平成25年7月23日
独立行政法人 水産総合研究センター
公益社団法人 日本水産学会

「水産技術」刊行の趣旨と内容 〜技術の伝承・継続〜

 「水産技術」は、水産業に役立つ技術開発(手法や装置の開発、改良など)の成果をいち早く伝え、最新技術の活用促進を目的とした技術論文誌です。水産業にはいろいろな技術が係わっているため、本誌は、資源、海洋、増養殖、水産工学、流通加工等、幅広い分野を対象としています。本誌が、水産業に関わる研究者、技術者や実務に携わる専門家等に広く愛読されることにより、最新の技術開発成果が現場にすぐに活用され、新たな技術が生まれ、さらに後世に伝承されていくことが期待されます。
 通常の学術論文は、仮説を検証し再現できた事象や新しい事実の発見を取扱います。これに対し水産分野の技術開発は、自然を相手に現場での問題解決に取組むものであり、効果の実証に時間を要し、論文を書くタイミングを逸してしまうこともありがちです。その結果として、貴重な科学的知見が埋もれてしまうことになります。技術開発は新しい発想に基づくブレイクスルーとその後の改良の積み重ねが基本です。このため本誌では、新しい手法や装置の開発だけでなく、既存の技術の改良に関するものについても積極的に論文として取り上げます。調査航海や実験的研究の結果で、技術開発に結び付く事実の記述も重要であると考えています。
 本誌では、投稿された論文のひとつひとつを大切に精査し、読者の観点から、より理解しやすい論文へブラッシュアップすることを通じて、わが国における水産の技術論文のスタイルを確立したいと考えています。このことにより、より多くの水産技術者の足跡が本誌の上に残され、さらに次世代の技術者の育成と水産業の振興につなげて行くことを目指しています。

本誌に掲載する論文等の種類は、次のとおりとします。
① 原著論文: 水産に関するオリジナルな技術開発(新しい手法や装置の開発、既存の手法や装置の改良など)についての論文。
② 総説: 特定の技術開発分野に関する主要な文献内容の総覧とし,その記述は,単なる事実等の羅列でなく,特定の視点に基づく体系的なまとまりを持つもの。
③ 技術小史・技術論: 対象とする分野や水産生物等の利用に関するこれまでの技術開発の歴史を基に,技術開発の経緯及び技術開発内容について取りまとめたもの,あるいは,対象とする分野や水産生物等の利用に関する技術についての考え方等を取りまとめたもの。
④ 短報: 原著論文としてはまとまらないが,手法や装置の開発、改良などの過程で得られた成果で、新規性が認められ,いち早く報告する必要があるもの。
⑤ 技術報告: 水産に関する内外の(新しい)技術開発の内容や動向の紹介、技術的見地からの評価など、技術開発を促進し、普及・利用を図るための情報として価値があるもの。
⑥ 資料: 水産の技術に関連した実験・調査・装置の試作などの経過や結果のデータなど,技術開発を進める上で記録に残すべき価値のあるもの。
⑦ その他、企画・編集委員会で必要と認められたもの。

 本誌は、技術の普及を最優先と考え、独立行政法人水産総合研究センターのホームページでバックナンバーの全文を公開しています。投稿要領・原稿の書き方等も、閲覧、ダウンロードすることができます。 http://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/fish_tech/index.html
 原稿は随時募集していますので、ご投稿をよろしくお願いします。

名  称 :水産技術(英名:Journal of Fisheries Technology)
発行体制 :監修    公益社団法人日本水産学会
編集・発行 独立行政法人水産総合研究センター
投稿資格 :投稿者に制限はありません
問い合わせ:独立行政法人水産総合研究センター本部 研究推進部内
「水産技術」編集事務局  TEL 045-227-2600(代表)


平成20年6月10日
独立行政法人水産総合研究センター
社団法人日本水産学会

水産業の発展に役立つ技術を伝える「水産技術」の創刊

 独立行政法人水産総合研究センターと社団法人日本水産学会では、水産業に役立つ技術をいち早く伝え、最新技術の活用を促進することを目的に、このたび技術論文誌「水産技術」を年2〜4回刊行することとしました(創刊号は本年9月末刊行予定)。
 本誌は、水産業に関わる技術開発の成果を、技術開発の先端を走る研究者や生産の現場で活躍する技術者等の水産業に携わる多くの方々に紹介します。また、水産技術に関心がある方々に愛読されることを願うとともに、これまで記述されてこなかった様々な技術が次の世代に伝承していくような誌面作りを目指していきます。
 本誌は、技術の普及を最優先と考え、独立行政法人水産総合研究センターのHP等で全文を公開する予定です。
 なお、原稿は随時募集していますので投稿をよろしくお願いします。

名   称:水産技術(英名:Journal of Fisheries Technology)
発 行 体 制:監修    社団法人日本水産学会
 編集・発行 独立行政法人水産総合研究センター
投 稿 資 格:投稿者に制限はありません
問い合わせ:企画・編集事務局 業務推進部栽培管理課 清水智仁 TEL 045-227-2717
投稿要領はhttp://www.fra.affrc.go.jp/bulletin/bull-index.htmlにて公開しています。

本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間 広巳  TEL:045-227-2624
業務企画部 チーフ研究開発コーディネーター 有元 操   TEL:045-227-2710


「水産技術」創刊の趣旨と内容 〜技術の伝承・継続〜

独立行政法人 水産総合研究センター
社団法人 日本水産学会

 水産技術は、水産業に役立つ技術開発成果をいち早く伝え、最新技術の活用促進を目的とした技術論文誌です。水産業にはいろいろな技術が係わっているため、本誌は、資源、海洋、増養殖、水産工学、流通加工等、幅広い分野を対象としています。本誌が、水産業に関わる研究者、技術者や実務に携わる専門家等に広く愛読されることにより、最新の技術開発成果が現場にすぐに活用され、新たな技術が生まれ、さらに後世に伝承されていくことが期待されます。
 学術論文は、仮説を検証し、再現できたものが報告されますが、水産分野の技術開発は、自然を相手としているため、再現実験に時間を要し、論文を書くタイミングを逸してしまうこともありがちです。その結果として、貴重な科学的知見が埋もれてしまうことになります。技術開発は結果の積み上げが基本であるため、本誌は、科学的な裏付けがとれた結果であれば論文として取り上げます。調査航海や実験研究で得た結果の記述も重要な知見と考えています。
 本誌では、投稿された論文のひとつひとつを大切に精査し、読者の観点から、より理解しやすい論文へブラッシュアップしたいと考えています。このことにより、よりたくさんの技術者の足跡が本誌の上に残され、さらに次の世代の水産における技術者を育成することができると考えています。このことは、本誌の特徴であり、重要な使命であると考えています。
 本誌は、これらの活動を通して水産業発展の一翼を担うことを目指しています。

本誌に掲載する論文等の種類は、次の通りとします。
原著論文:
  オリジナルな技術開発についての論文。
総説:
  特定の研究領域に関する主要な文献内容の総覧とし、その記述が単なる羅列でなく、特定の視点にもとづく体系的なまとまりをもつもの。
技術小史・技術論:
  これまでの技術開発の歴史を基に技術開発の経緯及び技術開発内容についてとりまとめたもの、あるいは、ある分野における技術についての考え方をとりまとめたもの。
短報:
  実験結果や手法などに技術的な新規性若しくは価値が認められ、いち早く報告する必要があるもの。
資料:
  限られた部分に関する実験結果や新しい手法等の技術開発情報として価値があるもの。
技術情報:
  知的財産情報など、広く内外の新技術に関するもので。原則として、企画・編集委員会で情報を収集したもの。
その他、企画・編集委員会で必要と認められたもの。
  国内外からの投稿を受け付けます。原稿は原則的に日本語としますが、企画・編集委員会が認めたものに関しては、この限りではありません。
以上


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