<転送歓迎>

みなさま
 長年海を見てきた漁業者の証言をもとに、「同じ過ちを繰り返さない」ための予防策について議論します。
 東京湾で海洋環境悪化の原因が相当解明されていたにもかかわらず、次々と瀬戸内海などの湾域の同様のパターンでの悪化がそれにつづき、さらに有明海の悪化も予防できず現在進行させている状態をどう考えたらいいのでしょう?
 海の再生や悪化防止のために、漁業者の経験知から学び、市民がインターフェースとなって、みんなの海を大切にしていく社会的方法論も議論したいと思います。
 現在、深刻な状況にある有明海からの緊急報告もいただける予定です。
 2年前に日本で開催されたEMECS会議でのNGOフォーラムを発展させ、国内外の海のネットワークづくりを目指す企画です。年末の御多忙な時期に申し訳ございませんが、ご参集いただけましたら幸いです。

清野聡子@東京大学大学院 総合文化研究科


EMECS 東京湾フォーラム「まだ間に合う? 歴史に学ぶ」(12月7日 東京)


 東京湾や瀬戸内海、伊勢湾など閉鎖性海域は、豊かな漁業資源など多くの恵みを私たちに与えてくれてきました。しかしながら、開発など海の変遷が進む中、その豊かさも失われつつあります。
 このたび、このような海の変遷を検証する中で、失われた環境を回復し、残された自然を保全するためには何が必要かを考えることとし、その切り口として漁業を取り上げ、「まだ間に合う?歴史に学ぶ」と題して、エメックス東京湾フォーラムを開催することといたしました。多数のご参加をお願いいたします。

開催日時:平成15年12月7日(日)13:00〜17:00
場  所:船の科学館オーロラホール
東京品川区東八潮3-1
主  催:財団法人 国際エメックスセンター
(「閉鎖性海域における環境修復・創造に向けた環境NGOのパートナーシップ構築事業」)
プログラム

 総合司会小島あずさ(クリーンアップ全国事務局)
 木村 尚(NPO法人 海辺つくり研究会)
12:00開 場
13:00開 会
  映像紹介「昔の東京湾を振り返る」
13:15講 演「海辺の履歴 −大勢の人々の証言に学び、予防を考える」(開催趣旨説明を兼ねて)
  清野聡子(東京大学大学院総合文化研究科)
13:40事例報告(海はどのように変わってきたか?漁師・市民から見て)
  1) 大野一敏(千葉県船橋市の現役漁師)
  2) 斉藤金作(NPO法人川崎の海の歴史保存会理事長・川崎の元漁師)
  3) 瀬戸内海の漁師 岡山県と大分県から
  4) 有明海の漁師 長崎県と熊本県から
  インタビュアー 安元 順(かわさき・海の市民会議事務局次長)他
  (休 憩)
15:15事例報告(続)
  5) 辻 淳夫(藤前干潟を守る会)
15:30ディスカッション「歴史から何を学ぶか」
  (全員参加ディスカッション)
17:00閉 会
参加費:無料
定 員:150名
申し込み方法:あらかじめE-メール又はFAXで、お名前、所属団体、役職名、住所(又は所在地)、電話番号、FAX番号、E-メールアドレスをご記入の上、下記までお申し込みください。(参加証等は発行しません。)
送付先:財団法人国際エメックスセンター「EMECS東京湾FORUM」係 担当:石原
TEL 078-252-0234 FAX 078-252-0404
Eメール ishihara@emecs.or.jp
〒651-0073 神戸市中央区脇浜海岸通1-5-1 IHDセンタービル3階
交通案内

電 車:新交通「ゆりかもめ」新橋駅より(16分)船の科学館駅下車
「りんかい線」大崎駅・新木場駅より東京テレポート駅下車徒歩10分
都バス:JR浜松町駅より「東京ビッグサイト・国際展示場駅ゆき」約19分
地下鉄東西線門前仲町駅より「東京テレポート駅前ゆき」約30分
地下鉄有楽町線豊洲駅より「東京テレポート駅前ゆき」約15分
この事業は、平成15年度環境事業団地球環境基金の助成を受けて開催されます。

参加申込書(PDF