第63回漁業懇話会講演会「北海道における海獣による漁業被害の現状と野生動物との共存」
第62回漁業懇話会講演会「内湾漁業の実状とこれから」の開催について
平成25年度漁業懇話会奨励賞受賞者
第61回漁業懇話会講演会「グローバル人材育成へのODA活用―水産系大学の取り組みと将来への展開―」
平成24年度漁業懇話会奨励賞受賞者
第60回漁業懇話会講演会「元気な水産業のために―6次産業化の可能性」
第59回漁業懇話会講演会「東日本大震災による漁業被害:復興に向けた取り組みを考える」
平成23年度漁業懇話会奨励賞について
第58回漁業懇話会講演会「21世紀のSmart Fisheryを目指して」の開催について
第 57 回漁業懇話会講演会
大学における漁業技術・漁業研究に必要な教育内容と教科書とは
平成22年度漁業懇話会奨励賞について
漁業懇話会報No.56の訂正について
第56回 漁業懇話会「水産業における技術連携〜漁業技術との関連を軸に〜」
第55回 漁業懇話会講演会漁業現場における情報端末としての携帯電話の利活用
第54回 漁業懇話会講演会「アジア太平洋島嶼域の国際開発協力における持続的な漁業への提言」の開催について
第53回 漁業懇話会講演会「東アジアにおける持続的漁業への提言」の開催について
第52回 漁業懇話会講演会「大型クラゲNemopilema nomuraiに関する研究の現状と方向性」について
平成 18 年度日本水産学会漁業懇話会第 51 回講演会
「21 世紀における国際学術交流」の開催について
平成17年度日本水産学会漁業懇話会第50回講演会
「日本の漁業における混獲投棄量の推定のための全国標準手法による調査」の開催について
第49回 漁業懇話会講演会「水産における情報の収集とその活躍」
第48回 漁業懇話会講演会「鹿児島の沿岸漁業」
漁業懇話会における研究グループの募集について
第47回 漁業懇話会講演会 「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」について
第47回 漁業懇話会講演会
日本水産学会漁業懇話会報 No.47 目 次
漁業懇話会「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」原稿募集の案内



<第63回漁業懇話会講演会プログラム>

「北海道における海獣による漁業被害の現状と野生動物との共存」

日時・場所   平成26年3月27日・北海道大学水産学部
企画責任者   清水 晋(北大院水)・桜井泰憲(北大院水)・[新副委員長]

13:30 〜 13:35   開会の挨拶 清水 晋(北大院水)

I 海獣による漁業被害 座長 藤森康澄(北大院水)
13:35 〜 14:00 1. 鰭脚類の回遊行動と食性 三谷曜子(北大院環)
・トド、アザラシ、オットセイの回遊行動、分布の季節変化と食性、近年の分布域の変化について解説。

14:00 〜 14:25 2. トドによる漁業被害 山村 織生(北水研)
・トドによる漁業被害の実態(被害内容、時期、近年の被害数量変化)、トドの近年の個体数変化と今後の予想等の解説。

14:25 〜 14:50 3. ゼニガタアザラシによる漁業被害 小林万里(東京農大)
・ゼニガタアザラシによる漁業被害の実態(被害内容、時期、近年の被害数量変化)、ゼニガタアザラシの近年の個体数変化と今後の予想等の解説。

14:50 〜 15:15 4. オットセイによる漁業被害 堀本高矩・桜井泰憲(北大院水)
・オットセイによる漁業被害の実態(被害内容、時期、近年の被害数量変化)、オットセイの近年の個体数変化と今後の予想等の解説

15:15 〜 15:25 休憩

II 野生動物との共存 座長 山村 織生(北水研)
15:25 〜 15:50 5. 持続可能な漁業の要件 大元鈴子(総合地球環境研)
・FAOの「海洋漁業からの漁獲物と水産物のエコラベル認証のためのガイドライン」に示されている持続可能な漁業の要件と認定の基準の解説

15:50 〜 16:15 6. 鰭脚類を含む野生動物の個体群管理 松田裕之(横浜国大)
・野生動物の個体数の推定と管理の方法の解説、ならびに、鰭脚類を中心に混獲生物の事例紹介等。

16:15 〜 16:40 7. 鰭脚類の漁業被害軽減に向けた漁具改良の検討 藤森康澄(北大院水)
・鰭脚類の漁業被害が生じている漁具と被害の特徴、それぞれの漁具における被害軽減策の事例について解説。

16:40 〜 16:50 休憩
16:50 〜 17:45 総合討論 座長 桜井泰憲(北大院水)
17:45 〜 17:50 閉会の挨拶

企画の趣旨
近年、北海道の沿岸漁業においてトド、アザラシ、オットセイなどの海獣による漁業被害が増加しており、漁業者からの海獣駆除の要求が強くなっている。一旦は減少した海獣がこれまでの保護政策によって個体数の増加が見られるようになり、漁業被害が増加している。FAOは「海洋漁業からの漁獲物と水産物のエコラベル認証のためのガイドライン」に持続可能な漁業の要件をまとめており、この要件を満たして行くことが一般社会に受入れられる海獣による漁業被害問題の解決に至ると考えられる。本講演会では漁業被害の現状と持続可能な漁業の要件、現状の対応策を理解し、問題解決の筋道を見出したい。

問い合わせ先
清水 晋
北海道大学大学院水産科学研究院
041-8611 北海道函館市港町3-1-1
E-mail: sus@fish.hokudai.ac.jp
Tel: 0138-40-8831



第62回漁業懇話会講演会
「内湾漁業の実状とこれから」の開催について

漁業懇話会委員長 石崎宗周

 漁業懇話会では,標記懇話会を下記の通り平成25年度日本水産学会秋季大会期間中に開催します。会員以外の方も参加は自由(参加費無料)です。奮ってご参加下さい。

日時   平成25年9月19日(木)13:00〜17:30
場所   三重大学
コンビナー   石崎宗周,内田圭一,鍋島靖信,山口恭弘
開催の趣旨
 内湾漁業とはここでは水質汚濁防止法で定めた閉鎖度1.00(面積,境界線の長さ・水深などから計算)以上の閉鎖湾で行われる古来海面漁業が盛んな湾内で行われている漁業生産活動を対象とした。今回は内湾漁業から国内有数の大都市を抱える東京湾(東京,横浜,1.78,1380km2),伊勢湾(名古屋,1.52,2130km2),大阪湾(大阪,1.31,1450 km2),最大の内湾漁場である瀬戸内海(1.13,21,827km2),最大の閉鎖度である大村湾(54.29,320 km2)を取り上げた。
 これらの海域では,閉鎖度が高く人間生活の影響が甚大でありかつ乱獲に至りやすい等種々の理由から漁業の低迷が顕著である。それに対し各海域では漁業管理や水質総量規制他様々な取り組みが行われているが,それらの詳細はそれぞれで蓄積があるが,一堂に会して総括された例は少ない。他方,湾内漁業には独特な漁具漁法や文化を有し我が国の漁撈文化の宝庫であるが,後継者が皆無な地区も多数あり“消えゆく漁業技術”が懸念される。そこで,本漁業懇話会では我が国有数の内湾漁業の実情と現状の取り組みや特異的話題を6つの話題提供から情報を共有しそれらを総括することとした。ここでの議論が我が国の漁業と海域環境さらには地域文化などとの共存やその継承についての議論の端緒となることを期待したい。
プログラム
13:00 開会
13:00〜13:05 趣旨説明
13:05〜13:45 「大村湾漁業のカタログ」:山口恭弘(長崎大学)・平江想(長崎県壱岐支庁)
13:45〜14:15 「瀬戸内海東部における漁業と環境の現状」:反田實(兵庫水技セ)
14:15〜14:45 「大阪湾の漁業日誌からみる漁業と環境の変化」:鍋島靖信(大阪環農水総研)
14:45〜14:55 休憩
14:55〜15:25 「伊勢湾の秘宝!前浜物」岡田誠(三重水研)・日野義人((株)松阪魚市)
15:25〜15:55 「伊勢湾の小型底びき網漁業の現状と課題」:日比野学(愛知水試漁生研)
15:55〜16:25 「東京湾の漁船漁業と浅海漁業の現状」:田島良博(神水技セ)・鳥羽光晴(千葉水研セ)・内田圭一(海洋大)
16:25〜16:35 休憩
16:35〜17:30 総合討論
問い合わせ先
〒890-0056 鹿児島市下荒田四丁目50-20鹿児島大学水産学部
漁業懇話会委員会 幹事 江幡恵吾 TEL 099-286-4231
講演会終了後,漁業者の集いを行いますので合わせてご参加ください。


平成25年度 漁業懇話会奨励賞 受賞者

漁業懇話会では、若手研究者の育成と漁業研究の活性化のため、優れた若手研究者を褒賞する漁業懇話会奨励賞を設けております。 対象は、前年度の春季および秋季大会において口頭発表ま たはポスター発表を行った学生等(おおむね30歳以下)とし、発表内容は研究発表部門「1. 漁業」の細目に該当する研究内容としております。
今年度は、本会委員会の委員からの推薦を受け厳正な投票を経た結果、下記の受賞者1名を決定し、表彰状と記念品を贈呈しました。
今後も漁業の発展に益々貢献されることを期待します。

氏名: 福田美亮
所属: 北海道大学大学院水産科学院

受賞対象講演
平成24年度春季大会
講演番号: 140
講演題目: 北海道釧路沖におけるツノナシオキアミの音速比,密度比測定とターゲットストレングス推定
発表者名: 福田美亮・向井徹(北大院水)・澤田浩一(水研セ水工研)・松浦知彦(海洋大)・飯田浩二(北大院水)

授賞理由
亜寒帯海洋生態系の鍵種であるツノナシオキアミのターゲットストレングスを音響散乱理論モデルを用いて推定した。モデル計算に必要な音速比、密度比を現場にて実測し、加えて遊泳姿勢分布も考慮して平均ターゲットストレングスを推定した。その結果、平均ターゲットストレングスが −89.3 〜 −88.6 dB になることを示した。音響手法によるツノナシオキアミの生物量推定における精度向上に寄与する重要な値を得ていることを評価した。



第61回漁業懇話会講演会
「グローバル人材育成へのODA活用―水産系大学の取り組みと将来への展開―」

日本水産学会漁業懇話会講演会では、表記講演会を下記日程で開催いたします。

会員以外の方々におかれましても、お誘い合わせの上ご来場下さいますようご案内申し上げます。

主催 日本水産学会漁業懇話会委員会
日時 平成25年3月26日(火)13:00−17:30
場所 東京海洋大学(品川キャンパス)講義棟32番教室(第5会場)
企画責任者 石崎宗周(鹿大水)、石川智士(地球研)、川本太郎(極洋)

13:00−13:10開会挨拶・趣旨説明  石崎宗周(鹿大水)
 
第1部 大学とODA  司会 石川智士(地球研)
13:10−13:45大学とODAの関わり方(大学が参加できるJICA事業
〜水産分野における大学との連携について〜)   仲宗根邦宏(JICA)
13:45−14:20大学の国際協力活動  長澤秀行(帯広畜産大)
14:20−14:55民間から見たグローバル人材の必要性と大学教育に
期待すること                  川本太郎(極洋)
14:55−15:05休憩
 
第2部 水産系大学の取り組み  司会 石崎宗周(鹿大水)
15:05−15:40東京海洋大の例  有元貴文(海洋大)
15:40−16:15水産大学校の例  濱野 明(水大校)
16:15−16:50鹿児島大の例  松岡達郎(鹿大水)
16:50−17:00休憩
 
第3部 総合討論:今後の展開   司会 濱野 明(水大校)
17:00−17:30仲宗根邦宏(JICA)、長澤秀行(帯広畜産大)、川本太郎(極洋)、
有元貴文(海洋大)、濱野 明(水大校)、松岡達郎(鹿大水)
 
17:30閉会挨拶

問い合わせ先 〒424-8610静岡市清水区折戸3-20-1東海大学海洋学部水産学科
漁業懇話会委員会 幹事 吉川 尚 Tel: 054-334-0411



平成24年度 漁業懇話会奨励賞 受賞者

漁業懇話会では,若手研究者の育成と漁業研究の活性化のため,優れた若手研究者を褒賞する漁業懇話会奨励賞を設けております。 対象は,前年度の春季および秋季大会において口頭発表またはポスター発表を行った学生等(おおむね30歳以下)とし,発表内容は研究発表部門「1. 漁業」の細目に該当する研究内容としております。今年度は,本会委員会の委員からの推薦を受け厳正な投票を経た結果、下記の受賞者1名を決定し,表彰状と記念品を贈呈しまし た。今後も漁業の発展に益々貢献されることを期待します。

氏名: 河津 慧
所属: 水産大学校 水産学研究科

受賞対象講演(2件):
 平成23年度春季大会
 講演番号: 118
 講演題目: 日本海の萩見島沖で表層トロールにより採集したマルソウダの成熟状態と食性(2010 年の状況)
 発表者名: 河津慧・毛利雅彦・深田耕一・團野貞明・秦一浩・江野島岳友(水大校)

 平成23年度秋季大会
 講演題目: 121
 講演題目: 蓋井島(日本海西部)の定置網で漁獲されたコシナガの成熟状態と実測水温に関する考察
 発表者名: 河津慧・毛利雅彦・滝川哲太郎・梶川和武・中村武史・永松公明・中健寛(水大校)

受賞理由: 研究内容は当然のこと,修士課程1年生で,同一年度内の春季・秋季大会で発表を行った研究に対する若い熱意を高く評価する。



第60回 漁業懇話会講演会
「元気な水産業のために―6次産業化の可能性」(仮題)

コンビーナー 石川智士(地球研)・宮田 勉(水研セ中央水研)・山下秀幸(JAMARC)・濱野 明(水大校)・有元貴文(海洋大)
平成24年度日本水産学会秋季大会
日 程 平成24年9月14日(金) 13:00−17:30
場 所 (独)水産大学校(下関魚市場)

開催の趣旨
日本の水産業をめぐる状況は、資源状態や漁場環境の悪化や燃油の高騰、漁業者の高齢化など様々な問題が指摘されている。しかし、食料供給や地域の就労機会創出および沿岸社会の発展においては、水産業を抜きに考えることはできない。そこで漁業懇話会としては、1次産業で生産された水産物の価値をさらに高めるために2次・3次産業を取り込み、新たなビジネスモデルや成功例を創出している事例や試みについて、発表者及び参加者で議論するとともに情報を共有し、水産業の新たな展開に繋げることを目的とした講演会を企画する。

プログラム
 13:00開 会
 13:00‐13:10趣旨説明(石川智士 地球研)
第1部 ケーススタディーから学ぶ新しい水産業(司会 宮田勉氏 中央水研)
 13:10‐13:40地魚認証制度を活用した水産振興(有路昌彦氏 近大)
 13:40‐14:10山口県における6次産業化を活用した取り組み(椙本久繁氏 椙八商店)
 14:10‐14:40低利用資源を活用した6次産業化(鈴木裕己氏 (株)プロ・スパー)
 14:40‐15:00質疑応答
 15:00‐15:10休 憩
第2部 研究・行政分野からの情報提供(司会 石川智士 地球研)
 15:10‐15:40漁業協業化による沿岸漁業の新展開(馬場治氏 海洋大)
 15:40‐16:10漁船漁業の新たなビジネスモデル構築に向けて(山下秀幸氏 JAMARC)
 16:10‐16:40魚離れは本当に悪いことなのか?(上田勝彦氏 水産庁)
 16:40‐17:00休 憩
総合討論(司会 濱野)
 17:00‐17:30(宮田・有路・鈴木・馬場・山下・上田・有元)
 17:30閉会

問い合わせ先
〒424-8610静岡市清水区折戸3-20-1東海大学海洋学部水産学科
漁業懇話会委員会 幹事 吉川 尚 Tel: 054-334-0411

事前申し込みは不要です



第59回漁業懇話会講演会
東日本大震災による漁業被害:復興に向けた取り組みを考える

 日本水産学会漁業懇話会講演会では,表記講演会を下記日程で開催いたします。

会員以外の方々におかれましても,お誘い合わせの上ご来場下さいますようご案内申し上げます。

主催 日本水産学会漁業懇話会委員会
日時 平成23年9月28日(水)
場所 長崎大学文教キャンパス(〒852-8521 長崎市文教町1-14)
http://www.gakkai-web.net/gakkai/jsfs/kaikoku/images/map.pdf

13:00-13:10開会挨拶・趣旨説明
1. 東北各県の漁業被害状況と課題,要望について
13:10-13:451-1・岩手県
(岩手県水産技術センター副所長 煙山 彰氏)
13:45-14:201-2・宮城県
(宮城県水産技術総合センター企画情報部長 小畑千賀志氏)
14:20-14:30休憩
 
2. 大学・研究機関:その役割と漁業被害に対する取り組みについての提言
14:30-15:052-1 沿岸域での海岸港湾防災について:今やるべきことは何か?
(独)水産工学研究所 中山研究部長)
15:05-15:402-2漁業に対する復興支援策について。
(海洋大 馬場教授)
15:40-16:152-3漁業被災地域からの要望とそれに応じるための支援策とは。
(東海大 石川准教授)
16:15-16:25休憩
16:25-16:55総合討論
16:55閉会挨拶

問い合せ先 〒631-8505奈良市中町3327-204 近畿大学農学部水産学科
漁業生産システム研究室 日本水産学会漁業懇話会委員会幹事 光永 靖
事前申し込みは不要です。



平成23年度漁業懇話会奨励賞について

漁業懇話会では,若手研究者の育成と漁業研究の活性化のため,優れた若手研究者を褒賞する漁業懇話会奨励賞を設けております。対象は,前年度の春季および秋季大会において口頭発表またはポスター発表を行った学生等(おおむね30歳以下)とし,発表内容は研究発表部門「1. 漁業」の細目に該当する研究内容としております。今年度は,本会委員会の委員から推薦された3名の候補者を受賞者と決定し,表彰状と記念品を贈呈しました。今後も漁業の発展に益々貢献されることを期待します。

受賞者氏名   大門 伸之(長崎大学)
発表大会   平成22年度秋季大会
講演番号   110
講演題目   東シナ海海底に残された漁具及び漁具材料の分布とその発生源の検討
受賞理由   データを集めるための調査期間が長かったため,データの質が高かった。努力したことがよく分かる内容である。データの取り纏めとプレゼンテーションも良かった。

受賞者氏名   神村 裕之(近畿大学)
発表大会   平成22年度春季大会
講演番号   120
講演題目   琵琶湖におけるビワマスの水平・鉛直移動
受賞理由   琵琶湖の重要な水産資源でありながら希少種でもある,ビワマスの持続的利用を目指して,漁獲と保全の双方に資する知見を得るため,漁場における本種の水平・鉛直的な空間利用の把握を行っている。個体数は少ないながらも,初めての知見が得られている。現在,修士課程1年生で,卒業研究の内容をすぐさま春季大会で発表した「達成度」と「若さ」も特筆に値する。

受賞者氏名   庄 龍徳(東京海洋大学)
発表大会   平成22年度秋季大会
講演番号   105
講演題目   コットエンド自律開閉式小型MOHTネットの海上試験
受賞理由   研究内容は当然のこと,プレゼンテーションが素晴らしかった。受賞者が海外で行った英語での講演も,同世代の若手が見習うべきものがあった。賞をあげて応援すべき人物である。



第58回漁業懇話会講演会
「21世紀のSmart Fisheryを目指して」の開催について

漁業懇話会委員長 高木 力

 漁業懇話委員会では,標記講演会を平成23年度日本水産学会春季大会期間中の下記日程にて開催いたします。参加費無料ですので,会員内外に関わらずご参加ください。

日  時 平成24年3月26日
場  所 東京海洋大学品川キャンパス
(〒108−8477 東京都港区港南4−5−7)
企画責任者 不破 茂(鹿大水)・胡 夫祥(海洋大)・高木 力(近大農)・山根 猛(近大農)

プログラム
9:00〜9:05開会の挨拶不破 茂(鹿大水)
 I.Smart Fisheryを目指して座長 山根 猛(近大農)
9:05〜9:351.日本の事例長谷川誠三(水総セ水工研)
9:35〜10:052.フランスの事例Daniel Priour(IFREMER)
10:05〜10:353.中国の事例万 栄(中国海洋大)
10:35〜11:054.韓国の事例李 春雨(釜慶大)
11:05〜11:15休憩
 II.コンピューターシミュレーションと漁業座長 胡 夫祥(海洋大)
11:15〜11:451.網地の計算モデル高木 力(近大農)
11:45〜12:152.コンピューターシミュレーションの応用事例−I清水孝士(古野電気)
12:15〜13:10休憩
13:10〜13:403.コンピューターシミュレーションの応用事例−II 鈴木勝也(水総セ水工研)
13:40〜14:104.漁船と漁具の運動連成木村暢夫(北大院水)
14:10〜14:20休憩
 III.魚の行動情報と漁具漁法座長 不破 茂(鹿大水)
14:20〜14:501.漁具に対する魚群の行動と漁獲秋山清二(海洋大)
14:50〜15:202.魚群行動情報と漁具設計木下弘実(ニチモウ)
15:20〜15:503.選別漁具の選択性と魚の逃避、生残松下吉樹(長大水)
15:50〜16:204.漁業現場からの要望鉛 進(自営業)
16:20〜16:30休憩
16:30〜17:20IV.演者による総合討論座長 不破 茂(鹿大水)、胡 夫祥(海洋大)、高木 力(近大農)、山根 猛(近大農)
17:20〜17:25閉会の挨拶胡 夫祥(海洋大)

問い合わせ先〒631-8505奈良市中町3327-204 近畿大学農学部水産学科
漁業生産システム研究室 日本水産学会漁業懇話会委員会 幹事 光永 靖
事前申し込みは不要です。



第 57 回漁業懇話会講演会
大学における漁業技術・漁業研究に必要な教育内容と教科書とは

漁業懇話会委員長 小島隆人

 漁業懇話会では,標記講演会を平成 22 年度日本水産学会秋季大会期間中の下記日程にて開催いたします。第1部と第2部でそれぞれ数名に講演いただき,総合討論で漁業技術の教科書の作成を検討していきます。会費無料ですので,会員内外に関わらずご参加ください。

日   時 平成 22 年 9 月 22 日(水) 13:00〜17:30
場   所 京都大学吉田南総合館 共北26号室
企画責任者 東海 正(海洋大)・小島隆人(日大生物資源)・高木 力(近大農)
プログラム
I. 水産系学部,学科における漁業技術教育の現状と問題点について
II. 漁業技術者に必要な教育〜行政,メーカー,研究からの要望
III. 総合討論 「漁業技術のテキストに必要な内容,項目とは。」
参加費 無料
講演会後に,情報交換の場として,漁業研究者の集い(会費制)を開催する予定です。こちらにも振るってご参加ください。

問い合わせ先 〒252-0813 神奈川県藤沢市亀井野1866
日本大学 生物資源科学部 海洋生物資源科学科
漁業懇話会委員会 幹事  高井 則之
電話0466-84-3916(直),Fax 0466-84-3689



第56回 漁業懇話会講演会
水産業における技術連携 〜漁業技術との関連を軸に〜

 日本水産学会 漁業懇話会では、表記講演会を平成22年度日本水産学会春季大会期間中の下記日程にて開催いたします。

主 催 日本水産学会 漁業懇話会委員会
日 時 平成22年3月26日(金) 13:30〜17:30
場 所 日本大学生物資源科学部 10号館2F 第4講義室
http://www.brs.nihon-u.ac.jp/campus.html
平成22年度日本水産学会春季大会ホームページ
http://www.gakkai-web.net/gakkai/jsfs/kaikoku/index.html

プログラム
13:30開会挨拶稲田博史(東京海洋大学)
13:45水産業と水産技術松里壽彦(弘前大学)
14:20漁業の産業的特徴と漁獲物活用への技術展開長島徳雄(海洋水産システム協会)
14:55漁業・地域・流通をつなぐ技術石川智士(東海大学)
15:30漁獲・利用加工の技術連携による水産物の価値向上木村郁夫(鹿児島大学)
16:05漁業と増・養殖業のスマートな関係を目指して山根 猛(近畿大学)
16:40総合討論 
17:20閉会の挨拶漁業懇話会委員長

企画の趣旨
 持続可能な水産業を考える上で重要な背景の一つは,「食糧」と「エネルギー」は日本の「アキレス腱」であり,絶たれると国が動かなくなるということ,その大半を他国に依存しているという事実である。さらに国内における食糧生産の多くの過程も輸入エネルギー源に支えられている。一方,この国は水に恵まれ,周囲の海は豊かな水産フィールドである。このような立地条件と産業背景の中で,生産効率の向上と共に漁場環境や対象資源の保全を図りながら経営的に成り立つことが,漁業には要求されている。
 この講演会では,持続的水産業を具現化するために,その一翼を担う漁業が,漁獲物の仕向け先でもある流通や利用・加工,増・養殖などの各分野とどのようなバランスをとりながら技術連携を図るかについて,論議と分野間の相互理解を深めることを目的とした。その指針として,エネルギー消費やCO2排出の削減,資材や産物の有効利用をはじめ,環境への負荷軽減をめざす社会との調和を視野に入れた技術連携の脈絡を話題提供する。
問い合わせ先 〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学
漁業懇話会委員会 幹事 甘糟和男
TEL & FAX:03-5463-0485



第55回 漁業懇話会講演会
漁業現場における情報端末としての携帯電話の利活用

 日本水産学会 漁業懇話会では、表記講演会を平成21年度日本水産学会春季大会期間中の下記日程にて開催いたします。

主 催 日本水産学会 漁業懇話会委員会
日 時 平成21年3月27日(金) 13:00〜17:20
場 所 東京海洋大学品川キャンパス 1号館13講義室
http://www.kaiyodai.ac.jp/info/access/access.html

平成21年度日本水産学会春季大会ホームページ
http://secure1.gakkai-web.net/gakkai/jsfs/kaikoku/index.html

プログラム
13:00開会の挨拶漁業懇話会委員長
13:05水産・漁業現場における携帯電話の利用状況酒井久治(海洋大)
13:30携帯電話技術の概要と将来像佐藤一夫(NTTドコモ)
14:00漁海況情報清水顕太郎(神奈川水技セ)
14:30携帯電話を活用した浜の情報化鈴木寛人(岩手県庁)
15:00休憩 
15:10生産・流通・消費過程を対象としたトレーサビリティシステム三上貞芳(はこだて未来大)
15:403G携帯電話を用いた水中映像遠隔監視システム秋山清二(海洋大)
16:10一人乗り漁船における海中転落時の非常通報酒井久治(海洋大)
16:40総合討論 
17:10閉会の挨拶漁業懇話会副委員長

企画の趣旨
 携帯電話は日常生活に欠かせない情報伝達ツールとなり、その世帯普及率は90%にも達している(内閣府調査)。また、海上における通信可能エリアも着実に拡大しており、多くの沿岸漁業者が携帯電話を手に出漁している。一方、携帯電話の目覚ましい技術発展は、音声による通話だけでなく、文字や画像、制御信号等の手軽なやりとりを可能にした。このことは、携帯電話が漁業現場における双方向情報端末として大きな可能性を秘めていることを示している。これらの背景を基に、本懇話会では水産や漁業に関連した携帯電話の利用状況や活用事例、新たな技術開発の取り組み等について情報を共有し、近未来の漁業現場における携帯電話の利活用に関する可能性を探る。
問い合わせ先 〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学
漁業懇話会委員会 幹事 甘糟和男
TEL & FAX:03-5463-0485



第54回 漁業懇話会講演会
「アジア太平洋島嶼域の国際開発協力における持続的な漁業への提言」

主催   日本水産学会漁業懇話会
日時   平成20年3月27日(木) 13:00〜17:00
場所   東海大学清水キャンパス

プログラム
13:00 開会の挨拶 漁業懇話会委員長
13:05 趣旨説明 座長  馬場 治(東京海洋大学)
13:10 アジア太平洋島嶼域における国際開発協力の現状と問題点
  松岡達郎(鹿児島大学)
13:40 沿岸水産資源・生態系管理のための問題解決型アプローチ
―共同管理・順応的管理に向けて
  鹿熊信一郎(沖縄県水産課)
14:10 太平洋島嶼における漁業管理手法―マーシャル諸島の沿岸漁業における取組み
  越後 学(国際水産技術開発)
14:40 質疑応答
  座長  松岡達郎(鹿児島大学)
15:00 持続的な漁業のための漁業訓練センターと教育機関の役割
  川本太郎(キョクヨー)
15:30 日本式村張り定置網の技術移転による漁村コミュニティ振興
  有元貴文(東京海洋大学)
16:00 総合討論
16:55 閉会の挨拶
  漁業懇話会副委員長

企画趣旨

 アジア太平洋島嶼域における日本の国際開発協力には長い歴史があり,当初の生産性向上のための漁業技術指導から資源管理型漁業のための技術移転に内容的に移行しつつある。国際開発協力の上位目標は漁村振興であり,そのための持続的な漁業の体制作りであるが,特に離島振興という面では,インフラ整備から人材育成,さらに沿岸域管理のコンセプト作りまで幅広い内容が包含され,単なる技術支援では完了しえない難しさがある。ここでは,国際開発協力の現状と問題点,そして沿岸域管理のための方法論を整理するとともに,これまでに実施されてきた技術協力の現場での経験をもとに,これからの技術プロジェクトの方向性を議論し,アジア太平洋島嶼域における持続的な漁業のあり方について提言を行うものである。


第53回漁業懇話会講演会「東アジアにおける持続的漁業への提言」の開催について

漁業懇話会委員会委員長 渡部俊広

標記講演会を開催しますので、多数ご参加くださいますようお願いいたします。

日 時 平成19年9月28日(金) 9:00〜17:00
場 所 北海道大学水産学部(日本水産学会秋季大会会場)

プログラム
開会の挨拶漁業懇話会委員長
I. 東アジアにおける漁業の特徴と問題点
 1.世界の漁業動向と将来予測横山光弘(FAO日本事務所)
 2.中国の漁業動向と将来予測包特力根白乙(中国・大連水産学院)
 3.韓国の漁業動向と将来予測李珠煕(韓国・釜慶大学校)
 4.日本の漁業動向と将来予測坂井真樹(水産庁)
II. 東アジアにおける持続的漁業への取り組み 
 1.定置網漁業における取り組み        有元貴文(海洋大)
 2.底引き網漁業における取り組み松下吉樹(長大水)
 3.刺網漁業における取り組み藤森康澄(北大院水)
 4.かご漁業における取り組み辛鐘根(韓国・国立水産科学院)
 5.まき網漁業における取り組み鉛 進(古野電気)
III. 東アジアにおける持続的漁業へ向けた提言 
 1.省エネルギー型漁業への提言稲田博史(海洋大学)
 2.混獲・投棄回避への提言松岡達郎(鹿大水)
 3.低利用水産資源の有効利用舩津保浩(酪農学園大)
総合討論
閉会の挨拶漁業懇話会副委員長

問い合わせ先〒314-0408 茨城県神栖市波崎7620-7
 独立行政法人 水産総合研究センター 水産工学研究所
 漁業懇話会委員会幹事 藤田 薫
 TEL(0479)44-5952 FAX( 0479)44-6221


<第52回 漁業懇話会講演会>

大型クラゲNemopilema nomuraiに関する研究の現状と方向性

主 催 日本水産学会 漁業懇話会
日時・場所 平成19年3月27日(火) 9:00〜17:00

09:00〜09:05開会の拶
漁業懇話会委員長
 I.大型クラゲの生態と日本周辺海域への出現機構
座長 飯泉 仁(水研セ日本水研)
09:05〜09:251.大型クラゲの幼生期の生理・生態学的特性
上 真一(広大院生物圏科)
09:25〜09:452.大型クラゲの成体の生理・生態学的特性
井口直樹(水研セ日本水研)
09:45〜10:053.東シナ海における大型クラゲの分布と回遊          
西内 耕(水研セ西海水研)
10:05〜10:254.日本海における大型クラゲの分布と回遊
加藤 修(水研セ日本水研)
10:25〜10:455.東シナ海における大型クラゲの回遊予測
小松幸生(水研セ中央水研)
10:45〜11:056.日本海における大型クラゲの回遊予測
渡邊達郎(水研セ日本水研)
11:05〜11:20質 疑
 II.大型クラゲ漁業被害軽減対策技術の開発
座長 松下吉樹(長大水)
11:20〜11:401.大型クラゲの行動特性
本多直人(水研セ水工研)
11:40〜12:002.駆け廻し式底びき網(カニ網)の大型クラゲ混獲防除網の開発
山崎 淳(京都海洋セ)
 昼休み
13:10〜13:303.小型底びき網(板びき網)漁業における大型クラゲ混獲防除漁具の開発
河村智志(新潟水海研)
13:30〜13:504.定置網の垣網大目化による大型クラゲ対策技術の開発
上野陽一郎(京都海洋セ)
13:50〜14:105.定置網の箱網内における大型クラゲ対策技術の開発
鯉野 宏(ホクモウ)
14:10〜14:306.大型クラゲの洋上駆除技術の開発
渡部俊広(水研セ水工研)
14:30〜14:45質 疑
 III.大型クラゲの利用加工技術の開発
座長 岡崎恵美子(水研セ中央水研)
14:45〜15:051.大型クラゲの機能性
金庭正樹(水研セ中央水研)
15:05〜15:252.大型クラゲの塩蔵品加工法の開発
成田秀彦(福井食加研)
15:25〜15:453.大型クラゲからの粉末化製品の開発
富田秀弘(青森ふる食研下北)
15:45〜16:054.大型クラゲからの調味料の開発
小谷幸敏(鳥取産技セ)
16:05〜16:20質 疑
16:20〜16:55総合討論
座長 飯泉 仁(水研セ日本水研)・渡部俊広(水研セ水工研)
加藤 修(水研セ日本水研)・岡崎恵美子(水研セ中央水研)
16:55〜17:00閉会の挨拶
漁業懇話会副委員長

企 画 の 趣 旨

 エチゼンクラゲ Nemopilema nomurai(以下,大型クラゲと呼ぶ)は,近年頻繁に我が国へ大量来遊するようになり,そのたびに深刻な漁業被害を与えている。大型クラゲによる漁業被害を防ぐために,先端技術を活用した農林水産研究高度化事業では,「大型クラゲの大量出現予測,漁業被害防除技術及び有効利用技術の開発」に関するプロジェクト研究が行われた。また,水産庁による定置網と底びき網を対象に対策技術の開発事業も行われた。これらの研究により,大型クラゲによる漁業被害を軽減させるための対策技術が確立されつつある。
 そこで,高度化事業の研究を中心に,これまでの研究成果を総括し,今後我が国で行うべき研究の方向性を総合的に討論し,被害対策技術の研究を効率的に推進するために講演会を企画した。


平成 18 年度日本水産学会漁業懇話会第 51 回講演会
「21 世紀における国際学術交流」の開催について

漁業懇話会委員長 柿原利治

下記により,日本水産学会漁業懇話会第 51 回講演会を開催します。
会員以外の方々にも,お誘い合わせの上,ご来聴いただけますようご案内申し上げます。

日  時 平成 18 年 3 月 29 日 (水) 13:30〜17:00
場  所 高知大学 朝倉キャンパス 大会会場

プログラム(演題は仮題)

開会の挨拶 漁業懇話会委員長 13:30〜13:35
  座長松岡達郎(鹿大水)  
1. 大学からみた国際学術交流    
  大学における国際学術交流―過去・現在・未来― 有元貴文(海洋大) 13:35〜14:00
  大学の国際化と学術交流の意義 飯田浩二(北大水) 14:00〜14:25
  拠点大学方式における学術交流 石崎宗周(鹿大水) 14:25〜14:45
  COE 方式における学術交流 山根 猛(近大農) 14:45〜15:05
  練習船を活用した国際学術交流 濱野 明(水大校) 15:05〜15:25
  座長 有元貴文(海洋大)  
2. 行政・国際機関の立場からみた国際学術交流    
  国際学術交流における国際機関の役割 岡本純一郎(北大院水) 15:25〜15:55
3. 民間団体の立場からみた国際学術交流    
  国際学術交流と国際貢献 未定(海外漁業協力財団) 15:55〜16:25
総合討論 座長 松岡達郎・有元貴文 16:25〜16:55
閉会の挨拶 漁業懇話会副委員長 16:55〜17:00

参 加 費 無料
なお,講演会終了後に「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)があります。
問い合わせ先 〒759-6595 山口県下関市永田本町 2-7-1
(独) 水産大学校海洋生産管理学科
漁業懇話会副委員長 濱野 明
TEL(0832) 86-5111 FAX(0832) 86-7432
e-mail ahamano@fish-u.ac.jp
漁業懇話会幹事 内田圭一(海洋大)TEL(03) 5463-0480 FAX(03) 5463-0678
e-mail uchida@s.kaiyodai.ac.jp


平成17年度日本水産学会漁業懇話会第50回講演会
「日本の漁業における混獲投棄量の推定のための全国標準手法による調査」
の開催について

漁業懇話会委員長 柿原利治

下記により、平成17年度日本水産学会漁業懇話会第50回講演会を開催します。会員以外の方々にも、お誘いあわせの上、御来聴頂きますようご案内申し上げます。

日 時 平成17年11月11日(金)13:00〜17:00
平成17年11月12日(土) 9:00〜16:00
場 所 鹿児島大学水産学部 講義棟23号教室
参加費 無料
内 容 11月11日13:00〜17:00
松岡達郎(鹿大水): 混獲投棄問題と標準調査手法の提案
国内外参加者講演:現場調査から得た各種漁業における混獲投棄の特徴

11月12日9:00〜12:00
Bundit Chokesanguan (SEAFDEC): 東南アジアにおける混獲投棄とSEAFDECによる調査・研究
国内外参加者講演:現場調査から得た各種漁業における混獲投棄の特徴

11月12日13:30〜16:00
オープン・フォーラム: 研究の総括と今後の方向性

問い合わせ先 〒890-0056 鹿児島市下荒田4-50-20 鹿児島大学水産学部
日本水産学会漁業懇話会委員 不破 茂
TEL(099)286-4230 FAX(099)286-4015


平成 17 年度日本水産学会漁業懇話会第 49 回講演会
「水産における情報の収集とその活用」の開催について

漁業懇話会委員長 不破 茂

 下記により,日本水産学会漁業懇話会第 49 回講演会を開催します。会員以外の方々にも,お誘い合わせの上,ご来聴頂けますようご案内申し上げます。

日  時 平成 17 年 3 月 31 日(木) 13:30〜17:00
場  所 東京海洋大学品川キャンパス 講義棟 4 階(42 番教室)
プログラム  
 開会の挨拶 漁業懇話会委員長 不破 茂
13:30〜13:35
  座長 古澤昌彦(海洋大)
 水産における情報活用と今後の展望 松本憲二(水産庁)
13:35〜13:55
 海洋生物情報学の現状と課題 坂本 亘(近畿大農)
13:55〜14:15
 バイオテレメトリーの最前線 荒井修亮(京大院情報)
14:15〜14:35
  座長 東海 正(海洋大)
 IC タグの活用  
14:45〜15:15
  (1)漁業調査自動化への応用 内田圭一(海洋大)
  (2)マグロ延縄の漁獲管理 宮本佳則(海洋大)
 水産物流通と情報 田中達也(アイフィッシュ(株))
15:15〜15:30
 QR コードの水産への応用 桑原伸司(北日本港湾コンサルタント(株))
15:30〜15:45
 総合討論 座長 古澤昌彦 東海 正
15:55〜16:55
 閉会の挨拶 漁業懇話会副委員長 柿原利治
16:55〜17:00
参 加 費 無料 なお,講演会終了後に,「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)があります。
問い合せ先 〒108-8477 東京都港区港南 4-5-7 東京海洋大学品川キャンパス
海洋科学部海洋環境学科 環境テクノロジー学講座 日本水産学会漁業懇話会幹事 内田圭一
TEL(03)5463-0480 FAX(03)5463-0678 email uchida@s.kaiyodai.ac.jp


第48回 漁業懇話会講演会「鹿児島の沿岸漁業」

主 催: 日本水産学会 漁業懇話会
日 時: 平成16年4月1日(木)13:30〜17:00
場 所: 鹿児島大学共通教育棟(水産学会大会会場)
企画の趣旨
  沿岸漁業は小規模で多様な漁業種目があり,漁業生産では重要な地位を占める一方で,地域社会とも密接な関係を持っている。西南日本の漁業は大きさや体型の異なる多数の魚種が同時に漁獲される,いわゆる多魚種少量漁獲の漁業である。なかでも沿岸漁業は季節により対象魚種と漁獲方法を変えて,これらを漁獲・利用してきた。しかし,現在では漁業就業者,漁業資源,漁場環境や地域社会との連携などで様々な問題を抱えている。この典型的事例として鹿児島での沿岸漁業をとりあげ,漁業技術,漁業管理,資源管理,漁業経営,地域連携等の観点からその現状と問題点および,取り組みの事例を報告するとともに,地域に根ざした漁業の今後の展望を考える機会とする。
プログラム    
開会挨拶 漁業懇話会委員長  
話題提供    
  佐野 悦郎(鹿児島県林務水産課) 「鹿児島県の海面漁業の動向」
  西田 良一(江口漁業協同組合) 「これからの沿岸漁業と地域の活性化」
  吉武 新吾(有限会社吉武水産) 「環境の変化に対応したまき網漁を目指して」
  奥原 誠(鹿児島県水産試験場) 「南西諸島におけるメバチ・キハダの標識放流について」
  厚地 伸(鹿児島県水産試験場) 「南九州産キビナゴの漁獲特性と資源管理」
  松岡 達郎(鹿児島大学水産学部) 「逸失漁具とゴーストフィッシング研究の進展状況」
総合討論    
閉会挨拶 漁業懇話会副委員長  
企画責任者: 鹿児島大学水産学部 不破 茂
TEL 099-286-4230 FAX 099-286-5507
E-mail fuwa@fish.kagoshima-u.ac.jp


漁業懇話会における研究グループの募集について

漁業懇話会委員長 東海 正

漁業懇話会では,漁業の研究と会の活性化を計るために,情報交換や集会を行う研究グループを作り,その活動を支援していくことになりました.そこで,漁業に関連して,こうした活動を行うグループを募集いたします.グループ名と主な活動内容,その世話人氏名を添えて,下記に提出願います.グループ活動の採択および支援内容については,漁業懇話会委員会に諮り,決定させていただきます.詳細については,漁業懇話会委員会幹事 胡 夫祥 までお問い合わせください.

提出先 〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京水産大学海洋生産学科
漁業懇話会幹事 胡 夫祥 
e-mail fuxiang@tokyo-u-fish.ac.jp


第47回 漁業懇話会講演会
「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」について

漁業懇話会委員長 東海 正

表記の講演会は,2題の講演と42編の映像上映を行い,160名以上の参加者を持って盛会に開催することができました.
会に参加いただきました皆様,また映像を提供いただきました皆様に,深く感謝いたします.
また,運営側の期待を遥かに超える参加者があったために,会場の収容席数が不足して一部の参加者が会場内に入れなかったことにつきましては,まことに申し訳ありませんでした.

講演会内容
1.水中映像撮影技術に関するレビュー松下吉樹(水工研)
2.水中映像の上映
  (漁業懇話会報No.47に掲載されたものから以下の映像を上映しました.)
 

水中映像の上映
 講演題目発表者
1釣漁具に対する魚の行動と針がかり過程の計測手法清水 晋(北大院水)ら
2あなご筒水抜き孔からのマアナゴ脱出行動と餌の動き東海 正(東水大)ら
3籠に対するイシガニの行動観察秋山清二(東水大)ら
4定置網の底層袋網に対する魚群の行動観察秋山清二(東水大)ら
5定置網のキンコに入網するサケの行動観察秋山清二(東水大)ら
6水中映像無線伝送システム「まりんTV」による定置網の観察秋山清二(東水大)ら
7曳縄に対する魚群の行動観察秋山清二(東水大)ら
8定置網の箱網に入網する魚類の行動観察川口幸生(ニチモウ)
9定置網の金庫網に入網する魚類の行動観察川口幸生(ニチモウ)
10水中カメラ画像伝送装置を用いた定置網内魚群観察石黒雄一(神奈川水総研)ら
11小型底びき網(シャコ網)におけるシャコの網目逃避行動観察石黒雄一(神奈川水総研)ら
12揚網時に大型定置網の魚捕部の網目から逃避する小型魚上野陽一郎(京都海洋セ)ら
13大量に出現したエチゼンクラゲの大型定置網への入網上野陽一郎(京都海洋セ)ら
14樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動深田耕一(水大校)
15小型底曳網のコッドエンド内に集約された生物の行動松下吉樹(水工研)ら
16ドレッジ型底生生物採集具の曳航状態の観察松下吉樹(水工研)ら
17トロール魚捕りからの小型魚逸出状況の観察藤川裕司(島根内水試)
18トロール入網時の魚類行動の観察藤川裕司(島根内水試)
19ズワイガニ・カレイ類分離漁獲網の選別部分の観察森山 充(福井水試)
20ダイバーによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察森 啓介(徳島水研)ら
21固定式カメラによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察斎浦耕二
(徳島県農林水産部)
22小型底曳網の網の状態と入網する魚介類の観察竹森弘征(香川水試)ら
23石桁網曳網状況の観察有山啓之(大阪水試)ら
24調査研究用小型桁網の挙動観察木元克則(西海水研)ら
25桁網に対する小型底生魚類の行動藤田 薫(水工研)ら
26観察用フレームを用いた小型底生魚類の逃避行動撮影藤田 薫(水工研)ら
27底曳網に対するタラ類の行動藤田 薫(水工研)ら
28曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察永松公明(水大校)ら
292階式トロール網内における魚の行動観察永松公明(水大校)
30フレームトロール網口における小型生物の入網行動観察板谷和彦(道中央水試)ら
31デジタル・スチール・ロガーによるスケトウダラの遊泳行動観察鳥澤眞介(北大院水)ら
32底曳網(かけまわし)が海底に与える影響について渡部俊広(水工研)
33曳航式深海用ビデオカメラを用いたケガニの分布観察渡部俊広(水工研)
34大陸棚斜面の底生動物渡辺一俊(水工研)ら
35曳航式深海ビデオカメラを用いて推定した富山湾におけるベニズワイガニの生息密度前田経雄(富山水試)ら
36スケトウダラの遊泳行動と分布特性柳本 卓(北水研)ら
37イトヒキダラの分布特性柳本 卓(北水研)ら
38ROVを用いたスルメイカ産出卵塊探査と音響散乱層の観察山本 潤
(北大北方生物圏フィールド科学セ)ら
39野外におけるコウイカ類の摂餌行動の観察名波 敦(水工研)ら
40集魚灯下に蝟集した魚群の行動の水中テレビカメラによる観察長谷川英一
(さけ・ます資管セ)
41アイナメ科魚類の産卵生態の解明金本自由生
(愛媛大沿岸環境科学研究セ)
42蓄養生簀内でのクロマグロの遊泳行動の観察有元貴文(東水大)ら

3.水中映像の利用に関する諸問題清野聡子(東大総合文化)
4.総合討論
  水中映像の撮影技術に関する研究グループの立ち上げと映像の
  ライブラリー化について,活発な議論が行われた.
 

以上です.


第47回 講演会「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」の開催について
漁業懇話会報No.47特集号「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」目 次
 この特集号への多数の原稿投稿を有難うございました.

第47回 漁業懇話会講演会
「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」の開催について


漁業懇話会委員長 山根 猛

下記により,漁業懇話会の講演会を開催いたします.多数の水中映像を上映いたしますので,会員以外の方々にもお誘い合わせの上,ご参加いただきますようご案内申し上げます。

日 時: 平成15年4月1日(火) 13:00〜17:00
場 所: 東京水産大学 海洋生産棟 13番教室
〒108-8477東京都港区港南4-5-7,最寄り駅JR品川駅または天王洲アイル駅

プログラム
テーマ 「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」

企画責任者 東海 正,秋山清二,清野聡子,渡部俊広,山根 猛

13:00〜13:05 開会の挨拶 漁業懇話会委員長
座長 渡部俊広(水工研)
13:05〜13:35 水中映像撮影技術に関するレビュー 松下吉樹(水工研)
座長 秋山清二(東水大)
13:35〜15:35 水中映像の上映  
(漁業懇話会報No.47に掲載されたものの中から選りすぐった映像を上映します.)
座長 東海 正(東水大)
15:35〜16:05 水中映像の利用に関する諸問題 清野聡子(東大総合文化)
16:05〜16:55 総合討論  
座長 東海 正・秋山清二・渡部俊広
16:55〜17:00 閉会の挨拶 漁業懇話会副委員長

参加費: 無料
なお,講演会終了後,「漁業研究者の集い」として懇親会(有料)を開催します.
問い合わせ先 〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
東京水産大学海洋生産学科
日本水産学会漁業懇話会副委員長 東海 正
TEL 03-5463-0474,e-mail tokai@tokyo-u-fish.ac.jp

企画の趣旨

 漁具の改良やその効果を漁業者に伝えるために,その水中映像が有効であることは言うまでもない。特に,最近では,管理型漁業の一環として選択漁具など漁具の改良が県試験研究機関や漁業者自身で行われるなど,こうした現場で水中映像を撮影する技術が要求されている。

 しかし,近年の撮影機材の発展にもかかわらず,漁具や漁業に関連する水中映像の映像やその撮影技術について,これまで残念ながらまとめられたものがない。また,水中映像の撮影には,思ったよりも多くの技術的な障害がある。

そこでこうした水中映像の事例を集めて漁業懇話会報No.47に印刷するとともに,講演会の開催を考えた。この講演会では,水中撮影の技術に関するレビューと,その利用に関連する諸問題について話題提供してもらう。また,懇話会報に掲載された事例から,できるだけ多くの水中映像を上映することで,互いの水中映像の撮影技術や利用方法について情報交換の材料を提供する。さらに,総合討論では,これら映像からの定量化,価値評価や,さらにはライブラリー化や著作権など幅広く論議を行い,今後の研究発展の一助としたい。


日本水産学会漁業懇話会報 No.47 目 次
特集号「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」
平成15年4月1日(刊行予定)

はじめに 
                 東海 正,秋山清二(東水大)
I.固定漁具に関する水中映像
 釣漁具に対する魚の行動と針がかり過程の計測手法
清水 晋,藤森康澄,三浦汀介(北大院水)
 あなご筒水抜き孔からのマアナゴ脱出行動と餌の動き
東海 正,中川 崇,横田耕介(東水大)
 籠に対するイシガニの行動観察
秋山清二(東水大),五十風 純(静岡漁連),有元貴文(東水大)
 定置網の底層袋網に対する魚群の行動観察
秋山清二(東水大),Mulyono S. Baskoro(ボゴール農科大),有元貴文(東水大)
 定置網のキンコに入網するサケの行動観察
秋山清二(東水大),後藤友明(岩手水技セ)
 水中映像無線伝送システム「まりんTV」による定置網の観察
秋山清二,深澤昭雄,有元貴文(東水大)
 定置網の箱網に入網する魚類の行動観察
川口幸生(ニチモウ)
 定置網の金庫網に入網する魚類の行動観察
川口幸生(ニチモウ)
 水中カメラ画像伝送装置を用いた定置網内魚群観察
石黒雄一(神奈川水総研),五島正_(後藤アクアティックス)
 揚網時に大型定置網の魚捕部の網目から逃避する小型魚
上野陽一郎,和田洋蔵(京都海洋セ)
 大量に出現したエチゼンクラゲの大型定置網への入網
上野陽一郎(京都海洋セ)
II.運用漁具に関する水中映像
 曳縄に対する魚群の行動観察
秋山清二,有元貴文(東水大),田原陽三(元・水工研)
 樽流し漁法におけるケンサキイカの擬餌捕捉行動
深田耕一(水大校)
 小型底曳網のコッドエンド内に集約された生物の行動
松下吉樹,井上喜洋(水工研),野島幸治,信太雅博(千葉県農林水産部),
後藤道夫(後藤アクアティックス)
 トロール魚捕りからの小型魚逸出状況の観察
藤川裕司(島根内水試)
 トロール入網時の魚類行動の観察
藤川裕司(島根内水試)
 ズワイガニ・カレイ類分離漁獲網の選別部分の観察
森山 充(福井水試)
 小型底びき網(シャコ網)におけるシャコの網目逃避行動観察
石黒雄一(神奈川水総研),石井 洋(横須賀三浦地区農政事務所)
 ダイバーによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察
森 啓介(徳島水研),三橋公夫(ニタコンサルタント)
 固定式カメラによる船曳網でのカタクチイワシシラス逸出の観察
斎藤耕二(徳島県農林水産部)
 小型底曳網の網の状態と入網する魚介類の観察
竹森弘征,山本昌幸,牧野弘靖(香川水試)
 石桁網曳網状況の観察
有山敬之,日下部敬之,大美博昭,辻村浩隆(大阪水試)
 貝桁網へのチョウセンハマグリと砂の入網観察
山崎慎太郎(水工研)
 調査研究用小型桁網の挙動観察
木元克則(西海水研),藤田 薫(水工研)
 桁網に対する小型底生魚類の行動
藤田 薫(水工研),木元克則(西海水研)
 観察用フレームを用いた小型底生魚類の逃避行動撮影
藤田 薫(水工研),木元克則(西海水研)
 底曳網に対するタラ類の行動
藤田 薫,松下吉樹(水工研),後藤友明(岩手水技セ)
 ドレッジ型底生生物採集具の曳航状態の観察
松下吉樹,山崎慎太郎(水工研),後藤道夫,五島正_(後藤アクアティックス)
 曳網中における中層トロール網内の魚の行動観察
永松公明(水大校),手島和之(東北水研)
 2階式トロール網内における魚の行動観察
永松公明(水大校)
 フレームトロール網口における小型生物の入網行動観察
米澤 崇(北大院水),板谷和彦(道中央水試),
藤森康澄,清水 晋,三浦汀介(北大院水)
 デジタル・スチール・ロガーによるスケトウダラの遊泳行動観察
鳥澤眞介(北大院水),宮下和士,河邊 玲(北大北生フィールド科学セ),
藤森康澄(北大院水),大島達樹(海洋水産資源開発セ),
本田 聡(北水研),佐藤克文(極地研)
III.資源・生態・行動研究のための水中映像の利用
 底曳網(かけまわし)が海底に与える影響について
渡部俊広(水工研)
 曳航式深海用ビデオカメラを用いたキチジの分布観察
渡部俊広,渡辺一俊(水工研)
 曳航式深海用ビデオカメラを用いたケガニの分布観察
渡部俊広(水工研)
 大陸棚斜面の底生動物
渡辺一俊,渡部俊広(水工研)
 曳航式深海ビデオカメラを用いて推定した富山湾におけるベニズワイの生息密度
前田経雄,辻本 良(富山水試)
 スケトウダラの遊泳行動と分布特性
柳本 卓,濱津友紀(北水研)
 イトヒキダラの分布特性
柳本 卓,濱津友紀(北水研)
 ROVを用いたスルメイカ産出卵塊探査と音響散乱層の観察
山本 潤(北大北方生物圏フィールド科学セ),桜井秦憲,向井 徹(北大院水)
 カニ篭を用いたアカアマダイ人工種苗の海底での行動観察
竹野功璽,宮嶋俊明,戸嶋 孝(京都海洋セ)
 野外におけるコウイカ類の摂餌行動の観察
名波 敦,高尾芳三,渡辺一俊(水工研)
 集魚灯下に蝟集した魚群の行動の水中テレビカメラによる観察
長谷川英一(さけ・ます資管セ)
 アイナメ科魚類の産卵生態の解明
金本自由生(愛媛大沿岸環境科学研究セ)
 蓄養生簀内でのクロマグロの遊泳行動の観察
有元貴文(東水大),C. S. Wardle(アバディーン海洋研),
J. J. Videler(グローニンゲン大),J. M. Franco(バスク漁業研),
P. He(青島海洋大)
 魚類蝟集モニタリングシステムによる定量的な魚群観測
高橋秀行,赤松友成,松田秋彦(水工研)
 漁獲過程・ゴーストフィッシング研究と水中観察
松岡達郎(鹿大水)
 水生生物の生態内視鏡映像の可能性
清野聡子(東大院総合文化),土屋康文(総合ビデオサウンド)
 水中映像の漁業学における利用の展望
清野聡子(東大院総合文化)

はじめに

 漁業懇話会でこの企画「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」を始めるにいたってきっかけは,いくつかのことによる.以前から,漁業者に対する漁具の選択性を資源管理に普及するために開かれていた講演会で,ビデオの映像を映すことでその効果をうまく伝えられ,選択漁具の普及に水中映像が欠かせないと感じていた.また,水産工学研究所では,漁具の改良を迅速に進めるために水中映像を多用して,成果をあげていた.その具体例は,千葉県銚子における小型底曳網の混獲防止漁具の開発と普及の成功である.このことは,選択漁具を実用的に仕上げるためにもこの水中映像が必要不可欠であることを,証明していた.漁業現場で漁業者と直接に接する県水産研究機関の研究者は,そうした効果を敏感に察知し,独自にこうした水中映像の撮影に取組み始めた.その中には普通ならば思いもつかない方法を用いて,非常に珍しい映像の撮影に成功した例もある.こうした映像の撮影成功の陰には,実に多くの失敗の例があったはずである.一方で,大学における漁業研究者も水中撮影の技術を多岐に研究に利用していたが,その技術は必ずしもうまく社会や産業界に伝わっていたとは限らない.

講演会企画責任者である清野や秋山は,こうした水中映像が業績としてなぜ評価されないのか大きな疑問を持っていた.水産の世界では水中映像だけでは業績にならない.撮影された映像をもとに数量化して,映像の姿がなくなった数字やグラフを論文にまとめて始めて業績となる.何かが奇妙に思える.有名な科学誌Natureなどは「百聞は一見に如かず」の如く写真によって科学的な問題を証明するような記事を好むところがある.可視化の分野では,見えるようにできたことで評価されている.また,水産の研究者が撮影した多くの水中映像の中に,撮影者本人が気づかない大発見が隠されているかもしれない.どのようにしてこの貴重な水中映像を記録,保存して行けばよいのか,またその時に著作権はどうなるのか,水中映像の利用に関する疑問はつきない.

 そこで,まず漁業懇話会として,漁業研究のために撮影されたこれまでの水中映像にどのようなものがあるか,またそれにはどのような技術が用いられたか,またそこにはどのような利用がなされていたの事例を集め,会報として編集,印刷することにした.原稿を集めてひとつの特集号を印刷したことは,漁業懇話会では初めての試みでもある.そしてここに50以上の事例が原稿として寄せられ,印刷された.この特集号を編集するにあたり,投稿された原稿をいくつかの項目に分ける作業を行った.まず大きく二つ水中映像の撮影技術の面と,利用の面に分けた.さらに水中映像の撮影技術として,対象となる漁具によって固定漁具と運用漁具に分けた.この漁具の違いは,そのまま必要な撮影技術の違いに反映されると考えたからである.すでに,この特集号として印刷されたことで,これらの貴重な映像の存在が記録が残されたことになる.しかし,実際に動く映像をどのようにして評価して,残していくべきか,この分野にどのような形で役に立てて行けばよいのか,これをきっかけに話し合われ,水中映像の利用がさらに展開されることを期待していきたい.

2003年4月
編 者  東海 正
秋山清二


漁業懇話会「漁業研究における水中映像の技術とその利用事例」 原稿募集の案内

企画責任者 漁業懇話会副委員長 東海 正

漁業懇話会では,上記表題による特集号を懇話会報として刊行し,合わせて平成15年度日本水産学会春季大会開催時の平成15年4月1日に講演会を企画しています.

近年,漁具の改良やその普及に水中映像が大いに活用されています.特に,最近では,管理型漁業の一環として選択漁具など漁具の改良が県試験研究機関や漁業者自身で行われ,こうした現場での水中映像を撮影する技術が要求されています.その一方で,水中映像を撮影するには乗り越えるべき技術的な障害も多いものの,これまでにこうした撮影技術についてまとめられたものがなく,それぞれに苦労している現状にある.そこで,撮影に成功したか否かに関わらず,水中撮影の機器構成や映像例を含めて,できるだけ多くの漁業研究における水中映像の事例を印刷原稿として集め,漁業懇話会報として刊行し,さらに講演会を開催することで情報の交換を図りたいと思います.

漁業懇話会の原稿は,別添えした例1(PDF)例2(PDF)を参考にご準備ください.原稿執筆の要点は,次のとおりです.A4判の用紙2ページないし4ページに表題,氏名,所属,連絡先,目的(対象魚種や漁具など),水中映像撮影に使用した機器類,映像例(白黒印刷を予定),結果と問題点などをまとめて,そのままで印刷できるように作成してください.できるだけ多くの事例を集めるためにも,一人あたりの提出数に制限を設けません.特に,広く情報交換を進めるために,漁業懇話会講演会に参加されない方でも原稿の提出は可能です.この原稿を下記の宛先に12月20日(締め切り必着)で提出願います.

提出された原稿は,東海,秋山(東水大),渡部(水工研),清野(東大院)山根(近畿大)を編者として,いくつかのカテゴリーに分類して,査読編集の作業を行います.原稿を提出していただいた方には,印刷された懇話会報をお送りさせていただきます.

さらに,提出いただいた原稿の中から,撮影の苦労した点を含めて技術面や利用面で興味深い事例について,講演をお願いしていきたいと思います.この講演会の総合討論では,水中映像のライブラリー化や,水中撮影された映像からの数値,定量化の問題,水中撮影とその技術の業績としての評価という問題についても,議論を行う予定です.

提出先および問合せ先
〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京水産大学海洋生産学科 東海 正
(問合せは,tokai@tokyo-u-fish.ac.jpにメールでお願いします.)