り越えるべき技術的な障害も多いものの,これまでにこうした撮影技術についてまとめられたものがなく,それぞれに苦労している現状にある.そこで,撮影に成功したか否かに関わらず,水中撮影の機器構成や映像例を含めて,できるだけ多くの漁業研究における水中映像の事例を印刷原稿として集め,漁業懇話会報として刊行し,さらに講演会を開催することで情報の交換を図りたいと思います.
漁業懇話会の原稿は,別添えした例1(PDF)と例2(PDF)を参考にご準備ください.原稿執筆の要点は,次のとおりです.A4判の用紙2ページないし4ページに表題,氏名,所属,連絡先,目的(対象魚種や漁具など),水中映像撮影に使用した機器類,映像例(白黒印刷を予定),結果と問題点などをまとめて,そのままで印刷できるように作成してください.できるだけ多くの事例を集めるためにも,一人あたりの提出数に制限を設けません.特に,広く情報交換を進めるために,漁業懇話会講演会に参加されない方でも原稿の提出は可能です.この原稿を下記の宛先に12月20日(締め切り必着)で提出願います.
提出された原稿は,東海,秋山(東水大),渡部(水工研),清野(東大院)山根(近畿大)を編者として,いくつかのカテゴリーに分類して,査読編集の作業を行います.原稿を提出していただいた方には,印刷された懇話会報をお送りさせていただきます.
さらに,提出いただいた原稿の中から,撮影の苦労した点を含めて技術面や利用面で興味深い事例について,講演をお願いしていきたいと思います.この講演会の総合討論では,水中映像のライブラリー化や,水中撮影された映像からの数値,定量化の問題,水中撮影とその技術の業績としての評価という問題についても,議論を行う予定です.
提出先および問合せ先